同じ英語なのに、イギリス英語とアメリカ英語では発音やスペルなどでいろいろ違いがあることに気がついている人は多いのではないでしょうか?
日本で習う英語の主流はアメリカ英語。
筆者は中学で英語を習い始めてすぐに、学校で習うアメリカ英語ではなく、そのころ憧れていたイギリス人歌手の話すイギリス英語の美しさに魅了され、イギリス英語に恋をし、そしてどうしてもその言語に囲まれて生活したいと思うようになりました。
でもアメリカ英語とイギリス英語の違いとはなんでしょうか?
今回は、イギリス英語に恋をして、英国生活をしている現地在住者から、イギリス英語の特徴や違いを、いくつか例を挙げてみていきたいと思います。
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1.「can’t」の発音の違い
「できない」という意味を示す英語「can’t 」。
日常会話でもよく登場する単語です。
この単語の発音の仕方を聞くことでイギリス英語を話す人かアメリカ英語を話す人か区別できるほど、発音に大きな違いがあります。
アメリカ英語では「キャント」、イギリス英語では「カーント」と発音します。
2.Chipsはポテトチップスではない!
アメリカ英語では「Chips(チップス)」と言えば、日本と同様にポテトチップスのことを示しますが、イギリス英語では、異なります。
イギリス英語での「Chips」はスナック菓子ではなく、ちゃんとした料理の一つです。
イギリスを代表する料理の一つに、フィッシュアンドチップス、がありますが、これは魚のフライにポテトフライが添えられた料理です。
なお、イギリス英語ではポテトチップスのことを「Crisps(クリスプス)」と呼びます。
3.Eggplantは通じない?
和洋中、どの料理にも使うことのできる便利な野菜、ナス。
日本では「eggplant(エッグプラント)」と習いますが、実はこれはアメリカ英語で、イギリスのスーパーに言っても「eggplant」という文字に出会うことはありません。
イギリスでは「aubergine(オウバジーン)」と呼びます。
またイタリア料理などによく登場する野菜ズッキーニ。
アメリカ英語では「zucchini(ズッキーニ)」ですが、イギリス英語では「courgette(クジェット)」と呼ばれます。
上記以外にもアメリカ英語とイギリス英語に違いのある単語はいくつもあり、以下に代表的なものを挙げておきます。(イギリス英語(英)、アメリカ英語(米)
ビスケット/クッキー:biscuit(英)、cookie(米)
エレベーター:lift(英)、elevator(米)
秋:autumn(英)、fall(米)
地下鉄:underground/tube(英)、subway(米)
トラック:lorry(英)、truck(米)
1階:ground floor(英)、first floor(米)
小学校:primary school(英)、elementary school(米)
4.イギリス英語とアメリカ英語のスペルの違い
発音の違いのほか、イギリス英語とアメリカ英語では、スペルが違うものも多くあります。
以下にいくつか例を挙げてみます。
centre(英)、center(米)
theatre(英)、theater(米)
colour(英)、color(米)
favourite(英)、favorite(米)
organise(英)、organize(米)
realise(英)、realize(米)
programme(英)、program(米)
なお、イギリスで試験を受ける際にアメリカ英語のスペルで記載してももちろん間違いとされることはありませんが、でもイギリスにいるのであれば、ぜひイギリス英語のスペルを覚えておくと良いでしょう。
5.Take out とは言わない
日本では持ち帰りのことをテイクアウトと言いますが、これはアメリカ英語からきています。
イギリスでは持ち帰りのことを「Take away」と言います。
カフェなどでも「Are you having here or taking away?」とよく聞かれます。
これは「ここで食べて行きますか?それともテイクアウトしますか?」という意味です。
もちろん「take out」でも通じますが、イギリス英語らしい「take away」を使ってみてください。
イギリス人らしい表現
アメリカ英語との違いというわけではありませんが、ここでイギリス英語らしい表現をご紹介します。
「かわいい」「愛らしい」という意味の「lovely」。
イギリス人はこの「lovely」という単語をよく使います。
もちろん、「かわいい」「愛らしい」という意味でも使いますが、「良い」「すてきな」をいう意味で使う「nice」の代わりによく使います。
たとえば「Have a nice day!」ではなく、「Have a lovely day!」と言うととてもイギリス人らしい響きになります。
イギリス英語に触れる!おすすめ映画・本
日本ではどうしてもアメリカ英語に触れる機会が多くなりますが、それでもどうしてもイギリス英語に触れたいという人のために、イギリス英語に浸るおすすめの映画、本をご紹介します。
ハリーポッター
日本でも大人気のハリーポッターはイギリスでも老若男女問わず人気があります。
イギリス人俳優が多く出演しているこの映画はイギリス英語のリスニングに最適です。
また原作もイギリス人作家によるものですので、イギリス英語らしい表現を学ぶことができます。
ブリジットジョーンズ
若い女性を中心に人気のある「ブリジットジョーンズ」。
こちらも旬の生きたイギリス英語を学ぶのに最適の映画です。
また原作は映画と違う部分も多くありますが、イギリス人作家によるもので、また日記風の小説ですので、初心者にもおすすめの本です。
まとめ
イギリス英語とアメリカ英語の違い、またイギリス英語らしい表現をご紹介しました。
アメリカ英語に聞き慣れていると、最初はイギリス英語が聞きづらく感じるかもしれません。
でもイギリス英語はとても美しい響をもつ、素晴らしい言語です。
ぜひイギリス英語の美しさに魅了されてみてください。
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