アメリカの食生活の実態。肥満大国で健康的な食べ物を選ぶポイントとは

アメリカの食生活の実態。肥満大国で健康的な食生活を送る方法

「アメリカの食事」と言えば、日本人の私達がたいていイメージするものはバーガー、ピザ、ステーキ、ソーダ、カラフルなケーキなどの高カロリーな食事ですよね。

しかもサイズは巨大で、日本人の常識ではちょっと考えられないサイズ。

「そんなイメージですが、実際は?」

想像を裏切っていないイメージどおりの傾向にあるようですが、どうやらここ10年ほど前からアメリカ国民の食生活が少しずつ変化してきているのだとか

ネブラスカ州在住のMさんから、アメリカの「食生活」の実態と、最近起きてる変化についてお伝えしていきます。

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 世間から「一般的」と思われてるアメリカの食生活、実際のところは?

日本との大きな違いは、主食がないということ。

日本では必ずというほど、ごはん(お米)がメインで出てきて、

  • ごはん or パン(主食)
  • おかず(2-4種類)

と栄養バランスを取り入れた食事です。

アメリカでは日本のように栄養バランスを意識するような何品ものおかずを食事に取り入れる文化がないです。

アメリカでは主食が

  • 肉(ステーキ)
  • スープ
  • バーガー
  • ピザ
  • パスタ

サイドディッシュ(おかず)に

  • マッシュポテト
  • 野菜ソテー
  • サラダ
  • ロールパン

など。

びっくりしたのは、パスタ(炭水化物)のサイドディッシュには必ずと言っていいほどパン(同じく、炭水化物類)を付けるのです。

バーガー、ピザ、ステーキばかリというわけではなくサンクスギビングや、クリスマスの特別な日には、時間をかけて手の込んだアメリカならではの料理を楽しみます。

ローストビーフや、ターキー、その他オーブンを使っての料理はとても美味しいですよ。

老人に高カロリーな食事

学生時代のバイト先の老人ホームでの利用者さんに用意される食事にはとても驚きました。

老人ホームだから、体に優しい食事が出るんだろうなと思ったら、そこで用意される食事のメインはやっぱり高カロリーで胃が重たくなりそうなものばかり。

  • バーガー(これは絶対欠かせないのがアメリカです)
  • マカロニ&チーズ、
  • マッシュポテト
  • チーズ入りラビオリ
  • チキンパルメザンパスタ

など。

学校での食事は?

子供たちは毎日給食で何を食べているのか、親としては気になりますよね。

学校の給食がどんなものなのかを詳しく知ることができたので少し紹介します。

下記のメニューがメインでミルクが付きます。

  • チーズバーガー
  • サンドイッチ(チーズ、BLT(ベーコン、レタス、トマト)、チキンだったり日によって違う)
  • ワッフル&スクランブルエッグ(チーズ入り)
  • ベリー、バナナパフェ(昼食でパフェ?)
  • ペパロニピザ
  • フルーツ盛り合わせ&マフィン
  • ホットドッグ

ネブラスカ州内にある小学校の給食例ですが、他州の学校でも似たようなメニューだそうです。

栄養バランスを考えた日本の給食のようにはいきませんね。

かなり大雑把で、大味というか繊細な味付けがされてる料理は少ない印象です。

上記のような食事がわりと一般に精通しているアメリカの食生活です。

アメリカはこういう食文化が、「当たり前」として古くから成り立ってしまっている国なので、「肥満大国」と呼ばれてしまうのも納得です。

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肥満の人が多い理由。アメリカが直面している健康問題

では、どうしてアメリカが「肥満大国」とよばれるまでになってしまったのでしょうか。

子供をターゲットにしたジャンクフードの宣伝が多い?

食品会社のマーケティングが確実に大きく影響しています。

食品会社にとっては知識のない小さな子供たちは恰好のターゲット。

多額のお金をマーケティングに費やして巧妙な手口でジャンクフード=体に全く価値のない食べ物の宣伝をしています。

子供達は純粋に、アニメや映画のキャラクターが好きで、食べることが好きで楽しい事に強く心をそそられますよね。

子供の純粋さを狙って食品業界はそういった子供達の心を大きくくすぐるキャラクターや、3大イベントとも呼ばれるイースター、ハロウィン、クリスマスなどを上手く使います。

ホリデーシーズンの宣伝は毎年ド派手に行われ、ジャンクフードの売り出しに力を注いでいます。

貧しい地域もある現実

残念ながらジャンクフードはオーガニック健康食品に比べると値段が安くお手軽価格ですよね。

格差社会が激しいアメリカには、「この辺は貧しい地域なんだな」というのが一目でわかる地域があります。

そういった地域の周辺には健康食品を売ってるナチュラルオーガニックスーパーなど先ず見当たりません。コンビニだったりファーストフード店だったり、選択肢が少ない。

しかも、ファーストフードなら早いし、美味しいし、キッズミールのおまけで子供も喜ぶし、そして何よりも安いからわざわざファーストフードを好む人も多くいるのです。

ちなみに

  • マック(MacDonald)
  • バーガーキング(Burger King)
  • チックフィレ(Chic-fil-A)

では

キッズミールはだいたい$3.99~$4.99の$5以下です。

 遺伝子が原因で肥満?

