夢に見たフランス生活。オシャレなおうちに住んで、おいしいワインにおいしいお料理。
休日はカフェでお茶したりと夢が膨らみます。
でも、夢ばかりではありません!どこに住んでもやっぱり毎日お金はかかるんですよね。
「日本で毎月の生活費にだいたいこれぐらいかかってるけど、フランスで生活するにはいったいどれぐらいかかるんだろう?高いの?安いの?」
というあなたの疑問にズバリお答えします!
フランスで思わぬ出費で驚かないためにも、前もって知っておきましょう。
ここではフランスで家族4人で暮らすには毎月いくらかかるのかをご紹介します。(フランス第三の都市・リヨンの例)
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フランスの家賃から紹介
なんといっても、フランス生活で一番大きい出費は「家賃」です。
毎月節約しようと思ってもできるものではありません。
家族みんなで楽しく安定した生活をするためにも、住む場所は大切ですよね。
フランスの家賃の相場を見てみましょう。
地域 | 家賃相場 |
---|---|
パリ | 2,200ユーロ |
リヨン中心部 | 1,700ユーロ |
リヨン郊外 | 1,000ユーロ |
※リヨンはフランス第三の都市。
家賃は都市や地域によって最も変動する費用です。
例えば、家族4人で住むために、90平米のマンションを賃貸すると・・
リヨンを例にすると、街のど真ん中で約1700ユーロ/月です。(1ユーロ:120円で、204,000円)
そこそこのお値段ですよね。
リヨンから10km離れたやや郊外になると約1000ユーロ/月ぐらいまで下がります。
パリではおおよそ3割増と考えるイメージですので、
2,200ユーロ/月
をみておく必要があるでしょう。
光熱費と通信費
家賃の次に気になるのが、「光熱費」です。
これもまた節約するといってもなかなか難しいもの。毎月いくらかかるのかはしっかり把握しておきたいところです。
では通信費も合わせていくらかかるのか見てみましょう。
光熱費はおおよそですが、ざっくりと以下のようになります。
項目 | 料金 |
---|---|
水道代+ガス代 | 約210ユーロ |
電気代 | 約120ユーロ |
インターネット | 約50ユーロ(固定電話代はインターネットに込み) |
携帯電話代 | 約20ユーロ/1台(基本的に電話、SMSの制限なし)× 大人2人=約40ユーロ |
合計 | 420ユーロ |
以上より、光熱費と通信費で合計約420ユーロとなります。
フランスでお得なのはなんと言っても、携帯代が安いうえに使い放題!
フランスでの食費と外食費
フランスでは文化として毎日家族そろって家で食べることが多いです。
お父さんが毎日飲み会で帰りが遅くて…、今日はお父さんご飯いるのかしら…?なんてことめったにありません。
家族そろって毎日食卓を囲む習慣はフランス文化そのものです。
スーパーでの価格は、日本と比べて一概に安い、高いとは言えません。
安いもののあるし、高いものもあるという感じです。
では、毎月どれぐらい食費がかかるのか見てみよう
家族4人で毎日家で食べるとして、おおよそ約200~350ユーロ/人ぐらいが妥当なあたりです(200ユーロだとお酒ゼロ、350ユーロだと毎日しっかり飲みたい人)。
毎日贅沢な食事というわけにはいきませんが、これぐらいあれば毎日おいしいものを食べ、おいしいワインを飲み、充実した毎日になるでしょう。
家族4人だと約800~1400ユーロ必要ということになります。
毎日お家で温かいご飯を食べるのもいいですが、たまには外食もしたいですよね。
もちろんお値段ピンキリです。
お手頃な価格ですと、日本だと定食1,000円なんてのもたくさん見ます。
お値段お手頃なのに、味もとってもおいしい。
しかし、フランスでは1品10ユーロ以下のレストランはまず見つかりません。
10ユーロ以下だとマクドナルドやケバブなど、ファーストフードで済ませてしまうことになります。
では、レストランに行くための予算はいくら?
