ソルボンヌ(パリ第4)大学修士課程への正規入学方法

突然ですが、「フランス留学」と聞いたときに、みなさんはどんな方法を思い浮かべますか?

フランス語を学ぶための語学留学、大学のプログラムを使用した交換留学、あるいはワーキングホリデービザを使ったワーホリ留学などなどいろんな留学の形がありますが、一部では、「大学院への正規入学」という方法を選択する場合もあるようです。
その理由は、「入りやすさ」と「学費の安さ」にあります。

今回は、そういった実用的な情報も含め、ソルボンヌ(パリ第4)大学の大学院に正規入学する方法を解説したいと思います。

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1. そもそもソルボンヌ大学って?

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(ソルボンヌ大学の図書館の様子)

パリには、1970年に独立編成された、合計13個ある公立の「パリ大学」というものが存在します。

13あるパリ大学は、それぞれ別名というものをもっていて、そのうちパリ第1大学の別名が「パンテオン・ソルボンヌ大学」、パリ第3大学の別名が「ソルボンヌ・ヌーベル大学」、パリ第4大学の別名が「ソルボンヌ大学」となります。

もちろん、パリ第5大学は「ルネ・デカルト大学」と呼ばれたりするため、すべての大学名に「ソルボンヌ」の名が入っているわけではありません。

一般的に「ソルボンヌ大学」に所属していると言ったら、第1と第3と第4のうちのどれなのかと聞き返されるのが1つのセオリーになっていますが、「パンテオン」も「ヌーベル」も入れずに「ソルボンヌ大学」とだけ言った場合、素直に「パリ第4大学」を指し示していると考えるのが妥当でしょう。

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2. どうして修士課程!?

どうして今回、普通の大学(学士課程)ではなく大学院(修士課程)をテーマとして扱っているのでしょうか?

理由は、その実現可能性にあります。

外国人が大学に入学する場合と大学院に入学する場合とでは、求められる語学力の水準に差はあるものの、それでもかなり高度なレベルが要求されるということだけはたしかです。

たとえば、ソルボンヌ大学の学士課程に入るためにはヨーロッパ言語共通参照枠のB2レベルが求められていて、修士課程に入るためにはC1レベルが求められています。

B2やC1がどれほどの難易度なのか、イメージをしやすくするために、DELFDALF.jpより難易度の説明を一部引用します。

B2レベル

自分の興味関心のある分野に限り、幅広い話題について、明瞭で詳細な説明をすることができる。時事問題について、ある見方を展開し、いろいろな可能性の長所、短所を説明できる。

C1レベル

複雑な話題を、派生的問題を組み込みながら、詳しく論ずることができ、一定の観点を展開しながら、適切な結論でまとめ上げることができる。

 

ぱっとこの説明をみただけでも、どれだけの語学力が求められるのかがわかります。

だからこそ、日本の大学で何年か勉強をしたあとにフランスの大学院に行くというのならまだ現実味があるのですが、高校を卒業してすぐにこれほどの語学力を手に入れてフランスの大学に正規入学をできる人というのは非常に限られてくるのです。

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3. ホームページとその見方

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さて、そんなソルボンヌ大学ですが、実際にそのホームページを見てみましょう。

大学院に正規入学を考えているほどの実力者であれば、なんの説明もなしにサイトを周遊できるかとは思いますが、一応簡単にだけ説明をしてみます。

まず、学科の探し方についてです。

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中央上部にある「L’offre de formation(提供コース)」をクリックしてください。

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すると、全ての学科や専修などが検索可能なページに飛びますので、ここで自分の気になる分野を探してみましょう。

特殊な単語が使われていたりするので、辞書は用意しておきましょう。

次に、外国人が正規入学する場合に必要な情報が書かれている場所を説明します。

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ページ左側にある、「INTERNATIONAL」というキューブをクリックすると、小メニューが開かれますので、そのうちの「Venir étudier à Paris- Sorbonne」をクリックしてください。

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そのあと出てくるページの、一番上の項目である「A titre individuel」という箇所をクリックしましょう。

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そうすると上記画面が出てくるわけですが、この画面こそが、「(大学および)大学院に正規入学したい学生」に向けられた専用ページですなのです。

ここに各種必要な情報が載っていますので、しっかりとチェックをしましょう。

4. 【鉄則】全員キャンパス・フランスを通すべし!

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とはいえ、いざソルボンヌ大学に正規入学をするとなった場合、その直接の申請先は、じつはソルボンヌ大学自体ではなく、キャンパス・フランスと言われる「フランス政府留学局」になります。

フランスに3ヶ月以上の長期留学に行く日本人は例外なく全員このキャンパス・フランスを通して申請しなくてはならないのですが、情報が日本語でしっかりとまとまっている分、留学を希望しているこちらとしても非常に助かることですので安心してください。

キャンパス・フランスはむしろ、留学生をサポートするためにある機関なのです。

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キャンパス・フランスのホームページに入ると、ページ上方に「フランス留学の手続き」という項目がありますので、そこをクリックして詳細メニューを開きます。

すると、赤枠で囲った「Hors DAP」という箇所がありますので、そこをクリックしてください。ソルボンヌ大学の修士課程に入学したい場合、これが該当箇所となるからです。

そうすると、どの時期にどういった手続きをしなければならないかなど、詳細な上方が記載されていますので、そちらを参考にされてください。

各種書類を揃えるのが大変ではあるものの、手続自体は本当にシンプルで、大学にオンライン出願をして、その後にキャンパス・フランスで面接を受けるというだけです。

もちろん、語学試験を通過したり、申請書類を作成したりするのに時間はかかりますが、申請そのものは決して複雑なものではないのです。

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⑤ おわりに

今回は、よりわかりやすくするために「ソルボンヌ大学」という具体例を取り上げてフランスの大学機関への正規入学方法を説明しましたが、冒頭で述べた通り、フランスへの留学方法は多種多様です。

自分が学びたいこと、学びたい地域、学びたい期間などによって、手続方法が異なって来ますので、少しでも迷うことがあれば、すぐにキャンパス・フランスのサイトに入って情報収集をしましょう。

フランス政府が管轄をしている機関なので、情報の信頼性も高く、またその情報自体も非常にバラエティに富んでいます。

なお、キャンパス・フランスが作成して提供しているフランス留学ガイドは、毎年更新されて、かなり濃密な内容になっていますので、少しでもフランス留学に興味のある人は、必ずチェックしておきましょう。

情報収集を怠らず、しっかりと準備を進めて、夢のフランス留学を叶えましょう!

参考サイト:

ソルボンヌ大学:http://www.paris-sorbonne.fr/

キャンパスフランス:http://www.japon.campusfrance.org/ja

フランス留学ガイド:http://www.japon.campusfrance.org/ja/node/268558

DELFDALF.jp:http://www.delfdalf.jp/accueil_jp.htm

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