アメリカの大学院受験のためのGREを解説。難易度と受験対策まとめ

アメリカ大学院受験のためのGRE

アメリカの大学院留学には、英語で大学院レベルの勉強ができるかという事を点数で測るための「GRE」というものがあります。

ここでは、GREを1年半の間に合計で5回受験し、苦労して、やっと満足するスコアを出すことができた受験者から

  • GREについて
  • テストの難易度
  • 必要スコア
  • 受験の仕方
  • 受験対策、勉強方法

について、詳しく解説していきます。

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GREとは?

GRE=(Graduate record examinations)とはTOEFLと同様、テストは英語を母国語としない人々の英語コミニュケーション能力を測るためのものです。

GREは全てコンピューターベースになっており、筆記テストではありません。

テストの構成は、

  • ライティング(analytical writing)
  • 言語能力(verbal reasoning)
  • 数学(quantitative reasoning)

の3つに分かれていて、各セクションの取得スコアで自分の学力が評価されます。

テスト時間は大体3時間45分となっており、ライティングは6点満点、言語能力170満点、数学170満点になっています。

一般(主に州立の大学院)の大学院受験の際、アメリカ人、留学生問わずにこのテストは願書と一緒に提出するのが決まりとなっています。

GREはTOEFLに比べ難易度はかなり高く、出題される問題の中には多くの専門用語や知識を問われる事が多々あります。

テストは受験者に対し、英語で大学院レベルの勉強ができるかという事を点数で測るため、GREはアメリカ人でも苦労する、と言われています。

私はこのテストで苦労をし、1年半の間に合計で5回受験し、やっと満足するスコアを出すことができました。

詳細を知りたい方は、GREの公式ホームページをご覧ください。

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GREテストの難易度について

ライティングセクション

このセクションはTOEFLでも同様、出題されたステートメントに対し、自分の意見を明確にし、そう思う根拠を理論的にのべ、読み手を納得させるという文章をかくというテストです。

基本的なライティングスキルやボキャブラリーがあれば、そこまで難しくはありません。

言語能力セクション(verbal reasoning)

先ほども書いたように、このテストはとても難しいです。

実際に、私と同じ時期にテストを受けているアメリカ人の友達は、予備校や勉強会に熱心に通っていたりもしました。

TOEFLに比べ、言語能力セクション(verbal reasoning)のテスト内容は専門用語、専門知識を中心に出題される形式が多く、その際にかなり難易度の高い英語力が求められます。

言語能力セクションは、

  • Sentence equivalence(穴埋め、文に見合っている単語を選択する問題)
  • Text completion(sentence equivalenceと同様に穴埋め、文に見合っている単語を選択する問題。このtext completion では出題文が長く、穴埋めをする数が多い。)
  • Reading comprehension(TOEFLと同様に長文を読み、理解をして聞かれている問題に正しい回答を選択するという問題)

に分かれており、それぞれの問題が合計で20問出題されます。

数学(quantitative reasoning)

一方で、数学(quantitative reasoning)セクションでは、私はあまり苦労をしませんでした。

なぜなら、数学セクションで出題される問題の多数は、私達(日本人)が高校生の間に習うようなレベルのものだからです。

そう考えると難しいものではないと思えますよね。

数学セクションでは、

  • 整数や簡単な計算問題(例えば計算の順番を問われる問題、カッコの中で正しい順番で計算をし回答を選択する)
  • 図形(例えば3角形の内の一面を出す)
  • 確率(簡単に言えば、サイコロなどの問題)
  • グラフの読み取り

が主に出題されます。

このセクションの問題は全部で20問です。

テストの際、パソコンには計算機が使える機能もついており、確率などの手書きで計算する厄介な問題などは、この計算機をつかいパパッとこなすことができます。

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スコアはどのくらい必要?

GREのスコアは、

  • ライティング:6点満点
  • 言語能力:170満点
  • 数学:170満点

になっています。

統計平均では、言語能力、数学とともに大半の受験者が平均150から152点を取得し、ライティングスコアの平均3.5点を取得すると言われています。

これはあくまでも平均ですので、受験する年、人数により変わっていきます。

大学院出願の際、大学が公表している過去の受験者のテストスコア平均などをチェックし、自分がそれにどれくらい近いかなども確認することができます。

ちなみに、私が出願した心理学部はGRE平均150〜162点数でした。

学科によっても必要なスコアは変わってきます。

たとえば、教育学部より物理学部の方がより高いスコアを求められる、ということです。

手取り早く希望大学のGRE平均点数を知るには、大学のホームページを見るのがいいです。

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受験の仕方

TOEFLと同様に、GREはETS(educational testing service) という会社の元でテストが行われており、サイトから受験者の情報を登録してテストの場所、時間などを選ぶことができます。

