アメリカで家探し、みなさんはこう思ってはいませんか?
「アメリカに住むならどんな家がいいんだろう?」
「一軒家に住みたいけど不安がある・・」
これからアメリカで生活する家をイメージできるように、一軒家とアパートメント両方に住んだことがある現地在住者が、リアルに感じるメリットデメリットをお伝えしていきます。
アメリカの住宅の種類
アメリカの住宅の種類について紹介していきます。
(一軒家とアパートメントについては後ほど説明していきます。)
- 一軒家
- アパートメント
- デュープレックス(Duplex)
いわゆる二世帯住宅のことです。同じ建物を二つの世帯に区切っており、玄関も別になっています。 - タウンハウス
一軒家のような家が、何軒も壁を接しながら立っている建物で、一軒家に近い形の集合住宅です。 - コンドミニアム
分譲マンションや、分譲のタウンハウスのことをいいます。基本的に玄関があるその一区画ごとに所有者が違います。
アメリカの一般的な家の特徴として、洗濯機、乾燥機、冷蔵庫、食器洗浄機、電子レンジ、空調など家電付きの家がほとんどです。
アパートメントの実際~メリット・デメリット
アパートメントはいわゆる日本のマンションのことです。
アメリカでマンションというと「大豪邸」という意味になるので、みなさん気を付けてくださいね。
なぜアパートメントに住んだのか?
アパートメントに住んだのは、初めて渡米をしたときでした。
子供が小さかったこともあり(当時2歳と4歳)日本と同じような環境をと思いアパートメントを選びました。
2LDKで一部屋が家族の寝室、一部屋が子供の遊び場、リビングは広く、共用施設も充実していたのでとても満足して暮らしていました。
メリット
・豊富なアメニティ施設
屋外プール、室内プール、サウナ、ジム、キッズルームなどいろいろな施設がアパートメント内にあり、プールや共用施設でサマーパーティ、ハロウィン、クリスマスなどさまざまなイベントも開催されていました。
・すぐ修理に来てもらうことができる
アメリカでは修理までに数週間かかることも多々あります。
世帯数の多いアパートメントは全部屋が同じオーナーで、修理をするまでの流れが早く、早ければ当日に見てもらうことができました。
・浴槽が深い
ユニットバスのアパートメントも多いですが、一軒家より浴槽も深い印象があります。
・水道代がかからない
アパートメントは一般的に水道料は家賃やアメニティ費に含まれていることが多いです。
・シャワーが途中で水にならない
シャワー中ずっとお湯が出るのは、普通だとみなさん思っていませんか?
アメリカは一般的に給湯器でお湯を沸かし、タンクに貯めてあるお湯を使います。
古いアパートメントや一軒家はタンクが小さいため、シャワーの途中で水になることもあります。
デメリット
・周囲の音が気になる
集合住宅なので、周囲の騒音が気になる場合があります。
逆に、子供がちいさいため自分の家の生活音にも気を使っていました。
・家が狭い
日本よりは、リビングや各部屋それぞれは広いですが、間取りは大きいもので2LDK、2SLDKがとなっているところが多いです。
一人部屋が必要な年になると引っ越しの検討が必要かもしれません。
・日本人のお付き合いがある
外国で日本人がいることは、少なからず心強いと思います。
スクールバスのバス停やプールサイドで日本人が集まっているのをよく見かけました。
それが負担に感じる方は、日本人が少ないアパートメントなど検討することもおすすめです。
一軒家の実際~メリット・デメリット
なぜ一軒家に住んだの?
一軒家は子供が小学生になるあたりに引っ越しをしました。
子供の一人部屋や主人の仕事部屋など、部屋の数が必要になり広い家に引っ越しを決めました。
一軒家でやっていけるか、住む地域に馴染むことができるかわからなかったため、賃貸物件に引っ越しをしています。
間取りは、寝室3つ、リビングルーム、ダイニングルーム、エントランスフロア、ベースメント、駐車ガレージ、裏庭にデッキもあります。
メリット
・家が広い
部屋以外にベースメントもあるため、収納には困りません。
・庭がある
アメリカの庭にあこがれる方も多いのではないでしょうか?