例えば、一人一品ずつ、夫婦でワインを1本、子どもたちはジュースを注文するとしましょう。
一品は約15〜20ユーロ×4人、ワイン1本は約25〜40ユーロ、ジュースは1つ約4ユーロ×2人。
合計約100~120ユーロというところです。
交通費
日本ではメトロとJRを使用する場合、2回料金を支払う必要があります。
フランスでは、1枚の切符でバス、電車など公共交通機関を1時間半乗り放題です。
1枚の切符は約1.60~1.80ユーロです。
1か月定期券はリヨンでは大人約62ユーロ、学生約32ユーロ、パリでは大人約70ユーロ、学生約30ユーロ。
ここで1つびっくりなこと
日本では、交通費は会社が全額負担というのが多くみられます。
しかし、フランスでは雇用主は半分しか払ってくれないんです!
会社に行くための交通費なのに!?とも思いますが文化の差ですね。
関連記事:フランスで働く前に知っておきたい現地のルールと知識7選
両親2人の半分は雇用主から補助があるとして、家族4人で毎月約130ユーロかかることになります。
レジャー費
バカンスです!ヨーロッパ旅行は日本からより安いの断然の特権。
日本からだと1人分航空券10万円するところも、格安航空券で約100〜150ユーロもあれば、イタリア、スペイン、ポルトガル、ドイツ、イギリスなどヨーロッパ各都市の往復ができてしまいます。
早めの予約や最安の時はなんと往復50ユーロなんてこともあります。
フランス国内やお隣の国であれば、家族4人そろって車で行くことも簡単です。車で行くと飛行機よりもさらに安くなります。
ズバリ予算は、飛行機を早めに予約して、年に4回家族でヨーロッパ旅行するとしても交通費平均150ユーロ✕4人✕4回=2800ユーロ程度で済むんです!(別途宿代)
また、新幹線も日本より安いです。
新幹線で東京〜京都(約460㎞)往復は約27,000円ですが、パリ〜リヨン(約465㎞)往復は前もって予約すれば約100ユーロです。
日本の新幹線と比較すると約半額なんです。
早め予約でお得に旅行をしましょう。
フランスでの医療保険料と医療費
フランスの医療保険は日本とかなり違います
日本では保険料が年収によって変動し、また保険適用の場合の治療費は総額のうち30%が個人負担と決まっています。
しかし、フランスでは全く違います。
フランスでは、保険料も医療負担割合も自分で選ぶんです(初めて知った時は衝撃でした…。)
なぜなら、個人がどの民間保険会社と契約するかを選べるからです。
日本とシステムがかなり違うため、正直なところ理解するのが非常(ひじょーーーーに)難しいです。
参考記事:フランス暮らしには必須!医療制度の基本と健康保険証の申請方法
ここでは、できる限り簡単に説明します。
保険料は大人一人約50〜80ユーロが相場です。
扶養家族の保険料も無料ではありません。
子どもの保険料も大人の保険料よりは割安ですが支払う必要があります。
ざっくりと家族4人分で約200ユーロぐらいかかるとしましょう。
医療費は?
医療費は、たとえば、風邪をひき医者に処方箋を出してもらいます。
このような簡単なコンサルテーションのみなら実質無料です。
約25ユーロ支払う必要がありますが、保険会社から後日返金されます。
しかし、その後さらに治療が必要な場合、費用が100ユーロであれば、保険契約によって、あなたの負担が20ユーロだったり、50ユーロだったり、100ユーロ全額だったりと変わります。
子どもは大人よりも返金される割合が高くなっています。
月に一度、風邪を引いて医者に行く。
半年に一度歯科定期検診に行くなど、大きな治療をしないのであれば、治療費は全額返金されるため実質ゼロといえるでしょう。
フランスの生活費(家族四人)をまとめると
以上の費用を合計してみましょう。
項目 | 費用 |
---|---|
家賃(リヨン) | 約1000~1700ユーロ |
光熱費・通信費 | 約420ユーロ |
食費・外食費 | 約900~1500ユーロ |
交通費 | 約130ユーロ |
医療保険料・医療費 | 約200ユーロ |
合計 | 約2650~4000ユーロ |
レジャー費:約2800ユーロ/年 → 毎月積み立てるとして、約235ユーロ/月
ズバリ!フランスでの生活費は、約2890~4240ユーロ/月です!(高い?安い?妥当?)
ぜひフランス移住を検討されている方は、参考にしてください。
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