SEの仕事を求めてニュージーランドへ就職→移住までのストーリー

いつ帰ってもいいかなという軽い感覚で、ニュージーランドのSEの仕事を求めてNZのワーホリへ。

しかし、すぐに就労ビザ、永住権を取り、現在はフェイルディングという小さな町で子育てをしながら暮らすニュージーランド在住歴10年のPukekoさんに、移住の経緯や現在の生活について、聞いてみました。

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ニュージーランドへ行ったきっかけは?

現在の生活

ニュージーランド北島の中部、パーマストーンノースという地域があるんですが、そこから20分程度でいけるフェイルディングという町に住んでいます。

現在は、ニュージーランド人と結婚して、子供ができたので、仕事は少なめにし、生活しています。

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(photo by flichr:Mike)

きっかけは?

日本で社会人になり、5年程プログラマをしていたんですが、海外でも自分の力が通用するのかなと思い、試してみたかったんです。もともと小さい頃から英語には興味がありましたし。

それで、海外はどこの国がいいかなと思ったときに、ニュージーランドはビザが取りやすい国だったこと、そして、学生時代に一ヶ月だけ語学研修で来たことがあったので、知らない国よりはいいかな、と思い選びました。

なぜ、海外へ目を向けた?

父の仕事の関係で、小さい頃に、韓国に7年住んでいました。だから、もともと海外に住むということに抵抗がなかったんだと思います。

あとは、コンピューターの世界で、プログラムを組んでいくとすべて英語なんですね。

で、技術はアメリカから来ますので、日本は日本流のプログラミングになっているので、本場だったらアメリカ行けって話なんですけど(笑)、それで海外が気になっていたんです。

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ニュージーランドでの仕事

最初は、「失敗してもいいや」という気持ちで、まずは日本でワーキングホリデービザを取得して、こちらにワーホリできました。

ワーキングホリデーのビザは何の仕事でもいいので、できれば自分の力試しをということで、ITの仕事を探していました。

ホームステイをしながら仕事探し。

来て最初の1ヶ月は、留学エージェントを使って、ホームステイにしていたんですね。

その1ヶ月の間に、フラットというんですが、家をいろんな人とシェアして、入れたので、良かったです。

そして、同時に仕事も探したという形です。

来てすぐに見つかった中古車貿易の企業

仕事は、ニュージーランドに来てから、求人のウェブサイトで探しました。

ニュージーランドは日本の車の割合が8割もあり、すごく利用されていて、日本から中古車を輸入する会社の情報システム部門の仕事を見つけたんです。

働いた期間としては、3ヶ月。

当時のニュージーランドのワーホリビザは、ワーキングホリデー自体のビザは1年なんですが、同じ会社のもとでは3ヶ月しか働いてはいけないという決まりがありました。

ですので、皆、三ヶ月働いたら、他の仕事を探すという形でした。

ワークビザの発行→永住権の取得

でも、私はラッキーなことに、その会社からずっと働いてほしい、ということですぐにワークビザを発行してもらいました。

だからビザという意味では、ワーホリビザは3ヶ月しか使わなかったんです。

結局、その会社は、クローズするということが決まってしまい、仕事自体は半年程度働いたという形でした。

その次は、ニュージーランド現地企業で働き、2年程勤めている際に、永住権を取得しました。

仕事の面で、苦労した点は?

最初の会社は日系の会社なので良かったんですが、そのあとに、本当のニュージーランド企業のコンピューターソフトウェア会社に入ったことがあったんですね。

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日本では、それなりに大きな会社にいたもので、すべての仕事が分担制だったんです。

こちらの会社は大企業はほとんどないので、小さな会社では、お客さんのところへ行き打合せし、ヒアリングして、要望を設計して、納品して、とすべてをやらなくてはいけなかったんです。

それが大変だったりと、ニュージーランドの仕事のやり方に慣れるまで苦労しました。

ニュージーランドの仕事のスタンス

こちらでは私の仕事は私の仕事、あなたの仕事はあなたの仕事、このお客は私のお客、みたいなところがあるので、そういう点が難しかったです。

実際に働いてみて感じたことは? 〜個人責任という考え方〜

私はコンピューター系で力を試したかったので、やはりニュージーランドは少し遅れているので、国を間違えたなと思います。(笑)悩んだ時期はありました。

日本の仕事であれば、何かを決定する際に、上に確認するのに時間がかかりますが、こちらはその場で「じゃあやろう」とすぐに決まってしまう感じなんです。仕事は決まれば早いです。

全体的に、すべてにおいて個人責任という考え方があります。

日本に帰ろうとは思わなかった?

