イギリスで働こう!5つの就労ビザ取得方法を詳しく解説

イギリスでの就職を夢見る人は多くいます。

ただ、イギリスは不法就労に厳しい国、労働許可を持たない就労は認められません

労働許可を取得するには就労可能なビザを取得する必要があります。

就労可能なビザの取得は煩雑で、また時間もかかります。

スムーズに取得するためには自分に必要なビザの詳細をしっかりと理解し、また必要な書類の手配、申請手続きを間違いなく行うことです。

今回は就労可能なビザの概要やスムーズに取得するためのコツをご紹介します。

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就労が認められている5つのビザ

イギリス国内での就労が認められているビザは以下の通りです。

  1. Tier1 ビザ
  2. Tier2 ビザ
  3. Tier5 ビザ
  4. 単独代表者ビザ
  5. EEA(欧州経済領域)家族ビザ

なお、一部のTier4ビザ(学生ビザ)でもアルバイトが認められていますが、フルタイムでの就労は認められていないため、今回は説明を省きます。

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就労ビザ申請、取得前に知るべき2つの事前知識

1.規定のポイント数の取得する

イギリスではビザ取得の際、学歴や年収などによってポイント数が決まるポイントシステムを導入しています。

なお、必要ポイント数はビザの種類によって異なります。

ビザ申請する際には、資金力を証明する書類は、就職先企業からのサポートレターなど、様々な書類が必要になりますが、必要な書類がそろっていても、このポイントが規定数獲得できていないと、ビザを申請することはできません。

そのため、ビザ申請の前に、自分に必要なポイント数を確認し、必要なポイント数を獲得できていることを確認してから申請手続きを始めましょう

2.英語力を証明する必要があり

就労可能なビザを取得する際、英語力の証明を必要とするビザがほとんどです。

通常CEFR(Common European Framework)のB1 レベル以上が必要とされます

このレベルを証明するには、IELTS SELT ConsortiumもしくはTrinity College Londonが実施するテストを受験し、イギリス移民局が定めたレベル以上を取得している必要があります。

これらのテストは日本でも受験可能ですが、テスト結果を得るまでに時間がかかる場合もあります。

ビザ取得の予定がある方は早めに受験準備を始めましょう。

ただし、スコアの有効期間は2年間となっていますので、注意してください。

また、以前は英語力の証明として認めらていたTOEICやTOEFLのスコアは現在は認めらていません。

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5つの就労可能なビザの概要を解説

では、次にそれぞれの概要をご紹介します。

1)Tier1ビザ

Tier1ビザには、

  1. 高度技能者ビザ
  2. 投資をする人のための投資家ビザ
  3. 起業家ビザ
  4. 大学卒業生起業家ビザ

の4種類があります。

それぞれのビザの概要、取得条件は以下の通りです。

・高度技能者ビザ

科学、人文科学などの分野において卓越した技能を持つ人に発行されるビザで、イギリスの認定機関からの推薦が必須であり、また認定機関からの年間推薦数には限りがあります。

ビザの有効期限は

  • 5年4ヶ月(英国外から申請)
  • 5年(英国内から申請)

で、5年経過後に永住権の申請が可能。

・投資家ビザ

イギリスで投資をするためのビザ。

ポイント数75点以上、200万ポンド以上の資金証明が必要。

ただし、英語力の証明の必要はなし。

200万ポンド以上の資金証明でポイント数75点を取得できるため、実質、200万ポンドの資金があれば、申請可能。

初回申請時に3年4ヶ月の滞在が許可され、滞在2年目以降、規定の条件を満たしていれば、イギリス永住権の申請が可能。

・起業家ビザ

ポイント数95点以上、20万ポンド以上の資金証明が必要。

英語力(CEFRのB1 レベル以上)の証明も必要。

初回申請時に3年4ヶ月(英国外から申請)、3年(英国内からの申請)の滞在が認められ、2年の延長が可能。原則5年を経過した時点で、イギリス永住権の申請が可能。

・大学卒業生起業家ビザ

ポイント数95点以上必要で、

  • イギリス国内の高等教育機関を卒業している
  • もしくは、所定の機関からの推薦を得ていること

を条件に申請が可能。

英語力(CEFRのB1 レベル以上)の証明も必要も必要。

初回申請時に1年の滞在が認められ、卒業した学校が推薦を継続してくれれば、さらに1年の延長が認められます。

2)Tier2 ビザ

Tier2 ビザには一般、企業内転勤、スポーツ選手、宗教活動家の4種類があります。

・一般ビザ

ポイント数70点以上が必要で、技能が必要な仕事において、英国内に適応者が見つからず採用された場合に発行されるビザで、採用する企業もスポンサーに認定されている必要があります。

