カナダの大学ランキング!上位10校の特色や学費をご紹介

カナダの大手出版社Maclean’s が毎年末に発表する、「University Rankings Canada」

日本の受験情報誌のようにカナダ国内の大学及び大学院に関する情報を様々なランキング形式で掲載する1年に1回の増刊号はカナダの大学にとっては欠かせないものです。

Maclean’s では、Statistics Canadaが収集した情報をもとに以下の5つに分けて大学ランキングを作成しています。

  1. 総合大学(学士号~修士号までのプログラムを用意)
  2. 総合大学(医学部および学士号~博士号課程が設置されている)
  3. 学士号課程のみの大学(4年制、大学院プログラムなし)
  4. 生徒からの人気度
  5. 学部別にみた大学ランキング

今回はこの中でも、生徒にとって学士号(Bachelor’s degree)から博士号(PhD)まで幅広い選択肢を持つ「3. 薬学部および学士号~博士号課程が設置されている総合大学のランキング」を各大学の特色や学費と共にご紹介します!

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カナダの総合大学ランキング2017

※2016.10.26
※参考: University Rankings Canada by Maclean’s.ca

1. McGill University (マギル大学)

カナダにおける長い歴史をもつ大学のひとつ。

300のコースを提供し、特に人気の医学部と法学部はカナダの大学の中でもマギル大学が最初に設置した。

留学生の割合は20-30%程度。カナダの現トルドー首相も文学を専攻し、学士号を取得している。

*このランキングにおける
蔵書量、図書館運営費、文系学部保有の補助金額…1位
賞を受賞した生徒数…2位

2. University of Toronto (トロント大学)

300ものコースおよび1000以上のボランティア・部活動・課外活動の機会を提供している。

留学生の割合は全生徒数の約19%。北米における大学では5番目に規模が大きい大学であり、医学・工学・教育学においても北米トップクラスである。

*このランキングにおける
論文引用数、研究費用の充実度、賞を受賞した教員数、理系学部保有の補助金額…1位
賞を受賞した生徒数、文系学部保有の補助金額、図書館維持・運営費、生徒対応…2位

3. University of British Columbia (ブリティッシュコロンビア大学)

259のコースを提供し、カナダの現トルドー首相は本大学院で教育学を学んだ。

もともとはマギル大学の分校。留学生の割合は全体の25%。

バンクーバー市の郊外に位置し多様な自然に囲まれていることから林学や農学が盛んなほか、アジア研究にも力を入れている。

*このランキングにおける
賞を受賞した生徒数…1位
論文引用数…2位
生徒と教員の割合…3位

4. Queen’s University (クイーンズ大学)

カナダが国家と成立する前、まだ植民地時代に設立された大学。

高円宮憲仁親王が青年期に留学した大学でもあり、本学に留学する日本人学生向けには高円宮記念クイーンズ大学留学奨学金も設置されている。

80のプログラムを提供し、特に文理学部や工学部が人気である。留学生は全体の8%。

*このランキングにおける
賞を受賞した教員数…2位
図書館維持・運営費、奨学金の充実度…3位

5. University of Alberta (アルバータ大学)

カナダ西部におけるトップ大学の一つであるアルバータ大学は国内有数の研究がたいへん盛んな大学であり、国立研究所の所在地でもある。

大学・大学院合わせて317のコースを提供しており、特に医学・ビジネス・サイエンスに力を入れている。

留学生は全体の15%程度。先住民をはじめ地域のコミュニティとの交流を大切にしている。

*このランキングにおける
大学運営費用…1位
研究費用…2位

6. McMaster University (マクマスター大学)

大学・大学院合わせて230ものコースを提供し、特に医学と工学が盛んな大学である。

構内には株式のトレーディングルームや原子炉、美術館などがある。助成金を多く受けていることによる蔵書・文献量の多さや研究分野におけるレベルの高さでも非常に有名な大学。

*このランキングにおける
文系学部保有の補助金額、研究費用…2位

7. Dalhousie University (ダルハウジー大学)

カナダ東海岸に位置する大学。学部だけでも90のプログラムを提供し、その自然の豊かさから環境学や法学、医学、ビジネスの分野で秀でている。

留学生は全体の約14%。

赤毛のアンの作者であるモンゴメリ氏は本学の聴講生として文学を学んでいたことがあり、大学の図書館では彼女の実際の入学書類を見ることができる。

*このランキングにおける
生徒と教員の割合…2位

8. University of Ottawa (オタワ大学)

カナダの首都・オタワに位置する、国内で3番目に大規模な大学。400ものコースを提供し、特にビジネスや人文学系に強い。留学生は全体の6%で、首都に位置する大学にもかかわらず留学生、特にアジア人はそれほど多くない。英語とフランス語の両言語で授業を受けることができるのも人気の理由の一つ。

*このランキングにおける
生徒対応…1位
奨学金の充実度、理系学部保有の補助金額…2位
蔵書量…3位

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9. Western University

構内には図書館が7つあり、国内最大規模の蔵書・図書館システムを持つ。

学部だけでも200ものコースを提供しており、特に創立当初から存在する文学・神学・法学・医学部は高い人気を誇る。

留学生の少なさを大きな課題としている。カナダ最古の大学天文台及び大学美術館があることでも有名。

*このランキングにおける
蔵書量…2位

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10. University of Calgary

1966年設立と比較的歴史の浅い大学だが、80もの研究所を持つ研究において優れた大学として医学、法学から芸術まで様々なコースを提供している。

留学生は全体の約15%。ロッキー山脈内のバンフ国立公園までも車で1時間程と、自然にも恵まれている。

*このランキングにおける
大学運営費用…3位

カナダの大学選びは日本と違う!自分が求める基準で選出しよう

ここで一つ補足しておきたいのは、ここにあるランキングが全てではないということ

カナダでは州政府が運営する公立大学/大学院がほとんどで、基本的な仕組みはどこに行っても同じです。

一般的にいう「レベルの高い大学」というものはもちろん存在しますが、カナダの教育水準は基本的に高いために学生は様々な観点から大学を選び、出願します

例としては、

  • 奨学金の充実度
  • 蔵書量
  • 研究にかけている経費
  • 自分に合ったSupervisor(大学/大学院などで自分の研究を監督してくれる教授)
  • プログラムの内容や充実度
  • インターンシップやボランティア活動の充実度

など。

大学を選ぶポイントは個人によって違うし、大学に入ってから結果を残せるかどうかは自分自身なので「いい大学とそうでない大学」は最重要ではなかったりもします

また、カナダでは授業料が比較的安価なカレッジに行ってから授業料が高いユニバーシティに編入するという方法が合計の学費を抑えられるという理由から大変人気です。

筆者自身も、そのような方法で大学に通いました。

最初にカレッジを選んだ時には学費にしか注目しておらず、カナダで1,2を争う低学費のカレッジに行った結果、学生向けのサポート体制が適当だったり大学のロケーションが不便すぎる場所だったりとひどい経験をしました(笑)。

その経験を教訓に、

  • 大学に編入する際は学費だけでなく奨学金の充実度
  • キャンパスと寮の両方におけるセキュリティ体制
  • オンキャンパスのアルバイトの有無や数
  • 地域との連携度やボランティア活動
  • 留学生向けのサポート体制
  • プログラムの深い内容
  • 大学のロケーション

など様々な観点から絞り込みをしました。

カナダの大学選びは日本との違いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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