【体験談】サラリーマンを辞めタイ移住。配偶者ビザ取得までの道のり

【体験談】サラリーマンを辞めタイ移住。配偶者ビザ取得までの道のり

私は33歳の時に会社を辞め、タイに来て以来、約20年間この国にずっと住み続けています。

最初は永住なんて、これっぽちも考えていませんでしたが、なぜか自然の流れでこちらに住み続け続けることになりました。

ここでは、日本のサラリーマンをやめて、タイ・バンコクに住んで20年、タイ人妻と子供二人の4人暮らしで、2019年8月に配偶者ビザ(永住ビザ)を取得した私の体験記をご紹介します。

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日本でのサラリーマン生活に終止符を打つ

大学を卒業してから約10年間、日本でサラリーマンとして生活していましたが、毎日同じことの繰り返しの決まりきった生活にだんだん嫌気がさしてきました。

好きでもない仕事をこれから何十年も続ける人生は痛すぎる。

サラリーマンだったら誰でも一度は考えることですよね。現実に不満を抱きながらも、レールの上を歩き続ける人もいれば、降りる人もいます。

私はとにかく、先が見えてしまうサラリーマン生活がいやでいやでしょうがなかったので、あまり深く考えず、レールから降りました。

日本の会社での仕事は毎日、残業、休日出勤は当たり前でかなり忙しかったです。

それでしばらくの間、日本を離れ退職金で海外でノンビリしようと考えました。

日本を脱出してタイへ

ノンビリするには、やはり時間がゆっくり流れている南国です。

候補はオーストラリア、ニュージーランド、フィリピン、タイ、インドネシア、マレーシア。

しかし、オーストラリアとニュージーランドは南国ですが、先進国なので「ノンビリ」というイメージではありません。また、物価も高く金銭的にもきついので真っ先に削除。

フィリピンは治安も悪く、日本のヤクザや犯罪者が真っ先に逃亡する場所というネガティブなイメージが強く除外。(あくまで個人的な見解です。)

インドネシア、マレーシアはイメージが沸いて来ないのでデリート。

最後に残ったのはタイでした。

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私がタイ移住を決めた理由

実はタイ、大学の卒業旅行で一度訪れたことがある国です。

親日国で国民の大半が敬虔(けいけん)な仏教徒ということもあり、人々が大らかでやさしいのが、とても印象的でした。治安も東南アジアの中ではいい方ですし、物価も安く、長く滞在するにはもってこいの国です。

旅行者だとノービザで30日滞在できるし、現地のタイ語学校で学生ビザを取得し、語学留学生になれば90日間の滞在が可能です。

これだ!語学留学生としてタイ語でも勉強しながら、今後のことをゆっくり考えよう。

そう決心して日本での3か月の失業保険が切れると同時にタイへと旅立ちました。

語学留学生として暮らす

タイに来た後、とある民間のタイ語学校にもぐりこみました。

最初はノービザで入国し、30日間の有効滞在期間が切れる前に、そのタイ語学校で学生ビザ取得に必要な書類を用意してもらいます。

それからマレーシアに出国し、そこのタイ大使館で手続きをして、学生ビザをもらってタイへ再入国し語学留学生の身分で生活する。

大学とか高校ではなく民間のタイ語学校ですから、滞在可能期間は90日です。

90日ごとに近隣諸国に旅行も兼ねて出国し、旅行先のタイ大使館で学生ビザをもらって入国する。そんな生活を約1年続けました。

タイの教育省に認可されたタイ語学校でしたら、授業料をきちんと払い、真面目に授業を受けていれば、学生ビザに必要な書類を用意してくれます。

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語学留学生としての生活。居心地がよくタイに居続けたい気持ちに