申請状況により最長5年1ヶ月の滞在が認められ、滞在期間延長の申請も可能だが、6年を超える滞在は認められません。

・企業内転勤ビザ

転勤によりイギリス国内の支店等に務める場合に発行されるビザ。

ポイント数は60点以上必要だが、英語力の証明は必要ない。

滞在期間は雇用形態によって異なるが、長期雇用者の場合、最長5年1ヶ月の滞在が認められますが、この期間を超えての延長申請はできなません。

・スポーツ選手

著名なスポーツ選手に発行されるビザで、スポーツライセンスを所有している団体から推薦される必要があります。

・宗教活動家

聖職者に発行されるビザで、指定の宗教団体からの推薦が必要となります。

通常3ヶ月の滞在が許可され、その後2年の延長申請が可能です。

3)Tier5 ビザ

Tier5ビザには、一時的労働者と青少年交流の2種類のビザがあります。

・一時的労働者ビザ

慈善団体関係者、政府が認めた人材交流、国際協定に基づく者、創造的業務、スポーツ関係者の5つのカテゴリがあります。

最大24ヶ月の滞在が認められます。なお、英語力の証明は必要とされていません。

・青少年交流ビザ

通称ワーキングホリデービザと呼ばれるビザで、申請は18歳から30歳までに限られ、2年の滞在が認められます。

ただし年間発行数に限りがあり、大変人気のため、抽選制となります。なお、英語力の証明は必要とされていません。

4)単独代表者ビザ

外国企業(イギリスからみて)がイギリス国内に支店等の設置をするために従業員を派遣する際、その従業員に対して発行されるビザです。

申請時に3年の滞在許可が認められ、さらに2年の延長申請が可能です。

なお、業務に関連する十分な知識と経験が求められ、英語力の証明も必要となっています。

5)EEA(欧州経済領域)家族ビザ

イギリス人もしくはEU諸国出身でイギリスに滞在している人と結婚した場合に発行されるビザです。
通常2年の滞在許可が認められ、英語力の証明などは必要ありませんが、パートナーの資金力の証明などが必要となります。

就労ビザ取得に必要な書類を揃えよう

ビザ申請に必要な書類はビザの種類によって異なります。

詳細はUK Boarder Agencyのホームページで確認できます。

またイギリスのビザ制度は頻繁に変更されますので、最新の情報を確認するようにしてください。

なお、書類はすべて英語で記載されている必要があります。

オンラインでビザの申請及び申請料金の支払う

必要ポイント数の獲得を確認し、必要書類がそろったら、オンラインでビザの申請を行います。

申請はUK visas and immigrationのサイトで行います。

なお、申請を完了するには東京または大阪のUKビザ申請センターの来館予約が必要となっています。

申請料金はビザの種類によって大きく異なります。またビザの発行を優先してもらう優先サービスを追加するとさらに料金が高くなります。

詳細についてはUK Boarder Agencyサイト内の料金表を確認しましょう。

ビザ申請料金について

また、ビザ申請の際に、ビザ申請料のほか、移民医療付加金を支払う必要があります。

料金は1年につき200ポンドとなっており、たとえば5年のビザを申請する際は、1,000ポンド支払う必要があります。

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手続きと流れ

ビザセンターでの手続き

オンラインで予約した予約日に東京または大阪のUKビザ申請センターを訪問し、必要書類の提出を行います。

また併せて生体認証情報の手続きを行います。(顔写真と指紋情報の提出)なお、英国入国後、入国10日以内に最寄りの郵便局で生体認証付きのレジデンスパミットを取得します。

ビザ受け取りまでの日程

ビザ受け取りまでの日程はビザの種類、また提出書類の状況によって大きく異なりますが、平均して約2ヶ月もしくはそれ以上の日程がかかります。

優先サービスを利用すると、若干手続きを早めに進めてもらえますが、高い料金がかかり、また通常サービスとさほど手続き日程が変わらない場合も多々あります。

そのため、余裕をもって手続きを始めるようにしましょう。

・ビザ申請会社を利用する

ビザ申請は煩雑なため、ビザ申請代行会社を利用するのもビザ手続きをスムーズに進める方法の一つです。

ただし、手数料がかかりますので、事前にしっかりと手数料の金額を確認し、またどの程度のサポートをしてもらえるのかを確認してから、依頼するかどうかを決めましょう。

イギリスの就労ビザについてのまとめ

イギリスで就労するためのビザ取得のコツをご紹介しました。

イギリスに限らず、特に世界的に移民問題が騒がせている昨今、異国で働くことは簡単ではありません。

またその権利を取得するには近道やマジックはなく、ルールに従い、必要なステップを確実にこなしていくことです。

イギリスで就労するビザを申請する予定がある人はぜひ上記を参考にしてみてください。

ビザは随時変更されます。最新情報はこちらのサイトで確認するよう心がけてください。
https://www.gov.uk/apply-uk-visa

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