ロンドン留学は他の英語圏に比べて高いイメージがあります。ロンドン留学を断念して、他の国に留学する方もいるかもしれません。
ですが、イギリスは学生VISAを取得すれば〔6ヶ月以上の学生VISA〕規定はありますがアルバイトもできるので、アルバイトをしながら生活をすれば、ある程度費用を抑えることができます。
それでは1年間にかかる費用とアルバイトでどのくらい月に稼げるのか見ていきましょう。
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1年間留学で語学学校かかる費用
以前も書いていますが、語学学校に通いながら、半年以上ロンドンに滞在する場合の費用を考えると
語学学校費用(参考例AVALON SCHOOL OF ENGLISH http://www.avalonschool.co.uk/prices-t-30)
24週(週15時間レッスン) £2448=約35万円 (£1=142円)
これに10日間のホリデーがついてきます。
これだと6ヶ月ちょっとなので1年弱の留学と考えて、これにあと16週のコースを追加すると週の学校の料金は£90になり、£1440=約20万円ほどプラスになります。
合計で55万円ほどでしょう。
登録費など色々かかりますが、大体これくらいになります。
これにホリデーもついてくるので、大体約1年のロンドン留学がこの費用で可能になります。
必要でしたら、語学学校が寮やホームステイをアレンジしてくれることも多く、割高になりますが、最初の1〜2ヶ月はアレンジしてもらったほうが安心です。
この場合の宿代は先日ご説明した金額よりもちょっと割高なので、週£150~200ほどを見積もっていたほうがいいかもしれません。
それでは今回は実際にかかる留学の初期費用と留学後にアルバイトなどで稼げる金額を考えて、1年の留学をご紹介しましょう。
毎月の生活費と留学初期費用
毎月かかる金額を計算すると
- 語学学校にかかる費用:6万円
- 家賃:10万円
- 交通費: 1万5千円~2万円
- 食費:1~3万円
- 通信費: 2,000円~
と言った感じでしょうか。
宿は到着してから新たに安めのところを探して多少抑えるようにしますが、初期費用として必要になるのは学校費用60万と見積もって、これにVISA申請、飛行機代、そして最初の3ヶ月くらいの生活費があればとりあえずは留学ができます。
これだと一応100万円前後初期費用があれば大丈夫でしょう。
それではアルバイトの種類やどのくらい稼げるのか、どんな風に節約できるのか見ていきます。
ロンドン生活で実際に生活にかかる費用
宿代
やはりシェアハウスのほうが、ホームステイよりも割安です。
都心であれば週に£150~200くらいするので月£600~700くらいと見積もっていいでしょう。
多少都心から離れれば週£100ほどになりますので、その場合はつき£400くらいに抑えることができます。
やはり生活において一番かかるのは宿代、食費、交通費を安く生活する方法をご紹介していきます。
交通費
毎月のバス、地下鉄乗り放題のパスを買った場合ですが(2017年料金)、これは住んでいる場所にもよるのでゾーンによって分かれます。
- Zones 1–2 £126.80
- Zones 1–3 £148.70
- Zones 1–4 £181.70
しかし、ロンドンはバスだけを乗り回した場合、1週間のバスパスは£21.20、1ヶ月のバスパスは£81.50です。
地下鉄よりも安いので、もしも都心に住んでいたとしたら、バスパスのほうが便利です。
アルバイトでどのくらい稼げるのか
基本的に学生なら週20時間バイト可能です。
イギリスの最低賃金は
- 21歳以上:時給6.7ポンド
- 18~20歳:時給5.3ポンド
- 18歳未満:時給3.87ポンド
- 見習い(実習生):時給3.3ポンド
となっています。
なので単純計算をすると、6.7ポンド×20時間×4週間=£530弱になるという計算です。
ここから税金を払うので、ちょっと少なくなりますが、大体少なく見積もっても£400は稼げます。
£400ほどあればちょっと郊外に住んだなら、月の家賃が出るという計算です。
毎月の家賃が出るだけでも、かなり生活費が楽になるでしょう。
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こちらの記事「アルバイトでいくら稼げる?ロンドン留学の生活費を公開」で、アルバイトについてもう少し詳しくお伝えしています。
どこでバイトするのか、食費を抑えるには
語学力にもよりますが、手っ取り早く日本食レストランで働くというのが一般的です。
ある意味、せっかくロンドンに来たなら日本食レストランだけは避けたいという方にも会いますが、とりあえず、到着してすぐできるバイトで、募集も多いのが日本食レストランだと思います。
通常は賄いが付いているので、食費も浮きますし、そういう意味でもかなりお得だと思います。
その他、よくあるバイトは
- 美容室
- 学校関係
