「日本人の女の子は海外で人気！」という話を聞いたことはありますか？

これから海外へ移住する方や、留学を控えている方、海外で新しい出会いを見つけたい方にとって、日本人女性への印象は気になるテーマなのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、このイメージは正しいです。

しかしながら、そうではないケースも多くあり、その背景には日本人女性に対する根深い偏見や知らないと怖い事実があるのです。

アメリカ留学中に友人から聞いた話や、私自身の経験をもとに「日本人はモテるのか」というテーマについてお話しします！

背景にはアジア文化の世界進出

日本のアニメ・漫画・ゲームはそこらじゅうで見かけます！

まずおさえておきたいのが、背景にあるアジア文化の人気です。

言わずもがな、日本のアニメや韓国のKpopはグローバルに拡大しています。

私自身、そのおかげで友達ができたと言っても過言ではありません。

• 「すずめの戸締まりの英語字幕が公開されたから、見に行こうよ」
• 「K-popのこの曲、今度のイベントで一緒に踊ろう！」
• 「ポケモンキャラって英語にするとこんなに名前違うの！？」

馴染みのある文化を通して共通点を見つけ、他愛もない話でたくさん盛り上がりました。

田舎の大学に進学した私ですがずっとこんな調子で、初めて海外に行く方はきっと驚かれると思います！

このように、アジア文化が広く受け入れられていることを念頭に置いて、さらにテーマを深堀りしていきましょう。

日本人女性が魅力的なのはなぜ？

独特な美しい顔立ち

バービー人形も多様性の時代！白人のバービーの方が褐色肌なのが面白いですね

人は ”異なるもの” や ”自分の持っていないもの” に惹かれるものです。

私たち日本人が、大きな二重の目、高く筋の通った鼻、真っ白な肌を好むように、海外の人も日本人らしい美しさに魅力を感じているようです。

まっすぐな黒髪、なめらかな肌、黒や焦げ茶の瞳は、海外でも人気があります！

以前、アメリカ人の友達がこんなことを話していました。

「鼻が高いなんて何の褒め言葉でもなくて、低く小さく手術する人もいるくらいよ。夏はビーチで肌を焼くし、私の肌は白すぎるからもっと褐色にしたいの。」

真っ白な肌、綺麗なブロンド、ぱっちりした目に、スッとした鼻が印象的な彼女の言葉に、私の頭は「？」でいっぱいでした。

しかしこの言葉を聞いて、人は ”異なるもの” や ”自分の持っていないもの” に惹かれるのだと気付かされ、何だかハッとした瞬間でした。

見出しに使った「独特な美しさ」という言葉は「自分達と異なる美しさ」とも言い換えることもできるでしょう。

ファッション性が高くおしゃれ

日本は「お出かけ着」も「普段着」もおしゃれなイメージ

日本や韓国で売られている洋服はどれもファッション性が高くユニークで、他の国では手に入らないデザインばかりです。

私もアメリカにいた時、黒髪ロングヘアの次に褒められたのがファッションでした。

お世辞で言ってるんだよ！と言われればそれまでですが、何てことないエナメルの厚底ローファーも絶妙なピンク色のスウェットも、今思うとデザイン性で日本らしさがでていたのかもしれません。