試験はほとんど毎日(祭日やホリデーなどを除く)行われているので、自分のスケジュールに合わせて受けることができます。

受験後、大体1週間半から2週間で結果が届きます。

しかし、このテストで厄介なのが、同じ週や月に何度も再受験できるというシステムにはなっていないことです。

1度受験をすると、次に受験できるまで21日間待たなければなりません。

この理由から、GREの受験(結果が届くまでの期間を含む)から希望大学の願書提出日締め切りを細かくプランする必要があります。

テストで高いスコアを出す自信がない人達は、前もって再受験期間をあけておかなければ、願書提出日締め切りまでに納得するスコアを大学に送れなくなってしまいます。

GREは、TOEFLと同様にコンピューターベースのテストのため、テスト会場はオフィス、または大学の一室など一人1台のコンピュータが与えられ、受験するという形になっています。

受験料は1回、アメリカドル$190になります。

テスト受験日を指定した後に、クレジットカードなどで支払い(サイト上で)をし、完了です。

受験日当日は身分証を必ず持参し、受付でチェックインをします。

私は大学4年生の春頃からGREの勉強を始め、5回受験しました。地元のオフィスで朝8時からの試験が多かったです。

受付でチェックインをすると、身分証以外全てロッカーに預けさせられ、金属探知機をくぐるように指示されます。

これはまぁ普通かなと思っていましたが、その次に私は小さい部屋へ案内され、掛けていたメガネを外すように指示されました。

試験官は私が外したメガネを手にとりメガネを隅から隅まで触り、観察しました。これには私もびっくりでした。

話を聞いたところ、カンニング防止だと。いろいろな手段を使ってテストをカンニングしようとする受験者がいるということですね。

その後はメガネも返してもらい、自分の席に案内をされます。

コンピュータが1台と鉛筆、白紙が3枚程度置いてあります。席が一つ一つ仕切られているため、隣の人のコンピュータは見られないようになっています。

監視カメラもいたるところに設置されていて、受付のモニターで常に受験者を見ています。

約3時間半でテストを終え、あとは結果報告を待つという流れです。

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勉強法、試験対策について

あくまでもこれは私の体験談ですが、GREの勉強は、自分に見合ったやり方を探すのが一番手取り早いです。

参考教科書なども種類が豊富なので、模擬試験なども数多く受けることが可能です。

高校卒業後に約4年間アメリカで学生生活をした私ですが、GREは私にとってとても難しいものでした。大学で求められる学力とはかなりかけ離れているレベルを求められます。

だからこそ、満足するスコアがでるまで1年半の間5回も受験せざる終えなかったのかもしれません。

もちろん、英語が得意な方、帰国子女の方など、もともとの英語のレベルが高い方たちにとっては1年半などもかからないでしょう。

1年半、5回の受験は本当に長かったです。今回こそは自信がある!なんて思っている時の結果は想像よりも悪かったり・・・難しかったです。

しかし、私は諦めずに目標だけを見続けて勉強をしました。

以下では、3セクションにわけて私が実践した勉強法を簡単にみなさんとシェアしたいと思います。

ライティング

ライティングセクションの勉強法はいたって簡単です。

参考書などの問題を使い、自分なりに文章を書き、それをネイティヴの方にチェックしてもらうことを私はしていました。

使い方が間違っている文法を指摘してもらったり、実際に出題された問題に対し、自分の意見が明確になっているか、そう思う根拠を理論的にのべているかなど、それらが採点の際に重視されるため、それらの2つのポイントが書いた文章に定まっているかを確認してもらいます。

他に私が行ったことは、大学院や博士号などの生徒、教授が出版する専門知識の記事を読みあさり、そこからライティングセクションの採点基準となる2つのポイントを含む文章の書き方を学ぶことです。簡単に言うと、真似をするということですね。

たとえば、心理学では人間の行動などを使った実験などが行われており、その結果からいろいろなことを予測できたりします。

なので、そのような記事には大体、筆者が推測している理論が書かれており、次に実験内容、結果内容、そしてその結果からなにが分かるかとまとめてあります。

論理的に出された結果により、筆者の推測があっていたか、間違っていたかという箇所を読めばどんな単語、言い回しなどを使い読者を納得させるようにしているかなどが学べることができます。

