あなたにもできる!北米カナダに永住する方法7選

雄大な自然とモダンな都市部が融合する国カナダ。

さまざまな人種によって成り立っている多民族国家であり、移民者にとって暮らしやすい国のひとつとして知られています。

今回はカナダの永住プログラムの中で特に日本人に人気のプログラムと、その申請条件の一部をご紹介します!

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カナダ国外の職歴を使って移民する ―Federal Skilled Worker Program

Federal Skilled Worker、通称FSWと呼ばれるプログラムはカナダ国外で職歴がある方向けのプログラムです。

カナダに滞在したことがない人でも移民できる可能性の高いプログラムになります

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申請条件

  • Express Entryに登録後、FSW申請のための招待状が届いていること
  • 過去10年のうち1年以上、カナダ国外での職歴(NOC 0, A, B)があること
  • ビジネスやコミュニティにおいて十分実用的な英語力またはフランス語運用能力があること(Canadian Language Benchmarkで7以上)
  • 移民後に定住するための経済基盤が整っていること
  • ケベック州以外の州に住む予定があること

スキルドワーカープログラムの詳細はこちらから:カナダ永住権の申請プロセスと取得方法を解説 (スキルドワーカー移民方法)

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カナダでの就労経験がある方向けのプログラム ―Canadian Experience Class

CECと呼ばれるこちらのプログラムではカナダ国内での就労経験が問われ、カナダ国外での就労経験は必須ではありません。

例えば、日本の大学を卒業後にカナダで就労経験を積んだ人などにアドバンテージのあるプログラムになります。

ただし、Express Entryのポイントを上げるためには就労経験を国内外問わず積んでおくことをおすすめします。

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申請条件

  • Express Entryに登録後、CEC申請のための招待状が届いていること
  • カナダ国内で過去3年のうち1年以上の職歴(NOC 0, A, B)があること
  • 英語またはフランス語の運用能力は日常会話に問題がなく、ビジネス英語やコミュニティ英語においては初級レベル(Canadian Language Benchmarkで5以上)
    ただし、NOC 0またはAで仕事をしている場合は、ビジネスやコミュニティにおいて十分実用的な英語力またはフランス語運用能力(Canadian Language Benchmarkで7以上)が必要
  • ケベック州以外の州に住む予定があること

このクラスの条件を満たすためにはなんらかの方法で1年以上の就労ビザを獲得し、カナダで1年以上仕事をする必要があります。

多くの人がワーキングホリデーやポストグラジュエート就労ビザ、LMIA就労ビザで仕事をしています。

各就労ビザの特徴はこちらから:働く前に必ずチェック!カナダの就労ビザ【難易度別】

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機械、調理、農林業に強ければ ―Federal Skilled Trades Program

これは国内外を問わず、過去5年のうち2年間、指定業種での職務経験が問われるクラスです。

指定業種とされる職業は建設、メンテナンス、電機、農業、林業、調理関係となり、いずれの業種においてもハイレベルな職業に就いている必要があります。

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申請条件

  • Express Entryに登録後、FSTP申請のための招待状が届いていること
  • 過去5年のうち2年間、指定業種での職務経験がある
  • 指定業種でLMIAより承認されている1年以上のジョブオファー(外国人労働者がカナダに必要であると政府から承認され、裏付けを得ている内定書)を貰っていること、または州政府から発行される資格証明書が必要
  • 初級ビジネス程度の会話能力と、日常レベルの読み書きができる程度の英語力またはフランス語運用能力(Canadian Language Benchmarkでリスニング、スピーキング5、ライティング、リーディング4)
  • 職種に要求される資格などの雇用条件を満たしていること
  • ケベック州以外の州に住む予定があること

保育士や介護士などとして移民をする ―Caregiver Program

ケアギバーとは、個人宅でナニーやチャイルドケアギバーとして子供の保育に携わる人、または看護師や介護士として介護を必要とする人たちのケアに従事する人たちのことを指します。

ケアギバープログラムには保育プログラム介護プログラムの2つがあります。

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申請条件(保育プログラムの場合)

  • 過去4年のうち2年以上、カナダ国内で在宅ナニーや在宅チャイルドケアギバーなど、18歳以下の子供のケアに取り組んだ経歴がある
  • 英語またはフランス語の運用能力は日常会話には問題なく、ビジネスやコミュニティにおいては初級レベル(Canadian Language Benchmarkで5以上)
    カナダ国内または国外で専門学校、大学レベルの教育を1年以上受けていること

