ドイツ発ヨーロッパ9か国を一人旅で周遊して学んだ事前準備や必要知識5選

ヨーロッパへの移住や留学するなら、絶対、近隣のEU圏を訪れたいですよね。

週末は近隣都市へ観光へいけることは、ヨーロッパ滞在の最大の魅力の1つといえるでしょう。

今回は、ドイツ留学中に、ヨーロッパ9都市を周遊されたトーテムさんに、旅で学んだ事前準備や知識をお聞きしました。

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はじめての体験に備えて

私は大学生の間にヨーロッパ9か国を周る経験をしました。

その多くがドイツに滞在していた当時のことなので日本からの航空費は必要ありませんでしたが、一人で国をまたいで旅行するのは初めての経験でワクワクしていました。

大学生の方ならば卒業までに、もしくは卒業旅行で海外に行く場合もあると思いますが、今回は私が経験した旅行を通して、どのような準備が必要かなどを紹介していこうと思います。(それぞれの国・街については別な機会があればその時に紹介したいと思います。)

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1. 初めての海外旅行で注意すること

今回私が紹介するルートは日本からではないので、航空券の料金に関しての説明はありません。

ただし、ドイツへの旅行を考えている方は、日本からの直行便は主にフランクフルトがあります。

ベルリンへ行こうと考えている方は、直行便がないため、ドーハなどの中東、またはフィンランドなど、別な空港を経由する必要があります。

さて、海外への一人旅で目的地の空港に着いたときに緊張の瞬間となるのが入国審査だと思います。

実際のところ、私に限って言えば、何かそこまで面倒な質問はされたことはありませんでした。

2015年にに初めて一人でドイツのベルリン・テーゲル空港に着いたときはどんなことを聞かれるか少し緊張をしていましたが、パスポートを見せただけで、質問は一切受けませんでした。(ただし、その半年後にドイツに来た友人はいくつか質問をされたようです。)

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2. 入国後の渡航費を安くする方法

私の最も長い旅行では、当時滞在していたドイツ北部の街、ロストックからスタートして、チェコのプラハ、スロバキアのブラティスラヴァ、オーストリアのウィーン、ドイツのガルミッシュ=パルテンキルヒェン、フュッセン、ネルトリンゲン、ハノーファー、ハンブルク、ロストックという風にまわり、だいたい2500 kmも列車とバスで移動したということになってしまいました。

このルートでの移動費(列車+バス)は約400ユーロとなり、1ユーロ=130円換算で計算すると移動費は52,000円ぐらいになります。
(当時は円高だったのでもう少し安かったので49000円ぐらいでした。)

宿泊に関しては6晩ホテルで泊まり、唯一ウィーンからガルミッシュ=パルテンキルヒェンへ移動するときのみ列車泊をしました。

それぞれのホテルは平均1万円ぐらいだったので宿泊費は6万円となりました。

ホテル代を安くする方法

宿泊費を安くするのでお勧めなのは空港泊列車泊をする、もしくはユースホステルを利用するのがいいと思います。

まず空港泊に関してですが、おそらくその国の治安にもよりけりではありますが、基本的には安全だと思います。

空港ではちらほらベンチで寝ている人が見られ、警備員の人も巡回しているため問題はないです。

荷物を枕代わりにすれば、盗まれることも防ぐことができると思います。

また、空港によってはファストフード店やスーパーなどが24時間営業しているところもあるので、宿泊費をタダにするのには最適です。

宿泊するので一番安く済む方法はユースホステルに宿泊することです。

ドイツ語ではJugendherberge(ユーゲントヘァベルゲ)という名前で、いろいろな街にあります。

街によって値段はバラバラですが、26歳以下なら1泊3,000円前後で、27歳以上でも4,000円程度で泊まれます。
多くのところでWiFiも使うことができ、朝食もついています。

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3. ヨーロッパの列車のチケットのとり方

旅行チケットを購入するのに一番手っ取り早い方法は日本の旅行代理店での購入ですが、自分でプランを作って行きたい人は自分でチケットを買う人も多いと思います。

ドイツでの列車のチケットを予約する際には、DB(ドイツ鉄道、Deutsche Bahn)のウェブサイトを見るといいです。

DBのURL: https://www.bahn.de/p/view/index.shtml

英語やフランス語などほかの言語での対応も可能となっています。

また、各駅には券売機もあり、そこで当日の乗車券、予約券を買うことができます。

大きい駅には有人券売所もあるので、そこでもチケットの買い方を聞くことができると思います。

オーストリアの列車のチケットはÖBB(オーストリア連邦鉄道、Österreichische Bundesbahnen)で予約できます。

ÖBBのURL: http://www.oebb.at/de/

チェコの列車のチケットはČD(チェコ鉄道、České dráhy, a.s.)で購入できます。

ČDのURL: http://old.cd.cz/en/

これらのウェブサイトでは国際線のチケットも購入可能です。

発車駅か到着駅がその国の駅であれば予約することができます。

国をまたいでの列車に乗る際には、乗車直後にチケットを確認され、国を超えたときにもう一度その国でチケットを確認されます。

車掌の方が席まで来るので、特別何かする必要はありません。

ドイツからは多くの国際線がありますが、東欧に行きたい方には

ハンブルク発、ベルリン、ドレスデン、プラハ(チェコ)、ブラティスラヴァ(スロバキア)経由、ブダペスト(ハンガリー)着

というものもあります。

ドイツ国内で、高速鉄道を乗る必要がなく、いろいろな街をめぐりたいと考えている人には、

  1. Quer-durchs-Land-Ticket
  2. Schönes-Wochenende-Ticket
  3. Länder-Tickets

の三種類のチケットがお勧めです。

・Quer-durchs-Land-Ticket

まず、Quer-durchs-Land-Ticketは、平日の一日中ドイツ国内の鉄道乗り放題というもので、値段は44ユーロです。

しかし、このチケットは5人まで一緒に予約が可能で、2人目から5人目は1人増えるごとに8ユーロだけなので、5人旅行なら76ユーロとなり、割り勘をするなら1人15.2ユーロとなって格安になります。

