ドイツ・ベルリンで最近流行りのカーシェア。便利にお得に移動費を節約

ドイツのカーシェア

最近はなんでもシェアリングの文化が広がってきています。

自動車、自転車、オートバイなどなど種類も使い方もさまざまですが、使用回数の少ないものや、購入前に試してみたいときなどはシェアを利用した方がお得にすむことがあります。

出勤や通学など毎日利用する方には向いていませんが、ドイツで大きな買い物をするときだけでいい、家族で遊びに行くときだけでいい、など短時間だけ車を利用したいという方には最適なカーシェアリングです。

カーシェアとは、カーシェアリングの略、つまりレンタカーの短時間・簡略版のようなものです。

ここでは。ドイツ・ベルリンのカーシェアの事情をご紹介します。

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ベルリンでカーシェアを行っている会社は?

Share Now(share-now.com)

Sixt share (https://www.sixt.de/share/)

We Share(https://www.we-share.io/

MILES(https://miles-mobility.com/

などがあります。

2009年にサンディエゴから始まったShare nowの前身会社であるCar2goがベルリンに参入してきたのがカーシェア文化の始まりだったようです。

現在もどんどん増えてきていますが、それぞれほとんど登録方法や使用方法は似ています。ただし、提供している車種が違いますので用途によって使い分けるとより便利でしょう。

いずれも観光客向けのサービスではなく、住民向けのサービスですので、登録住所はホテルでは行うことができません。

特に、登録後に車の鍵になるカードが送られてくることも多く、理由の一つです。(鍵となるカードがなくても、登録が完了すればスマートフォンで解錠することができます。)

登録方法は?

カーシェアを利用するには事前のネット登録が必要です。

会社によって少しづつことなりますが、だいたい同じなのでまとめてご紹介します。

1)まずは登録したいサイトへアクセスします。

2)個人情報を登録します。

名前、住所、電話番号、メールアドレス、アプリのパスワード(自身で設定します)

3)支払い用クレジットカードの登録

4)3までが済むと、登録者本人であるか?本当に登録しますか?などという内容のメールが来ますので了承します。

ここまででHP上の作業は終了です。

5)アプリをスマホにダウンロード

6)サイト上で登録したパスワードなどを使ってログイン

7)運転免許証の登録や顔認証などの本人確認(写真の場合もありますが、会社によってはそのままビデオチャットが開始され、スタッフが顔認証することもあります)

8)登録完了!

クレジットカードの登録認証や、本人確認に数日かかる場合もあります。

実際に車を使用したい日がすでに決まっている場合は、早めに登録を済ませておくことをオススメします。

車の保険はどうなる?

車は簡単に借りれても、事故の際の補償などはどうなるの?と心配の方もいるかもしれません。

登録時やそれぞれのオフィシャルHPに記載がありますが、それぞれ車両保険は付随していますので事故の際はそちらが適用されます。ただし、人身事故などあまりにも重大な事故を起こした場合はカバーしきれない場合もあるようですので、登録時にどこまでカバーされるのかしっかり確認しましょう。

そしてその保険が自分にとって不十分だと感じた場合は、レンタカー保険や賠償保険などに入っておくことをオススメいたします。

カーシェアを利用する上での注意点

カーシェアを登録すると色々な車に気軽に乗れますが、逆に言えば乗り慣れていない車種を借りることもあるということです。

エンジンのかけ方がわからない、ハザードランプのボタンが思ったところについていない、サイドミラーの動かし方がわからない…などのトラブルはよくあります。しかし、走り出してしまってから確認するのでは事故のもとです!

初めて乗る車種の場合は最初にきちんと確認をしてから利用しましょう。

また、在独日本大使館からの注意喚起で「交通ルール」についても記載があります。ドイツの交通ルールをよくわかっていないまま車道に出てしまうようなことの無いようにしなければなりません。

気軽に使えるカーシェアだからこそ起きてしまう事故が増えていることも事実です。

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Share now とは

Share now

まずはベルリンで一番使われており、早くからベルリンでカーシェアサービスを開始したShare now(旧Car2goとDreiv now)を見てみましょう。

現在8か国で展開されているShare nowですが、ドイツでは

  • ベルリン
  • フランクフルト
  • ハングルク
  • ミュンヘン
  • デュッセルドルフ
  • シュトゥットガルト

の6都市で展開されています。

もともと二人乗り用2ドアの「スマート」が多く使われていたこともあり、まだそのイメージが根深いcar2goですが、ベルリンでは4ドアのものもかなり普及しています。

Share nowの利用金額は?