実は、ITの技術的なものは日本のほうが上だったので、帰ろうかと考えていました。

そんなときに主人と出会って、そのままニュージーランドに在住することになりました(笑)

ニュージーランド企業で働いているときは、クライストチャーチに住んでいましたが、そこはすごく寒かったんです。ニュージーランドは、北島と南島で気温が大きく違うんです。

永住権をたまたま取らせていただいたときに、あまり永住って考えていなかったんですが、永住のことを考えたときに、一生寒いところにはいられないと思いまして。それで、会社をやめてオークランドへ移動したんです。

オークランドは北島なので、南島よりずっと暖かいんです。ニュージーランド全土的に、自然が多いので、山も多いし、木も多いので、地域によっては気候がかなり異なると思います。

私は、ワーキングホリデーをする期間が短かったので、半年くらい、旅行や遊びをしながら、日本に帰ろうかなと考えていました。

そんなときに、オークランドで旦那と知り合いました。

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フェイルディングという町に引っ越して

オークランドは、日本人は少ないほうで、中国人、インド人がすごく多いんですね。そういったアジア人を中心に、多民族なので、食材には困りませんでした。

フェイルディングでは、どこを探しても、そういった食材は見当たらないので、少し困ります。(こっちの人は生魚を食べないので。)

中国人も含めて、この町が外国人が少ないので、友達とかも本当は欲しいです。

もちろん、現地の方でもよいのですが、やはり外国人同士分かりあえる部分もあり、10年いても、それは思います。アジア人という括りだけでも違うんです。

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(photo by flichr:Mike)

この町の魅力について

ニュージーランドで各市でキャッチコピーがありまして、

オークランドは「city of sails」といって、港町みたいな形です。

このフェイルディングは「friendly feilding」といって、人がいいと言われています。散歩していても、おはよう、から始まり、一言二言かわします。

あとは、ニュージーランドで一番美しい町に、過去14回輝いています(笑)

ゴミがない、とかそういう美しく保っているところがあります。

おすすめな場所

この町は小さい町なので、やはりパーマストーンノースへ行ってもらうと良いです。日本人が作った大学を見てもらったりだとか。

あとは、パーマストーンノースやフェイルディングは、イギリスのマンチェスターを基礎としてつくった町なので、あちこちのバラが植えてあって、とても綺麗です。

あとは、どこにいっても、羊と馬がいます(笑)

ニュージーランドでの子育てについて

ニュージーランドでも足りない保育園?

日本で子育てしたことがないので、わかりませんが、友達の話を聞いていると、こちらはのびのびはしているな、と思います。

今、私は保育園に子供を通わせているんですが、ぜんぜんこっちのほうがのびのびしているな、と感じます。

ただ、実は、ニュージーランドも保育園を見つけるのがすごく大変なんです。

オークランドにいたときも、保育園に少し通わせていたんですが、どこもずっと「Waiting list」に入って、特に、2歳以下の赤ちゃんは普通の保育園にプラスで専用のライセンスが必要なようで、2歳以下を扱う施設がすごく少ないんです。

フェイルティングに引っ越しても同じで、値段は安くなったんですが、やはり見つけるのがすごく大変でした。

オークランドにいたときは、6時間を週に3回、計18時間/週で、200ドル以上していました。

週三回で、毎週2万円程度かかるという計算になります。一ヶ月でいくとかなり高い計算になります。

でも、引っ越しをしてきてからは、保育料が約半額になりましたので、ずいぶん楽になりました。サービスはちょっと落ちるかなという感じはありますが。

育児面での日本とニュージーランドの価値観について

この国の勧めとしては、1歳からなんでも食べれるようにしてください、としているので、1歳から食べさせてはいますが、そんなに味が濃いもの食べさせて大丈夫かな?って思うときがあります。

旦那はビスケットやチョコレートをあげたりしますが、大丈夫かな、とドキドキしながらみています。

子供への接し方は、旦那側はみんなニュージーランド人なんですが、たまにお母さんのところにいくんですね。

で、私が娘をみていますと、ほりこが入るからダメよとか、食べ物をぐちゃぐちゃにしないで、という感じなんですが、旦那の母は、そういうことは好き勝手やらせている形なので、どうしても抵抗があります。

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移住をしてからの印象的なことは?

先ほど、フレンドリーという話をしましたが、フェイルディングという町もそうですが、ニュージーランド全体がフレンドリーなんですね。

最初に勤めた中古車の会社が閉じたときに、次に新しいソフトウェア会社へ行ったという話をしましたが、そのときに、帰ってもいいや、という気持ちだったんです。

そんなときに、たまたまバス停で、バスを待っていたときに、ある若い男性が来て、「自分はクライストチャーチに初めてきたので、バスの乗り方がわからないから教えて」といわれたので、同じ方向だったので、バスの中でも会話をしていたんです。

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そしたら、その方がたまたまソフトウェア会社で働いていて「今日、休日出勤なんだよね。大変だよ、この業界は」という話から始まり、「えっ、私も昔同じことをしていたからわかるよ!」という話をしたら、「じゃあ、人が必要なんだけど、履歴書を見せて」と言われて決まった仕事なんです。

だから、やっぱりフレンドリーというか、これが私が一番印象に残っていることです。

日本でもそうだとは思いますが、どんどんおじけずに人に会っていくということが次の突破口を開くかな、と感じます。

もちろん、外国なので、危険性も含めて、変な人についていくと危ないですが、昼間の健全な会話であれば(笑)

最後に

いかがでしたでしょうか?

自分の力を試すために海外へ出たpukekoさん。

これからはニュージーランドへ永住するなかで、日本とニュージーランドの架け橋となるような仕事をしていきたいとおっしゃっていました。

これからニュージーランドへ渡る方も、この移住体験を読み、何かの気づきになれば嬉しいです。

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