アメリカ留学中にアルバイトする方法。チューターとして働いた私の経験談

アメリカ留学中にアルバイトする方法

留学に興味ある方がたくさんいらっしゃると思うのですが、留学するにあたって金銭面で心配がある方が多いのではないでしょうか?

今回は、アメリカ留学中にアルバイトする方法と経験談についてご紹介したいと思います。

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留学生でもアルバイトが出来るの?

こんにちは。私は、アメリカの2年生大学に留学していました。

既にアメリカで留学している人ならご存知だと思いますが、基本的に、アメリカの留学生は学校外でのアルバイトは禁止されています。

アメリカの留学生は、F1ビザ(学生ビザ)を入国前に取得しますが、このF1ビザ保持者は学校外では働くことができません。

アメリカの大学でアルバイト

日本なら大学生はほとんどアルバイトをしているし、ただでさえ留学はお金がかかるのに、アルバイトもできないなんて辛いですよね。

でも実は、留学生でも学校内ならアルバイトが可能なのです。

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学校内でのアルバイトはどんなものがある?

学校内でも意外とアルバイトを募集しています。

もちろん大学によっても違うと思いますが、よく聞くのが、

  • カフェテリア
  • コーヒーショツプ
  • チューター
  • 留学生サポートオフィス
  • 生徒会
  • コンピュータルームでの受付やシステムサポート

などです。

これは私の経験談を元に書いているので、2年生大学(コミュニティカレッジ)、4年生大学の話です。

高校や語学学校での留学でアルバイト先があるかは分かりませんので、ご了承ください。

私は2年生大学だったので、4年生大学と比べるとキャンパスも小さかったのですが、上記のアルバイトがありました。

大きいキャンパスの学校ほど、もっと多くのアルバイト先があると思います。

一般的に、アルバイトの開始時期は学期が始まる時です。

ですので、働き始めたいと思う学期の前にはアプライしないと間に合わないです。

秋学期から働き始めたいと思ったら、夏学期中にはアプライしましょう。学期間の休みの間にトレーニングがあり、それに参加できないと採用してもらえないこともよくあります。

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チューターとは・・家庭教師や塾の先生

私は2年間の留学生活のうち、1年間はチューターとして働いていました。

チューターとは、家庭教師や塾の先生のようなもので、主に授業の復習をします。

学校内にチュータリングセンターがあり、そこで数学のチューターをしていました。

まずはチュータリングセンターの説明をしたいと思います。

これはアルバイトする、しないに関わらず、一度は利用してみたほうが良いです。私は生徒としても大変お世話になりました。

チュータリングセンター

私の学校のチュータリングセンターは、

  • アポイントメント(予約)
  • ドロップイン

がありました。

アポイントメント(予約)

アポイントメントは一対一とグループがあります。

基本的には学期毎の予約で、学期始まりから末まで毎週月曜日の3時から1時間などと決めることができます。

学期途中から予約を取ろうとすると、予約がいっぱいなこともあるので、チューターが必要だと感じたらすぐに予約を入れることをオススメします。

ドロップイン

ドロップインは自分の好きな時間に立ち寄ってチューターに質問することが出来ます。

絶対にチューターに質問しなくてはいけないわけではないので、勉強や宿題をする場所としても利用できます。

質問があればすぐにチューターに聞けるので、勉強の効率は大変良いです。

ドロップインは時間によって教えている科目が違うので、スケジュールの確認は大切です。

チューターのアルバイト代と労働時間は$9.5ほど

チューターの時給は最低賃金の$9.5ほどでした。

チューターとしては安いかなと思いましたが、留学生としてアルバイト出来るのはかなり大きかったです。

アメリカの留学のチューター2

F1ビザで学校内で働けると言っても、労働時間が決められています。週に20時間を超えてはいけない決まりがあります。

私は週に16時間から18時間ほど働き、月に500ドルほどもらえたと思います。

自分のアルバイト代からお小遣いとしては十分だったし、生活費の一部にもなったので、本当に助かりました。

チューターのお仕事をするために必要なこと

チューターになるには、自分が選択したクラスで良い成績をとる必要があります。

ほとんどのチューターは以前に同じクラスをとっていて、教授によって振り分けされていることもあります。

教授からの推薦状も必要なこともあるので、授業の際は、多くの質問をして教授から覚えてもらうと良いです。

セッションの流れ

では、実際に1時間のセッションで何をするのでしょうか?