「親が太っているから、その子供も太る」が全ての人に100%当てはまるわけではありませんが、少なからず、親の食生活が子供に大きく影響する傾向があるように感じます。

親がジャンクフードのような体に価値のない食事取ることに疑問すら感じないと、子供も親と同じような食生活を送る事が当たり前になってきます。

世界一の遺伝子組み換え食品GMO生産大国

GMOとは(Genetically Modified Organism)遺伝子組み換え作物=遺伝子を組み替える技術を使って生産された食品(農作物、食品添加物)の事を言います。

アメリカでGMOの生産が認められ1996年あたりから、GMOが多く並ぶようになりました。

トウモロコシや、大豆、綿などの9割がGMO、加工食品の7割以上に、この何かしらのGMO原料が入ってと言われています。

このGM(Genetically Modified )という技術を使うことのメリットは、早く生産できる、殺虫剤につよい、長持ちする、より美味しくて栄養があるなのだそうです。

人工的に手を加えた食品を食べると、「美味しい!もっと食べたい」という感覚が起き、消費者の「過食」がすすんでしまうのも、肥満になる原因の1つかもしれません。

GMOは「安全」だ「危険」だと様々な意見が世間で飛び交っているなか、「健康、環境に悪影響を与えてる」と不信感を表す消費者や農家が多く、2016,7月頃から「GMOではない」ことを表示する「Non-GMO」のラベル表示をする食品会社も増えてきてます。

加工食品の食べ過ぎ

両親共働きのケースが多いアメリカでは、この加工食品(Processed Food)に多く頼る家庭もあります。

レンジでチンの簡単冷凍食品も加工食品の1つ。

パスタ、ラザニア、チキン&マカロニチーズ、チャイニーズディッシュなど、いろんな種類の冷凍食品があり、これがまた美味しく仕上がっているのです。

なので忙しくて時間をかけて料理ができない家庭はこういった加工食品ばかりに頼る傾向にあるのですが、何が含まれているのかわからない食品(上記で上げたGMOなど)を毎日食べる事で肥満につながるとの声も上がっています。

運動不足

アメリカは車社会(一部の地域を除いては)であり、普段の生活の中で体を動かす機会が少ないのも原因の1つではないかと考えます。

どこへ移動するにも車をつかう生活スタイルですから、日本で生活していた時のことを考えると、「歩いてる」時間が圧倒的に減ったなと感じます。

意識的に、外を走ったり歩いたりする人ももちろんいますが、そういった人たちは「健康的な生活」を心掛けているから。

アメリカで生活をしてると、油断すると全く体を動かさない生活になる可能性もあります。

間違った情報

アメリカだけには限らないかなと思いますが、惑わされてしまうのが、テレビや、インターネット。

ダイエットコーク、カロりーゼロのソーダ、ダイエット用冷凍食品・サプリメントなどはダイエット用として販売されてはいるものの、実は逆効果になってしまう事も。

例えば、ダイエットソーダ「砂糖ゼロ」「カロリーゼロ」のソーダに含まれている人口甘味料は、甘いものへの欲求を強めてしまい、普通のナチュラルな砂糖では体が甘さを反応しなくなり、人口甘味料の甘さを求め肥満を悪化させてしまう恐れもあります。

そういえば周りを見渡すと、太っている人ほどよく飲んでいる?気がします。

いろんな情報が飛び交っているなか、テレビで宣伝されてるからといって、自分にとっていいものとは限らないという事も頭に入れておいた方がいいのかもしれません。

参照:healthline

経済的にも大ききな経済規模を持ち、その技術開発力と生産力、消費力で世界経済を引っ張る存在であるアメリカ、豊かな国だからこそ生まれてしまった食文化なのかなと感じさせられます。

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アメリカでも食文化、健康志向へのムーブメントが起きている?