- ベビーシッター
などがよくあるバイトです。
また、日本食レストランだから、英語を使わないと思う方もいますが、お客さんはイギリスの方で、接客だと英語は必要ですし、キッチンでも働いたとしても、他の従業員が外国人〔一概にイギリス人でないことも多いので〕の場所も多く、英語の勉強になるレストランもたくさんあります。
こういう環境はあるアルバイトの面接の時に直接聞いてみるといいかもしれません。
それでは実際に私がイギリスに滞在していた時にどうやりくりしていたのかを例に見てみましょう。
ロンドン生活費用、私の場合
私は学校は大学院に行ったので、かなりかかっているので、そこは省きます。
家賃:月£320ポンド
まず家賃ですが、月£320ポンドのシェアハウスの1部屋に住んでいました。
都心にある程度近かったものの、地下鉄の駅がなく、また、住んでから気が付いたのですが、治安がそんなに良いところではなかったのでかなり割安でした。また、部屋は小さく、入るとベッドと机があるだけでした。
バイト代:月£640
学校もあったので、バイトは週3回していました。
私の場合は日本食レストランでなく、ちょっと変わったバイトをしており、またある程度出来高制ということもあり 、色々合わせて時給にして手取り£8ほど稼いでいました。
これだと、20時間×£8×4週=£640 と、先ほど書いた給料よりちょっと高くもらえていました。
家賃も安かったのでこれでなんとか生活できました。
確かに、ロンドンに到着して生活を始めるまで最初の2〜3か月はきつかったですが、徐々に生活が始まり、お給料も安定し、生活が定着していくと落ち着いていきました。
その後その場でお金がもらえることが多く、手取りも多少良いベビーシッターをしたり、家庭教師をしたりもしました。ただし、その仕事を20時間分見つけるのは難しいので、うまくできるのであれば、日本食レストランの仕事とうまく両立して稼げるようにするといいでしょう。
ベビーシッターは、経験者が好まれるのですが、たまに単発などの仕事もあるのでできるところで経験を積んでいくと、週3回、4回というバイトもあります私もそうやって経験を積んでいくつかベビーシッターをしていました。
ベビーと言っても、小学生2名くらいの家族もあるし、本当に3歳児くらいの小さいお子さんのいる家もあり、それも様々です。
お母さんが仕事に出ているので、その間に遊んでくれる人を探している家庭もありますし、夫婦で出かけてしまうので、そういう時に誰か見ていてくれる人を探している、という家庭もあり、そのあたりも状況は様々でした。
おまけ 宿代や食費を浮かす方法もう1つの方法―住み込みベビーシッター
もう1つ、こちらはある程度同じような仕事の経験がある方がすることが多いですが、住み込みのベビーシッターという仕事があります。
海外では結構多い仕事のようで、フランスなんかではオーペア〔AU PEAIR〕と呼ばれて若い女の子が語学の勉強を兼ねて住み込みで半年から1年ほど家庭の中に住み込んで小さい子どもの面倒を見る、というのがあります。
オーペアでなくても、日英家庭などで、住み込みで子どもを見てくれる人を探している家庭もたまにあります。
こういった広告は掲示板などでも見つけられますし、日本でもたまにそういう留学を斡旋してくれるエージェントさんもいるようです。
ただし、エージェントを通してしまうと、お金がかかってしまうので、自分で現地に着いてから探したほうがお安くすみます。
語学学校などに通っていると、そういうお知らせをしてくれている学校もあるし、学校の中にも恐らくそういう仕事をしている学生がいて、色々情報を聞くこともできます。
住み込みの場合は、宿と食費つきだけである程度仕事量が少ない家庭や、仕事量は結構あるので、宿と食費と、それにおこづかい程度ですが、賃金が支払われる家庭など、やはりこちらも色々です。
子どもが学校に行っている間はフリーということも多いので、その場合その時間に語学学校に通ったりします。
よくあるのが
朝の子どもの学校のお見送り
夕方子どもの学校のお迎えとお母さんが帰るまで一緒に子どもと過ごす
というものです。
この場合、時間的には週15時間くらいかもしれないのですが、毎日朝と夕方早目の時間には家に帰らないといけないので、あまり遊びに行ったりはできないかもしれません。
ただし、朝や夕方に仕事になることが多いので、あまり遊びに行けないかもしれません。
また、特に夏休みの期間など期間限定で募集をしている家庭もあるので、そういうところで体験してみるのも良いでしょう。
まとめ
私の例も挙げてみましたが、私はたまたま安い家に住んで、ある程度お給料の良い仕事をしていました。なので、この数字が絶対ではないですが、ある程度目安になったかと思います。
ただ、こうやって見るときちんと働けば自分の宿代くらいは稼げるということがお分かり頂けたでしょうか?
この情報がイギリス滞在のお役に立てれば幸いです。
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