世界1住みやすい都市上位ランク常連都市で知られるバンクーバー。その理由のひとつとして「治安の良さ」があげられています。
が!とは言ってもここは日本ではなく海外です。
日本での大々的に取り上げられましたが、カナダ・バンクーバーに語学留学していた古川夏好さんが遺体となって発見された事件もありました。
北米では比較的に治安が良いと言われるバンクーバーであっても、犯罪の発生率は日本の約9,4倍です。(Consulate-General of Japan in Vancouver より) バンクーバーに潜む危険をしっかりと理解しておきましょう。
【カナダの関連記事はこちら】
- 短期滞在のはずがバンクーバー移住!その5つの魅力とは
- バンクーバーの物価事情を紹介(収入、家賃、交通費、食材など)
- カナダのチップ制度について詳しく解説します
- カナダのビザトラブル実例!本当にあった恐怖の強制送還
↑カナダ滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去の記事一覧はこちら
バンクーバーの危険地域
では実際にどのような場所でどのような犯罪や危険があるのでしょうか。
①Chinatown(チャイナタウン)
多くの観光客や地元の買い物客で賑わうエリアで、昼間は問題ありませんが、夜の街歩きは絶対に避けるべき場所です。
特にEast Hasting通りは昼間でも危険で、出来る限り避けおきたい場所です。
ここはホームレスや薬物中毒者がひしめくエリアで、一度見ればすぐに危ないとわかるほど薬でおかしくなってしまった人が集まっています。
すりやひったくりの多い地域なので昼間でも身に着けているものには注意してください。また注射器なども落ちていますが、絶対に触らないようにしてましょう。格安のホテルやアパートがあったらこの地域の可能性が高いので安くても避けることをお勧めします。
②Gastown(ガスタウン)
観光スポットとて人気のガスタウン。
観光で有名なSteam Clock(蒸気時計)や赤いレンガのビルがたくさん立ち並ぶレトロでおしゃれな通りで、お土産ショップも数多くあります。
おしゃれなバーやレストランなども多く、夜遅くまで人通りが多いのですが、ガスタウンはダウンタウンとチャイナタウンの中間に位置しており、特にチャイナタウンは夜の治安が悪いので、ガスタウンの東側、ギャッシーの銅像より先は暗くなってからは近づかないようにしましょう。
明らかに人通りが少なくなるので、すぐにわかります。
③Stanley Park(スタンレーパーク)
湖や川、多くのハイキングスポットや水族館、サイクリングやランニングをする人でも賑わう、広大な公園で、昼間は観光客も多く訪れる、ローカルにも観光客にも人気のスポットです。
しかし夜は街灯がないため、日没後は真っ暗になり、ホームレスや薬物中毒者が寝場所として利用しているところも多いので、日没後は避けましょう。
以前に殺人やレイプも発生している場所で夜は大変危険が多いです。
スタンレーパークは広大な公園としてとても有名ですが、バンクーバーにはその他にも公園が多くあります。ですが、街灯がない所がほんどです。夜はどこの公園も危険ですので避けるようにしましょう。
④バンクーバー国際空港(YVR)
数多くの犯罪が発生しているなかで、その多くを占めるのが窃盗。
そしてその窃盗が多いのがこの国際空港。特に空港ではパスポートやお財布の入った荷物からは絶対に手を離さないようにしましょう。
また空港内に両替場があり、多額のお金を両替する人も多くいます。警備が厳重である空港内では大丈夫かもしれませんが、強盗はそれを見ていて尾行した後に、人気の少ない場所で襲ってくるというパターンも増えているそうです。
レートもよくありませんので、両替は日本またはバンクーバー市内で行うようにしましょう。
⑤Surrey(サレー)
観光客は行くことはない場所ですが、地元の人が気をつけているのがEast Vancouver(イーストバンクーバー)と呼ばれるエリアです。
サレーは犯罪地区代表のような扱いで、ギャングの銃撃事件などの凶悪犯罪の多い場所でも有名です。
この地域はホテルや家賃も安くなりますが、避けることをお勧めします。ダウンタウンからとても遠いので行く機会のない人も多いかも知れませんが、カナダ人でも避けたいというような場所ですので、頭に入れておきましょう。
その他の危険
このように特定の場所には多くの危険がありますが、それ以外にも知っておくべき危険がいくつかあります。
①可愛い見た目でも要注意!
