日本国籍の方が3ヶ月以上ニュージーランドへ行く場合、ビザの申請が必要になります。
渡航目的や滞在期間などにとってビザの種類が異なりますが、いっぱいありすぎてよく分からない !!という方必見です。
ニュージーランドのビザ7種類と条件をご紹介します
ニュージーランドは永住権を取ることが比較的に簡単であるといわれています。
その理由として、ニュージーランドの人口が460万人と少ないこと、毎年他国への人口流出が多いというのが背景にあります。
ニュージーランドの移民数は年々増加傾向にあり、労働者の4人に1人は移民と言われているほど移民国家です。
移民の財政貢献は大きく、移民流入の拡大が経済成長に大きく関っていることから、今後も益々移民流入の拡大に力を注いでいくと思われます。
その為、海外の永住権を取りたい方はニュージーランドがチャンス !!です。
大自然豊かなニュージーランドに長期滞在も夢ではありません。憧れの海外生活は、あなたが思っているより、簡単に手に入るかも!?自分にぴったりのビザを探して、ニュージーランド生活を是非、楽しんでください。
では、ニュージーランドのビザ7種類を徹底比較していきましょう。
短期訪問ビザ(Visitor Visa)
滞在期間が3ヶ月以内で入国目的が留学もしくは観光の場合であれば、ビザを申請する必要はありません。
旅行券とパスポート片手に今すぐに出発できます。
滞在可能日数 :
入国日から3ヶ月
条件 :
- 往復の航空券
- パスポート(有効期限がニュージーランド滞在予定期間よりも3ヶ月以上あること)
- 入国目的が家族や友人訪問、観光、留学の場合
長期訪問ビザ(Visitor Visa)
滞在期間最大9ヶ月まで申請可能なビザです。
長期観光を目的として3ヶ月以上滞在したい場合、渡航前に申請センターに申請する必要があります。(現地での延長も可能)
就労は出来ませんが、学校は3ヶ月以内であれば通うことが可能です。
滞在可能日数 :
入国日から9ヶ月
申請に必要なもの:
- 観光ビザ申請用紙(郵送・窓口申請のみ)
【申請書】Visitor Visa Application PDF INZ1017
【参考資料】Visitor Visa Guide PDF INZ1018 - パスポート(有効期限がニュージーランド滞在予定期間よりも3ヶ月以上あること)
- 写真2枚(3.5cm ×4 .5cm:裏に名前を記入)
- 本人名義の口座の預金残高証明書 約1,000NZドル
- 往復の航空券
- 学校が決まっている場合、入学証明書
- 滞在先の受け入れ許可書
- eMedical、指定医師からの胸部レントゲン検査結果(6ヶ月以上滞在予定の方対象)
申請方法:
オンライン申請、窓口、郵送申請の3種類あります。
オンライン申請の場合は無料で申請可能ですが、郵送申請の場合は申請取得手数料5,400円と郵送返却料金800円掛かります。
- オンライン申請:https://online.immigration.govt.nz/igms/online
- 郵送先: 〒105-0021東京都港区東新橋2-3-14 Edificio トーコービル 4F VFSニュージーランドビザ申請センター
※窓口、郵送に関する詳細はこちらhttp://www.vfsglobal.com/newzealand/Japan/japanese/how_to_apply.html
条件 :
- 往復の航空券
- パスポート(有効期限がニュージーランド滞在予定期間よりも3ヶ月以上あること)
- 入国目的が家族や友人訪問、観光、留学の場合
ワーキング・ホリデー・スキーム(Working Holiday Scheme)
1年間の長期滞在が可能で、観光・留学・仕事ができるマルチタイプのビザです。(留学は6ヶ月の就学制限あり)
海外に長期間住んでみたいなという憧れは、こちらのビザで簡単に叶います。
長期滞在ともなると、仕事をしないと生活面が厳しいという方が多いと思います。
ワーキングホリデービザは「自分の好きな仕事を見つけて、1年間働ける !!」というのが最大のメリットです。
滞在可能日数:
入国日から1年
※ワーキングホリデー期間中、計3ヶ月以上フルーツピッキングなどの農園で働いたことを証明できる場合は、更に3ヶ月間延長申請できます。
申請に必要なもの:
- パスポート(有効期限がニュージーランド滞在予定期間よりも3ヶ月以上あること)
- eMedical、指定医師からの胸部レントゲン検査結果
- 身分証明証(自動者運転免許証、健康保険証、キャッシュカード、戸籍謄本のいずれか)
申請方法:
NZ移民局のホームページから、オンラインのみの申請です。
URL:https://www2.logon.realme.govt.nz/cls/logon.logon?cid=2
NZ移民局にユーザー登録をし、ビザの申請をします。
