イギリスでフリーランス活動するために知るべきビザとは

フリーランスライター、フリーランスプログラマー、フリーランススタイリスト、などその職種は様々ですが、今注目の集まる働き方、フリーランス。

会社などの組織に属さず、パソコン一つで、または自分のスキルを駆使して自由に働くそのスタイルは憧れる人も多いのではないでしょうか?

またフリーランスで働く利点は、場所を選ばず仕事のできることです。

そのため、もしイギリスで生活することに憧れているのであれば、憧れの土地、イギリスでフリーランスとして働くことを夢見る人もいることでしょう。

ただし、現在イギリスには多くの移民が流れ込んでいる関係もあり、滞在やビザの取り締まりが厳しい国です。

今回はイギリスでフリーランスとして活動するために知るべきビザ情報等についてご紹介します。

ビザの最新情報はこちらのサイトで確認可能です。
https://www.gov.uk/apply-uk-visa

【イギリスの就労関連記事はこちら】

↑イギリス滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去の記事一覧はこちら

イギリスに滞在するためのビザと労働許可とは

日本人の場合、イギリスにはビザなしで最大6ヶ月の滞在が許可されます

つまり観光やビジネスミーティングなどで短期間滞在する場合は事前にビザを取得する必要はありません。

ただし、就学や就労、結婚などによりイギリスに長期滞在する場合はビザを取得する必要があります。

労働許可について

労働許可を得るには、就労が認められているビザ、もしくは永住権または市民権を取得する必要があります。

就労が認められているのは、

  • 起業家・投資家ビザ(Tier1)
  • 就労ビザ(Tier2ビザ)
  • 短期労働ビザ(Tier5ビザ)
  • 学生ビザ(Tier4ビザ)の一部
  • EEA家族ビザ(イギリス人またはEU諸国出身の人と結婚し、イギリスに滞在する場合に発行されるビザ)

です。なお30歳未満の人に人気の通称ワーキングホリデービザはTier5に含まれます。

就労ビザの詳しい情報は、こちらの記事「イギリスで働こう!5つの就労ビザ取得方法を詳しく解説」に記載しています。

イギリス永住権と市民権

永住権は合法的に就労するビザを保持して5年以上滞在、結婚ビザを取得して5年以上滞在、もしくは合法的に10年以上継続して滞在した場合に申請が可能です。

市民権は基本的に5年以上イギリスに継続して滞在(結婚の場合は3年以上滞在)した後、申請が可能です。ただし、イギリスに永住する意思がある、Life in the UKの試験に合格するなどの条件を伴います。

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フリーランスワーカーに必要なビザと労働許可とは

日本の会社からのみ仕事の依頼を受け、イギリスの観光をメインに、もしくは学業をメインに短期間イギリスに滞在してフリーランスとして仕事をするのであれば、イギリスでの労働許可を持たずにフリーランスとしてイギリスで活動することは不可能ではありません。

ただし、滞在期間、また受けられる仕事が限られるため、フリーランスとして働きたい場合も労働許可を取得の上、活動することをお勧めします。

フリーランスとして活動したい場合に取得可能なビザは?

先の項目でご紹介した労働許可を得られるビザのうち、Tier1は申請の際に多額の資金証明を必要とし、Tier2は就職先企業からのサポートも必要となるため、フリーランスとして働くことを目的とする場合には適していません。

また就労したいためにEEA家族ビザの取得を目指し結婚することも言語道断です。

なお、一部のTier4ビザではアルバイトが認められていますが、週に就業できる時間数に制限があり、また学業に重きをおく必要があるため、フリーランスとして活動したい人には向いていません。

また永住権や市民権は申請の条件を得るまでに数年以上の時間がかかるため、できるだけ早くにフリーランスとして活動したい人には向いていません。

そのため、30歳未満という制限がありますが、フリーランスとして働きたい場合は、Tier5の一つであるユースモビリティスキームビザ(通称ワーキングホリデービザ)を取得することをお勧めします。

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ワーキングホリデービザの取得方法

ワーキングホリデービザでイギリスに滞在できる期間は最長2年間で、就学、就職とも可能なため、自由にイギリスを満喫できるビザです。

ただし、ワーキングホリデービザの年間発行数には限りがあり、イギリスのワーキングホリデービザは他の国のワーキングホリデービザに比べ、大変人気が高いため、抽選制となっています。

ワーキングホリデービザの申請手続き

申請は指定のアドレスに必要事項(氏名、パスポート番号、申請を行う国、電話番号)を記載の上、メールで申請します。

なお、申請は2017年まで毎年1月の年1回でしたが、2018年より1月と7月の2回に変更となりました。

申請に関する詳細は前年の11月頃に発表になりますが、申請期間は48時間と短く、その期間内に遅れることなく申請することが必要です。

その後当選した場合、申請後約1週間後にビザ申請に必要な書類が記載されたメールが届きます。

無事当選した場合は、必要書類(英文財政証明書等)を揃え、オンラインでビザの申請を行います。

申請の際にビザ申請センターでの面接予約も必要となります。

その後、ビザ申請センターでの面接を経て、無事ワーホリビザの取得が可能となります。

イギリスでフリーランスとして働くビザまとめ

フリーランスとしてイギリスで活動したい場合のビザ情報についてご紹介しました。

労働が可能なビザを取得の上フリーランスとして活動すれば、イギリスの会社から仕事の依頼を受けることも可能で、仕事の幅も広がり、自身のキャリアアップにもつながります。

ぜひ憧れの土地、イギリスでフリーランサーとして活動してみてください。

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