金額は1分ごとにチャージされます。

車の種類によりますが、

一番安い smart(ガソリン車)は1分0.19ユーロ/約23円
一番高いメルセデスベンツII(Bクラス)で0.34ユーロ/約44円

ほどです。

また、車種によっては1時間、2時間、4時間、6時間、1日など時間貸しも行っており、長時間利用したい場合は借りる時に料金プログラムを事前に選択しておくと分単位での計算より利用額が安く抑えられます。

Share nowで使えるメーカー、車種は?

2020年2月現在、Share nowで使用できる車はBMW(11種類)、メルセデス・ベンツ(5種類)、MINI(5種類)、Smart(6種類)の合計27種類で、二人乗り用やトランクが広いものなど様々。

行き先や使用用途によって選んでみると楽しめます。

また、メルセデス・ベンツなど人気も高いけれどもお値段も高い…という自分で購入するにはちょっと勇気がいる車でも気軽に乗れるのもカーシェアリングの良いところですよね。

車好きな方は様々な車種を乗り比べてみるのも楽しめるとおもいます。

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We Shareとは

We Shareとは

カーシェアリングの会社も増えてきていますが、今ベルリンで最も注目を浴びている会社がこちらのWe Share。We Shareの特徴はなんと言っても電気自動車であるところ!

これまではベルリンでしか展開されていませんでしたが、2020年の1月からミュンヘンでも利用が開始されました。

エコに関して先進国と言われているドイツですので、今後ますます電気自動車のシャアが増えてくると期待されています。

We Shareの利用金額は?

車種によりますが、

一番安くて1分0.19ユーロ/約23円
高くても1日最大39ユーロ/約4,700円

お買い物でのチョイ乗り、お出かけでの1日レンタルなどシーンによって使い分けてお得に利用できます。

1日最大39ユーロと決まっているのも安心して利用できるポイントではないでしょうか。

Share nowで使えるメーカー、車種は?

車種は現在Volkswagenのe-Golfのみ。

利用額はShare nowとあまり変わりませんが、エコ視点ではWe Shareの方が圧倒的な人気を誇っています。

しかしまだ台数が少ないことがデメリットです。しかし今後人気をうけてどんどん台数も増えていくでしょう。

レンタカーとの違いは?カーシェアアプリで気軽で便利

レンタカーでは決められた場所に予約した車を受け取りに行き、決められた場所に、決められた時間までに返却しなければなりません。

その代わり、事故にあった場合の保険をかけておくことができますし、数日に渡って旅行に行ときなどはカーシェアより安く借りることができます。

また、ドイツでは基本的に21歳以上で免許証を持っている人であれば、特に審査もなく借りられます。

返却の際はガソリンを満タンにして返却しなければなりません。

カーシェアリングの場合、事前の登録がすべて済むと、あとはスマートフォンに専用のアプリをダウンロードするだけで車の予約からドアの開け閉めまで完了することができます。

また、借りる際も使いたい時にスマートフォンで自分のすぐそばにある車を探すことができ、その場で予約、返すときも空いている公共の駐車場に自由に停車することで返却を完了することができます。

決められたエリア内であれば自由に乗り降りでき、しかも支払いは使った時間分だけ事前に登録したクレジットカードから引き落とされるという仕組み。ガソリンをチャージして返す必要もありません。

カーシェアのメリット・デメリット

何より手軽なことが最大のメリットでしょう。

自家用車と違って維持費もかかりませんし、レンタカーと違って保険代やガソリン代がかかることもありません。

その代わり、基本的には決められたエリアでしか乗ることができませんので、長距離や長期利用したい場合にはコストがかかり過ぎてしまいます。

つまり、「近所で」「少しだけ」「手軽に」乗りたい時に向いているのがカーシェアということです。

ドイツでカーシェアを利用してみよう

ベルリンでは今シェア文化が広がっています。

ドイツのカーシェア

とくに、都市部では駐車場の問題や維持費の問題などで自家用車を所有しにくいため、電車やトラム(路面電車)などの交通網が発達していることから車の需要が減ってきてもいます。

しかし、大きな荷物がある時などはやはり「ちょっと車があれば…」と思うことも少なくありません。

今後もどんどん拡大していくであろうカーシェア。ぜひ、便利に使いこなしてくださいね。

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