オンライン申請後15日以内に、指定の医療機関にて胸部レントゲン検査を行います。
レントゲンの結果は受診した指定機関から直接、移民局に送られます。
条件:
- 年齢18歳~30歳(申請時30歳であれば、31歳での入国が可能です。)
- 入国審査時に滞在資金として最低4,200NZドルの所持金があること、また帰りの航空券を購入していない方は、航空券に値する資金約1,000NZドル分、本人口座名義の預金残高証明(英文)が必要になります。
- 健康かつ、犯罪歴のない方
- 過去にニュージーランドのワーキングホリデーを利用していない方(一生涯に各国1度きりしか利用できません)
学生ビザ(Student Visa)
週20時間以上、3ヶ月以上就学を希望する場合、学生ビザが必要です。(3ヶ月以内の就学であればビザの申請は不要)
ニュージーランドの学生ビザを申請する際には、学校からの入学許可証や学費支払い証明書、滞在先の宿泊証明などを提出する為、事前に学校や滞在先の手配が必要です。
14週間以上の就学であれば、ほとんどのケースで20時間/週までの就労働許可もおりますが、勉強に専念される方が多いと思うので、事前に十分な資金を用意されることをおススメします。
滞在可能日数:
学費が支払われた期間が、学生ビザの対象期間となります。
※ただし、期間修了後の4週間は出国準備期間として特別に滞在が可能です。
申請に必要なもの:
- 学生ビザ申請書(郵送・窓口申請のみ)
資料:Student Visa Application - パスポート(有効期限がニュージーランド滞在予定期間よりも3ヶ月以上あること)
- 写真2枚(3.5cm ×4 .5cm:裏に名前を記入)
- 本人名義の口座の預金残高証明書
・36週間未満:約1,250NZドル/月
・36週間以上:約NZ$15,000/年 - 入学証明書
- 学費支払い証明証
- 宿泊証明書(18歳未満の申請者対象)
- ニュージーランド出国の航空券、予約確認書
- eMedical、指定医師からの胸部レントゲン検査結果(6ヶ月以上の滞在者対象)
- 無犯罪証明証(17歳以上の方で、留学期間が2年を超える場合)
- VFSのチェックリスト(郵送・窓口申請のみ)
http://www.vfsglobal.com/newzealand/japan/Japanese/pdf/student_gernal_240715.pdf
申請方法 :
オンライン申請、窓口、郵送申請の3種類あります。
オンライン申請の場合は無料で申請可能ですが、郵送申請の場合は申請取得手数料5,400円と郵送返却料金800円掛かります。
・オンライン申請:https://online.immigration.govt.nz/igms/online
・郵送先: 〒105-0021東京都港区東新橋2-3-14 Edificio トーコービル 4F VFSニュージーランドビザ申請センター
※窓口、郵送に関する詳細はこちら:http://www.vfsglobal.com/newzealand/Japan/japanese/how_to_apply.html
条件:
- 就学期間中は海外旅行保険に加入する必要があります。
- 13歳以下のお子さんの場合は、保護者がニュージーランドに滞在することが義務付けられています。
就労ビザ(Work Visa)
名前通り、働くためのビザです。
ワーホリや学生ビザでも働くことは可能ですが、年齢制限や時間制限がある為、日本の正社員のような雇用形態を希望されている方は、こちらのワークビザの取得が必要になります。
ビザを発行してから会社を探しにニュージーランドに行くわけでなく、既に現地企業から雇用されることが決まっていることが前提条件です。
他のビザの申請のように、一連の決まりがあるわけではなく、学歴、職歴、実務経験やこれから働く会社によって個々のケースがあり、条件・状況が1人1人異なります。その為、今回は一般的なケースをご紹介します。
滞在可能日数:
人により条件が異なりますが、1年から3年間有効なビザが発給されます。
申請に必要なもの :
【自分で用意するもの】
- ビザ申請書
- パスポートサイズの写真2枚
- パスポート原本
- 指定医師からの胸部レントゲン検査結果(6ヶ月以上の滞在者対象)
- 無犯罪証明証(17歳以上の方で、5年以上居住したことのある国対象)
【会社が用意するもの】
- 雇用主に記入してもらう申請資料(Employer Supplementary Form INZ 1113)
- 雇用契約書
- 仕事内容を詳細に書いたものや会社のパンフレットなど
- ニュージーランド国内向けにだした求人広告(現地人を雇用しようとしたけど出来なかったという証明)
- 雇用理由の記載された、サポートレター
申請方法:
ビザ申請センター窓口に直接持参するか、書留郵送します。
