トロントの治安事情を在住者が大公開!

さあ、近頃はバンクーバーであった悲しい事件の影響もあり、ますます海外生活をしていく上での治安が、、、特にカナダでの安全性の有無が注目を浴びているところです。

トロントと聞くと、バンクーバーと第一、二を争うカナダ国内の都市!ということですが果たして実際のところ、日本で生まれ育った日本人にとって、どの程度安全なのでしょうか?

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海外都市=危険は間違い

海外、特に都市部というと危ないのではないか、と心配する読者の皆さんも多いのではないかと思いますが、まずそれは『間違い』です。

むしろ、都市部の方が、交通機関もしっかりしており、24時間営業のお店も多い、それに伴い真夜中でも人がたくさん外を出歩いている、ということで場合によっては、田舎の地域の電灯も人も少ないような夜の時間より安全に感じる場合の方が多くあります。

トロントは特に、TTCという交通機関が24時間運行しているので、車なしでも夜遅くなって帰る人も安心です。

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女性がトロントの街で夜出歩くのは大丈夫?

というよく聞かれる質問ですが、簡潔に答えると、基本的には女性が一人でトロントの街を夜出歩くことに関しては『全く問題はありません』。

筆者自身、昔夜勤のバイトをしていて朝真っ暗の中帰るなんてこともありましたが、自身の経験からして言えることは、いままで一度も怖い目にあったことや、自分の身が危険にさらされているように感じたことはありません

東京のはずれに少し住んでいたことがありましたが、むしろ東京の夜の街の方が少し怖くかんじたくらいです。

もちろん、女性に限らず誰でも真夜中に一人で歩くことは避けるのが一番ですが、どうしても、というときでもよほど変な場所に行かない限りいきなり歩いていて誰かに襲われる、などということはないでしょう。

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写真:真夜中でも人で賑わうダウンタウン中心街の一画

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トロント内で避けた方がいい場所はあるの?

という質問ですが、これは簡潔に答えると、そんなにあからさまに危ない地域はトロントにはないです。笑

ですが、実際、いくつか地元でもある程度危険と思われて避けられている地域は存在しますのでせっかくだからご紹介したいと思います。

<Jane & Finch >(ジェーンアンドフィンチ)

という略称で有名なトロントの北西に位置するこの地域です。

Jane とFinch というのは共にストリートの名前で、この二つのストリートの交差点に位置するあたりの付近が治安が悪い、ということで評判なのです。

実際、データなどを見てみるとそもそも数少ないトロントにおける銃が関する犯罪の多くは圧倒的にこの付近で起こっていますし、それにともない、家賃もこの付近はガクッと一気に下がっていることが分かります。

また、このすぐ近くにはYork University という大きな大学もあるのですがこの大学も、レイプに関する犯罪の数が圧倒的に他を上回っていて、最近は安全面が疑問にあがっています。

トロントにすぐきたての日本人の皆さん、家賃が安いからってこの付近に家を借りることはあまりお勧めしませんよ!

<Scarborough>(スカーバロー)

この地域も、(何故か)治安があまりよろしくないで評判ですが、私個人的にはあまり気にしなくていいのではないかな、と思うので一応紹介したいと思います。

スカーバローはトロントの東全体を位置する大きい範囲を指しますがなぜかあまりいい評判を聞きません。

私自身少し住んでいたことがあったのですが、とくにダウンタウンなんかと比べて危ないように感じたことはありませんでしたし、ここの地域における安全性を証明するテータなども、先ほどご紹介したJane &Finchなんかとは違い、とくにこれといったものは存在しません。

一つ言えることとすれば、この地域は他のトロントの地域に比べて、中国系、またインド系の人種が圧倒的に多いです。

そのような人種の偏りの影響もあり、スカーバローイコール治安があまりよくない、というような噂ができたのではないかな、とも思ったりしています。

家賃も比較的ダウンタウンと比べて経済的なので、私個人的には、ここの地域に住むのも全然ありなのではないかなと思います。

自分自身を危険にさらさない方法

まず、作者が言いたいのは、どこの国のどの場所に住んでいても危険な目にあう人たちはそれなりに自分自身で自分の身を知らない間にリスクにおいていることも多々多いのです(全員が全員ではないですが)。

つまり、言い換えると、どこの国のどの場所に住んでようがある程度の自分の身を守るルール!というのをわきまえておくことでグッと危険な目にあうリスクを減らすことができるわけです。

まず一つ目のポイント

付き合う人を見極める、ということです。

特にここトロントでは例えばマリファナなどのドラック使用が日本と比べ軽視されているところがあります。

人によっては、普通のタバコの方が体に悪い!と思っている人も多いのですよ! 文化の違いにはビックリですね。

マリファナがタバコよりも体に害があるかないのかのディベートはさておき、結局マリファナなどを吸う人たちは違法ドラックや夜の職業などにも精通している場合も多く、あまり好ましくない生活や仕事をしている人が多くなるわけですので、結果そのような人たちとばかりつるんでいると、自分自身の安全性のリスクも増やしていることになるわけです。

二つ目のポイント

しっかりはっきりとした態度でイエス、ノーを言う、ということです。

トロントに限ったことではないですが、特に欧米の文化ははっきり自分の意見を言う文化です。はっきり自信を持って自分の主張をしないと相手のペースに持って行かれ、それだけならいいですがときには危険な目にあうこともあります。

例えば、お店やバー、道で知らない人に話しかけられてなにか不信感を持ったとします。

離れたくてもなかなか離れさせてくれません。そのようなときは、笑ってごまかすのではなくはっきりと、”Leave me alone.”と言って自分の意思を伝えましょう。日本人に特に多いですが、いやなときでもはっきりとNOと言わずに、笑って曖昧にする人は多いです。

ときには、相手を不快にせずにその場をしのぐことができますが、はっきりしないと、ここトロントのような欧米文化圏ではそれに付け込まれることも少なくありません。

またもしも自分だけでは手に負えないと思ったら、周りにいる人に、I need your help.などと言って助けを求めましょう。

ここトロントの人たちは、日本人に比べて自分から空気を読む力は劣るかもしれませんが(日本人の空気読む能力はいつみてもあっぱれですよね)、一度助けを求めるととても親身になって助けてくれる人たちです。

困ったときは怖がらずにはっきりと助けを求めましょう。

三つ目のポイント

その地の言語を必要最低限は勉強する、ということです。

当たり前といったら当たり前かもしれませんが、人が何言っているのか全くわからない状態で生活するのはだいぶリスキーですよね。

アメリカでもルイジアナ州で起こった昔の事件で留学生がハロウィンの日にFreeze (止まれ)と言われたのにわからずに近づいていったら銃で撃たれた、なんて事件もありましたが、その地で生活していくうえでその地の言語を理解することは必須です。

以上、今回はざっくりとトロントの治安に関する情報をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?

世界中のどこにいても結局人間は人間、いい人もいれば悪い人もいるので結局は、どれだけその場所の文化を理解した上で、自分がいかに自分自身の身を危険から守れるのか、ということが大事になってくるわけですね。

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写真:ダウンタウンの中心街からすぐののどかな雰囲気のオンタリオ湖

*番外編*ー 万が一助けが必要なときは ー

ここまでトロントは安全と書いてきましたが、生活していくうえで身の上になにが起こるかわかりませんよね。

もしも万が一緊急の助けが必要なときは、9−1−1、Toronto Police service にダイアルをしてくださいね。

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