インターネットの普及によって働く場所を問わない業種が増えたことや、「トビタテ!留学JAPAN」などにみる留学支援が充実してきたことから、現在、海外に「移住」をしたり「留学」をするなど、日本の外での長期滞在の需要がますます高まってきています。
日本の外にでて長期滞在をしたいという人が増える中、その行き先としてどの国のどの都市を選ぶのかは、もちろん人それぞれの好みによるのですが、今回はフランスの「パリ」という都市に焦点を当てて、移住&留学先としてパリをおすすめしたい5つの理由を紹介していきたいと思います。
世界中に名の知れた超有名都市「パリ」に長期滞在をすすめる理由とはいったい何なのでしょうか。
さっそく見ていきましょう。
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1. 世界最大の観光都市に自分のコミュニティができる
フランスは、言わずと知れた世界最大級の観光国です。
フランス外務省にによると2015年は年間8,450万人もの外国人がフランスに訪れたようです。
そんな驚異的な数字を毎年叩き出して、フランスは30年以上、観光国としてのトップの座に君臨しています。
フランスがインバウンド政策を重要視しているのもうなずけます。
パリは、そんな観光大国であるフランスの都市なのです。
ただ、じつはフランスに観光目的ではなく「長期滞在」を目的に訪れるメリットも多大にあります。というのも、濃密なコミュニティをその地に築くことができるからです。
パリは世界最大の観光都市というわりには小さな都市で、東京の6分の1、山手線の内側の面積より1周り大きい程度の敷地しかありません。
そんな世界最大の「小さな観光都市」に長期にわたって滞在をすると、どんどん地元のコミュニティが広がります。
丸1日かければ端から端まで歩いていける規模の都市なので、パリ市内に住んでいる友達が数人できただけで、つねに友人が側にいることになるのです。
それらの友人から他の友人を紹介されたり、あるいはこちらから紹介をしたりすれば、どんどんコミュニティは大きくなって、それこそパリ中に自分の知り合いがいるなんてことにもなるかもしれません。
世界から人が集まる「小さな観光都市」パリに、自分だけの濃い地元コミュニティが出来上がるなんて、魅力的ではないでしょうか。
それは、短期滞在だけでは得ることのできない特別な自分だけのコミュニティになるでしょう。
2. 世界中の人々と知り合うことができる
パリには、観光客だけでなく、留学生や移住者が世界中から集まります。
小さな都市に一極集中して世界中の人々がやって来るのです。
たとえば、パリの大学や大学院に留学をしている日本人学生が、ロシア人やモロッコ人、アメリカ人や中国人など、多国籍な学生たちと知り合うなんてことはしばしばあります。
あるいは、パリで仕事をすることによって、各種いろんな交流会に顔を出して、いろんな国のいろんな目的をもったいろんな優秀な人たちと知り合うこともできます。
もちろん共通言語の「フランス語」で彼らと会話をします。
1つの都市に滞在することによって、その国の人だけではなく、世界中に自分の知り合いができるなんて、お得だと思いませんか?
共通言語として話すフランス語だって、世界中に普及されていて、フランス本国だけでない、フランスの海外県や、あるいはアフリカ諸国、カナダのケベック州などでも通用します。
世界中に知り合いができて、世界中の人とコミュニケーションができるようになる、素敵ではありませんか?
3. 制度が充実している
これは、パリという都市だけに関したことではありませんが、いざフランスに長期滞在をしようとしてみると、意外と制度が充実しているということに気が付きます。
もちろん、行政的な手続きである異常、書類のやり取りはかなりややこしく面倒くさいのですが、それさえ乗り越えてしまえば、いろんな制度を利用して渡仏をすることができます。
たとえば、留学であれば、フランス政府の奨学金に申請をできるチャンスがあるだけでなく、外国人学生に対しても住宅補助が出て、月々に家賃の一部を政府がまかなってくれたりもします。
さらには、フランスで起業をしたいという人に対しては、スモールビジネスを簡単に始められる個人事業主制度(Auto-Entrepreneur)が2009年より施行されたり、あるいは、アーティストとしてフリーランス活動をしたい人には税金減額制度があるなど、探せば探すほど、いろんな制度があることがわかります。
もちろん条件は厳しいものばかりですが、ちゃんと戦略を立てて挑めば、フランスへの長期滞在にはいろんな可能性が見いだせるのです。
4. フランス留学は必要資金が意外と少ない
パリに留学をしたいという場合、物価がべらぼうに高いパリという都市にしては、意外と留学資金があまりかからないことにまず驚きます。
そもそもたいていの人が留学を希望する国立大学の授業料は無料ですし(※正規入学の場合)、学生であれば、倍率は高いものの学生寮に入るチャンスもあるので家賃も抑えられます。
もちろん、学生寮に入れなければシェアハウスをするなどして、せいぜい4~500€程度に家賃を抑えることができます。
正式な方法で入居をすれば、これにさらに住宅補助(CAF)も出ます。
それだけでなく、「学生」であるというだけで、いろんな施設や機関が割引をしてくれます。
生活に必須な食事も、学食で済ませれば1食3~4€程度ですし、美術館や映画館も学生であればかなりの値引きをしてくれます。
しかも、交通費に関しても、通常年間800€ほどする定期券が、学生だと340€程度になったりと、かなり恵まれた措置を受けることができます。
「物価が高そう」というイメージだけでパリを敬遠してしまうのではなく、充実した補助金や学生待遇によって意外と生活費は安く抑えられるのだということを知っておいて損はないでしょう。
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5. 能力がある人はフランスへ移住がしやすい
最後に、パリそのものに限らず、フランスという国のスタンスそのものを簡単にだけ解説します。
失業率を下げられないことに四苦八苦しているフランスという国は、基本的に移民をよくは思いません。自国民の雇用の機会を確保したいからです。
ところが、この事実だけでフランスへの移住を難しいものだと思う必要はありません。
というのも、「フランス国民の雇用を守りたいから移民を受け入れない」というスタンスは、裏を返せば「フランス国民に対して雇用を生み出してくれる外国人はウェルカム」というスタンスになるからです。
そう、「雇用を生み出してくれる人」というのは、つまり自分で仕事を生み出せる起業家や個人事業主のことです。
自分で仕事を生み、利益を回せる人に対しては、そうでない移民たちに比べて比較的容易に滞在を許可してくれます。
もちろん、それを申請するのは大変ですし、税金もたくさんとられますが、それを差し引いてでも「稼げる人」はフランスに移住をしやすいのです。
おわりに
パリだけに焦点を当てたものではない理由もいくつか挙げましたが、以上の5つがパリ(フランス)に留学&移住をおすすめしたい5つの理由となります。
いろんな国にいろんな可能性がありますが、海外に長期で滞在したいという人は、ぜひフランスという国の、とくにパリという都市を候補に入れてみてはいかがでしょうか。
アメリカやカナダなどの英語圏に比べるとニッチなフィールドであることは否定できませんが、だからこそ自分だけの独自フィールドというものを築き上げられる可能性があるかもしれません。
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