さらに日本にはファッションのジャンルも様々で、みんなそれぞれの好きな系統を思いっきり楽しんでいる印象があります。

清楚系、淡色系、ストリート系、韓国系、地雷系…。

挙げればキリがありません。

それぞれの系統で素敵なブランドがひしめき合って、ファッション業界全体のレベルを押し上げているようです。

自分の好きなファッションを追求するのって、素敵ですよね。

毎日ちゃんとメイクをする

日本人女性は服装に合わせてメイクも丁寧にします。

留学中私の周りの友達は、特別な日以外はまったくと言っていいほどメイクをしません。

ある友達は、イースターでお呼ばれした時とバレンタインのイベントで会った時以外は毎日すっぴんでした。

もちろん元々の顔立ちや文化の違いもあり、どちらがいいというものではありません。

ただ、私の通う日本の大学では、みんな毎日ディズニーに行く並みに、気合いの入った格好とメイクで来ているので、とても驚いたのを覚えています！

元々の顔の平たさもありますが、社会的な圧力もあり、日本人女性は特にメイクが必須ですよね。

メイクをするかどうかに良し悪しはありませんが、こうして毎日キレイに整えることは、好印象を与えるようです。

とにかく “女子力” が高い

当然ながら外見の好みは一人一人異なるため、日本人の見た目だけが人気の理由ではありません。

ここで上げたいのはズバリ、女子力の高さです。

皮肉も込めて ”女子力” という言葉を使いましたが、そう聞いてみなさんが思い浮かべるイメージがまさに、日本人女性のイメージに繋がっています。

• 言葉遣いが丁寧
• 動作が上品
• 気配り上手
• 笑顔が絶えない
• リアクションがかわいい

これらは比較的、日本人女性に求められがちな特徴ですよね。

未だに “女子力” という言葉が使われる、ジェンダーステレオタイプが根深い日本…！

今回は、その話は一度脇に置いておきましょう。

となれば、これらの特徴自体は素敵で、非常に理想的な人物像ですよね！

そして、何となくでも日本社会全体でこのような理想像が共有されているのは、素晴らしいことではないでしょうか。

ちなみにこれは、国籍の異なる複数の友達から耳にしたことですが、アメリカ人女子は

• 自立していて芯があり、自己主張できる
• 言葉遣いが乱暴で、平気でFワードを連発する (人もいる)
• 下着なしでタンクトップ一枚で外を歩く (人もいる)
• 比較的、男子より女子のほうが遊んでいる (こともある)

これに関してはかなりアメリカに偏った意見である上、当然全ての人に当てはまる内容ではありませんので悪しからず。

とは言え、日本人が外国から学ぶべきことがたくさんあることももちろん事実です。

私が留学中に出会った女の子たちは、意見をしっかり持っていて、自分のことを理解し、とってもキラキラして素敵でした！

もしかすると、自立したかっこいい女性が多いだけに、気後れしてしまう男性も多いのかもしれませんね。

世代によって捉え方は異なる

ここで注意しておきたいことがあります。

日本人女性へのポジティブなイメージは、主に若者の間で共有されているものなのです。

第二次世界大戦を経験した世代は特に、日本に対して偏見を抱いている人がいることは事実です。

特に日本人女性に関しては、

• 常に男性の一歩後ろにいる
• エキゾチックな性的魅力がある
• 従順で何でも言うことを聞く

といった偏った印象を持つ人も少なからずいます。

コロナ禍でのアジア人差別も相まって、日本人女性の置かれている状況は必ずしも平和であるとは言えないのです。

これらの状況を踏まえて、日本人女性に知っておいてほしい二つの落とし穴についてお話していきます。

日本人女性が知るべき落とし穴

フェチシズムとタイプは別物

今回この記事を作成するにあたって “フェチズム (Fetisism) ” という言葉を幾度となく目にしました。

英語の文献を読んだり、様々な国籍の方の書き込みを調べたり、実際に現地の友達に質問したりする中で、どの媒体でも頻繁に目にした言葉です。

「フェチシズム」とは、身体のあるパーツなどに異常なほどに執着を持ち、特に性的魅力を感じる趣向や性癖を指します。

そのため、日本語の文脈で用いられる「フェチ」は本来のニュアンスとは異なっており、「手フェチ」「匂いフェチ」「音フェチ」などの言葉は、かなりライトな表現であると言えます。

また「タイプ」という言葉とは別物で、これは単純に自分が好意を寄せる人に共通する特徴・傾向を指します。

インターネット上で日本人女性の印象について回答している男性の多くは、

• 「私は日本人フェチではなく、単純に彼女たちの外見が性格が好みで〜」
• 「東アジアの女性と付き合ったことはあるが、過去には自国や他の国の女性ともお付き合いした経験もあり〜」
• 「最近はフェチシズムに基づいた思考の人が多いが、私は断じてそうではなく〜」

