ニュージーランドへ渡航する際に現地での携帯電話事情が気になる方も多いのではないでしょうか。
ここではは、ニュージーランドの携帯電話・SIM事情やWIFIに関することまで詳しく解説していきたいと思います。
日本の携帯電話は使える?SIMフリー端末はそのまま使用可能!
日本で使っていた携帯電話をニュージーランドでも使えるのか気になりますよね。
お使いの携帯電話がSIMフリーの場合は、ニュージーランドでも使用することが可能です。
「SIMフリー」とはキャリアによって端末がロックされていない状態のことを言います。
もし日本で使っている携帯電話がSIMフリーでない場合は、キャリアのショップへ行って「SIMロック解除」を行う必要があります。
キャリアによって解除の条件などが異なるため、以下のサイトを参考にしてみてください。
【参考サイト】
au : SIMロック解除のお手続き
docomo:SIMロック解除の手続き
softbank:SIMロック解除
実はこの「SIMフリー」や「SIMロック解除」が登場したのは2015年なんです。
筆者は2014年にニュージーランドへ渡航したため、日本の携帯電話は残念ながら使えず、新しく現地で購入しました。
現在、2019年はSIMフリー化が簡単になっていますね。
SIMロック解除する際はアプリやデータのバックアップをしておくと安心
基本的にSIMロックを解除するだけではデータなどが飛んでしまうことはありませんが、いかんせん機械に絶対はありません。
上記でご紹介した大手キャリアのウェブサイトでも、注意書きとして「SIMロック解除によって、データが変化または消失してしまう場合がある」とも記載されています。
また、ニュージーランドで購入したSIMカードを使用している間に、前のSIMカードの保存状態が悪かったりすると、日本に帰国した際にうまく読み込めないなどのトラブルが起こる場合も考えらます。
万が一に備えてバックアップをしておくと、トラブルが起きても安心です。
SIMカードは携帯電話会社やスーパーマーケットなどで購入可能
気になるのが、どこでSIMカードが買えるのか、ですよね。
ニュージーランドではSIMカードはかなり簡単に手に入れることができます。
オークランド国際空港では、到着ゲートを出てすぐにVodafoneやSparkがあり、そこで購入することができます。
営業時間も飛行機発着に合わせた4時~25時なので、到着してすぐにニュージーランドで電話がしたい・必要な方におすすめです。
また、空港で購入しなくても街へ出れば、ショッピングモールやスーパーマーケットなどでもSIMカードを購入することができます。
こちらはスーパーマーケットのSIMカード売り場です。端末も一緒に販売されていますね。
注意点として挙げられるのは、スーパーマーケットのSIMカードは、店舗によって品揃えが違ったり、店員さんもそこまで詳しくはないということです。
ショッピングモールなどに入っている携帯電話のキャリアのショップへ行って購入するのがおすすめです。
日本の携帯電話を持っていく場合は充電器用のプラグ変換器も忘れずに!
日本で使っていた携帯電話を持っていく方は、充電器用のプラグ変換器を忘れずに持っていきましょう。
最近の携帯の充電器の電圧は、変圧器がなくても使用できるものがほとんどですが、プラグの先端は変換器がないと使用できません。
ニュージーランドのプラグのタイプは「Oタイプ」なので、家電量販店や100円均一ショップなどで前もって手に入れておきましょう。
ニュージーランドで携帯電話を購入するには?
ショッピングモールに行けば購入することができる
ニュージーランドで新しく携帯電話を購入したい方は、お近くのショッピングモールにいきましょう。
そこには家電量販店も携帯電話ショップもほとんど入っているので、まず間違いなく購入することができます。
店舗型のキャリアのショップへ行って購入することもできますが、ショッピングモールの方が、バスが出ていたり、道を聞きやすかったり、キャリアによって値段を比べることができたりとメリットが多いのも特徴です。
ニュージーランドの大手携帯電話のキャリアは3つ
ニュージーランドの大手主要携帯電話のキャリアは以下の3つです。
- Vodafone
- Spark
- 2degrees
この中でも最大手になるのが、「Vodafone」です。
ちなみに私もニュージーランドに来て最初の1年はVodafoneのSIMカードを使用していました。
特徴としては、少しプランの料金が高いかな?というイメージですが、最大手ということもあり電波はかなり広範囲で入ります。
「Spark」も人気のキャリアの一つです。
街中にあるSparkの電話ボックス付近へ行けば、無料でWIFIを使用することができます。
どこにでもあるので、プリペイドのデータを使い切ってしまった時でも安心です。
そして最後にご紹介するのが「2degrees」です。
格安キャリア的な位置づけで、比較的料金プランは安いのが特徴です。
田舎の方へ行くと電波が入りにくい場所があったりしますが、ニュージーランドだけでなくオーストラリアへのテキストメッセージが無料でできたり、2degrees同士なら通話料無料なのがポイントです。
ニュージーランドの携帯電話・2つのプラン
①プリペイド式
ワーキングホリデーも含めたニュージーランドへの短期滞在者向けのプランです。
28日ごとに料金をチャージしながら使用するタイプのプランです。