タイ語学校では、毎日真面目に授業を受けました。タイ人の先生方もフレンドリーで楽しく、ここで多くの外国人の知り合いや友人ができました。

タイにいる外国人というのは、日本人にかぎらず、どこか母国に住み辛さを感じて来ている人が多い印象です。

人をやさしく包み込み癒す何かがこの国にはあります。

また、個人主義の国なので、「人は人、自分は自分」というようなところがあり、他人に対していい意味で無関心です。

知り合いや友人であっても、個人的なことは干渉し合わないという暗黙の了解もあるので、人がどこで何をしていようが、あまり興味もなければ詮索もしません。

常に他人の眼や世間体を気にする日本とは大違いです。

当初は3か月、長くても半年くらいでタイ生活を切り上げるつもりでしたが、居心地の良さから日本へ帰る気を完全になくしてしまいました。

問題はお金です。

日本から持ってきたお金はもう底をつき始めていました。

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ワークパーミットを取得し日本語教師になる

通っているタイ語学校の友人のツテで日本語教師の仕事を紹介され、とりあえずやってみることにしました。

当たり前のことですが、外国で働く場合は、その国の政府の労働許可を貰わなければなりません。許可なく働くと不法就労ということになります。

日本語教師として働く予定の高校が労働許可証や就労ビザ取得の手続きを全部してくれるということなので、その点は安心でした。

日本語教師になるのはそんなにむずかしくない。

このタイでの日本語教師という仕事、日本人で日本語が話せ、読み書きができれば基本的に誰でもなれます。

タイには日本の会社がたくさん進出しているので、タイ人の日本語学習熱は高く、日本人の日本語教師は引く手あまたです。

ただ、日本人なら基本的に誰でもできる仕事なので、質の良くない日本人教師もいたりして、最近は日本語教師になるのもハードルも高くなってきているようです。

高校の日本語教師の場合は、原則、日本の大卒以上の資格を有する者に限るとか、場合によっては、大卒以上で日本語教育の専門教育を受けた者しかなれない学校も増えてきています。

大学の日本語教師になる場合は、もっと厳しく、日本の語学教育や教育学部卒業の大卒以上の者、最近では大学院卒以上の資格を求めてくる大学もあります。

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タイ人女性と国際結婚

タイの高校で日本語教師として働き始めてすぐ同じ学校のタイ人女性英語教師と仲良くなり、付き合うようになりました。

私はその時35歳で、彼女は20代後半です。自然、お互い結婚を意識し始めました。

しかし、日本語教師としての給料は薄給過ぎて、なかなか結婚に踏み切れません。

この国では教師という仕事は社会的ステータスは高いものの「給料が安い」ということで有名です。

結婚するにするにしても、もう少し金を貯めてからとか、もう少し余裕ができてからとか、悠長に構えていましたが、彼女はそれを許してくれません。

結局、付き合って半年で結婚というスピード婚になり、私の日本の家族や親族には驚かれ るとともに、今後の結婚生活を心配されました。

タイの住居

タイ人女性の気質

タイ人女性は、かなり直情的で感情の起伏が激しく、生活力旺盛な女性が多いです。

これは全体的にタイ人男性が頼りないからだと言われています。家庭でも女性が働き、男性は無職というのも珍しくありません。

また、タイ人女性は恋愛に関しては一途というか、いったん好きになったら、相手の職業とか立場とか収入とかあまり気にしません。

「金銭的に余裕がなければ、それは、その時はその時に考えればいい。」みたいな考えなので、結婚生活に対する私の心配なんかどこ吹く風といった感じです。

仕事を辞め配偶者ビザを取得!

結婚してから彼女は同じ高校でしばらくは働いていましたが、子供ができ育児に専念するため退職しました。

「私は育児に専念します。家計の収入はあんたにまかせた。」と今後のことなど深く考えずにあっさり退職するのは、いかにもタイ人らしいです。

しかし、自分の日本語教師の収入だけでは家計を維持できず、より待遇と収入のいい大学の日本語教師へと転職しました。

それでも生活カツカツなので、様々な副業に手を出しました。

ヤフオクにタイの雑貨やサプリメントを出品したり、日本人の業者相手にタイでの仕入れ代行をしたりと家族を養うため、もう手当たり次第です。

その中である副業が当たり、大学の日本語教師としてより、副業の収入の方が多くなり、私の仕事の比重も労力も次第に教師の仕事から副業の方へと移って行きました。

副業がバレ、日本語教師をくびになる

大学でもパソコンに向かって「自分の仕事」に精を出すようになりました。

教師の副業が禁止という訳でなないのですが、「大学でそんなことをやるのはけしかからん。」ということで、私はある日、学部長に呼ばれて退職を勧告されました。

配偶者ビザをとる

日本語教師の仕事を辞めても経済的にそれほど打撃にはならないものの、問題はどんな身分でタイにいられるかということです。

雇用契約が切れると当然、ワークパーミットは労働局に返還、ビジネスビザは失効になります。となると、住み続けるには配偶者ビザを取得するしかありません。

しかし、この配偶者ビザの手続き、個人でやるにはとても手間も金もかかるものなのです。

<配偶者ビザ取得までの全体的な流れ>

配偶者ビザをとるまでに色々やらねければならないことがあります。

私が大学の日本語教師を辞めて、配偶者ビザを取得するまでにやった全体的な流れです。

日付やったこと
5月31日働いていた大学を退職。
ビジネスビザ失効。労働許可証を労働局に返還
入国管理局で滞在延長申請すれば、7日間の滞在延長が可能。
6月4日タイから出国
6月7日旅行者(ノービザ)でタイに入国
30日間の滞在可能期間の間に必要書類を全て準備
7月1日入国管理局で滞在延長の申請
ノービザで1か月間の滞在延長可能。
7月8日入国管理局で配偶者ビザの申請
申請可能期間は滞在可能日数が21日以上30日未満の9日間
申請後、配偶者ビザ許可の可否が検討されます。
7月31日配偶者ビザ取得。
初回は90日のみ有効。10月28日まで滞在可能。
10月28日配偶者ビザの延長申請(1年間)
11月25日1年間の配偶者ビザ取得(11月24日まで有効)。

