トロントの交通といえばTTC!地下鉄、バス、ストリートカーの総称です。
TTCを利用すればトロント市内はどこへでも行けます。
今回は地下鉄について、始発と終電、運賃と購入方法、路線図、乗り方の4つに分けて解説します。
(Photo by Rick Harris)
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地下鉄の始発と終電
始発は午前6時、終電は午前1時30分です。
日曜日だけ午前8時からの運行になります。
朝は7時~9時頃が通勤ラッシュです。地下鉄のホームにあるMetroという無料新聞を手に取った人をたくさん見かけます。
昼間はだいたいイスに座ることができます。日本の地下鉄に比べると利用者が少ないように感じます。
夜も19時頃までは利用者が多いのですが、夜遅くなると閑散としてきます。日本の都心では終電近くまで満車状態、というのが多いですが、トロントでは夜が更けていくにつれて地下鉄の利用者は減っていきます。
念のため、夜遅い時間帯には一人で乗らないように気を付けましょう。特に女性の方は注意です。
運賃と支払い方法
運賃はとても単純です!一律3.25ドルです。
一駅しか乗らなくても10駅乗っても同じ料金なのです。
ちなみにダウンタウンから空港へ行くにも地下鉄とバス利用で3.25ドルで行けます。遠くに行くときはかなりお得感がありますね。
支払い方法は4つあります。
トークン
トークンと呼ばれるコインを購入します。1つ3ドルです。
最低3個購入しなければなりませんが、現金払いよりも割安になります。
購入は改札脇の窓口か、改札前にあるトークン専用のマシンで購入します。
とても単純なマシンで、10ドル入れるとトークン3個とお釣り、20ドル入れるとトークン6個とお釣り、といった具合にお金を入れると買えるだけのトークンが勝手に出てきます。
トークンを3個だけ買いたいのに20ドル札を入れてしまわないように注意です。
・トークンの使い方
使い方はとても簡単で、改札のトークン入れに入れて改札を通ればOKです。
自動改札と言っても、日本のようにドアが勝手に開閉するものではありません。
遊園地の入り口のような太い3本の金属棒を自ら回して通ります。
改札を通るたびにガラガラガシャンッと音がするので何となく昔風で風情があります。
トークンは一度入れたら出てきませんので、あとは降りたい駅で改札を通れば良いです。
メトロパス
日本で言うところの定期券です。
一週間分のウィークリーパスと、一か月用のマンスリーパスがあります。
改札脇にある窓口で購入できます。駅によってはクレジットカード払いもOKです。
地下鉄が一律料金ですので、もちろんメトロパスも一律です。
- ウィークリーが43.75ドル
- マンスリーが146.25ドル
です。
TTCが全て利用可能なので、一日に2回以上地下鉄かバスかストリートカーを利用する人はメトロパスを購入した方がお得ですね。
注意点は、メトロパスの使用開始日が決まっていることです。
ウィークリーパスは月曜から日曜までと決まっていますので、月曜に買って使い始めないと損しちゃいます。
マンスリーパスも毎月1日から月の最終日までの使用と決められていますので、1日に買って使い始めないと損ですね。
月曜と1日は、メトロパスを買い求めるお客で改札に列ができることもしょっちゅうです。購入する日には時間に余裕をもって出かけましょう。
使い方は簡単で、トークン同様改札にカードを通すだけです。地下鉄を降りて駅を出るときはメトロパスを通す必要はありません。
ワンデーパス
名前の通り、一日乗り放題券です。
翌午前1時半まで使用可能です。
こちらは改札の窓口の他、ショッパーズドラッグマートという大手ドラッグストアでも購入できます。
自分で使う日付のところを削ります。料金は12.5ドルです。TTCに4回以上乗る日に使用しましょう。日本から家族や友人が来た際には前もって購入しておくと便利です。
使い方は、改札で駅員さんに提示して改札を通ります。メトロパスのように自動改札は通れませんので注意です。駅を出るときは改札が通れます。
現金
日本のように切符を買うシステムがありません。
現金で地下鉄に乗る場合、改札脇の窓口で駅員に直接現金を渡して改札を通ります。
自動改札はトークンとメトロパスのみ使用可能で、現金では通れません。窓口がない無人の改札もありますので注意です。こちらも駅を出るときは改札が通れます。
(Photo by Chris Tyler)
路線図(イエローラインとグリーンライン)
トロント市内の主要な路線は二つです。
イエローラインとグリーンラインです。
複雑な日本の地下鉄より随分単純です。どちらに乗る場合も、反対方向にだけ行かないように気を付ければ簡単に乗車できます。
市内北部にパープルラインがありますが、乗るとすればIKEAに行くときくらいです。
乗り方
地下鉄の入り口は、赤と白のTTCマークが目印です。
改札を無事くぐれたらあとは地下鉄に乗り込むだけなので簡単です。
日本のような時刻表はなく、だいたい10分~15分おきに地下鉄がやってきます。また、日本のように扉の位置で待つ人はいませんのでのんびり構えていましょう。
扉の開け閉めにベルなどの音は鳴らないので、乗るときはさっと、降りるときも降り遅れないように気を付けましょう。
降車駅のアナウンスも日本ように大きな声ではなく、Next station is Yonge のようにさくっと終わるので降りる駅を過ぎないように注意です。
TTCでは地下鉄、バス、ストリーカーどれに乗り継いでも一律で追加料金がかかりません。メトロパスとワンデーパスをお持ちの方は心配ないですが、現金かトークンで支払った方はトランスファーという乗り継ぎチケットを取っておかなければなりません。
地下鉄の改札を通るとすぐにTransferと書かれた赤いマシンがあり、ボタンを押すと時間のかかれた紙が出てきます。これがトランスファーですので無くさないように持っておきましょう。
乗り継ぐときに、バスやストリートカーの運転手にトランスファーを提示すればOKです。
トランスファーチケットを取ってから1時間以上経ってからの乗り継ぎは認められないことが多いです。
以上、トロントの地下鉄事情でした。
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