サンフランシスコまで電車で30分のバークレー。
そのバークレーにあるカリフォルニア大学バークレー校は、世界の大学ランキングでもトップ10に入る名門校。
今回は、アメリカのカリフォルニア大学バークレー校へ1年間、交換留学中のkmarifさんに、バークレー校の魅力や現地の生活や魅力について、聞いてみました。
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バークレー校へ留学した目的
1つ目:学問のため
日本の大学では、国際関係を勉強していまして、そのなかでジェンダー学という性別を研究する学問に興味があり、この分野に力を入れて取り組んでいる先がバークレー大学だったんです。
2つ目:アメリカの大学生活の経験
それと、アメリカの大学生活を経験してみたい、という目的もありました。
3つ目:英語力を磨くため
幼少期に9年間アメリカで育ったんですが、その後の日本の生活で、中学生のときには英語力も落ちてしまいまいた。
それで高校のときに「もっと英語を勉強したい!」という気持ちで、1年間アメリカに高校留学しました。
大学生になってもアメリカへ留学し勉強したい、という気持ちが強くなり、今回、バークレー校への留学を決断しました。
ジェンダー学になぜ興味を持った?
私はスポーツが好きで、今も取り組んでいますが、「スポーツが好きだから男性には負けたくない!」というプライド、気持ちがありますし、あとは、幼少期におばあちゃんから「化粧しなさい」とか、「女の子らしくしなさい」と言われてきて、そんなときにちょっとした疑問を持っていたんです。
バークレー大学で学んでいること
まずは、先学期はイントロダクションで、アメリカのジェンダー差別を勉強しました。
私が興味を持った理由は、アメリカは多くの人種が暮らす国ですが、ジェンダーという要素に、人種という要素が加わるところです。
例えば、女性のなかでも白人の女性と黒人の女性の差別、プラス、レズビアンだったり、ゲイだったり、トランスジェンダーの人たちが入ると、ストレートな白人女性とレズビアンの黒人女性と比べると差別というのが大きい、というのわかります。
女性のカテゴリーのなかでも、差別が違うというのは興味深いです。
トランプ大統領が決まった瞬間に沈み込む街・・
とても面白い光景だったのは、大統領の投票日。
選挙の日、トランプ大統領に決まったときは、町中が悲しみの雰囲気に包まれました。
翌日には、学生たちがバークレー大学のキャンパス内で、抗議活動を行っていました。
このバークレーという街は、リベラル派が多く、ほとんどの学生がゲイ、レズビアン、同性愛者の結婚を認めていて、人種差別も反対派が多いです。
こんな光景は日本では見ることができないので、良い経験でした。
バークレー校留学のゴール
バークレー校では、選択できる授業の幅が広いので、この1年間で、自分が本当に興味を持てるものを探したいと思っています。
日本とは違い、選択できる授業数が圧倒的に多いからです。
日本で在籍している科は文系に属しますが、バークレー校では理科系の授業も選択することができます。
例えば、友人は「蜘蛛についての授業」を選択していて、10匹採取して研究するというような面白い授業をとったりしています。
バークレーの魅力は?
学生の街
バークレーはコンパクトな街で、バークレー校の学生でいっぱいです。大学のためにあるような街ですね。
学生でない人も、バークレーのTシャツを着ていたりするくらい、街のことが好きな人が多いです。
フットボールの試合になると、大変盛り上がります。特に、スタンフォード大学との試合は面白いです。
食べ物がおいしい
大学の周囲にいろんな食事処があります。
個人的には、アジアンゲットーという広場に、アジアのお店がたくさんあり、安くて美味しいのでよく行きます。
今、タピオカがすごく流行っていて、学生は皆、タピオカが入った飲み物を持っています。
やる気と課題の寮も凄い!
世界中からやる気の高い学生がきていて、皆学習意欲に溢れています。
また、課題もすごい量です。
例えば
- 毎週15以上の記事を読まなくてはいけなかったり
- 10ページのリサーチペーパーを3つ以上、同じ日に提出しなくてはいけない
- 1週間まるまる夜中までリサーチに使ったり
日本より遥かに多く、勉強だけで手一杯になります。
勉強だけじゃない!活動も盛ん
バークレーの学生は勉強だけではありません。
授業外の活動も盛んです。
例えば、研究に参加する、インターンシップに参加するなどがあります。
日本だと、研究は参加できないので、このシステムはすごい良いことだなと思います。
安全で治安が良い 〜何かあれば学生にすぐに連絡がくる〜
基本的に安全です。
たまに、ちょっとした事件はありますが、学生街なので、警察も結構います。
バークレー内で起きた事件は、場所から内容まで、すべて学生へメールがきますので、すごく便利だなと思います。
気をつけるべき場所
ホームレスはいます。
特に、ピープルズ・パークはホームレスが多いので、そこには近寄らないようにしています。
バークレー校では留学生活を送っていますか?
大学院生でない限りは、みな寮生活を送らなくてはいけないシステムです。
今は、シンガポール人と部屋をシェアしています。部屋はベッド、机、引き出しと最低限のものしかありません。
トイレなど不便なときもありますが、
- 食堂の食事もついている
月曜〜金曜は三食でます。週末はブランチと夜ごはんのみ。 - 24時間の図書館もある(校内に20個以上の図書館があります)
テスト前になると、学生がいっぱいで、座る席がないときもあります。
といった環境なので、寮は勉強しやすい環境になっています。
多国籍な学生
世界中の国々から学生が留学しています。(スペイン、フランス、イギリス、ドイツ、韓国、香港、上海、タイ、アフリカからも)
私のルームメイトはシンガポール人なんですが、シンガポール英語はシングリッシュといって、英語の発音がまったく違っていて、最初は全然聞き取れませんでした。
ルームメイトを通じて、いろんなシンガポール人と知り合うことができています。
学生は学内で働いている
バークレー校の学生は、ほとんどが大学内で働いています。
例えば、ジムで働いたり、受付で働いたり、寮の食事を配ったり、図書館で働いたりしています。
大学自体が学生を支援できる体制になっているんですね。
※F-1学生ビザは、校内の就労はある条件下で認められています。
休み中はみんなで旅行
多くの学生は家に帰ると思いますが、留学生は帰る家がないので、旅行をしています。
私は冬休み中に、メキシコのカンクンに2週間、タホ湖(アメリカ合衆国カリフォルニア州とネバダ州の州境のシエラネヴァダ山中にある湖)へスノーボードにいってきました。
交換留学でアメリカへ留学する最大の魅力はどんなところ?
繰り返しになりますが、
1.日本で勉強できないことが勉強できる
大学にもよりますが、選択肢が幅広いことです。
2.国際寮で、いろんな人種に触れることができる
たまには、文化の違いで衝突したりもしますが、いろんな国の友達ができること、これが一番よかったと思います。
3.主張することの大切さを学ぶ
海外では自分の主張や意見をしっかり言います。
ですので、自分が考えることをきちんと伝えることができるようになります。
最後に
これからグローバリゼーションで海外へ行くことも多くなりますし、大学時代に日本だけに4年間いるのではなく、海外へ目を向けることも大切だと思います。
海外のことについて、知ることもできるし、他の国の学生とも交流することができます。
また、自分自身も強くなりますし、精神的にも強くなります。
あと、親には本当に感謝しかなくなります。両親に対する有り難みも、日本にいるよりも実感できる機会も増えると思います。
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