と、フェチシズムについて触れた上で、自分はそうではない！と主張している人が多く見受けられました。

この問題はこれだけ敏感になって訴える必要があるほど、深刻な状況になっているようです。

悲しいことですがこれは実際に起きていることで、私の周りでも耳にしました。

衝撃的だったのは、留学先の日本語クラブがこれを理由に一度廃止されたことです。

ある年に日本から留学に来た女の子がそのクラブに加入すると、複数の男子学生に囲まれたうえ、性的な目的で交流を迫られ、不愉快な経験をしたという出来事があったそうです。

想像しやすいように誤解を恐れずに言うと、だらしない格好で不潔な感じの、一昔前のいわゆるアニメオタクみたいな人たちだったと、友達から聞きました。

その女の子は大学に相談し、クラブは活動禁止になったそうです。

このように、特定の人種に対する偏見を押し付けたり、それを満たすよう身勝手に期待することは、侮辱行為にあたります。

その人自身がどのような人間であるかを知ろうとする前に、〜人だからという理由で関係を持とうとする考えは、フェチシズムから来ています。

これから海外で出会いがあるとしたら、この点には十分注意すべきです。

• 私に興味を持ってくれた理由は？
• 人種ではなく人間性を見てくれている？
• リスペクトを持って接してくれる？

一つ簡単な見分け方をご紹介します。

必ずしもそうとは限りませんが、過去にアジア人や日本人など、特定の人種の人としか交際したことがない人はかなり要注意です。

危機感を持って、自分の身は自分で守りましょう！

日本人の女の子はチョロい？

憧れの海外でカッコいい男性にアタックされたら、それは嬉しいですよね…！

実際に海外でモテたという話は割と聞きますが、本当のところは定かではありません。

なぜなら「日本人はチョロい」という言葉をよく耳にするからです。

ただでさえ断るのが苦手な日本人。

それを知って優しさにつけ込んでくる男性は多くいます。

日本にいる時のように笑顔で申し訳なさそうな顔をするだけでは断っているとは捉えられないんです。

さらに英語があまり分からないのをいいことに、見下した態度で話しかけてくる人もいるみたいです。

こんな人には絶対に引っかかりたくないですよね。

５.　アジア系アメリカ人女性との違い

念の為押さえておきたいのが、ここで言う「日本人」と「アジア系アメリカ人」は異なる存在だということです。

この記事では、日本で生まれ育ち、日本語を母語とし、日本的な価値観を持つ女性という意味で「日本人女性」と表現しました。

そのため、アジアにルーツを持ちながらもアメリカで生まれ育った方々とは、区別する必要があります。

しかし時には見た目の特徴から、アジア系アメリカ人女性までもが日本人女性に対するステレオタイプを押し付けられてしまうことがあります。

偏見や間違った先入観を前提にすることがないよう、私たちも気をつけたいものです。

６.　おまけ：日本人モテエピソード

後半の内容で少し怖い落とし穴をお話ししたため、なんだか煮え切らない思いをしているかもしれません。

しかし私の経験上、日本人でモテた女の子の話はたくさん耳にしてきました。

最後にそれらを紹介して、ぜひ希望を持っていただきたいと思います！

• Kroger (アメリカのスーパー) でかっこいいアメリカ人大学生に声をかけられ、そのまま付き合い始めた。帰国してからも遠距離恋愛を続けていてとても円満。お互い一目惚れだったらしい…！
• ヨーロッパから留学に来ていた男の子と仲良くなり、気づいたら好意を抱かれて、向こうから交際を持ちかけられた。
• イベントで出会ったアメリカ人男性と意気投合。白人の多い地域で育った彼はアジア人の友達すらほとんどおらず、日本人の彼女ができたことは自分が一番驚いていたらしい！

このようにエピソードは山ほどあります！

ただし正直なところ、日本でモテる女の子は海外でもモテるというのが本音です。

魅力的な人は国籍問わず周囲を惹きつけるのかもしれませんね。

またモテる・モテない以前に、ある程度自然に会話できるくらいの英語力は条件になってくるでしょう。

相手のことを知るためには、やはり共通言語が必要になってきますね。

まとめ

このように、日本人女性は海外でもとても魅力的に感じられています。

内面も外見も日本人らしい美しさが世界に認められているのですね。

しかしながら、フェチシズムや日本人を軽んじる態度には要注意です。

正しい知識と確かな英語力を身につけ、みなさんが海外生活を心から楽しめることを願っています！

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