言語能力テスト

言語能力テストで一番大事なのは単語です。大学院レベルの単語をどれだけ知っているかが大きな鍵になります。

この勉強をする際は、地味な作業が必要とされます。

私はGREに多く出題されるという単語カードを買い、内500単語をひたすら勉強し暗記しました。

共通のGRE単語カードの表

GRE単語カードの表

共通のGRE単語カードの裏

GRE単語カードの裏

表には単語と読み方がかいており、裏には意味と例文がかかれています。その下には似たような意味をもつ単語、その単語を使った例文がかかれています。

この500枚のカードを、私は20枚づつにわけて、25日間かけて毎日暗記を繰り返しました。

しかし、1日目に覚えた20単語など、たいていは2日、3日したら忘れてしまうものです。

なので、私は1日目に勉強した単語で2、3日目に思い出せなかった単語をその日の20枚に足していき、完全に全て覚えられるまで暗記を繰り返していきました。これだけで数ヶ月はかかりました。

カードの暗記と同時に、私は覚えている単語を含む例文を勉強して意味を理解するということも行いました。

それをすることで単語自体の正しい使い方を覚えることができるからです。

単語だけ暗記していても、使い方を知らなければテストでは全く役に立ちません。

GREテストの勉強、例文単語帳

実際に私が作った例文の単語帳

例文は単語カードからひっぱり、別途単語帳をつくり、それも何度も何度も見ては意味を確認、という作業を続けました。

数学

数学セクションをマスターする際に大切なのは、数学用語を英語で知るということです。これを知っているだけで、獲得スコアがぐっとあがります。

たとえば、数学を行う際の、足す、引く、掛ける、割る、イコール。これらの英単語、みなさんおわかりですか?

これらはそこまで難しい単語ではなく、一部浸透しているものだと思いますが、ちなみに、

足す= add
引く= subtract
掛ける= multiply
割る= divide
イコール= sum

となります。

しかしこれがもし、因数、倍数、整数、虚数、指数、階乗、平行四辺形、菱形などなったら困りますよね。

これらの単語を私たちは日本語で理解することができますが、実際にGREを受ける際に数学用語を英語で知っておくと、まず出題されている問題を理解することが簡単にできます。

あとは、問題をどう解くか、解き方をどれくらい知っているかにかかってきます。

しかし、先ほど述べたようにGREの数学問題の大半が、私達日本人が高校で学ぶレベルの内容なので、問題が“解けない”ということは少ないと思います。

参考書などを買った際に、練習問題などでまず問題を理解する勉強をして解く、という練習を重ねるのが効率的な対策法です。

間違った場合は、問題を理解できないで間違ったのか、それとも解き方が違ったのかということを自分なりに研究すれば、その後の勉強法も変わっていきます。

問題を理解できないで間違ったのなら、英語の数学用語へ力を入れます。解き方が間違ったのであれば、練習問題をいっそ日本語の教科書などで解いていけばどんどん身についていくと思います。

GRE勉強法、試験対策について その2

私がGREの試験対策で使用した参考書について少しお話したいと思います。

以下の写真は5冊とも私が実際に使用した参考書なのですが、1番おすすめしたいのはETS(GREのテストが実施されている会社)が出版している参考書です。

GRE参考書

私が実際に使用した参考書

GREの試験対策には大きな需要が存在し、いろいろな会社が参考書を出版しているため、購入の際に迷う方がいると思います。

なぜこのETS出版の参考書がいいかというと、稀にですが、実際のテストに参考書に記載されている問題、または似ている問題が出題されたというケースが過去にあるからです。

私も実際に似ている問題が実際のテストに出てきたことがあります。テストを実施している会社だからこそ、より本番をイメージさせそれに近い模擬試験、練習問題を参考書に記載できるのだと思います。

他会社が全く役に立たない訳ではありません。しかし、GRE受験をお考えになっている方、または参考書の購入を迷っている方はぜひETS出版の物を試してはと思います。

紹介した教材一覧:

 

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まとめ

GRE受験において一番大切なのは、根気よく諦めないで勉強を積み重ねるということだと思います。

誰でも1回受けただけでは満足のいくスコアなんて出せる訳がありません。

再受験をして、また失敗をして、その繰り返しを続けてください。

どんなに結果がが悪くても、絶対に諦めないことです。

私みたいに納得のいくスコアが取得できるまで時間がかかることもあると思いますが、諦めなければ絶対にスコアは上がっていきます。

この記事が、多くのみなさんの役に立つことを願っています。

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