英語で「top up(トップアップ)」と言います。
プリペイド式なので、チャージした分のデータを使い切ってしまうと、次にチャージするまでインターネットはもちろん、電話そのものを使用することができません。
いきなり使えなくなる、ということはなく、ある程度使うと、あとこれくらいしかデータがありませんよというテキストメッセージが届きます。
プリペイド式でも、パック料金によって使用できるデータの量は様々です。
最初は一番安いパックのものを購入し、様子をみてグレードを上げていくのがおすすめです。
チャージはキャリアのショップはもちろん、スーパーマーケットやコンビニ(デイリーと言います)でも可能です。
チャージするときは、どこのキャリアのいくらのプランなのかを言う必要があるので、不安な方はメモをしておくといいですね。
コンビニのような小型店舗では、チャージできる場合とできない場合があります。お店の前に看板が置いてあるので、それを目印にしましょう。
このような感じです。このコンビニでは、VodafoneとSparkのチャージができます。
プリペイド式に関して言えば、各社料金はほぼ同じ設定で、最安値のベーシックプランで大体1.25GB/19ドルです。
これに、
- Vodafone:電波が広範囲で届く
- Spark:街中でフリーWIIFIを使用できるところがある
- 2degrees:オーストラリアへのテキストメッセージが無料
というメリットがプラスされるという感じです。
ちなみに筆者の体験で言えば、この最安値プランで十分でした。
ネットは家や職場のWIFIを使用していたのでデータを使い切ってしまうこともなく、電話も毎日長電話しなければもちます。
どれを選んだから損をする、ということはありませんが、自分に合った特長のプランだと無駄なく使用することができます。
以下、簡単な表にて各社の最安値料金をまとめましたので、是非参考にしてみてください。
Vodafone | Spark | 2degrees | |
---|---|---|---|
価格 | 19ドル | 19ドル | 19ドル |
データ量 | 1.25GB | 1.25GB | 1.25GB |
電話 | 200分無料 | 200分無料 ・余った分は翌月へ繰越できる |
200分無料 ・2degreesユーザーへの通話は無制限で無料 |
テキストメッセージ | 無制限で無料 | 無制限で無料 | 無制限で無料 ・オーストラリアへも含む |
また、プリペイド式の詳しい各社料金に関しては下記URLも参考にしてみてくださいね。
②マンスリータイプ
こちらは月額で契約するタイプのプランです。
月額だと、オーストラリアへのテキストメッセージだけでなく、電話も無料になったり、携帯電話本体の代金を分割にして月額の通信使用料と一緒に支払うことができたりします。
日本のように2年縛りというものはありませんが、2年未満での契約になると、携帯本体の代金はその場で一括で払わなければいけません。
また、2年以上の契約していて、途中で解約する場合は、当然ですが残りの携帯電話本体代金は一括で支払わなければいけません。
ただし、こちらの月額契約プランは、ニュージーランドの就労ビザや永住権などの長期滞在ビザを持っていないと契約することができません。
日本に帰国する際にどうやって解約するの?
プリペイド式の場合は、なにもしなくて大丈夫
プリペイド式の場合は特に解約する必要もありません。
チャージしてから28日が経過すれば自動的に使えなくなります。
データなどを使い切る前に帰国することになっても、お金は戻ってこないので注意しましょう。
マンスリータイプの場合はショップに行くか、電話をしよう
マンスリータイプの場合は、プリペイド式と違ってそのまま放っておいて帰国する訳にはいきません。
キャリアのショップへ行って、解約したい旨を伝えるか、各キャリアのカスタマーサービスへ電話して手続きをしましょう。
ニュージーランドのWIFI環境は?
スターバックスやマクドナルドなどにはフリーWIFIがある
ニュージーランドには、スターバックスやマクドナルドをはじめとして、多くの場所にフリーWIFIがあります。
カフェやレストランによっては、店員さんにパスワードを聞かなければいけないこともありますが、みんな快く教えてくれるので安心してください。
下の写真は、ショッピングモール内のフリーWIFIです。
スターバックスやスワロフスキーなど多くのショップでフリーWIFIが利用できます。
また、先ほど少しご紹介しましたが、街中には「Spark」専用のフリーWIFI電話ボックスもあります。
1日1GBまで無料で使用することができます。
フリーWIFIには注意も必要!
動画を視聴したり、SNSなどをするにあたり、自分の携帯電話のデータを使用しなくていいため便利なフリーWIFIですが、時には注意も必要です。
フリーWIFIということは、文字通り誰でも使用できるということです。
トラブルを未然に防ぐためにも、オンラインショッピングなど個人情報を入力しなければならないものは控えるのがおすすめです。
特にパスワードを必要としないフリーWIFIには注意しましょう。
さいごに
ここでは、ニュージーランドの携帯電話事情について解説しました。
渡航前に日本でやっておくべきことなどもご紹介したので、準備されている方は是非参考にしてくださいね。
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