「ハワイ」と聞くと、まず何を思い浮かべるでしょうか?
「南国らしい暖かい気候」や「現地の人たちがフレンドリー」などと、ポジティブなことを思い浮かべる人が多いと思います。
また、ハワイはアメリカの中でも治安が良いということでも知られており、年間たくさんの人たちが訪れています。日本人にも住みやすく、治安が良いということでロングステイや留学をする人たちが増加傾向にありますが、実際はどうなのでしょうか?
そこで今回はハワイ・オアフ島在住日本人から、現在の治安情報をお届けします。
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夜のクヒオ通りは危険がいっぱい
ハワイで学校に通ったり、ロングステイをしたりしている日本人の多くは、ワイキキ内のコンドミニアムに滞在していると思います。
ワイキキは住む場所も比較的簡単に見つけることができ、交通の便も良いので便利です。また、カラカウア通りやクヒオ通りにはバーやレストランなどの遊ぶ場所も多くあるので、日々飽きることはありません。
しかし、夜のクヒオ通りには注意が必要です。
夜11時頃になると、高いヒールの靴を履いた売春婦が出現し始めます。気軽に話しかけてくるので、最初は売春婦と分からないほどです。
しかし、彼女たちはロングステイをしている日本人男性たちがお金を持っていることを知っているので、ターゲットにされる場合があります。
また、クヒオ通りを少し奥に入ったフードパントリーというスーパーマーケットのある周辺も夜は要注意です。
周辺にはバーが多いので、酔っぱらいが叫んだり、やたら絡んでくる時があります。けれども相手は酔っ払いなので、真剣に相手をしてはいけません。以前酔っ払いを相手に喧嘩をして、警察沙汰になっている人を見ました。絡まれそうになったら無言でその場を去りましょう。
同じくフードパントリー周辺ですが、ナンパ師たちがウロウロしています。
彼らは英語があまり得意ではなく、ハッキリとNOと言わない日本人女性を狙っています。
親密になった後は結婚をほのめかして永住権が取れるようなことを言いますが、結局「お金」が目的です。
観光客ではなく、長期滞在の女性が狙われやすいので、注意してください。
さらに昨年は発砲事件もありました。
このように観光客の多いエリアにも関わらず、クヒオ通りは意外と危険でいっぱいです。夜10時以降の一人歩きには注意してください。
ホームレスが多いチャイナタウン
オアフ島に何度も来ている方であれば、一度はダウンタウンを訪れたことがあると思います。
ダウンタウンエリアはビジネス街として有名で、ハワイでは珍しくスーツで働く人たちを多くみかけます。
また、隠れ家的レストランやナイトクラブ、お洒落なショップやアート・ギャラリーなどが立ち並ぶ素敵な街でもあり、少し人とは違ったハワイ生活を求めている日本人在住者の間でとても人気があります。
このダウンタウンエリアからほんの10分ほど離れた所に「チャイナタウン」と呼ばれているエリアがあります。
その名の通り、中国系移民の人たちがレストランや生活雑貨店などを展開しており、いつでも活気に溢れている場所です。
物価も比較的安く、ファーマーズマーケットや大きなウォルマートもあるので、ハワイ在住者にとってはありがたい場所でもあります。
しかし!このチャイナタウンは夕方から夜にかけて非常に危険な街に変化します。
何年も前から危ないエリアとして知られているので、地元の人たちでも夜に出歩く人はほとんどいません。
ガイドブックやインターネットのハワイ情報にも「一人では行かないこと」と記載があると思います。
このエリアで一番大きな問題となっているのが、ホームレスの人たちの増加です。
ホームレスの人たちはこちらから何もしなければ特に危害は加えてきませんが、突然「タバコをくれ」や「バスに乗るから2ドルくれ」と言い寄ってくる場合があります。
中には「ドラッグ欲しいか?」と交渉を持ちかけてくる場合もあるので要注意です。
話しかけられてしまった場合、無視をしてその場から立ち去ってください。
たまに「2ドルくらいならいいや!」とお金を出してしまう人がいるのですが、ホームレスの人たちはバスに乗るどころかこのお金でお酒を購入してしまいます。
彼らにとってお金の使い道は悪い方向にいってしまうことが多いので、渡さないほうが良いのです。
話題のカカアコエリアもホームレスの街
現在オアフ島で一番ホットなエリアはカカアコエリアです。
