外国に興味がある方たちにとって、海外に住むというのは一つのあこがれであると思います。
外務省の調査によると、2016年時点での海外に住む日本人は合計で130万人を超えていますが、ドイツは8番目に在留邦人が多い国で4万人をこえています。
そこで今回は、ドイツに焦点を当てて、ドイツで住む上での注意点、日本とは異なる点を紹介していきたいと思います。
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1. ドイツのビザはどうやってとるの??
以下のドイツ連邦共和国大使館・総領事館のウェブサイトにも記述されていますが、日本人がドイツに行く際、90日間はこれといった手続きをせずに滞在することができ、かつ「シェンゲン協定」に加盟している国であればその期間中であれば行くことができます。
いわゆる「観光ビザ」のようなものです。
これを超えると長期ビザとして手続きをする必要があります。
ビザに関する参考記事:
今回はドイツの学生ビザについてとりあげます。
上の領事館サイトでも確認できる通り、もちろんパスポートは必要なのですが、忘れていけないのが「ドイツの滞在費をちゃんと払えますよー」と証明するための証明書です。
これを忘れてしまうと後々ビザ申請が厄介になるので忘れないようにしましょう。
さて、上で書いたとおり、90日間はビザなしでドイツに滞在することができるので、日本にいるときにビザを取る必要はなく、現地到着時から90日以内に申請すれば問題ありません。
各街の市役所で申請することができ、2、3回ほど申請のために市役所に出向く必要があります。
申請認可後は写真付きの滞在証明カードをもらって終了となります。
ドイツの駅には改札がない!そして…
日本では駅には改札があり、改札を通らないとプラットフォームへは行けないようになっていますが、ドイツには改札がありません。
その代わり、プラットフォームには必ず乗車券を差し込む機械があり、これが改札代わりとなっています。
市内のトラムやバス、SバーンやUバーンなら車内にもこの機械があり、乗車する際には必ずやらないといけません。
市外への旅行の際はチケットが異なるので、列車内を巡回する車掌さんに見せる必要があります。
改札がないからといって、無賃乗車をすることだけは避けてください。
ドイツの交通機関に関する参考記事:
ドイツ鉄道の全線乗り放題!ジャーマンレイルパスを使いこなそう
バスやトラムにも時々チケットをちゃんと買っているかを確認する人が乗ってきます。
街によって異なるかもしれませんが、無賃乗車が発覚した際、50ユーロ前後の罰金が科せられます。
また、ドイツでは列車やトラム、バスにも自転車も載せることができ、専用のスペースと自転車を留めるシートベルトのようなものもあります。
日本ではよく、「完全に止まるまで席を立たないようお願いします」といったアナウンスが流れますが、ドイツでは停まる前から立っている人が多いです。
また、ドイツでは列車やトラムなどは主導になっており、ドアについているボタンで開くようになっています。
ふっと忘れてしまうと後ろに人がさっさとボタンを押します。
3. ペットボトルやビンをスーパーで回収すると…
家庭で出る多くのごみは家の近くのごみ収集所に捨てることができますが、ビンとペットボトルは近くのスーパーマーケットまで持っていきましょう。
というのも、各スーパーにはビンとペットボトルの回収マシンが設置されており、回収したビン・ペットボトルの種類、数に応じてそのスーパーでの割引券がもらえるためです。
大体が1本につき、15セントから50セントでまれに回収されないものもありますが、まとめて回収してもらって買い物をするとある程度買い物が安くなり、生活費の節約にもなります。
なので、ベルリンなどでの駅では、観光客が飲み終わって持っているペットボトルを探している人もたまに見られます。
4. ショッピングモールなどでトイレを使おうとするとお金を払う??
これもちょっとした驚きなのですが、ショッピングモールや駅でトイレを使おうとすると50セントから1ユーロほど使用料を払わないといけません。
駅の場合はコインを入れて中に入れるようになっており、ショッピングモールなどではトイレの入り口に人が座っていて、その横にある器の中に指定されている金額を使用後に払います。
5. 大学生にやさしいドイツ
大学生にとってドイツがいい国であるのは、学費が無料(州によってはEU加盟国外出身の学生は学費を払う必要がある)という点です。
学費の代わりに、セメスターフィーといわれる学期ごとに支払うものがありますが、これは大体3から4万円です。
このセメスターフィーの内訳の大部分を占めるのが、街の公共交通機関の使用料で、これにより、学生証を見せることによって半年間乗り放題になります。
これにより、街中の移動がかなり自由にスムーズにすることができます。
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6. ドイツのレストランでのルール
レストランでは好きな場所に座り、そのあとにウェイターの方がメニューを持ってきます。
あいさつはするようにしましょう。
気を付けないといけないのが、注文が決まり、ウェイターの方を呼ぶときなのですが、手をパーの状態で挙げないようにしてください。
日本ではよく見る光景ですが、ドイツではナチスドイツのあいさつに似ていることからタブーになっています。
基本的には人差し指を出して手を上げるようにしましょう。
支払いの時ですが、チップは出しても出さなくても問題ありません。
チップを出す際には、’〇〇 Euro bitte.’と、金額の後にbitte(ビッテ)をつけるとチップを渡すという一つの意思表示になります。
例えば14ユーロ(ドイツ語ではユーロはオイロという言い方になる)の際に、’15 Euro bitte.’といえば、1ユーロがチップとして渡すことになります。
ドイツ生活の注意点まとめ
ドイツに住み始めて最初の頃は慣れないことも多いとは思いますが、日本とは異なる文化を経験して楽しいものだと思います。
学生の方であれば、きっとできる限りドイツで過ごしていたいと思うことでしょう。
思う存分、ドイツ生活を楽しんでください♪
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