長期滞在はもちろん、旅行のときも何かと訪れたくなるスーパーですが、言葉の通じない海外での買い物はなかなかハードルが高いですよね。
実際、観光地のショッピングモールとは違い、店員さんが話しかけてくれることもなく、わからないことがあると苦労するかもしれません。
今回はフランスでのスーパーについて、みなさんがストレスなく買い物ができるように大事なポイントをご紹介します。
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1.フランスでのスーパー入店時にチェックすべきこと
荷物置き場と買い物袋の点検
フランスのスーパーではテロ対策で、入り口や出口に警備員が配置されていることがよくあります。
特に、危険物の持ち込みを防ぐため旅行用のキャリーケースといった大きい荷物を店内に持ち込まないように言われることがあります。
たいていの場合、入り口付近に荷物置き場(ロッカー)がありますので、そこに大きな荷物を預けておきます。
ショッピングモールでは他のお店で買い物をしてから、スーパーに行くこともあるかと思います。
そのような場合、大きな紙袋を持ってスーパーに入ることになりますが、入り口の警備員に中身を点検してもらい、紙袋の口をホッチキスで留めてもらえばOKです。
また、万引きを疑われないために、他店舗で買ったものは必ずレシートを持っておくようにしてください。
警備員に止められた際に、間違いなく購入したものであるということの証拠になります。
カートの取り方
小さなカートは無料で使えますが、大きなカートは持ち手の部分に硬貨を入れてカートを取ります。
1ユーロ硬貨や2ユーロ硬貨を投入するスーパーが多いです。
カートを返す時に硬貨も返ってきます。
2.戸惑う!?野菜のはかり売り
フランスに来て一番戸惑ったのが野菜の買い方です。
日本のようにパック包装されているものが少なく、自分で重さをはかってバーコードを発行するシステムが主流なのです。
もちろん、小さな果物やカット野菜、まとめ売りの商品はパック包装されてバーコードがついているので、そのままレジに持っていけますが、そうでないものが大半です。
1.欲しい分だけ袋に詰める
まず、野菜売り場には野菜が平積みになっていますので、自分のほしい分だけ種類別に備え付けのビニール袋や紙袋に入れます。
2.機械でバーコードを出す
近くにはかり付きの機械がありますので、そこに袋ごと野菜を乗せます。
画面に
- 野菜
- 果物
- BIO
の分類が表示されていますので該当するものを選択します。
続いて、売り場に並ぶ野菜が写真付きで表示されますので、それを選択すると自動でバーコードのシールが機械から出てきます。
3.シールを貼って、レジまで持っていく
そのシールを袋に貼り、レジまでもっていくという流れです。
この方法でシールを貼らなければいけないものは重さ単位で価格の表示があるものです。
個数単位で価格の表示があるものはバーコードが必要ありません。そのままレジに持っていくことができます。(会計方法は会計の項目で説明します)
スーパーによって違いはありますが、具体的にかぼちゃやキャベツのようなものは個数単位での価格設定になっています。
重さ販売のものは「kg」のような表示、個数販売のものは「la piēce」のような表示があると思います。
なお、はかりの機械がないスーパーでは、重さ販売の野菜を購入した場合、有人レジに持って行かなければなりません。
レジの方が品目を確認しやすいように袋の口を開けておくと親切ですね。
3.肉・魚・チーズの有人販売
フランスのスーパーでも精肉・鮮魚・チーズの有人販売があります。
フランス語が得意でない方には有人販売での買い物はハードルが高く感じるかもしれませんが、たいてい「サ シルブプレ ça s’il vous plait(これください)」で通じます。
あとは自分がどのくらいほしいかを伝えればOKです。
フランス語の数字を覚えていることが好ましいですが、メモを見せるのも強力です。
鮮魚売り場では丸ごとの魚を買った場合、頭や内臓を取るか聞いてくれることがあります。
言っていることがわからない時には「パルドン? Pardon?(すみません、なんですか?)」と聞き返せばジェスチャーを交えてくれることもありますよ。
これはスーパーに限らずパン屋やファストフード店でも言われることですが、最後は「オートル ショーズ? Autre chose?_(他に何かありますか?)」と聞かれますので「セ トゥ c’est tout(これで全部です)」と言えば、店員が袋に詰めてバーコードを貼ってくれます。
4.会計:セルフレジと有人レジ
セルフレジ
フランスに来て驚いたのは中型以上のスーパーであれば、ほぼ全店にセルフレジがあることです。
フランス語が苦手な人にとってセルフレジは強い味方。
何より、スピーディーに会計が終わるので、セルフレジはとても便利です。
・操作方法
まず商品についたバーコードを赤外線が当たるようにしてバーコードを読み込ませます。
バーコードが読み取れたら各レジの横に台がありますので、必ずその台に乗せます。この台がセンサーになっており、レジを通したものを置かないと次の商品にすすめなくなっています。
また、あまりにも台の端に置いたり、一か所に商品を重ねて置いたりするとエラーが出ます。
さらに、台に何かが触れていたりするとエラーが出ますので、二人以上でレジに立つときは台に当たらないように注意してください。
エラーが出た場合、手を挙げて近くにいる店員に声をかけます。
Bonjourと挨拶をすれば、特に何も言わなくてもエラーを解除してくれます。
バーコードがない商品(野菜類で個数単位での価格表示しかないもの)の会計方法は、「produits sans code ā barres」 というような表示があるので、そちらを選択し、該当する商品を選んで台に置けばOKです。
日本ではまだレジ袋が無料のところが多いですが、フランスではレジ袋が有料のスーパーがほとんどです。
買い物袋を持ってきていない時は、支払い操作の前に店員に声を掛けて袋をもらうか、レジのそばに売られている袋を買います。
レジ袋にもバーコードがついているので、そちらもバーコードの読み取りを忘れないようにしてください。
有人レジ
小型のスーパーでは有人レジしかないスーパーも多いです。
有人レジはコンベヤーのようになっているので、コンベヤーに商品を買い物カゴから出して置いていきます。
前の人の商品と混ざってしまわないよう、仕切りを置きます。
自分の順番が来たら、店員に「ボンジュールbonjour」と挨拶をし、会計を始めてもらいます。
会計が済んだ商品はどんどんレジ横に流されていくので、自分の買い物袋に入れていきます。
そして支払いを済ませ、最後に「メルシー アヴァ!merci、au revoir」とお礼を言って終了です。
5.スーパー買い物時、その他の注意事項
混雑時間
フランスでは基本的に日曜日はほとんどのお店が閉まっています。
したがって、土曜日のスーパーは買い出しに来る人で大混雑します。
マイ買い物袋を
前述したように、フランスではレジ袋が有料です。
一枚の値段は1ユーロもしないものが多いですが、買い物に来るたびレジ袋を購入しているとかなりの金額になってしまいます。
エコバックや麻のショッピングバックなど、デザインが可愛いものがたくさん揃っていますので、ぜひお気に入りのマイ買い物袋を見つけてくださいね。
フランスのスーパー買い物術まとめ
毎日のことなので、買い物の方法がわからないと自分自身のストレスにもなってしまいますし、周りの人から白い目で見られてしまうかもしれません。
フランスにはおいしい食材がたくさんあり、スーパーでも良い質のものを安く手に入れることができます。
各スーパーオリジナルのブランドも充実していますので、スムーズに買い物をして日々の生活を楽しみましょう!
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