日本(東京)から飛行機で約12時間で到着するイギリス・ロンドン。
異文化が交わるこの土地を、移住の地をして選ぶ人もいれば、旅行で訪れたり、留学で訪れたり、日本からの滞在者も大勢見かけます。
今回は、イギリスで長期留学する際や長期滞在中に必要になる銀行口座の開設方法を紹介します。
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イギリスの銀行口座の開設の難しさ
銀行口座の開設の難しさを星で表すとしたら、星四つ(★★★★)です。
どんなに英語ができる人でも、銀行口座の開設では、つまずくことがあるかもしれません。
日本のように、親切丁寧で、必要な書類の説明を細かくしてくれるスタッフはこの国では稀ですし、銀行によって、スタッフによって、必要な書類の種類は様々です。
まずは様々な銀行に行って、親切に対応してくれるスタッフ、自分に合うスタッフを探すことから始めなくてはなりません。
イギリス5つの主要銀行を紹介
イギリス国内にも、主要銀行がいくつかあります。
日本でいう、三菱UFJ銀行や三井住友銀行などの位置づけで、いわゆる有名どころの銀行です。
今回は5つの銀行に注目していきます。
- バークレイズ銀行
- ロイズ銀行
- HSBC銀行
- ナットウエスト銀行
- サンタンダー銀行
上記5つの銀行は、日本人でも口座開設がしやすく、また日本への送金も簡単です。
では、ひとつずつ見ていきたいと思います。
イギリスの主要銀行5つの特徴 自分にあった銀行を探そう!
1. バークレイズ銀行
地域にもよりますが、語学学校が多い地域バークレイズ銀行は、外国人にとても親切です。
ロンドンの支店には、数年前までは日本人スタッフがおり、日本人が口座を開設するのなら、バークレイズ銀行と言われていたほど人気がありました。
もちろん今でも人気がありますが、その分イギリス国内のバークレイズ銀行はどこの支店も外国人で混みあっていて、簡単な質問に行っても長時間待たされることがあります。
相談に行くなら、朝一がお勧めです。
現状では、イギリス長期滞在者へのおすすめの銀行はダントツでバークレイズ銀行です。銀行口座を開ける以外の営業もなく、長期滞在であれば、後々クレジットカードを作成することも可能です。
2. ロイズ銀行
日本でも名前を聞いたことがある人も多いかもしれません。
数年前まで東京にも支店があったロイズ銀行。
バークレイズ銀行に続き、日本人の口座所持率は高い銀行です。
特に語学学校生やワーホリで来た短期滞在者には人気があり、会社や学校のレターで簡単に開設ができます。
・イギリス移住者や駐在者には不向きな場合も・・
駐在や移住者にはあまり親切ではない銀行の場合もあり、支店によっては「誰か友人か知り合いにロイズ銀行の口座を持っていないのか?持っていないのであれば作れない、紹介者が必要」などと言われることも多々あり、口座開設以前に嫌な思いをする場合もあったります。
3. HSBC銀行
日本にも以前は支店があったHSBC銀行は、日本の銀行と雰囲気が少し似ていて、ちょっとお堅い感じのする銀行です。
すごくフレンドリーという感じはなく、どちらかというと、ビジネスライクなので、色々比較して決めたい人や、イギリス人と結婚して移住してきた人などがこちらの銀行を多く利用しています。
これから、ビジネスをイギリスで展開していきたいと考えている人もHSBC銀行がお勧めです。
香港や上海を拠点としているHSBCは、アジア人にはダントツで親切です。
4. ナットウエスト銀行
Natwest銀行(ナットウエスト)は、日本人のイギリス滞在者からは、なぜかあまり人気がありません。
オンラインキャッシュバック(現在は多くの銀行が参加し始めた)キャンペーンが有名で、イギリス人の口座所持者が多いです。
オンラインで買い物をしたらその何%かが返金されるシステムで、現在は多くの銀行が参加し始めましたが、コマーシャルまでテレビで放送し、人を集めているのはこのナットウエスト銀行だけではないでしょうか。
スタッフによりますが、あまり外国人や、学生に親切な銀行ではないので、雑な対応が多いと感じるかもしれません。
5. サンタンダー銀行(カタカナ表記サンタンデール)
Santander銀行は、スペイン発の銀行で、イギリス国内で多く見かけます。
真っ赤なサインが目印で、小さめの支店が多く、なんとなく入りにくい雰囲気もありますが、スタッフはとても親切で、わからないことがあれば、やり方を親切に教えてくれたり、親身になって話を聞いてくれます。
口座開設については、スタッフによって言っていることが様々なので、何度か確認したほうがいいかもしれません。
イギリスに滞在する日本人は大体が他の銀行に行ってしまうので、口コミも少なく、口座開設をする日本人は少ないですが、他の銀行に比べると比較的空いている銀行なので、ゆっくり話ができて、わからないこともしっかりと説明を受けることができるので、まずは話を聞いてみてもいいのではないでしょうか。
イギリスでの銀行口座開設までの流れと注意事項
自分の気に入った銀行が見つかったら、次は口座開設です。
口座開設は、日本のように、行ったその日に開設してカードや通帳がすぐに手に入るということは、イギリスではありえません。
1.予約をする
まずは、口座開設のための予約日程を相談します。
2.書類案内
予約日が決まり、担当スタッフも決まったら、必要書類を案内してくれます。
滞在許可証(現在はBRPカード)やパスポート、留学の場合は、学校からのレターや、駐在や移住の場合は、会社からのレターなども必要になる場合もあります。
必要書類をよく聞いて、しっかりと準備して、当日を迎えましょう。
注意点:
因みにレターの名前や住所などが少しでも違うと、学校や職場から再発行してもらわなくてはならず、その日は口座の開設ができないので、要注意です。
発行してもらった際、発行元が封筒に入れて封をする前に必ず自分の目で一度確認してください。
3.口座解説と発行
当日は、専門用語が飛び交いますから、日本語でもわからない銀行関連の言葉に苦戦することも視野に入れておいてください。
1時間から1時間半は時間がかかることもありますから、時間に余裕をもって口座開設へ行くことが大切です。
現在は、イギリスのほとんどの銀行がAndroidか、Appストアにて銀行口座のアプリを配信しています。アプリのダウンロードや使用方法をその場で説明してくれるので、設定をしてもらいましょう。
銀行のキャッシュカードが手元に届くまで
イギリスの銀行では、通帳は存在しません。キャッシュカードのみです。
キャッシュカードは、口座を開設してから、約一週間(5営業日と説明されます)で手元に届きます。
郵送されてきますが、書留なので、自宅にいない場合は、再配送、ないしは、郵便局まで取りに行かなくてはなりません。
カードとは別の手紙で、初回の暗証番号4ケタが送られてくるので、暗証番号を変えたい場合は、各銀行のATMで自分の好きな番号に変更が可能です。
イギリスの銀行口座開設〜カード発行までの手順まとめ
今回は、イギリスの銀行の選び方と開設方法に注目してみました。
長期滞在者へのおすすめの銀行はダントツでバークレイズ銀行です。
銀行口座を開ける以外の営業もなく、長期滞在であれば、後々クレジットカードを作成することも可能です。
なかなか海外で外国人としてクレジットカードを作る、ローンを組むなどは難しい場合が多いですが、バークレイ銀行はそういった部分でもしっかり相談に乗ってくれてとても安心できる銀行と言えるでしょう。
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