カナダの日本人保育士の日常。仕事探しの2つのノウハウと雇用事情

カナダ在住日本人保育士の日常

「カナダで保育士が永住権が取りやすいらしい」
「日本の保育士免許がカナダで使えるらしい」

と聞いたことがある人が結構いるんじゃないでしょうか?

日本の元・公立園の保育士、現・カナダ現地私立デイケアのECE(カナダの保育士)の私が

  • カナダの保育士ってどんな仕事
  • 給料は

などなど気になる疑問にお答えします!

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カナダの保育士資格について

まず最初に気になるのはカナダの保育士の資格について。

カナダの保育士免許は日本のものと違い、年齢ごとに分かれています。

まずはECE(Early Childhood Educater)。

カナダの保育士の基本の資格がこのECEと呼ばれるものになります。

ECEは3歳から5歳の年齢の保育士として1人担任ができます。

日本の3歳で20:1、4.5歳で30:1の担任配置と違いカナダでは8:1になります。

その次に言われるのがIT(Infant toddler)と言われる資格です。

この資格は、日本で言う乳児クラス(2歳まで)の主担任を行える資格になります。

この年齢のグループは、4:1の配置になります。

もう一つはECEA(Early Childhood Educater Assistant)と呼ばれる資格で、まだ学校を卒業していないECEを目指す学生が取得できる資格になります。

ECEAはアシスタントなので、他のECEまたはITがいない状態でクラスに子どもと一緒にいることができません。

日本と違い、担任1人に対しての子どもの配置が大幅に少なくなる分、必ず複数担任になるので日本のように自分のクラスという感じはあまりありません。

また、IT のクラスであっても、クラスに1人ITがいればECEも担任として勤務することができます。

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仕事の探し方は?私がおすすめする2つの方法

先程お話しした通り日本より保育士と子どもの割合が減るので、その分カナダも常に保育士不足の問題を抱えています。

ですので、ECEの求人は常にあります。

オンラインサイトを見ても毎日のように新しいものがアップされます。

ですが、要注意なのがIndeed等のWebサイトでの職探しです。

まず返事がほぼ返ってきません。

デイケアのオーナーも複数のサイトで求人をかけるので正直見てないことの方がほとんどだと思います。

じゃあ、どうやって探すのか。

私がおすすめの方法が2つあります。

1つ目:

まず1つ目は、Webサイトで求人を探し、そのデイケアのホームページをGoogleで探して直接園に連絡を取る方法です。

大抵のデイケアのホームページには園へ直接メールできるフォームやメールアドレスが記載されているので、そこからメールをしましょう。

保護者からの問い合わせメールが毎日のように届くので、園側も毎日確認している確率が高いので、返事が来る確率が上がります。

2つ目:

次に2つ目ですが、Facebookです。

実はカナダでは割とFacebookがよく使われています。

※日本から探す場合は、Facebookの所在地をカナダの住む予定の場所に必ず変更してください。

そしてその地域名とChildcareとFacebookの検索欄に入力してその地域のコミュニティグループの中に入ります。

例:Richmond childcare など

そういったグループでは、デイケア、ナニー探しをしている保護者、生徒の空きがあるデイケア、求人などがそのグループの中でやりとりされています。

また、自由に投稿することもできるので、持っている資格や経験などの自己紹介をして、求人を探していることを投稿しておくとデイケアのオーナーやナニーをしてほしい保護者などからメッセージが届きます。

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面接について

さぁ、求人を見つけることができたら次はいよいよ面接ですね。

面接は、正直日本と聞かれることは変わりません。

どうしてこの園を選んだのか、自分の保育観、自分の強みや弱点、日本を離れてカナダの保育を選んだのか、実際の保育の場面を想定してこういう場合どんな対応をするのが望ましいかなど。