基本的には、その週のクラスで学んだことの復習です。そこで分からないことがあれば再度説明し、口頭のクイズ形式で生徒が本当に理解しているかどうか確認します。

テストが近いのであればテスト対策、テストの結果が出たら間違えてしまったところの復習です。

教授によってさまざまですが、大きいテストはミッドターム(中間試験)とファイナル(期末試験)です。

ファイナルではその学期で学んだこと全てがテストに出る場合もありますので、常に復習は大事です。

セッションの後は、今回のセッションで何を復習したか、生徒の苦手なところなどを簡単にまとめておくと、それぞれの生徒に何をしたか覚えておけるので便利です。

トレーニング内容

チューターとして働く際に役立ったことは、トレーニングでした。

実際に働く前に、オリエンテーションや新しく入った人向けにトレーニングがあったので、セッションで実際に何をしたら良いか、チューターとしての心得など大変役に立ちました。

また、毎週のようにさまざまなトレーニングがあり、例えば*Learning Styleの違いについての講座がありました。

また、新人のチューターにはMentor(指導者)がつけられ、毎週カウンセリングがありました。質問があれば聞いたり、セッションに関してアドバイスをくれます。

このようなサポートのお陰で、チューターのお仕事がスムーズになり、続けられたと思います。

*Learning Styleとは

一番良い結果を出すには、個人によって違った環境や学び方があるという考えです。

主に

  • Visual Learner(視覚から学ぶタイプ)
  • Auditory Learner(聴覚から学ぶタイプ)
  • Kinesthetic Learner(触覚・運動感覚から学ぶタイプ)

があり、それぞれに合った勉強方法があります。

自分のLearning Styleを知ることは、効率的に学習し、自分の能力を伸ばすのに大切です。

チューターとして生徒のLearning Styleを知っておくとより良いセッションを提供できます。

チューターになるのは難しそうに聞こえますが、以前にとったことがある授業の復習なので、成績が良かった授業であればチューターになるのもそんなに難しくないと思います。

得意な科目であれば是非アプライして見てください!

授業のノートやプリントを取っておくとチューターになった時に役立ちます。

実は私、最初に数学の授業を取った時、単位を落としてしまいました。

それまで、数学は大の苦手で、高校1年生の時にしか数学は取っていなかったので、Algebraでさえも忘れていました。

単位を落とした時に本当にショックでした。

授業料が返ってくるわけでもないし、また同じクラスを取るためにお金を払わなければいけないし、と自分を責めました。

その悔しさから、数学を苦手から得意に変え、次の学期では最高のAプラスを取ることができました。

その後チューターとしてアルバイトを始め、チューターになったことで効率的に勉強することを学び、その後の他の授業の成績ももっと良くなりました。

私の留学生活で、チューターになったことは最高の経験でした。苦手を克服でき、強い自信に繋がりました。

日本語のチューターなら簡単になれる?

チューターをしていると誰かに言うと、日本語のチューターだと思われていました。

もちろん、日本語のチューターにもなりたかったし、簡単だと思っていましたが、そんなことはないです。

日本語のチューターになろうと日本人の教授にお願いしたところ、日本語が話せることと日本語を正しく教えることは違うから、授業に参加出来ない限りチューターにはなれないと言われました。
(もちろん授業に出ている間、お給料は出ます。)

その学期の私のスケジュールと合わなかったので、残念ながら日本語のチューターにはなれませんでした。

アメリカの留学中の勉強

教授によっては日本語テストで判断してくれることもありますが、日本語が話せるといって誰でもチューターになれるわけではありません。

アメリカ人に文法を聞いても上手く説明出来ないことも多いですよね。

チューター以外のお仕事・Supplemental Instructionとは?

チュータリングセンターでは、チューター以外のお仕事があります。

それがSupplemental Instruction (SI) リーダーです。

SIとは、特定の授業において、授業外でさらなるレクチャーやアカデミックサポートをしてくれるプログラムです。

難易度が高い数学や理系のクラスにSIリーダーがいることが多いです。

このSI リーダーは毎回の授業に出席していて、クラス内で問題を解く時間があればそこでサポートをしたり、授業外でレクチャーの時間を設けてくれます。

チューターと異なり、特定の授業に毎回出席し、直接教授から指導を受けているので、より授業内容に沿ったポイントやレクチャーを受けられます。

また、SIリーダーが催すレクチャーでは練習問題を作ってくれたりもします。ただ、多人数になるので個人的に質問できる時間はあまりないでしょう。

難易度が高い授業の場合には、SIリーダーとチューターを両方活用してみてください。

アメリカの大学

時給に関しては、SIリーダーの方がチューターより高かったです。

ただ、勤務内容はチューターより難しく大変だと思います。

自分でレクチャー内容を考え、練習問題の作成をしたり、レクチャーに生徒が集まらないのであれば、名刺やチラシを作って生徒に意欲を持たせることもします。

授業内容をしっかり把握することも大切ですし、リーダーシップ能力や教授との良好な関係を築くことも良いSIリーダーになる上で欠かせません。

毎学期同じ授業のSIリーダーになりたければ、その授業時間に合わせて自分のクラスを選ぶ必要もあります。

チューターから始めて、慣れてきたらSIリーダーにチャレンジしてみても良いですね。

アメリカでのチューターとしてのアルバイトすることのメリット

学校内のアルバイトの中でも、チューターやSIリーダーはオススメです。

役立つことも学べて経験にもなりますし、Resume(履歴書)に記載する際は見栄えが良いです。

大学や州によって違うことも多いと思いますが、私の経験談が参考になれば嬉しいです。

大学に留学する際には、経験のためにも是非アルバイトを探してください。

でも、一番大切なのは授業なので、勉強を妨げにならないよう気をつけてくださいね。

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