子連れでの海外生活、楽しみなことも多い一方、
「子供の生活環境はどう変わるの?」
「日本と同じように保育園に預けられるの?」
など心配は尽きませんよね。
我が家には1歳になる息子がおり、最近保育園の見学に回りました。
今回は、実際に私が見学して集めた情報をご紹介します!
未就学児の預け先にはどんな選択肢があるの?
- 保育園 (Daycare) 0歳から預けることが可能
- 幼稚園 (Kindy) 3歳から預けることが可能 (施設によっては2歳)
- 自宅保育 (Home based Childcare) Educatorと呼ばれる先生が、その人の自宅で子供を預かってくれる制度
我が家は息子の年齢や預けたい時間などを考えて、保育園にしました。
Google mapや保育園のウェブサイトを見て候補を絞ったら、各保育園に見学の申し込みをします。
保育園の通園日数や料金システムは?
通園日数と預け時間
週に何日から預けられるかは保育園によってばらばらです。
週1日からOKのところもあれば、週3日からのところもあります。
共働きでなくても、専業主婦でも子供を預けることができるので、各自必要な日数だけ預けられるシステムになっています。
預ける時間はShort timeとFull dayの2パターンから選べる場合が多いです。
時間も施設により異なりますが、大体Short timeで9:00-16:00、Full dayで7:00-18:00です。
送り迎えの時間は、預け時間の枠の中に納まれば比較的自由です。
お迎えが遅れるとペナルティがあり、15分ごとに25ドル、1分ごとに3ドルなど金額は施設によって様々でした。
費用
保育料は所得に関係なく、預ける時間と日数によって決まります。
価格設定は施設により異なりますが、相場は以下のような感じです。
(単位はニュージーランドドル、2023年5月時点で1NZD=約84円)
1週間で 通う日数 |
Full | Short (7 hour) |
1 | $135 | $115 |
2 | $210 | $180 |
3 | $300 | $245 |
4 | $390 | $330 |
5 | $430 | $370 |
含まれているもの
- モーニングティー、アフタヌーンティー
- ランチ
- おむつ
私が見学した中では、おむつ代は費用に含まれている保育園が多数派でした。
おむつを持参しなくてよいのはとても楽ですね。
ニュージーランドはおむつが高いので、コスパの面でも魅力的です。
含まれていないもの
- 入園費 (入園する際に必要です。金額は20-100ドルほど)
- ミルク
- 夕飯(追加費用を払えば出してくれるところもあります)
- お迎えが遅れた場合のペナルティ
20 hours free ECE
子供が3歳になると20 hours free ECE が使えます。
これは1日6時間まで、週に20時間まで、政府が費用を負担してくれるという制度です。
つまり3歳からは週に3日×6時間は無料で預けられるということですね。
施設によっては2歳から適用できるところもあります。
就労ビザなどで滞在している外国人も対象になります。
保育園ではどのように過ごすの?

こういった建物の1フロアが保育園になっています
自由遊び
ご飯やお昼寝の時間以外はそれぞれ自由に遊んでいます。
おもちゃやお絵描き、屋外エリアのお砂場や滑り台など、過ごし方は様々です。
ちなみに先生一人当たりの子供の数は0-1歳で3-5人、2歳以上で7-10人の場合が多いです。
マットタイム
全員で集まって一緒に遊ぶ、マットタイムという時間があります。
絵本を読んだり歌を歌ったり、イースターなど季節の遊びをしたりと内容は様々です。
ティータイム
午前と午後に1回ずつモーニングティーとアフタヌーンティーがあり、飲み物とフルーツやクラッカーなどが出ます。
ランチ
保育園のキッチンで手作りしている所と、給食センターのような外部のキッチンで作ったものを出している所がありました。
メニューも施設によってさまざまで、ラムやココナッツカレーなど風味が強めの内容のところもあれば、ベジタリアンミールのみのところもありました。
お昼寝
日本だと一斉にお昼寝タイムを設けている場合が多いですよね。
ただ私が見学した保育園ではどこも決まったお昼寝タイムはありませんでした。
子供のリズムに合わせてそれぞれの時間に寝かせてくれます。
0-1歳児はそれぞれのリズムでお昼寝し、2歳以上のクラスになるとみんなで同じ時間にお昼寝をするそうです。
また、お布団類は保育園で準備してもらえます。
持ち物は何が必要?
