ベルリンにはどのようなイメージをお持ちですか?やはりビール、ソーセージ、美術館などがオーソドックスなイメージでしょうか。
住んでみるとお分かりになると思いますが、実はベルリンはフェス大国とも言えるほど毎週毎月どこかでフェスが行われています!全部行こうとしたら大変なことに…
ということで、今回はベルリンでオススメ&有名なフェスを5つご紹介いたします。
まだベルリンのフェスには行ったことが無い…というフェス初心者が行きやすいものを選んでみました。
それではチェックしてみましょう!
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Festival of Lights(光の祭典)
世界中で開催されているこのフェスティバルですが、ベルリンでも2005年から行われています。
ドイツは夏が短く、冬が長い国です。またベルリンは秋から冬にかけては雲が多く日中でもドンヨリしている天気の日が続くことの多い地域でもありますので、ベルリンの人はこの時期に行われるイベントを楽しみにしています。
寒くなり始める10月中旬に9日間開催されるこのイベントですが、市民の多くが夜の散歩を楽しまれています。
観光地としても有名なブランデンブルグ門、テレビ塔、ベルリン大聖堂などがライトアップされ、時間帯によってはプロジェクションマッピングのイベントも見ることができますし、ライトアップされたボートでのシュプレー川クルージングや、ライトを使った世界のアーティストによる展示も見ることができます。
街中全体がライトアップされますので、ボートなど一部のイベントを除いて基本的に無料で楽しむことができます!
オフィシャルHP: Festival of Lights
International Beer Festival(インターナショナルビールフェスティバル)
これはベルリンに住んだら是非行って欲しいお祭りです。
ミュンヘンには「オクトーバーフェスト」がもっとも有名なビールフェスティバルとしてありますが、ベルリンと言ったらこのインターナショナルビールフェスティバル!
毎年世界80カ国以上の国から様々な種類のビールが集まり、会場を埋め尽くします。
面白いのはプロビアクルッグと呼ばれるシステムで、200mlのビールジョッキを3.5ユーロで購入し、それを持って各スタンドに行くと一律1.5ユーロでビールが買えるというもの。
(瓶ビールや一部の生ビールを除いて)通常の小グラスは300mlですが、それよりも少ない200mlのグラスを採用することでより多くの種類を試すことができます。
もちろんグラスを買わなくてもこのフェスを楽しむことができますが、1杯300mlで2ユーロ以上〜という価格ですので、より多くの種類を試してみたいと思っている方にはプロビアクルッグを利用することをおすすめいたします。
また、ビールだけでなく各国の食べ物の屋台も多く出ていますので、アルコールが苦手な方でも十分楽しめますし、赤ちゃん連れのご家族も多く訪れています。
毎年8月第1週の週末、金土日の三日間に渡って開催されており、初日はお昼の12時オープン、最終日は22時くらいから撤収の雰囲気が漂いはじめ、ビールの在庫切れで営業を早めに終了してしまうお店もあります。
いろいろな種類のビールを確実に飲みたい!という気合の入った方は是非早めの時間帯から行く方が良いですね。
オフィシャルHP: International Beer Festival
Lange Nacht der Museen(ミュージアムの長い夜)
ベルリンと言えば多数ある美術館。このフェスはなんと18時から夜中の2時まで美術館・博物館に入れるというもので、タイトルの通りミュージアムの長い夜が楽しめます。
もちろんベルリン市内の全ての美術館・博物館が参加しているわけではないですが、80箇所のミュージアムが参加していますし、関連した800のイベントも楽しめるということでアートファンには非常にお得で楽しいフェスなのです。
しかもチケットはたったの18ユーロ!
学生などの割引を受けることができれば12ユーロで楽しめます。通常時の美術館入館料が8ユーロから12ユーロであることを考えるとかなりお得です。
チケットはオフィシャルHPやイベントなどのチケットサイトでも取り扱っています。
ネットで申し込みをすればクレジットカードやドイツのECカードで支払いができますし、とても便利です。
当日は申し込み後に送られてくるチケットをプリントアウトして持っていけばOKです。
インターネット環境の無い方や現金での支払いを希望する方は、所定の窓口(アレキサンダープラッツ駅中のチケットセンターなど、オフィシャルHPにて案内されています)でも買うことができますのでご安心ください。
前から気になっていたけれどまだ行ってなかった美術館や、好きな美術館にリピートして行っても良いですし、好きなだけ、思う存分アートに浸ることができる一晩です。
またこのイベント開催時には交通機関も協力しており、夜中の3時までバスが走っています。
しかしこの日はベルリンミュージアムパスなどをすでに持っている方もそれは使用できず、イベントチケットを別途購入しなければなりませんのでご注意ください。
オフィシャルHP: Lange Nacht der Museen
HANAMI (花見)
その名も「花見」ということで日本語の名前が付いていますが、毎年4月下旬の桜の季節に行われるお花見祭りです。
この会場になっている桜並木の桜はすべて日本のテレビ局「テレビ朝日」が寄贈したものなので、毎年ここでお花見祭りが行われています。
様々な出店が出ており、そこには多くの日本食スタンドも出ます。
たこ焼き、たい焼き、コロッケ、おにぎり、酒…など、そこはさながら日本!海外生活も楽しいですが、やはり日本のお祭りが恋しくなるところ。
在ベルリンの日本人とも知り合いになれるチャンスですし、桜を見ながら束の間の「日本」を楽しむのはいかがでしょうか。
もちろん、ドイツ人経営の出店もありますし、ドイツ人のお客さんもたくさんいらっしゃいます。
ですが、ここに来るドイツの方は日本の文化や食べ物に興味がある方が多いように感じます。
ここ数年でベルリン在住の日本人はとても増えましたが、日本人や日本文化に寛大なベルリナー(ベルリン在住の人のこと)のおかげで私たち日本人が住みやすいのかもしれません。
また、ちょっと面白いのは会場の隅でコスプレイヤーが撮影会をやっているところ。アニメファンのドイツ人たちがコスプレをし、日本=桜のイメージで思い思いに撮影をしているのです。
最初に見た時はびっくりしましたが、あまりにも楽しそうなので微笑ましくなってしまいました。
アニメファンの方はココでお友達になれるチャンスもあるのではないでしょうか。
オフィシャルHP: HANAMI
Internationale Filmfestspiele Berlin(ベルリン国際映画祭)
世界的にベルリンの名前を有名にしているのは、この映画祭では無いでしょうか。
一度はこの名前を聞いたことがあると思います。毎年2月に行われるこの映画祭は、ベルリン市民だけでなくドイツ各地から映画ファンが集まる大きなお祭りです。
チケットの制度は様々ありますが、通常は事前に公開される映画のタイムテーブルをインターネットまたはその時期に無料で配布れる冊子、スマートフォンのアプリで自分でチェックします。
その中から選んだ映画のチケットを、決められたチケット売り場で購入するか、オフィシャルサイトからネット上で購入することになります。
チケットは公開3日前にならないと販売開始になりませんので、まとめて一週間分購入、などをすることはできません。
余っていれば当日券も数枚でますが、これは当日に会場へ行き並ぶほかありません。目の前で売り切れ…となってしまうこともしばしばありますので、絶対に観たいと決めている映画がある場合は前売りチケットを買っておきましょう。
この映画祭では新作だけでなく、古い白黒映画やテーマごとに選ばれた過去の映画も上映されます。
ベルリン在住でなかなか見られない日本映画ですが、この映画祭では新作も含めて見ることができるのは嬉しいですね。
オフィシャルHP: Internationale Filmfestspiele Berlin
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