- 住所:〒105-0021 東京都港区東新橋2-3-14 エディフィチオトーコービル4F
- 窓口営業時間:月曜日-金曜日 8.00am ~ 14.00 pm
条件:
現地企業からの雇用が決まっている方
永住ビザ(Resident Visa)
ニュージーランドで本格的に生計を立てて、永住したい!と考えている方は、永住権(Permanent Residency:通称PR)が必要となります。
ニュージーランドの永住権はポイント制であり、他国に比べて簡単に取得できるといわれています。
その理由として、ニュージーランドの人口が少ない、毎年他国への人口流出が多いというのが背景にあるようです。
ニュージーランドの移民数は年々増加傾向にあり、永住権を取りたい方は今がチャンスだと思います。
永住権申請にあたって
- 「技能移民部門」
- 「投資家部門」
- 「企業家部門」
- 「家族部門」
の4部門があり、自分に適したものを選択し申請します。
まず、これらの中で大半の方が申請している「技能移民部門」についてご紹介します。
こちらのビザを取得すると、あなたのパートナーや子供も連れて行くことが出来ます。
滞在可能日数:
限定なし
申請に必要なもの :
永住権申請するには、自己査定が必要となります。
規定の自己審査表をチェックして「雇用」「職歴」「資格」「年齢」「親族」の5つの分野の合計点が100点以上であった場合、EOIに申請することが可能です。
※Point Indicatorの欄で該当する項目にチェックを入れると、ポイントが算出されます。
申請方法:
EOIは移民局のホームページのオンラインサービスから、必要事項を記入しクレジットカードで申請費用を支払いを行います。
EOIを提出した人の中から、条件の良い人が2週間ごとに選出され、選出者には本申請をするよう連絡がきます。
・オンライン申請:https://onlineservices.immigration.govt.nz/secure/Login+Skilled+Migrant.htm
条件:
- 年齢が20歳以上55歳未満であること
- 健康かつ、犯罪歴のない方
- 十分な英語力があること(IELTS6.5点以上 General 、Academic 両方可)
- 資格が必要な職業の場合、ニュージーランドで有効な資格があること(教師や医師など)
- 自己審査表の合計点が100点以上
下記の3つの条件のうち、最低1つ以上を満たしていないと合計点100点は難しいです。
- ニュージーランド国内で雇用保証がある
- 高等教育機関の学位や資格を保持している
- 最低2年以上の職歴がある
パートナーシップ制度による就労ビザ、永住ビザ
ワーホリ、学生または観光等でニュージーランドにきて、運命的な出会いをされた方、そのまま一緒に暮らしたいなと考えている方、ニュージーランドにはパートナーシップ制度があります。
ニュージーランド移民局が定義するパートナー関係とは、長期安定した恋人関係のことを指します。
日本で言う、結婚を前提とした真剣なお付き合いをしていますといったところです。
結婚している必要もなく、性別も関係ありません。
ビザ目的という不純な付き合いではなく、純粋で真剣であるということがポイントになります。
申請には2人が真剣に付き合っているという、出来るだけたくさんの証拠を申請します。海外ならではの特徴のあるパートナーシップ制度を利用して、就労ビザや永住ビザの申請が可能です。
滞在可能日数:
就労ビザ、永住ビザの条件と同じ
申請に必要なもの:
- 2人の申請フォーム
- 2人のパスポート
- 2人の無犯罪無罪証明
- 2人の健康診断書
- 2人の共同名義口座
- 2人それぞれの銀行の取引明細書
- 友人からのはがき、手紙、ポストカード等
- 2人で行った旅行の日付入りチケット、ホテルの宿泊予約など
- 職場の同僚や近所の方など第三者からの証明
- 2人のフォトアルバム、写真(Photo Album)
- 申請料金270NZドル
結婚していれば、結婚届を出すなど、ポイントとしては2人の関係を証明できる出来るだけの書類を集めることです。
申請方法 :
オンライン申請、窓口、郵送申請の3種類あります。
オンライン申請の場合は無料で申請可能ですが、郵送申請の場合は申請取得手数料5,400円と郵送返却料金800円掛かります。
・オンライン申請:https://online.immigration.govt.nz/igms/online
・郵送先: 〒105-0021東京都港区東新橋2-3-14 Edificio トーコービル 4F VFSニュージーランドビザ申請センター
※窓口、郵送に関する詳細はこちら:http://www.vfsglobal.com/newzealand/Japan/japanese/how_to_apply.html
条件:
- 安定した恋人関係にある
- パートナーと同棲している
