コロナ禍を利用して私がカナダ永住権を獲得した道のり

移民大国カナダですが、カナダ政府はコロナ渦になり移民をさらに受け入れる体制を整えてきました。

今後3年間でさらに多くの移民者を受け入れると発表していますので、海外移住を検討している方へカナダを移民先の候補として考慮してもらえるよう、この記事では私のコロナ渦での移民プロセスの経験についてお伝えします。

私がカナダで永住権をとるまで

カナダで永住権を取得するとひとことで言っても、たくさんの移民プログラムがありますし、この記事のケースが読者の方に当てはまるとも限りませんが、筆者が永住権を取得するまでしていたことを共有します。

1 カナダ留学をする前はなにをしていたか

カナダでの留学を始めるまでは、5年間大学病院で看護師として勤務していました。

大学を卒業し社会人になって4年経つ頃に、海外留学に興味を持ち始めて、いろいろ調べたり英語の勉強を始めたりし、5年間を節目としてカナダに飛び立ちました。

2 留学前の英語力は

留学前に英語の試験を受けていなかったので、正確な英語力はわかりませんが、高校生の時に英検3級を取得したことがあるのと、大学受験での英語学習、大学の必修授業で英語をとっていたというようなレベルです。

もともと英語がすごく好きだったというわけではなく、一般の大学生レベルの英語力で「My name is〜」が言える程度のスピーキング力でした。

3 留学してからは何をしていたか

留学を始めてから最初の1年間は語学学校に通い、英語を基礎から勉強しました。

留学前に単語帳を覚えたり、英文法を見直したりしていたので、最初のクラスはIntermidiate(中級)クラスから始められました。

語学学校在学中に、現地の看護学校に行きライセンスを取って働きたいと思うようになり、入学に必要な英語力を査定する試験「IELTS」を勉強し始めました。

幸いにも、通っていた語学学校にIELTSクラスがあり、ジェネラルクラスである程度レベルアップしたところでIELTSクラスに編入し、目標とするスコアを取れるように勉強しました。

語学学校に通い始めて10ヶ月目にIELTSを受験し、バンクーバーの看護学校に入学できるスコアをとれたため、留学エージェントを通して看護学校への入学手続きを開始しました。

ちょうど語学学校を卒業する次の月に看護学校入学の募集があったので、丁度いいタイミングで看護留学を開始できました。

カレッジ入学後は学生ビザを使って仕事ができるようになったので、週20時間はジャパレスで働いて資金稼ぎをしていました。

当時まだ語学力に自信がなく、ローカルのところで働くのは怖かったので、とりあえずすぐ働けそうな日系のレストランのキッチンを選びました。

ジャパレスで働き始めて1年経過したころに、ようやくHome Support Workerとしてローカルの訪問介護エージェントを通して訪問介護の仕事をし始めました。

このときから私の英語力の伸びは目覚ましかったと感じています。

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どの移民プログラムで永住権をとれたか

私は、2021年に突然発表された「Temporary resident to Permanent resident Pathway 」通称「TR to PR」というプログラムを通してカナダで永住権を取りました。

この移民プログラムは、コロナが流行しカナダへの留学生や移民者が激減したために、その時カナダ国内に一時的なビザで滞在している人を対象として、条件をクリアすれば永住権を申請できる、というものでした。

当時私は、カナダでカレッジを卒業したあとに看護師免許を取得して、ワークビザをサポートしてくれる病院か施設を探さないと移民はできないと思っていたので、このプログラムの発表はとてもラッキーでした。

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永住権を取ると決めてからの実際にかかった時間

語学学校で必死に英語の勉強をしていた頃は、永住権をとるなんて夢のまた夢と思っていたので、カナダに移民したいと強く思うようになったのはカレッジに通うようになってからでした。

なので、カレッジ入学から実際PR(永住)カードを受け取るまでにかかった期間は約4年半でした。留学開始から計算すると5年半なので、とても長いプロセスでした。

ジャパレスで働いていた頃に知り合った、永住権持ちの韓国人の友人は、レストランにビザサポートをしてもらって永住権を取得したそうですが、同様に合計5年くらいはかかったと話していました。

