カナダのトロントで結婚し、永住権を取得し、カナダで3年在住しているEGさんに聞いたトロントで生活する魅力を紹介します。
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トロントへ移住したきっかけは?
以前に、アメリカの西海岸に短期留学したことはありますが、今度は東海岸へ行きたいと思って、トロントへ留学しました。
そのとき、この都市が好きになったことがきっかけです。
移民が多い街なので、自分が外国人として、働いたり、生活しやすいということを感じました。
その後、ワーキングホリデービザで再度カナダへ行き、カレッジに通いながら、ワークパーミットをとり、今は学びながら、働いています。
※University:四年制大学、College:専門学校
トロントという都市の魅力
1.移民が多いこと
いろんな国からの移民が多いのですので、人種や年齢、性別で判断がされません。
例えば、採用活動において、履歴書には生年月日は書きませんし、写真も貼りません。
そういったことを判断をしないという点が挙げられます。
法律ではそれが差別になりますので、移民を受け入れる国なんですね。
そういう点で、自分が他の国から来た移民ということで、すごく過ごしやすいな、と感じます。
2.残業がない
日本のように残業をする人がいません。
9時〜5時で仕事を終えて、仕事のあとは、自分の時間をすごく大事にしている人が多いです。
自分の生活を楽しめるかな、と感じます。
3.ロケーション
ニューヨークへも車で1時間でいけます。
4.都会でも自然を楽しむ
冬が長いので、大変なこともありますが、トロントでは夏や秋は、自然を楽しめるという場所はあります。
寒い時は寒いですが、こちらの建物はセントラルヒーティングといって家ごと温めているので、建物のなかはすごく暖かく、過ごしやすいです。
5.カナダの永住権の取りやすさ
西海岸のカリフォルニアには留学した経験がありますが、アメリカは永住権・グリーンカードを取得する難しさがある印象でした。
カナダの永住権は、今は少し厳しくなってきてはいますが、カレッジに行けば、移住できるチャンスが十分にあるところです。
6.自分の頑張り次第で、可能性がある
カナダに永住したいと思ったのはカレッジに通っていたときです。
自分の頑張り次第で、いろんな道が広け、チャンスがあるかなと思ったからです。
カナダなら、日本ではできない経験ができて、カレッジで勉強をしていても、達成感や充実感を感じることができたからです。
カレッジでは、移住したいクラスメートもいるので、そういう人に刺激を受けたのもあります。
7.治安面は安心できる
あまり夜中は出歩かないのですが、夜歩いていて、危険だなと思うことはほぼないです。
ただ、シェルターというか、薬物を使っている更生施設などの近くにはいかないようには、言われています。
バンクーバーの事件を受けた感じることは?
ランゲージエクスチェンジで、出会った人だと聞いていたので、言葉が通じない時期は、あまり知らない人に知り合うときは距離を縮めすぎないようにしたほうがよいかなと感じます。
トロントへのワーキングホリデーでの準備は?
ワーキングホリデービザは自分で申請して、航空券など、すべて自分で手配しました。
ワーキングホリデー時は語学学校に行かなかったので、エージェントや留学会社などは通さずに、一人でやりました。
インターネットとかに体験談とかもあるのと移民局のサイトをみて、自分でやりました。
注意点:
30才までという制限や、申請できる期間や定員に達することもあるかもしれないので、その点は注意したほうがよいと思います。
お役立ちサイト:
カナダのe-Mapleという、主にトロントに住んでいる日本人向けのサイトがあります。
部屋を貸しますや、アルバイト探したり、物をうったりしています。
カナダ永住権取得の体験談
カレッジに入ったときに結婚しましたので、永住権はすぐに申請しました。
そこからスポンサーする側(夫)の審査があって、次は私と結婚の審査があって、取得は約1年くらいかかりました。
永住権取得で感じたこと
こちらの弁護士事務所や移民エージェントを使って、申請するかたもいらっしゃるようですが、全然自分でもできるかな、と感じました。
永住権をとるうえでは、「結婚」(ファミリークラス)というのは一番簡単なので、スムーズにいくことは多いと思います。
あとは、カナダからの申請になりますので、日本から書類を集めたりします。
そのときに、例えば、無犯罪証明書はいつからいつまでに取得したものを出すといった「期間」がありますので、そういうタイミングをあわせること。
あとは、二人の関係を証明できるものをきちんと準備しておくことですね。
トロントの物価は日本より高い
物価はトロントのほうが高いですね。
外食でいうと、日本より20〜30%くらい高いのと、消費税が13%がかかるのと、チップで15%程度支払いますので、その分高くなります。
カナダは世帯収入で、平均が8万ドルと聞いていますので、日本よりは高いと思います。
ワーキングホリデーがする日本食レストランのバイトなどは、時給が10ドル程度なので、その仕事でいえば、給与もさほど高くないですね。
生活費の節約術
チャイナタウンやコリアタウンを利用することです。
現地のカナダ系のマーケットよりすごく安いので、そこで1週間分くらいまとめ買いして、食費を抑えるようにしています。
移動費はパスで乗り放題
トロントはバスと地下鉄、ストリートカー(路面電車)を1つの会社が運営しています。
月額145ドルで、乗り放題のパスがありますので、皆これを使っています。
トロントでは必需品ではないでしょうか。
語学学校で買うとパスが格安に!