持ち物はこのような感じです。
- 着替え2着
- 帽子(日よけ、防寒用)
- 子供の眠りを助けるもの(お気に入りのお人形やタオル等)
- 必要な子は哺乳瓶と、ミルクか母乳
- おむつ(費用に含まれている園は持参不要)
- 薬を飲ませてほしい場合には薬(別途申請用紙が必要)
保育園の申し込みや待期期間はどんな感じ?
保育園の申し込み
日本のように4月に一斉に入園するわけではなく、空きがあればいつでも入園出来ます。
ちなみに小学校もみんなで4月に1年生になるのではなく、5歳の誕生日を迎えた子から順にばらばらと入学します。
そのため保育園の空きも毎月のように出るというシステムです。
待機期間
待機期間はほとんどなく、すぐに入れる保育園が多いです。私の周りでも待機なしで入園している人が多く、預けるところが1つも見つからないという話は聞いたことがありません。
人気の園だと半年や1年待つこともありますが、そういった園は少数派です。
気になる質問
その他私が気になったことを質問してきました。
Q. 離乳食の食材リストや、通い始める前にクリアしておくべき食材などはある?
A.食材リストはない。
アレルギーも今の所見つかっていないなら心配しすぎないでよい。
息子は1歳を過ぎていて、食材も卵・牛乳・小麦などはクリアしていると伝えたのでこういった回答だったのかもしれません。
私が見学した中では食材リストを用意している園はありませんでしたが、心配であれば気軽に個別相談ができる雰囲気でした。
Q.メイン担当の先生は決まってる?
A.先生全員で子供全員を見るスタイルなので、メイン担当の先生はいない。
担当制度にすると、逆にその先生が休んだ時に子供がさみしがるかもしれない。
息子は人見知りが激しいので、いつも同じ先生が担当してくれると慣れるのも早いのではと思い質問してみました。
しかし、今回私が見学した中ではそういった制度を取り入れている所はありませんでした。
Q.風邪や用事で休んでしまったら、他の日に振り替えられる?
A. できない、もしくは空き状況による。
ほとんどの保育園では、例えば週に2日通う契約でお金を払っていて風邪で1日休んだとしても返金も振替もできません。
1か所だけ、他の日に空きがあれば2ドルの追加料金を払って振替できるという園もありました。
また、これも日数は施設によって違いますが、前もって申請すれば1年のうち1-2週間は保育料なしでお休みできます。(主に家族でホリデーを過ごすため)
通園が決まったら、まずは慣らし保育!
入園の約2週間前から慣らし保育が始まります。
この期間の費用は無料です。保育園からもらったガイダンスには2-3回と書いてありますが、慣れ状況によっては回数を増やすなどフレキシブルに対応してくれるようです。
Step1. 親と一緒に保育園で短時間過ごす
Step2. 徐々に滞在時間を増やす
Step3. 親が離れて過ごす時間を少しずつ増やしていく
このように、子供に無理をさせないよう少しづつ進めてくれるとのことでした。
まとめ
オークランドの保育園の事情はお分かり頂けましたでしょうか?
オークランドでは多くの場合、待機期間なしで保育園に子供を預けることができます。
保育園では、お友達や先生と遊んだりご飯を食べたりと、子供も楽しく快適に過ごせそうです。
先生や施設の雰囲気は保育園によって違うので、ぜひいくつかの施設を見学して納得できる預け先を見つけてくださいね。
20 hours free ECE制度もありますので、上手に活用してニュージーランドでの子育てライフを楽しみましょう!
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