必要書類について

面接の際に先に提出してほしいと言われる書類がいくつかあります。

まずは、レジュメ

これはいわゆる日本の履歴書になります。

日本と違うところは写真を貼らないところですね。

これは特にこの形式でと言われるものはありません。

テンプレートがネット上にたくさんあるので参考に作ってみてください。

その次に重要なのが2枚のreference letterと呼ばれる書類です。

日本語で言うと人物証明や推薦状に近いものになります。

自分のことを6か月以上知っている身内や恋人以外の人からのどんな人物なのかどんな仕事ぶりなのかなどの証明書を書いてもらいます。

私は前職場の園長先生と最初の園でお世話になった願いしました。

日本で書いていただいたものを英語に翻訳し、最後にサインを貰いました。

給与形態について

基本的な給与は時給制です。

給与日は、2週ごとに月に2回あります。

ECEの平均的な給与は、$19から$24くらいで求人に載っていると思います。

この給与額が$24だからいいなと思うとそれはまた違っていて、カナダのBC州では、月に2週間ガバメントからECE以上の資格を持っている保育士に対して+$4/hourでの補助金が出ています。

それを含めての$24つまり基本的な給与は$20なんてこともあるんです。

そこは要確認ですね。

また、外国人の場合給与が低く設定されることも多くあります。

特にカナダではコネクションやリファレンスが大事になるので、そこがない日本人は雇ってみなきゃわからないという所がネックになり低めに設定されます。

ただ、カナダの良いところで、仕事を頑張れば給与はどんどん上がっていきます。

私の場合最初は$17からスタートしました。

今思えばびっくりするほど低いんですが、その後1年半の間昇給を繰り返し、基本給が$21まで上がりました。

また、オーナーから年に数回$500ほどのボーナスも頂いています。

その後シニアバイザーなどのポジションが付き、さらに給与は上がっています。

仕事を頑張れば頑張るほどきちんと評価される。

これはカナダの良いところですね。

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カナダ保育士の生活

カナダのデイケアは、日本の保育園と違い、早朝、延長の保育士はいません。

なので早朝から園長まで正規職員のシフト制になっています。

私の園の場合、7:30amから5:00pmの営業になるので、7:30〜3:30,7:45〜3:45,8:00〜4:00,8:15〜4:15,8:30〜4:30,9:00〜5:00のシフトがあります。

基本的に先生達は自分のシフトの5分前に来ます。

日本じゃ考えられないですよね(笑)

私のシフトの場合

7:15 出勤

クラス準備

  1. 前日に消毒して乾かしたおもちゃを玩具箱へしまう
  2. 出欠連絡、保護者からのメッセージ確認、返信
  3. 子どもたちの使うハンドタオルの準備
  4. アクティビティの準備
  5. 7:30 開園

保護者が子どもたちをDrop offします。

保護者からの連絡事項を聞いたり、他の担任からの引き継ぎ事項の確認など。

天気が戸外で良ければ合同保育、雨ならば3歳以下と3歳以上に別れて過ごす。

他のクラスの人数を確認し、クラスの人数配置の確認、配置替え。

8:30 保護者からの連絡を各担任に引き継ぎ、クラスへ子どもたちを連れて行く。

登園した子からアクティビティをしたり、自由遊びをしたりして過ごします。

8:55 片づけ、手洗い

9:00 おやつ

9:30 オムツ替え

外遊び準備

9:50〜10:30 外遊び

10:30〜10:40 上着を脱がせ、インサイドシューズに履き替える。

10:40〜11:00 サークルタイム

日本で言う朝の会。内容は歌やヨガ、sounds phonics,counting

や天気、曜日、月など勉強要素を取り入れています。

11:00〜11:30 メインのアクティビティ

曜日によってSTEM(Scieince,Technology,Engineering,Mathematics)

Art,Little chef,Music,Socialなどのテーマで内容を考えます。

11:30〜12:00 ランチ

12:00〜12:20 おむつ替え

12:20〜2:30 お昼寝

2:30 おむつ替え

おやつ

3:15〜 外遊び

もちろんこの後に残業なんてありません。

さいごに

大自然いっぱいなカナダでのゆったりした保育、そして残業なしで自分の時間もしっかり確保できる生活素敵だと思いませんか?

ワーホリを使ってしまった、年齢でワーホリが使えないそんな方も、学生ビザで入国して資格を取得して就労ビザを取って永住権取得。

そんな道があるのもカナダの保育士を目指す魅力かもしれませんね。

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