普通に買うと145ドルなんですが、語学学校や留学エージェントから買うと、120ドルで手に入るので、それを利用している方が多いです。
予約販売という形でやっているようです。
物を買うときはe-Maple
e-Mapleで家電、自転車、参考書など、生活に必要なものが売買されているので、そこを利用する方は多いです。
カナダの働き方の特徴
上下関係がない
私はインターン生ですけど、役職が上のファイナンスのマネージャーなどの距離が近いです。
壁がなくて、皆、フレンドリーに接してくれて、コミュニケーションがとりやすいです。
マネージャーと話すチャンスがたくさんありますので、インターン生にはチャンスですね。
共働きが多い
共働きが多いと思います。
私が働いているインターン先は、正社員の女性の方がすごく多いです。
でないと、カナダでは生活できないからかな、と思います。
定時はすぐに帰る
5時前の4時50分くらいになると、皆帰ります。
仕事が残っていたとしても、さらっと帰ってしまいます。
アジア人が多い職種
学校に行って思いますが、会計のクラスはアジア人が多いです。
アジア人が細かい作業が得意なかたが多い印象です。
カレッジで学ぶことの意義
カレッジではビジネスコースで、マーケティング、人事、アカウンティングなどを多くを学んでいます。
理由としては、事務職や会計の仕事が見つかりやすい、という点があげられます。
現地で仕事を探すうえでのカレッジの位置付けは?
職種によりますが、現地の日系企業、日本食レストランなども多いので、仕事を選ばなければ、働くことはできますが、現地のカナダ企業の仕事に就こうと思うと、現地の学歴がないと厳しいことが理由です。
仕事の探し方は?
トロントでは、在学中にパートタイムやインターンで企業で働くということをします。
そこで、コネクションを作ります。
多くの方は、在学中からそういった取り組みをして、卒業時に開いたポジションがないか連絡して、うまく働き先を探しています。
インターンの探し方は?
学校の紹介や、インターネットを通じて探し、自分で応募します。
LinkedIn、Indeedなどですね。
つきたい職種は?
アカウンティングです。
マーケティングとかになると、言語面を駆使していかなくてはいけないので、会計のほうが自分には向いているかな、と思います。
これまで苦労したことは?
やっぱり言語です。最初にインターンするときの面接は、緊張しました。(笑)
今だにトロントの職場でも、早口のネイティブと話すと、緊張しますね。
といいますのも、間違った言語は話したくない、という思いがあるからです。就職を見据えて働いていますので、あまり変な言葉は話したくないからです。
英語上達の秘訣
日本人のワーキングホリデーの方から「なんでそんなに英語を話せるんですか?」と聞かれたりするんですが、自分的にアカデミックに勉強をして、習得したとおもっているんですね。
ネイティブのなかに揉まれて、会話をしても、勉強の部分が欠けていると、英語は絶対上達しないと思います。
雰囲気で話す感じになれたとしても、ビジネスでメールを作る場面で、英語力が分かりますので、勉強はとっても大事だと思います。
私はエッセイを書く練習やビジネスライティングで、勉強しています。
書くことも大事だと思います。
話すことは、コーヒーを注文したりと、日常会話で改善していけると思いますが、書くことは勉強しないと改善できないし、そこで得た単語や文法を話すことに活かせると思います。
これからやりたい勉強法
これからは、個人的なチューターをつけて、書く練習などをしたいですね。
これからトロントへ移住する方へメッセージは?
これからトロンロへ来られる方は、期限が限られていたり、ビザが限られていたりする方も多いと思います。
私がいつも言うのことは「短いからこそ、いろんなことに挑戦したほういい」ということです。
よく英語ができないから、という理由で辞める方も多いのですが、私は臆せずやったほうがいいよと言います。
私はヨガやフィットネスクラブなどに通っていますが、どんなことでもトライしてみてほしいです。
私は今年は車の免許をとりたいと思っています!
おすすめのスポット
Saint Lawrenceマーケットという北米最大の市場があります。
土曜日はファーマーズマーケットがあって、農家の方が直接売りにきます。
ここは海外のマーケットという感じがすごくするので、そこにはぜひ行ってほしいですね。
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