- 健康かつ、犯罪歴のない方
- 2人とも18歳以上である。16〜18歳の場合両親、もしくは保護者のサポートがある
- 永住権申請前に出会っている
- 近親者ではない
- 申請者をサポートする側が、ニュージーランド国籍、市民権、永住権保持者である方か、もしくはニュージーランドで暮らすオーストラリア国籍、市民権保持者である方の場合もサポートできる可能性があります。
eMedical(6ヶ月以上の滞在者対象):
6ヶ月以上の滞在者を対象として、eMedicalと呼ばれる健康診断システムが適用されることになりました。
eMedicalはニュージーランド移民局の指定医師によって使用されます。
対象者は指定医師による健康診断を受診し、診断結果は指定医師から安全なオンラインチャネルを通し、直接ニュージーランド移民局へ提出されます。
ビザ申請後〜日以内に受診してください等の規定日がある為、対象の方は最新の指定医師の場所と予約がすぐに取れる状態かを、ビザ申請前に確認されることをおススメします。
※SEARCHの欄にJAPANと指定し検索すると、日本での指定医師を検索することができます。
上記のビザ情報は、NZ移民局、VFS.GLOBALのホームページを基に作成しています。
Visaの申請方法や必要書類、条件等は突然変更になることがあります。最新の情報は、NZ移民局、VFS.GLOBALホームページよりご確認ください。
・NZ移民局HP:https://www.immigration.govt.nz/new-zealand-visas/apply-for-a-visa
・VFS.GLOBAL HP : http://www.vfsglobal.com/newzealand/Japan/
ニュージーランドビザ7種類の特徴と取得方法のまとめ
どんな目的でどれくらいの期間滞在するかによってビザの取得は変わってきます。
せっかく海外で過ごすチャンスがあるなら、出来るだけ長期滞在してその国の文化や色んな体験をしてみたいですよね。
海外に行く前は、先の見えない将来が不安に思えるかもしれませんが、海外に出れば出るほど、海外に魅了され、住みたいという気持ちが強くなる方が多いです。
しかし、海外で長期滞在するにあたって、不安なのが仕事。仕事が見つからないと生活も観光も出来ません。
ニュージーランドでは日本人観光客も多いため、お土産屋などでは日本語記載をよく見かけます。日本食屋もたくさんあり、仕事が見つからないという不安は持たなくて大丈夫です。
ニュージーランドへ永住したい方へ
最終的に永住したいなと考えている方の一般の流れとしては、ワーキングホリデービザで国を知り、ワーホリ期間中に働いた場所からジョブオファーをもらい、就労ビザで2年ほど滞在して、永住ビザを申請します。
様々な国でたくさんの方の永住権獲得までのチャレンジを見てきましたが、ニュージーランドの永住は比較的に簡単に思えます。
この流れの中でも多くの方が困難なのが、就労ビザを取得することです。企業からジョブオファーをもらい、ビザを発行するのは一苦労です。
しかし、ニュージーランドではジョブオファーは簡単に貰えます。
在住者の実際の体験談では、ニュージーランドで2件働いたアルバイト先から両方ともジョブオファー貰っています。
これはオファーをもらった方が特別に有能なのではなく、アルバイト先でよっぽど悪い評価でない限り、もっと働かないかという話が簡単に出てきます。
アルバイトで働いていた先から、この先もこの子に続けてほしいなと思ってもらえたら、その仕事がきっかけとなり、永住へとつなげる道となります。
その他、問題となるのが永住に必要な英語力。
もちろんニュージーランドの母国語が話せないと住むのも大変になると思うので、英語力は必要です。永住権をとるのに、IELTS6.5程度以上など多くの国で規定があります。ニュージーランドでも定義がありますが、2015年にニュージーランドの永住権を取得したある在住者は、IELTS6.5はとっていませんでした。
彼の英語力は低く(実際の英語レベルは推定ではIELT4.0程度のレベル)、調理師の免許を持ち、3,4年ほどIELTSの為の勉強とレストランでアルバイトしていました。
その間に、何度も永住権の申請していて、最終的には獲得されました。ですので、ニュージーランドの永住権取得にも、もちろん様々な定義はありますが、ポイント制の100点さえ超えれば、とにかく申請し続けるということが重要なようです。
さいごに
ニュージーランドへの永住は移民受け入れを積極的に行っている今がチャンスです。
大自然あふれるニュージーランドで生活をして、ここに住み続けたいと思う方は多くいます。まずは是非、一度足を運んでその感覚に触れてみてはどうでしょうか。
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