バンクーバーにはいたるところに野生動物がたくさんいます。
リスやスカンク、アライグマなど。見た目はとても可愛いのですが、野生の動物ですので病原菌を持っている可能性がるので触らないようにしましょう。またハイキングなど自然の中でのアクティビティが人気なバンクーバー。
人がほとんど来ないような山の中で野生の熊が現れることもあります。夏はキャンプに行く人も多いのですが、行く場所などは事前にしっかりと調べておきましょう。
②車の中身は空っぽに!
車上荒らしの多いバンクーバー。
自分のマンション内の駐車場であっても発生することも少なくありません。車の窓ガラスを割って、車内の荷物を盗んでいきます。車の中は空っぽにしてください。
上着1枚であってもシートの下に隠すか、車内に残さないようにしましょう。
取り外し可能なカーナビは外して必ず見えないように隠してください。とにかく車から離れる際は、車の中は空っぽに見えるようにして防ぎましょう。
③一人での行動は気を付けて!
部屋を探していて、部屋を見学に行く際に女の人が一人で行くのは危険です。
そこからレイプをされたということが過去に起こっています。
また男だから安心という考えの人も多いかもしれませんが、ゲイの多いバンクーバーですので、男の人のレイプもあります。女子の一人行動や、一人で素性の知らない人と会うのは避けましょう。
注意点
- 危険なエリアや危険な時間帯を避けて行動する。
- くちの開いたバックを持たない。
- 電車やバスで居眠りをしない。
- 財布を裸で持たない。
- カフェやレストランで財布をテーブルに出したままにしない。
- 裏道はホームレスや薬物中毒者が多いので、メインの通りを使うようにする。
- 車内に物を残さないようにする。
自分の身は自分で守りましょう
このように治安が良いと言われるバンクーバーでもいろいろな犯罪や危険があります。
でもこの情報を知って、自分のちょっとした意識の違いが自分を守ってくれるでしょう。
バンクーバーにはホームレスや薬物中毒者が数多くいます。街中でも大麻の臭いがいたるところでしています。またホームレスはお金をくれと話しかけてきます。現地で英語を話したい人も、海外の友達を作りたいと思う方もたくさんいると思います。
ただ話す相手や話し方には気を付けましょう。
いろいろなことを伝えてきましたが、バンクーバーはなんて危険なんだと治安に関して考えすぎてしまっては楽しむことも、訪れることさえも出来ません。もちろん危険はありますが、ちゃんと注意していれさえすればバンクーバーは安全です。
ただ日本とは違うということを忘れないでください。
であれば、とても美しい場所ですし、人もフレンドリーで優しいですし、楽しんで生活出来るはずです。
日本は本当に治安の良い国です。(もちろんそれでも犯罪はありますが。)だからこそ日本人は気を抜きやすいですし、狙われやすくもあります。
だからこそ自分の危険に関するセンサーをどこにいても意識してください。そうすれだ多くの危険を防げることは間違いありません。またバンクーバー素敵な場所ですので、ぜひちゃんと理解した上で訪れてください。
【カナダの関連記事はこちら】
- 住み心地が良すぎた街ウィスラーの魅力5選
- 移民者が語るカナダの首都・オタワ移住の魅力を紹介します
- 女子必見!安全に楽しくカナダ生活を送るための準備と心構え8つ
- トロントに移住する魅力を在住者に聞いてみた
- カナダ永住権を取得する7つの種類と方法
↑カナダ滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去の記事一覧はこちら
世界中の日本人が参加する「せかいじゅうサロン」
世界へ広がる海外移住コミュニティ
世界中の日本人同士が繋がり、情報提供したり、チャレンジしたり、互助できるコミュニティ「せかいじゅうサロン」
参加無料。気軽に繋がってください。(2022年6月時点:参加者3600名超えました)
“【特別公開】世界で自由にひとりIT起業”
WEBマーケティングスキルは「世界どこでも働けるワークスタイル」を可能に。
1年で海外居住資金も作れるWEBスキル講座を無料配布中↓