バンコクの生活費をシビアに算出してみた(一人暮らし編)

おだやかな気候、おいしい食べ物、物価の安さ、魅力あふれるタイへの移住を考える日本人は大勢います。

現在、タイ在住日本人は約4万人。

首都バンコクには約3万人の日本人が生活しています。

このうち約1300人は自由業関係者とその家族、個人都合で移住をした方々です。

2017年7月時点、1バーツ(B)=3.34円のタイ国ですが、実際にどのような生活ができるのでしょうか。

生活費を算出していきたいと思います。

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バンコクでの月収は?

日本人がタイで正規に就職するにあたって、労働許可証(ワークパーミット)の取得が必要となります。

参考記事:タイの就労ビザの申請条件から取得・延長方法を徹底解説

これを取得していない場合、たとえどこかの会社で働いていたとしても、タイ入国管理局からは旅行者としての扱いをうけます。

ツーリストビザを取っても、その滞在許可日数は最大60日です。

これを超えるとオーバーステイとなるため、その都度タイを出国しなければなりません。

日本人の最低賃金

労働許可証の取得には様々な条件が設定されていますが、その一つとして国籍別に最低賃金が定められています。

日本人の場合、月最低5万Bの給料を得ることが条件です

したがって、理論的には会社員としてタイで働く日本人は最低5万Bの月収を得ていることになるはずです。

しかし、実際にはすべての日本人就業者がこの収入を得ているとはかぎらず、労働許可証なしで働いている方も数多くいます。

その様な人々は60日の期間に一回、隣国のラオスやカンボジアへ出国し再度タイにもどる(これを“ビザラン”と呼びます)という面倒なことをしなければなりません。

なお、最近では外国人の不法滞在を防ぐためにタイ政府によるビザラン規制が強化されており、労働許可証未取得者の苦労は更に増しているようです。

結局のところ、バンコクでの月収は人それぞれというしかありません。

タイ語能力の有無によっても変わってきます。特に現地採用の場合、月収3万B程度の人もいれば8万B以上の人もいます。

しかし、見方によっては「バンコクでは月収3万Bでも十分生活できる」ということでもあります。

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バンコクの家賃

バンコクの賃貸物件には様々な種類があります。単身移住者に利用されるものとしては以下の三つに大別できます。

  • コンドミニアム:
    分譲マンションを賃貸している物件。部屋ごとにオーナーが異なる。インテリアや契約条件も部屋によって異なる。
  • アパート:
    ひとつの建物すべての部屋が同一のオーナーによって経営されている物件。インテリアや契約条件は全室同じ内容。
  • サービスアパート:
    ホテルのようなルームサービス付きの高級アパート。
    ホテルに近いサービスが付くサービスアパートの家賃は当然ながら割高になります。ここではコンドミニアムとアパートを比較してみたいと思います。

コンドミニアムとアパートの家賃比較

コンドミニアムとアパートに大きな違いはありません。

一人暮らし用のワンルーム(スタジオタイプ)の場合、日本人が多く住むプロンポン、トンロー地区ですと月額20000B~80000Bが相場のようです。

スポーツジムやプールなどが併設されており高級感のある物件がほとんどです。

といっても実際のところ、この辺りは駐在員家族が多く住む地域であり、単身生活者の利用は少ないようです。

バンコクの家賃相場は少し郊外に出るだけで大きく変わります。

オンヌット地区まで出れば10000B程度の物件が数多く見つかります。一人暮らしの方はこういった地区に住むことが多いようです。更に郊外の地区にも新しいコンドミニアムやアパートが次々と建設されています。

尚、上記のような物件は外国人や裕福層のタイ人が主な顧客です。一般的なタイ人が住むアパートですと地域に関わらず3000Bから5000B程度で部屋を借りることが出来ます。

