ご主人の海外赴任に帯同するご家族のために、日本で済ませておくべき手続きや準備についてまとめました。
日本にいるうちに準備を万全にして、タイライフをエンジョイしましょう!
【タイの関連記事はこちら】
- タイ生活するときに注意したい6つのポイント
- タイに行ったら絶対に食べるべき!おすすめ料理ベスト20選
- ウッカリでは危ない!タイの文化と習慣・暗黙のルール10選
- 至れり尽くせり!日本人が安心していけるバンコクの病院4選
↑タイ滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去の記事一覧はこちら
1.ビザ|入国ビザは日本で準備、滞在ビザはタイで取得
やはりまず大事なのはビザ。
ビザというのは簡単に言うと入国許可証で、査証とも呼ばれます。[a]30日以内の観光であれば日本人のタイ入国・滞在にはビザがいりませんが、赴任帯同による長期滞在には必要です。
ご主人の会社が必要書類を指示し、手続きなどを代行してくれることが多いでしょうが、そうでない場合は自分で取得しなくてはなりません。
日本にいるうちに取得しておかないといけないのがタイへの入国ビザです。
現地で働く方に必要なのは就労者向けのBビザ(ノンイミグラントBビザ)、その家族は長期滞在者向けのOビザ(ノンイミグラントOビザ)を、駐日タイ大使館または領事館に取得申請してください。
参考URL : ノンイミグラント-O(タイ王国で正規就労する外国人の配偶者/扶養家族)
おそらくご主人が先に駐在するという形で、タイで生活基盤を築いてからか家族がタイへ渡ることになると思います。その期間ににパスポートを取得し、ご主人と連携をとってビザの手続きを進めていきましょう。
そしてタイに入国してから、改めて滞在ビザを在タイ日本大使館で取得することになります。
詳しい手続きは大使館の公式ホームページを参照していただくとして、手続きをつつがなく進めるために日本で用意しておくといいのが、プリントアウトした申請書類と申請前6ヶ月以内に撮影された縦4.5㎝×横4.5㎝の大きさの顔写真(無修正、無背景)です。写真の規格が合わないと申請が受理されないこともあるので、規格の変更などないか公式サイトをチェックし、万全の準備をして臨んでください。
参考URL : 査証申請にあたっての一般的留意事項
また、ビザを取得してからも3ヶ月ごとにイミグレで居住地を申告する必要があります(通称90日レポート)。期限を過ぎると罰金などが課せられるので、こちらにも注意しましょう。
2.学校|日本人学校はバンコクとシラチャーの2校
義務教育期間中のお子さんがいらっしゃると、現地の学校のことも気になることでしょう。
タイには世界最大規模の日本人学校「泰日協会学校」が、首都バンコクと日本人の多いシラチャーにあります。
この学校では日本語で日本のカリキュラムに沿った授業が行われ、多くの日本人児童・生徒が通っていますが、近年バンコク校は許容人数を越えてしまっているため、バンコクからシラチャー校へ通っている生徒も多いそうです。
参考URL : 泰日協会学校
他にもタイのカリキュラムにのっとった現地の公立・私立小学校や、多国籍の生徒たちに向けて英語で授業が行われるインターナショナルスクールがあり、これらの学校へ通う日本人も少なからずいます。
3.お金|当座の資金は3人家族で約30万円。財布は2つ
タイに駐在したからと言って、即現地通貨(バーツ)が得られるわけではありません。
しかし引っ越してすぐは何かと入用で、それなりの金額を用意しておく必要があります。目安としては3人家族で最低30万円といったところでしょうか。しかしこれはあくまでも生活費で、お子さんの学校の入学金などは別途必要なので、各自計算して充分な金額を用意しておきましょう。
両替は空港でできるのはもちろん、バンコクの日本人向け歓楽街などではお得なレートの両替所もあるので調べてみてください。また日本を発つ前に1人当たり3万バーツほどは両替して持っておいた方がいいでしょう。
そして財布は日本用のものとタイ用のものの2つを用意しておくと便利です。
4.言葉|旅行者用のタイ語会話の本はかなり役に立つ!
