ハワイ移住後の生活費は実際どのくらい?

ハワイ移住を考えている多くの方々は「ハワイの物価は驚くほど高い!」と一度は聞いたことがあると思います。移住を考えている人にとって、生活費がどのくらいかかるのかは非常に気になるところです。

そこで今回はオアフ島在住の現地スタッフに、実際どのくらいの生活費がかかるのかを調査してもらいました。

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ハワイでの給料はいくら?

皆さんが一番気になるお給料のことですが、その人の学歴、ポジション、技術の有り無し、アメリカ企業で働くか日本企業で働くかでかなりの違いがでてきます。

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大体の月額の平均ですが、何もポジションなどについていない場合、飲食・販売系は$1,200~1,600、接客や観光業で$1,400~2,000、一般的なオフィスワークで$1,500~2,400といった感じだと思います。

日本で働いていた時にもらっていたお給料よりも相当低く感じている方が多いのではないでしょうか。

飲食系ではチップが付くので、基本給は低めです。また、ボーナスが出る企業はオアフ島では非常に少ないです。

毎月いただくお給料の中から家賃や食費などの生活費を支払っていくわけですが、独り身ではなんとかなると思います。ただし、贅沢はできないと思っていたほうが良いでしょう。

一方、家族を養っていかなければならない場合は相当カツカツになってくると思います。こういった事情もあり、オアフ島では共働きが多く、仕事を掛け持ちしているという人も珍しくありません。

実は新聞やインターネットなどの求人欄にはお給料の詳しい情報の記載がありません。

そこで、いくらくらいもらえるかは交渉次第になってきます。ハワイへ移住する前に、日本でスキルや経験、語学力を高めておき、交渉の際の強みを作っておくと良いと思います。

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服にかかるお金はやっぱり安くなる!

ご存じの通り、ハワイは南国なので一年中暖かく、住みやすい気候です。街中では半袖にショートパンツやデニムパンツなど楽な恰好をした人たちを多く見かけます。

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高級ブランドの鞄を持って歩いている人や高価な服を着て歩いている人などを滅多に見かけることはありません。

オアフ島でも大人気のH&MやForever21、ZARAなどファストファッションのお店の服の値段は、日本と変わりありません。値段が手ごろということもあり、このようなお店で普段着る服を買っている人が多いと思います。

会社へ出勤する場合、男性は普段日本で履いているようなスラックスにアロハシャツを合わせるのが定番です。

女性はワンピースやノースリーブを着ている姿をよく見ます。アロハシャツはブランド品で無ければ、一枚$25前後から購入することができます。

女性は日本で着ていた夏服をそのまま着ている感覚だと思います。

衣類に関しては個人の好みなどにもよりますが、出費も少なく、かなり節約できる部分です。

実際、日本から持ってきた夏服を着回して、新しい服を1年以上買っていないという人もいるくらいです。衣類の出費に関しては、あまり心配しなくても良いと思います。

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食費にかかるお金は?

節約することがなかなか難しい食費についてです。

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オアフ島にはローカルのスーパーマーケットや日本食スーパーマーケット、美味しいレストランやカフェがたくさんあり、食べることに関しては全く問題はありません。

例えば2人で外食をする場合、何を食べるかにもよりますが、大体$20~30はかかります。

また、アメリカではチップの支払いは必須なので、チップの習慣が無い日本人にとっては外食は全体的に高いと感じると思います。

レストランよりも少しカジュアルなプレートランチ屋さんの場合、大体1食$9~12くらいです。日本のお弁当屋さんと比べてみると、かなり高いのではないでしょうか。ただし、1食分がかなりボリュームたっぷりなので、女性の場合は2回に分けて食べることも可能だと思います。

日本食のスーパーマーケット事情

日本人なら必ず行きたい日本食スーパーマーケット(マルカイやニジヤ)ですが、売られている食材は日本と比べると、やはり高いです。

特に調味料などは高額です。

日本の100円ショップなどでも買うことができる調味料が$3~5くらいします。

マルカイスーパーマーケットで購入できる食材の値段を紹介してみると、
例えば、500mlのペットボトルの「おーいお茶」が$2.49
エリンギ4本入り$4.69
ちくわ4本入り$2.29
しゃぶしゃぶ用豚肉$6.11(約2人分)
豚ひき肉$3.74、牛肉薄切り$7.73(約2人分)
卵6個入り(オーガニック)$3.49
抹茶ポッキー$1.79、クックドゥ(ソース)$1.89
カレールウ$4
といった感じです。

お肉の値段は日本と大きな差は無いと思います。

ローカルのスーパーマーケットでは?