アウトドアテーブルと椅子を置き、BBQをしている姿をよく見かけます。
・動物が来る
庭には様々な動物がやってきます。
鳥だけでなく、リス、ウサギ、シカなど・・子供たちは大興奮です。
・音が気にならない
隣の家と離れているので、音を気にせず生活ができます。
デメリット
・水回りや設備が古いことがある
アメリカは築年数が古い建物が多く、リフォームを積み重ねて使用しています。
家を見るときは水回りもよく見ておくことをおすすめします。
・空調の調節が難しい
一軒家は全館空調で、一か所で温度設定をしています。
部屋ごとに温度設定を変えることができず、日当たりなどで室温調整が難しく、冬でも家の中は半袖というのもよく聞きます。
・電気代がかかる
部屋数が多く、全館空調なため、電気代はアパートメントに住んでいた時の2倍以上になっています。
冬場は四倍になる月もありました。
家族の人数以上に広い家に住むと、電気代が多くかかるので、家選びの時に電気代のことも考えてみてください。
・芝刈りや雪かきなど手入れが必要
アメリカは芝刈りが義務で放置すると罰金になるのを知っていますか?
夏場は1週間もすると草が急成長するのでこまめに芝刈りをする必要があります。
また、雪かきについても、自分の家の敷地はもちろん自宅前の歩道も雪かきをする義務があります。
歩道を通る人が雪で転んだときには、訴えられる可能性もあるので雪が降ったら、早朝から手入れが必要です。
芝刈り、雪かきとも業者に依頼している家庭もあります。
・虫がでる
夏場は家の中に虫が出ます。
どんなにきちんと戸締りしていても出てくるので、対策が必要です。
・セキュリティ面が不安
日本とは違う文化、銃社会でもあるので、注意が必要です。
日本以上に住民の防犯意識も高く、対策をしている家が多いです。
一軒家とアパートメントのコスト面は?
アパートメントと一軒家、どちらが家賃が高いか気になる方もいるかもしれません。
ここで簡単に紹介していきます。
結果として、アパートメントと一軒家にかかっているコストはほぼ同じです。(私の場合はですので、すべてに当てはまるわけではありません。
アパートメント
場所)大都市に近く、公共機関も充実。
車がなくても生活に便利な地域
コスト)家賃、駐車場代、アメニティ費(共用施設の費用)電気代
一軒家
場所)郊外の住宅地で車が必須な地域
コスト)家賃、電気代(アパートメントの2倍)ガス代
郊外のほうが家賃も安いため、同じ家賃でも比較的広い物件に住むことができます。
また、アパートメントは、家賃以外のコストも高いため、コストを下げたい方は、共用のプールやジムなどがない物件を探すとコストが抑えられるかもしれません。
日本ではなかったトラブル
1)土足で入ってくる
アメリカでも日本人は靴を脱ぎ生活をしています。
しかし、メンテナンスなどの来客があるときは、土足でそのまま入ってくる方も多いため、シューズカバーを用意して対応しています。
2)治安
治安が良いと言われている地域に住んでいますが、それでも空き巣など犯罪はあります。
どこかで他人事でしたが、すぐご近所で泥棒が入ったことで、しっかりと考えるようになりました。
自分の身を守るためのセキュリティ対策はとても大切です。
3)修理してもらえない
家の修理はオーナーが行うため、賃貸では基本的に小さな修理でもオーナーにいう必要があります。
オーナーがいらないと判断したときは修理してもらえないことがほとんどです。
我が家は庭に出る階段が腐って使えないのですが、直してもらえないため、使用せずに生活しています。
新型コロナウィルスのパンデミックを経験して
2020年パンデミック当時、私はアパートメントに住んでいました。
基本的に外出禁止、オンラインで学校の日々。
私の住む地域は感染者が多く、エレベーターでさえ怖くて子供たちは2か月まったく外出はできませんでした。
この経験から大きな庭のある家に住みたいと考え、一軒家に現在は住んでいます。
日本でもみなさん同じような経験をされているのではないでしょうか?
特にお子さんがある程度大きくなった方、在宅で仕事をされている方にプライベート空間を確保できる一軒家はおすすめです。
理想の家に住むために
すべて理想通りの家はなかなかありませんが、メリット、デメリットも踏まえて、住みたい家探しの参考にして頂けたらと思います。
世界中の日本人が参加する「せかいじゅうサロン」
世界へ広がる海外移住コミュニティ
世界中の日本人同士が繋がり、情報提供したり、チャレンジしたり、互助できるコミュニティ「せかいじゅうサロン」
参加無料。気軽に繋がってください。(2022年6月時点:参加者3600名超えました)
“【特別公開】世界で自由にひとりIT起業”
WEBマーケティングスキルは「世界どこでも働けるワークスタイル」を可能に。
1年で海外居住資金も作れるWEBスキル講座を無料配布中↓