カカアコといっても位置がピンとこない方も多いと思いますが、ワードセンターから先のエリアになります。
この辺りでは新しいコンドミニアムの建設が進んでおり、レストランやショップなども続々とオープンしています。
今後新たな住宅街になるだろうと期待されています。
そんなカカアコエリアですが、チャイナタウンと同じく、ホームレスの人たちの増加問題を抱えています。
特にカカアコウォーターパーク周辺には多くのホームレスの人たちがテントを張って住んでおり、巨大なテント村のようになっています。
また、ウォーターパーク近くにディスカバリーセンターという子ども向けの博物館があり、子どもがいる在住者にも人気があるのですが、このようにホームレスの人たちが非常に多いので周辺で遊ぶことが難しくなってしまいました。
ここに住んでいるホームレスの人たちがグループになってドラッグを売りつけてこようとしたり、車上を荒したりするということを聞いたことがあるので、近辺に駐車をする場合、絶対に貴重品は社内に置いてはいけません。
また、バスを使ってこの近辺で下車しなくてはいけない場合もよく注意してください。
日中でもこの周辺を一人で歩くことはオススメしません。
環境がよろしくないケアモク通り
ケアモク通りは別名「コリアンタウン」と呼ばれており、韓国系のレストランやショップの多いエリアです。
アラモアナショッピングセンターからも歩いてすぐに行ける場所にあります。
このケアモク通りには観光客の間でも有名なウォルマートがあります。
ハワイ在住者もよく利用する場所ですが、意外と危険です。
駐車場付近にはずっと一人で喋り続けている人やホームレス、明らかにドラッグを使ってハイになっている人などが日中からたむろしています。
人通りが多いので害はありませんが、夜一人で買い物に行く際には気を付けてください。
また、ケアモク周辺にはコンドミニアムも多く、住宅街のようになっている場所もあるのですが、外に生ゴミや粗大ゴミがそのまま捨てて異臭を放っている場所や、ホームレスの人たちがウロウロしている場所もあります。
夜は人通りが急に少なくなるので、一人歩きは避けたほうが良いでしょう。
細い道などでドラッグディーラーたちが交渉していることもあるようなので、遠回りになるかもしれませんが裏の道は使わず、人通りの多い道を選んだほうが無難です。
ギャングの多いカリヒエリア
カリヒエリアはエアポート近くにあるエリアで、最近では安くて美味しいレストランが多いということで日本人在住者の間でも認知度が上がっています。
また、土地代が安いということもあり、衣類や食べ物などの工場やワイキキとは比較にならないほど安いお土産屋さんが密集しています。
地元で馴染みの深いコーヒーのブランド「ライオンコーヒー」の工場があることでも有名です。
このカリヒですが、別名「フィリピン街」といわれているほど、多くのフィリピン人が住んでいます。
そのため、このエリアに一歩入るとハワイにいるとは思えない印象を受けます。
もちろん、住んでいる人たちは親切でフレンドリーなのには変わりありませんが、地元ではギャングやドラッグディーラーが多い危険なエリアということで知られているのです。
驚くことに、そのギャングやドラッグディーラーは10代~20代の若者が多いのです。
ギャングのメンバーが学校の周りに張り込んでギャングの一員になるよう生徒たちを脅したり、お金が欲しいと言っている子どもたちをドラッグディーラーとして働かせたりと危険なことが続々と起こっているので、自分の子どもをこのエリアにある学校に行かせたくないという親がとても多いです。
また、各学校ではギャングがチームカラーとしている「赤色」を絶対に身に着けないように!と注意もされます。
日本ではなかなか考えられないことです。
このように日々危険と隣り合わせのカリヒエリアですが、昨年から現在までで起きた大きな事件として、殺傷事件や発砲事件などがあります。
また、刑務所もあるので、受刑者が脱獄を試みるとサイレンが鳴り、周辺の学校やお店が閉鎖します。
日中からこのようなことが普通に起こるので、夜は絶対に一人で出歩いてはいけません。
ハワイの治安まとめ
「楽園」といわれているハワイですが、意外と危ないエリアが多いです。
また、実際に住んでみると、観光で遊びに来ていた時には見えなかったものがたくさん見えてきます。住む場合は気を引き締め、甘い言葉には絶対に乗らないようにしてください。
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