申請条件(介護プログラムの場合)

  • 過去4年のうち2年以上、カナダ国内で公認看護師、介護士などとしての経歴がある
  • 英語またはフランス語の運用能力は日常会話には問題なく、ビジネスやコミュニティにおいては初級レベル(Canadian Language Benchmarkで5以上)
    職業によってはビジネスやコミュニティにおいて十分実用的な英語力またはフランス語運用能力(Canadian Language Benchmarkで7以上)が必要になる場合があります。
  • カナダ国内または国外で専門学校、大学レベルの教育を1年以上受けていること

アーティスト、アスリート、農業経営者として移民をする ―Self-employed Program

これはアーティスト、アスリート、農業経営者など、芸能、文化、競技、農業の分野において世界レベルで活躍できるような方、または個人営業によって生計を立てられるような方へ向けたプログラムになります。

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申請条件

  • アーティスト・アスリートとして世界レベルの経験、または関連分野での個人営業を過去5年以内に合計2年以上行っているか、農業経営者として2年以上の経歴があること
  • カナダの経済発展に貢献できること
  • 経験、教育、年齢、語学力、適応力の5つのフィールドより算出されるポイントの最低条件を満たしている(100ポイント中35ポイント)

家族からのサポートを得て移民をする ―Family Sponsorship

カナディアンや永住権保持者がスポンサーとなり、家族の永住権獲得をサポートできるプログラムです。

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スポンサー側は経済面で自立していて家族の生活面や経済面を支えられること、スポンサーされる側はカナダの安全を脅かすような深刻な犯罪歴がないことが審査の主なポイントとなります。

申請条件

  • 家族とは配偶者、子供(19歳以下で未婚)、養子、両親、祖父母、兄弟や姉妹、親戚など(ただし条件あり)を指します
  • 配偶者とは結婚という形以外にも、同居をして12ヶ月以上経過したコモンローパートナーなどがあります。また同性同士の婚姻も認められています
  • 配偶者を通して移民をする場合、過去の婚姻歴に問題がないこと(暴力や慰謝料の支払い滞納など)
  • スポンサーは雇用や貯蓄など移住後も経済的に家族を支援し続けられるほどの基盤があること
  • スポンサー側が2012年3月以降に配偶者としてスポンサーされた場合、PRを獲得してから5年以上が経っていること
  • スポンサーが過去5年(2012年3月以前の場合は3年)以内に他の配偶者をスポンサーしていないこと

ファミリークラスの詳細はこちら:カナダ人と国際結婚!移住に必須のファミリークラス永住権申請方法

上記以外の条件で移民したい ―Provincial Nominee Program

Provincial Nominee Program(州推薦プログラム)とは、カナダの各州が提案をしている州独自の永住プログラムです。

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州に不足している人材を補うため、国の設ける永住プログラムと比べると州によっては多少緩い条件で移民ができることがあることが特徴です。

各州に複数のプログラムが存在するため、すべてのプログラムと条件をここでご紹介することはできませんが、以下が条件の一例となります。

  • ハイレベルな職業でないNOC C, D(例:ウェイター、販売員、ツアーガイドなど)での移民が可能(マニトバ州、ユーコン州、一部のB.C.州など)
  • Express Entryを使う場合でも、低いポイントで移民申請のための招待状が届くことがあります(オンタリオ州など)
  • 投資移民プログラムが利用可能(ケベック州、マニトバ州など)
  • アルバータ州の1年以上のカレッジまたは大学のプログラムを卒業し、卒業生用就労ビザでNOC C以上の仕事をしていること(アルバータ州)

※各州によって条件が大きく異なるため、詳しくは州政府のウェブサイトをご覧いただくか、専門家にお問い合わせ下さい。

最後に

カナダの永住プログラムはここでは紹介しきれないほど多岐にわたります。

ご自身の状況を把握することと、選ぶプログラムをマッチングさせることで、永住権獲得までの時間や労力を大幅に軽減することができます。特にProvincial Nominee Programは比較的緩い条件で申請できるものが多いため、経済的な負担を減らすことも可能です。

自分にぴったりの永住プログラムを見つけて、無駄なく移民の準備をしましょう!

※2016年10月現在の情報を判断基準としています。申請条件などは移民法改正や個別のケース、申請方法によって変動する可能性がございます。詳しくは移民弁護士などの専門家にお問い合わせください。

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