<配偶者ビザ取得に必要な申請書類>

  • 申請用紙(入国管理局で取得)
  • パスポートとそのコピー
  • 3カ月間以上、40万バーツ以上が預けられている銀行通帳
  • 3カ月間以上、40万バーツ以上が預けられていることを証明する銀行証明書
  • 申請日当日にアップデートした銀行通帳とそのコピー
  • 妻となるタイ人女性の住民票とそのコピー
  • 妻となるタイ人女性のIDカードとそのコピー
  • 夫になる男性の独身証明書とそのコピー
  • 顔写真1枚から10枚
  • 自宅で家族が写っている写真10枚程度をA4用紙に貼り付ける
  • 家までの手書きの最寄地図
  • 申請費用1900バーツ

タイの役所はとても面倒くさい

「どうして結婚時に配偶者ビザを取らなかったのか?」

それは、ここまで読んで頂ければ分かると思いますが、タイの入国管理局にビザ申請して許可をもらうのが、非常に鬱陶しくて面倒くさいからです。

入国管理局に限らず、タイの役所というところは権威主義で、しかも役人たちは重箱の隅をつつき、自分たちの権力を見せつけるのが仕事だと思っているような人たちです。

申請書類も煩雑で、意味が分からないものがたくさんあります。

ビザ申請に行っても各部署をたらい回しにされ、長時間待たされるのはザラで、担当官によって言うことや求める書類が異なることも普通です。

タイ人ですら、タイの役所に行くと不快な気持ちになるので、極力近づきたくないと思っている人が多いです。

申請時には、どのような経緯で出会い結婚したのかなどプライベートなことまで係官に説明しなければなりません。

また、居住地の近所のだれかを一緒に入国管理局に連れて行き、自分たちの結婚を第三者の立場から証明する必要もあります。

本当にめんどうくさいことこの上ありません。

嫁の協力で配偶者ビザをとる

書類や手続きの面倒くささもさることながら、ここで一番難関となったのは40万バーツ(約150万円)をタイの銀行に3か月間、預け入れることです。

外資導入で経済発展しているタイの政策は国際結婚にも適用されていると苦笑いするしかありません。

ちなみに、タイ人男性が外国人女性と結婚する場合は、外国人女性は金銭を銀行に預け入れる必要はありません。

外国人男性がタイ人女性と結婚する場合にだけ40万バーツが必要になります。つまり「お宅の国の女性をお嫁さんにもらいます」的な結納金みたいなものです。

かき集めれば何とかなる金でしたが、自分の仕事の軍資金、しかも日本円で持っていなければビジネスが回らない大事なカネなので40万バーツに代えることは無理です。

日本の生命保険を解約しようか、消費者金融から金を借りようか悩みました。

しかし、ここで嫁に助けられました。

途方に暮れている私を見るに見かねて、コツコツ貯めた自分の貯金40万バーツを全部、私名義に書き換えてくれたのです。

さらに友人のツテをたどって、入国管理局の影響力のある係官に話を事前にとおしてくれたので、書類審査もインタビューもほとんどフリーパスみたいな感じで審査通過しました。

おかげで、難関であるはずの配偶者ビザを、あっさりゲットすることができました。

この時ほど、タイ人女性の行動力と押しの強さ、生活力を痛感したことはありません。

これも就労ビザ同様、1年更新なのですが、銀行口座に私名義の40万バーツが眠っている限り、嫁と離婚、死別しない限りは、問題なく更新できる永住権です。

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まとめ

海外に暮らすことは今や特別なことではありません。

インターネットを繋げば世界中のどこにでもアクセスできますし、航空券もLCCなどがあり、国内旅行をするより安くで行ける国もあります。

精神的にも物理的にも世界は確実に身近になってきています。

海外生活は新しい価値観や考え方にも出会え、自分の人生に幅と深みがでることは間違いありません。

私は、タイという国は気負わないでも長く暮らせる大らかで寛容な国だと思っています。

もちろん、いいことばかりでなく、環境や考え方の違いから頭を抱えたこみたくなるようなこともありますが、前向きに行動している限りは何とかなるものです。

タイは政治的にも経済的も日本以上に色々難しい問題を抱えていますが、人々は「マイペンライ=何とかなるさ」の精神で日々、楽しくたくましく生きています。


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