イミグレーションオフィスの事務作業がとてもゆっくりなことも要因ですが、英語力を上げて試験を受けたり、書類を集めたりと移民には労力を要するため、このくらいの期間はかかるかもと思っておいたほうが、ストレスを軽減できます。

移民プログラム「TR to PR」について

数ある移民プログラムの中で、私が申請した「TR to PR」について解説していきます。

この移民プログラムはコロナ禍の2021年限定のものだったので、募集人数が上限に達した時点で締め切られました。

ですが、カナダ政府は今後もより多くの移民を受け入れていくと発表していますので、これから移民したいと考えている人は過去の例を知っておくのは大切です。

1 対象者と募集人数

募集枠は大きく分けて6つでした。

募集枠 募集人数
医療従事者(英語スピーカー) 2万人
エッセンシャルワーカー(英語スピーカー) 3万人
カナダの公立学校卒業者(英語スピーカー) 4万人
医療従事者(フランス語スピーカー) 上限なし
エッセンシャルワーカー(フランス語スピーカー) 上限なし
カナダの公立学校卒業者(フランス語スピーカー) 上限なし

医療従事者には看護師、歯科衛生士など資格が必要なものがほとんどでしたが、唯一Home Support Workerという資格が必要ない訪問介護従事者も含まれていました。

最後の締め切りの日になっても、この枠は2万人の募集枠に対し約7000人の応募にとどまりました。

エッセンシャルワーカー枠は、レジ打ち担当、タクシードライバー、スーパーの品出し担当者などが該当し、この枠も申請開始から3ヶ月程度で募集上限に達しました。

カナダの公立学校卒業者は、卒業後にもらえる就労ビザで滞在している人がほとんどですが、永住権を取得するまでにはカナダでの就労期間が必要だったので、このプログラムによって時短になったようです。

ただこの枠は申請開始からたった1日で募集上限の4万人に達し、申請できなかった人も多かったようです。

参考サイト:https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/immigrate-canada/tr-pr-pathway.html

2 申請条件

申請するにはいくつかの条件がありました。

・英語力

CELPIPのすべての技能で4以上、もしくは

IELTSでReading:3.5 Writing:4 Listening:4.5 Speaking:4以上の英語力があること

・カナダでの勤務経験

申請時点で応募できる業種でカナダで就労していること、またカナダで1560時間のフルタイムの勤務時間があること、または過去3年以内に同等のパートタイムの勤務時間があることが必要でした。

他に申請時点でカナダ国内にいること、永住権取得後にケベック州以外に住む予定であること、不法滞在者でないことが要件でした。

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これからカナダ移民を考えている人へのアドバイス

カナダ政府の発表によりますと、2021年には合計40万5千人の移民を受け入れたそうです。

また今後のプランとして、2023年には46万5千人、2024年には48万5千人、2025年には50万人の移民受け入れを目標値としているようです。

そのため、いつ急に新たな移民プログラムが発表されても良いように、準備しておくとよいでしょう。

参考サイト:https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/news/2022/11/an-immigration-plan-to-grow-the-economy.html

1 英語の試験を受けておく

カナダの新しい移民プログラムは突然発表されます。

TR to PRのときは、CELPIP、IELTSともに発表後受験者が殺到し、どの会場も1ヶ月先まで受験予約で埋まるという現象が起きました。

そのためにも、今からできることは日々英語力を上げておくことです。

自分の英語力がどのくらいなのか知っておくためにも、一度受験しておくことをおすすめします。

また、一度受験するとそのスコアは2年間有効xですので、最低限のスコアさえ取れていれば、受験ができないために永住権申請できなかった、という悔し涙を流すことを防げます。

移民に必要なのはCELPIPもしくは、IELTSジェネラルですので注意してください。

2 出生証明書を取得しておく

移民する際に必要な書類の1つです。

日本には出生証明(Birth certificate)はありません。

日本から戸籍謄本を取り寄せて、日本大使館で出生証明を発行してもらうのですが、日本からの取り寄せに時間を要しますし、発行から有効期限がない証明書ですので、早めに取得しておいて損はありません。

まとめ

カナダは今後3年間でさらに移民を受け入れると発表していますし、年齢が若い人ほど重宝されます。

海外移住を考えている方は、カナダへの移民を検討してみてはいかがでしょう。

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