タイならずとも海外での生活で一番に心配してしまうのが言葉の問題ではないでしょうか。
しかし日本でタイ語を勉強しようにもタイ語の教室は一般的ではないし、バンコクなどで使える英語を習うにしても費用はバカになりません。
そんなとき役に立つのが、普通の本屋さんで売られているポケットサイズのタイ語日常会話集です。
挨拶や買い物に使える言葉だけでもわかれば、タイの生活を始めるには意外に十分なのです。また文法はわからなくても単語を並べるだけである程度コミュニケーションは取れるし、何よりそうするうちに耳で覚えて自分でも喋ってみることがタイ語会話上達の近道なのです。
5.電化製品|日本製品を使うために必要な変圧器
日本は100V、タイは220Vと家庭用電源の電圧が違うということは最低限念頭に置いておきましょう。
日本の電化製品をタイで使用するには、変圧器が必要となります。
電力の小さな機器に使う変圧器はコンビニなどでも買えますが、ドライヤー・炊飯器などの発熱系やパソコン・テレビ・プリンターといった画像の送受信をする電化製品には、本格的な電圧機(上の画像参照)を使用しないと機械自体が壊れてしまうことも少なくありません。
おそらく電化製品はタイに引っ越してから1か月後くらいに届くでしょうが、それまでに大型デパート(エンポリアムなど)の電化製品売り場などで変圧器を入手しましょう。ちなみにこの変圧器、とっても重いです!
そして意外に多いのが、コンセントの規格をタイに合わせるための変換プラグを変圧器と思い込んでしまう間違いです。
タイのコンセントは何種類かあり、製品によってはそのままでは使えないので形状をそろえるための変換プラグというものを使用します。こちらには変圧機能はないのでくれぐれもご注意を!
6.寒さ対策|タイでは手に入らないからこそ冬服は必携!
タイは暑い国だから、半そでや薄手の服があれば平気なんて思っていたら甘いです!
タイでも12月~1月は比較的寒く、かつ暖房器具などが普及していないために衣類で体温調節をしなくてはなりません。
また強烈なクーラーで風邪をひいてしまった時も、温かい衣類や毛布・厚手の布団などは必要になります。しかもタイではこれらの防寒具は手に入りづらい(売っていても高い)ので、是非日本で買いそろえておいてください。
個人的におすすめしたいのは、ヒートテックなどの保温肌着と湯たんぽです。
かさばないうえに他の服や布団とも併用しやすいのがポイントですね。冬服は日本への帰省の際にも必要なので、日本のコートも1人1着は持っておきましょう。
帰った時に買えばいいと思っていても、なかなかタイミングが合わず手に入らないものなのです。
7.日差し対策|南国タイの日焼け止めはSPF50が基本
駐在される方は絶対用意しなくてはいけないものがあります。
タイは日本に比べるとはるかに日差しが強く、美容のためだけでなく健康のために日焼け対策が必要となってきます。
そんなタイの日光には、日本製品では役に立たないのです! 郷に入っては郷に従えというか、魚心あれば水心というか、タイの日差し対策にはタイで売られているSPF50の日焼け止めが一番。
日本製がおすすめなので、日本で纏めて購入していくと良いと思います。
そして、お子さんの日焼け止め対策も本当に大切。日本と同じ環境だと思って甘くみてはいけません。お子さんの日差し対策もしっかししていきましょう。
まとめにかえて
少しはタイへの移住の具体的なイメージがつかめたでしょうか。
駐在なので長期滞在ですので慣れるとはいえ、さすがに行き先が海外となればその「住む」までにも様々な準備が必要となります。タイは親日国であり、たいていのことは現地でも対応できますが、やはりあらかじめ準備を万端にしておくに越したことはありません。
この記事だけでなく参考リンク先も確認して、楽しいタイ生活を始めてくだされば幸いです。
蛇足かもしれませんが、海外赴任の前にはNHKの解約も忘れずに。
【タイの関連記事はこちら】
- タイ移住におすすめの海辺の町シラチャの魅力5選
- タイでの病気も安心!サミティベート病院の日本人向けサービス5選
- これだけ知っておけば安心!タイ・バンコクの治安事情
- バンコクの生活費をシビアに算出してみた(一人暮らし編)
- タイ・チェンマイの生活費って結局いくら?物価を抑えよう!
- タイチェンマイで美容室を渡り歩いて、たどり着いた結論
↑タイ滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去の記事一覧はこちら
世界中の日本人が参加する「せかいじゅうサロン」
世界へ広がる海外移住コミュニティ
世界中の日本人同士が繋がり、情報提供したり、チャレンジしたり、互助できるコミュニティ「せかいじゅうサロン」
参加無料。気軽に繋がってください。(2022年6月時点:参加者3600名超えました)
“【特別公開】世界で自由にひとりIT起業”
WEBマーケティングスキルは「世界どこでも働けるワークスタイル」を可能に。
1年で海外居住資金も作れるWEBスキル講座を無料配布中↓