ただし、契約はオーナーとの個人契約となるのでタイ語の能力が必要になります。

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光熱費、水道代その他

家賃自体には大差のないコンドミニアムとアパートですが、光熱費その他の面で違いが発生します。

例えば一人暮らしの電気料金について、コンドミニアムの場合、電力公社からの直接請求で月800B程度で済むでしょう。

ところがアパートの場合、電力公社の請求にアパートへのサービスチャージが加わるため1600B程になってしまいます。

同じ事は水道代にもいえます。コンドミニアムで130B、アパートだと350B程度と考えられます。

ネットについては各コンド、アパートの共有WiFiを利用することが出来ますが、速度を求める場合は個人での契約となります。例えば「true」社ですと月額800BでADSL契約ができます。

携帯電話や娯楽費用といったその他

その他、携帯電話の料金や娯楽費については完全に個々人により異なるでしょう。

バンコクは夜遊びスポット等も充実しています。世界中の遊び人が集まる街で自律自制の生活ができるかどうか、これにより出費は大きく変わります。

交通費についても人それぞれという他ありません。

勤務地と自宅の距離等にもよるでしょう。

ただし、ひとつ確かなことは、バンコクのタクシー料金は非常に安い、ということです

初乗り料金は35バーツ。スワンナプーム空港からバンコク中心部まで出ても大体200B程度でしょう。

日本円で約650円と考えるとその安さが実感されます。

もっとも、バンコクのタクシーはドライバーの質に問題があることも多く、時には飲酒運転、ドラッグ使用状態での運転、などということもあります。

そのような事情もあり、最近ではUberの利用者も増えているようです

また、バンコクには高架鉄道や地下鉄もあり、1区間15バーツ程度と安いのですが、東京のように路線が街を網羅している訳ではないので、利用の機会は限られてきます。

バンコクの物価 2017年度ver.

タイでは2017年1月から最低賃金引上げが実施されました。

物価も上昇していると言われています。

しかし、バンコクで一般的なタイ人並みの生活をおくっているかぎりでは、それほど大きな変化は感じません。

物価の上昇は、主に外食産業や娯楽施設などに現れているものと思われます。ここではコンビニやスーパーで日常的に購入するものとして主な物を紹介します。

  • 水(ペットボトル500ml)・・・8バーツ(約27円)
  • 米(タイ米 5kg)・・・190バーツ(約635円)
  • 牛肉 100g・・・30バーツ(約100円)
  • スイカ 一個・・・70バーツ(約235円)
  • 缶ビール(350ml)・・・39バーツ(約130円)
  • 瓶ビール(620ml)・・・59バーツ(約200円)

*これらのものも、街中のタラート(市場)等ではもっと安く購入できます。

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バンコクでの食費は?

バンコクでの生活で特に「安い」と実感するものは、先に紹介した移動交通費と食費です

ここに言う食費は、一般的なタイ人向けの屋台や食堂での食事、大型スーパーや市場等での食材購入費を指します。

外国料理店等のレストランでの食事や日本人向けスーパーでの輸入食材の購入費は含みません。

もともとタイは外食文化の発展した国です。

屋台等での外食がごく普通なので、アパートなどには簡易的キッチンしか備えられていない、という程です。

ここ数年、屋台料理の値段は若干の値上がり傾向にありますが、それでもやはり安価です。

バンコク市の規制によりその数は減ってきていますが、今も多くの屋台がバンコクの路地には並んでいます。

一人暮らしの場合、下手に食材を買って料理するよりも外食をした方が安く済むようです。基本的な料理ならばどれも1品40バーツから50バーツ程度で食べられます(ここ数年で全体的に5~10バーツ程値段が上がりました)。

バンコクでの生活費をまとめてみるとまとめ(1ヵ月にかかる生活費)

  • 家賃(郊外のコンドミニアム):10,000B
  • 電気代:800B
  • 水道代:130B
  • 電話代:200B
  • ネット代:800B
  • 食費(水・アルコール含む):100B(一食)×3食×30日 =一ヶ月9,000B

合計:20,930バーツ(約6,300円)

結論として、約20,000バーツあればバンコクで最低限レベルの一人暮らしが出来る計算となりました。

交通費、娯楽費、その他諸雑費を考えても、やはり月収30,000バーツで生活することは十分可能のようです。

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