一方、ローカルのスーパーマーケット(Foodland)では
ミルク(1ガロン)$4.99
バター4本入り$4.29
スライスチーズ15枚入り$3.99
牛ひき肉(約3人分)$7
ステーキ用牛肉(約3人分)$18
から揚げ用チキン(約3人分)$8.78
サーモン(約3人分)$7
といった感じですが、使うものによっては日本で買うよりもお得なものもあります。お肉などは量が多いです。

また、野菜はローカル産のものを選んだり、ファーマーズマーケットなどを利用したりすれば、スーパーマーケットで買うよりも安くてフレッシュなものが手に入ります。

美味しいマンゴーやパパイヤが$2程度で食べられるので、こちらに関しては日本よりもずっと安いと思います。

食費を抑えるためには、いかに自炊するかにかかってきます。残念ながら、日本のように安い定食屋さんやプレートランチ屋さんというものがありません。

昼食を毎日外食した場合、$200/月以上はかかってしまうので、オアフ島に住んでいる日本人の多くは職場にランチボックスを持って来ています。

住まいにかかる家賃は?

日本から引っ越してきたばかりの人は、最初はワイキキにあるコンドミニアムを選ぶと思います。

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安い所であればステュディオタイプで$1200/月から見つけられると思います。

ただし、安い所は治安や環境が良いとはいえないので、ある程度ワイキキの中央側にあるコンドミニアムに住むことをオススメします。

この場合は大体$2,000/月以上はかかるでしょう。しかし、ほとんどのコンドミニアムは通信費や光熱費は含まれています。

また、コンドミニアムの各部屋には必要最低限の家具は付いているので便利ですが、洗濯機&乾燥機は共同のコインランドリーになります。1回の洗濯&乾燥に3ドル程度かかります。

生活に慣れたら、引越しを検討しよう

ある程度現地での生活に慣れてきたら、引っ越しを検討すると思います。ワイキキから離れると、意外と安い住まいを見つけられるでしょう。

場所にもよりますが、ステュディオで$750という所もあります。

アラモアナにも近いケアモクやマキキ周辺で、2部屋あるタイプが$1300から見つかりますが、メンテナンス料金を月々支払わなければなりません。$500程度がほとんどですが、プールなどの施設が付いていると、さらに高額になるので事前に調査しておいたほうが良いです。

また、水道代はかかりませんが、通信費や光熱費は自分で契約をして支払っていかなくてはなりません。

こちらの住まいで日本と違う所は、1台の駐車場は込みとなっています。日本のように別で駐車場代を払う必要が無いので、この点はお得だといえます。

車を持っていない場合は、駐車場だけ人に貸して収入を得ている方もいます。

住まいに関しては「自分の勤め先からなるべく近い所に住みたい」「2部屋ある場所が良い」「海が見渡せる場所に住みたい」などの個人の状況や希望によって違ってはきますが、全体的にオアフ島は高いと思われます。

独身の人の場合は、複数人でルームシェアをする人がほとんどです。

知っておきたい税金の知識

少し「税金」についてですが、とても簡単に触れさせていただきます。

ハワイ州では、お給料をもらうと以下のものが引かれることになります。

◎ステイト(ハワイ州に対して支払う税金)
◎フェデラル(アメリカに対して支払う税金。住民税はこれに当たります)
◎メディケア(高齢者医療保険)
◎ソーシャルセキュリティータックス(公的年金)

※J1のような「ビザ」を持ってアメリカに滞在している場合、納税の義務がないものがあります。
※アメリカで働く場合、ソーシャルセキュリティーナンバー(社会保障番号)を持っていなければ合法で働くことはできません。J1ビザ(インターン)でもこの番号は申請します。

そして、年に一度「タックスリターン(2月~4月までの間に行う)」と呼ばれる確定申告を行います。

「日本との違い」は、日本はお勤めの会社が確定申告を行ってくれると思うのですが、アメリカでは会社が確定申告を行ってくれません。そこで、個人でタックスリターン用のウェブサイトを使って処理をしたり、税理士に依頼する人もいます。

ハワイ生活まとめ

いかがでしたでしょうか。以下、夫婦2人暮らしのひと月の収入と出費を計算してみました。

給料(夫エンジニア)$3,800、(妻パート社員)$1,300
家賃$2,300(2部屋有、メンテナンス料金含む)
食費$550(外食2~3回含む)
健康保険$400
車の保険$100
光熱費$120(水道代は無料)
通信費$210(インターネット、携帯電話2台)
交際費$400
衣類代$0
車のガス代$70
車のローン$360

こちらは最低限の出費で、かなり切り詰めた生活の場合です。オアフ島での生活は、住む場所、食費、保険が高いといえます。

また、日本にいた時のように、頻繁に服や靴などを買ったり、飲み会へ行ったり、旅行などをしてしまうと、さらに出費が跳ね上がっていきます。

しかし、ようやく叶った念願のハワイ生活をお金のことでギスギスした気持ちで過ごすのは残念だと思うので、日本にいる間にしっかり貯金をしてからハワイへ引っ越すことを強くオススメします。

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