でも、こんな食文化で良いわけがないと思う人もたくさん実はいるのです。

アメリカがここまで大きく成長できるのって、いろんな人種、いろんな考えを持つ人が幅広くいるからで、食に関する意識も高く影響力のある人もいます。

そんな人達が増えてきてるおかげで、ここ10年間でアメリカの「食」が大きく変化してきてると感じてるのは私だけではないと思います。

最近「アメリカから日本に上陸!大人気の劇的エクササイズ」だとかアメリカで流行ってる健康の話題もすごく多いですよね。

アメリカにはもちろん「食」や「健康」に関する意識がものすごく低い人、関心がない人もたくさんいますが、逆に意識が高い人も多くてびっくり。

実は驚くほど

  • 「菜食主義」
  • 「やたら食べ物にこだわる人」
  • 「どのよう作られているのかルートをしっかりチェックする人」
  • 「鶏肉の胸肉しか食べない人」
  • 「ラベルに書いてある添加物の内容に詳しい人」

がゴロゴロいるのです。

こだわる人は徹底的にこだわります。

例えば、

  • 脂肪、炭水化物、プロテインのバランスをしっかり考えた食事をとる。
  • 塩分、コレステロール控えめ。
  • ドレッシングや、化学調味料を避けてサラダを食べる。
  • プロセスフード(加工食品)を控える。
  • オーガニックの野菜、果物を選ぶ。
  • 地元の農家のファーマーズマーケットで野菜果物は買う。
  • Non-GMOのラベルがあるもの、特定の食品を探し店をはしごする。

こだわり方は人によって様々ですが、自分の口の中に入るもの、その後の体への影響を考えて、すごく気を付けて食べ物を選んでいます。

こういう人たちは定期的にしっかり運動もする傾向にあるようです。

ナチュラルオーガニックスーパーマーケットも勢いをまして急増中です。

  • Whole Foods 全米 479店舗
  • Trader Joes 474店舗
  • SpoutsFarmers Market 19州325店舗
  • Natural Grocers 19州 152店舗
  • Fresh Thyme 11州73店舗
  • Fairway Market 3州15店舗

このようなスーパーでは、オーガニック野菜、Non-GMOの食品の販売だけでなく、低カロリーの食事メニュー紹介、料理クラスの開催などいろんな企画を通して、消費者の「食」「健康」に関する意識を高めるための教育にも力を入れています。

アメリカでは知らない人はいないオーガニックのスーパーマーケット、「Whole Foods ホールフーズ 」では、2011年頃から、スーパーに来る買い物客に募金を募る活動を行っています。

「健康的な子供たちを育てよう」というプロジェクトで、集まった寄付金は各ローカルの学校に送られます。

カフェテリアにサラダバーを設置したり、野菜ガーデンを作って野菜を育てる教育プログラムなどに役立てられています。

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アメリカで健康的に過ごすためにはどうすればいい?

私はアメリカで長く生活していますが、アメリカでの食生活は思ったほど悪くありません。

食に関して意識の低い人たちの食べているものがアメリカの一般的な食生活としてステレオタイプが出来上がってしまってる気がして少し残念です。

確かに巨大バーガー、ピザ、ステーキ、ソーダなど高カロリーなものもあり、好んで食べている人もいます。

ですが、健康的な食事を選ぶのは自分次第です。

最近では一般のスーパーでもオーガニックの野菜や、Non-GMOの食品も多く見られます。

実際に店内を見回すと、15年前と比べ品揃えも豊富になって、(特に野菜や、アジア、メキシコ、イタリアなど、外国食品)チョイスがかなり増えてきています。

「食」にもグローバル化が進んでるようで、アメリカの「食文化」に良い影響を与えています。

学校給食については、ランチを持参できるオプションもあるので、毎日親が持たせたお弁当を食べている子供たちも増えてきています。

子供が給食を希望する場合、朝食、夕食で健康的なものを大いに取り入れて、その日食べたものの栄養バランスを整えるなどの工夫を加えると良いかもしれません。

アメリカで健康的な食生活を送るためにできることって、意外とシンプル

  • テレビやメディアの宣伝に惑わされない
  • 「健康的な食生活」に意識を高め自分を教育する
  • それを子供に教えていく
  • 学校給食を避け、家庭で用意してランチを持たせる
  • バランスの取れた食生活を心かける
  • 加工食品は控える
  • 定期的な運動
  • ファーマーズマーケットに行ってみる
  • 外国の料理を思いっきり楽しむ

せっかくのアメリカ生活、食生活で不健康な体になってしまったり、太ってしまうのはもったいない。

楽しく美味しく食べて、健康的な生活を送りたいものです。

肥満大国ナンバーワンアメリカの歴史がいつしか壊れる時が来るのはそう遠くないかも……?しれませんね。

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