Quer-durchs-Land-Ticket photo:flickr by TijsB

Quer-durchs-Land-Ticket photo:flickr by TijsB

・Schönes-Wochenende-Ticket

土曜日と日曜日の場合は、Schönes-Wochenende-Ticketが上記のQuer-durchs-Land-Ticketの代わりとなります。

ルールはほぼ同じですが、値段が少し安くなり、1人40ユーロとなります。

さらに、2人目から5人目は4ユーロごとに増えていくので、5人で56ユーロ、一人当たり11.2ユーロになります。

・Länder-Tickets

ドイツは州によって構成されていますが、もし1つの州のみを列車で周りたいときにはLänder-Ticketsというものがあります。

州によって値段は少し異なりますが、例えばミュンヘンがあるバイエルン州では1人25ユーロで2人目から5人目は6ユーロになります。

ケルンやデュッセルドルフがあるノルトライン=ヴェストファーレン州では1人30ユーロ、2人から5人では合計で44ユーロになります。

安くゆっくり旅行したい方、一つの地域に集中して旅行したい方にはこれらのチケットが便利だと思います。

私自身が経験したことなのですが、ドイツ国内で予約していた列車がベルリン駅から発車できなくなってしまったことがありました。

このような時にはインフォメーション・センターや有人チケット売り場に行きましょう。

その時はそのあとに発車する別な列車のチケットをもらうことができました。

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4. 治安は実際どうなのか?

ドイツに滞在している間、家族や友人からたまに聞かれたのが治安についてでした。

私は2015年の夏から2016年の夏までドイツにいたのですが、その間というのはドイツで移民に関する問題が起きてきた頃でした。

実際のところ治安にあまりにも神経質になっている方には日本からでなければいいというしかできなくなってしまいます。

日本の治安は海外の国に比べて悪いとはよく聞きますが、あまり気にする必要もないと思います。

私自身が経験したものはデモとスキミングでした

中でもスキミングでは当時カードに入れていた金額のほとんどを盗まれるという事態で、あせりはしましたが全額カード会社の方から戻ってきました。

このことから、旅行をする際には現金で持っているよりかはカードにお金を入れておいたほうがいいと思います。

現金で持っていた場合、盗まれてもお金が返ってくることがないので。

ただ、これらのことは日本でも起こりうることなので、起こるときは起こるし、起こらないときは起こらないという風に考えればいいと思います。

あまり深く考えすぎても旅行を楽しめなくなってしまうので、楽しむことだけを考えましょう。

5. ヨーロッパへ旅行する人へ

楽しむための最低限の英語を

さて、ここまでヨーロッパ現地に関する情報を書いてきましたが、今後旅行を考えている人には、必要最低限の英語は話せるようになってから旅行をしてほしいといいたいです。

ガイドがついているツアー旅行ではあまり不自由がないかもしれませんが、やはり英語が喋れるか喋れないかでは旅行の面白さは異なります。

現地の言葉を知っていればなおさらです。

例えば何かトラブルがあった時や、ホテル・レストランでスタッフの方と話す時もあると思いますが、その時に相手に伝えられないと、相手の言っていることがわからないと無駄に時間がかかってしまいます。

また、ホテルやレストランのスタッフやバーで飲んでいる人たちは陽気な人がいるときもあり、こういう人たちと話すのも旅の面白さの一つです。

なので、英語は多少喋れるようになっていることをお勧めします。

パスポートも必要

ヨーロッパはEU圏内であればパスポートを見せなくてもどこでも行けると思っている方がいるかもしれませんが、それは少し違います。

イギリスとアイルランドは(今のところ)EU加盟国ではありますが、これらの国はヨーロッパから入国する際も、入国審査が必要となります

これはEUという枠組みのほかに、シェンゲン協定という別の取り決めがあり、その中にイギリスとアイルランドが加入していないためです。

イギリスがもうすぐEUから離脱することになっていますが、これらのことから、入国審査の変化はないと思われます。

反対に、EUには加盟していないものの、シェンゲン協定には加盟していることから入国審査が必要のない国はスイス、ノルウェー、アイスランドがあります。

通過はユーロだけじゃない

さらに、EUに加盟していればその地域ではユーロが使えると思われがちですが、これも少し異なります。

実際、イギリスはEU加盟以降もポンドを使い続けていました。

また、

  • ポーランドではズウォティ
  • チェコはチェコ・コルナ
  • スウェーデンではスウェーデン・クローナ

が使われています。

ただし、チェコの首都プラハではユーロでの支払いが可能な店が多かったです。

これらユーロを使っていない国では、主要な街では駅や周辺地区でも外貨交換をすることが可能です。

まれに、レートがかなり良くないところもあるので気を付けましょう。

まとめ

今回はヨーロッパ旅行の基本情報について紹介しました。

EUやシェンゲン協定への加盟国が増えれば、日本人も旅行がしやすくなります。

日本からは遠く離れた地域で、旅行をすれば必ず記憶に残るものとなると思います。

みなさんもぜひ、後悔のないよう、遊びつくしましょう!

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