職業別一覧!タイの平均年収を大公開

我々日本人の多くは、タイの物価は「安い」、という印象を持っているのではないでしょうか。

実際にタイで生活してみると、タイの物価は日本の3分の1程度にも5分の1程度にも感じられます(現地の一般レベルの人々と同等の生活をするかぎりで)。

それではタイの人々の実際の平均年収は一体どの程度のものなのでしょうか。

また、職種等によってどの程度の差があるのでしょうか。職業別の平均年収などを見ていきます。

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タイ人の平均年収

タイは完全なる格差社会です学歴、職種などによって大きな収入格差が生じています。

また、地域による賃金格差も非常に大きいといわれています。

首都バンコクと、貧困地方といわれるタイ東北部のイサーン地方とでは賃金について大きな差があります。

参考として地域別の平均世帯月収についてのデータを挙げます。

バンコク首都圏:44.129バーツ/月
南部     :27.742バーツ/月
中部     :25.816バーツ/月
北部     :19.793バーツ/月
東北部    :19.102バーツ/月

この様な地域格差に加えて、資産相続の問題もあります。

相続税というものが無いに等しいタイでは一度築かれた富や階級は半固定化されます

裕福な家庭に生まれた子は高い教育を受け、そのまま高給の職に就きます。

この様にして生まれる格差の問題が近年起こっているデモや政変の原因にもなっているのです。

この様に富裕層と貧困層の格差が激しすぎる社会における“平均”というものはあまり意味を持たないとも考えられます。

タイ国家統計局の調査による平均月収と年収

その様なタイ社会の特質を踏まえた上で、タイ国家統計局による調査(2015年)を参考にします。

調査によれば、タイ国内の一人あたりの平均月収は9,330バーツだったそうです。

単純計算すると平均年収は11万1960バーツということになります。

仮に1バーツ=3円として計算すると個人の平均年収は33万6000円程度ということになります。

同じ2015年に日本の国税庁が公表した民間給与実態統計調査によると日本人の平均年収は約414万円でした。

これらを比較するとタイ人の平均年収は日本人の12分の1以下という事になってしまいます。

経済発展にともない、タイでは労働者の法定最低賃金が上昇しつづけています(2017年、バンコクでは日額310バーツ)。

それでもなお、タイ人全体としての平均収入はかなり低いということになります。

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職業別の平均年収

人材派遣会社ネオキャリアグループのタイ法人REERACOENはタイの日系企業における大卒タイ人の初任給に関するデータ(2016年)を発表しています。

これによると首都バンコクで勤務する場合、

  • オフィス系職種(営業、経理、事務等):15,000~20,000バーツ(45,000〜60,000円)
  • エンジニア系職種(IT以外):15,000~25,000バーツ(45,000〜65,000円)
  • IT系職種:20,000~30,000バーツ(60,000〜90,000円)
  • 日本語通訳(日本語検定3級レベル):20,000~25,000バーツ(60,000〜65,000円)
  • 日系居酒屋マネージャー(片言の日本語レベル):20,000~30,000バーツ(60,000〜90,000円)

以上が日系企業における大卒者の平均月収ということです。

大卒タイ人の年収はボーナス抜き考えると18万〜36万バーツ程度という計算になります。

なお、通常ボーナスは月給1ヶ月分が支給されることが多いようですが、会社によっては3ヶ月分出るところもあるようです。

また、タイ国家統計局の発表によれば、同じくタイ人大学新卒者の職業別平均月収水準のトップ4として、

  1. 医師  (月給51,285バーツ)
  2. 歯科医師(月給48,359バーツ)
  3. 薬剤師 (月給17,389バーツ)
  4. 建築士 (月給15,756バーツ)

を挙げています。

一方で、このランキングにおけるワーストの職種は、

  1. 一般事務(月給9,311バーツ)
  2. 広報担当(月給9,719バーツ)
  3. 人事担当(月給10,115バーツ)
  4. 経理担当(月給10,174バーツ)
  5. 栄養士 (月給11,361バーツ)

となっています。

タイの若者の大学進学率はタイの経済発展にともないここ数年で一気に上昇しています。

現在では50%に近い若者が学士教育を受けているとも言われています。

以上のデータからは、同じ大卒資格者であっても職業によって大きな収入格差があることが分かります。

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タイのその他の職業の年収

タイ人の平均年収などに関する情報は、日本のそれの様に所得税からみた調査によって示されるものではありません。

また農業国のタイでは農業従事者が全労働者の半数近くの割合を占めています。

このような状況で非農業従事のみの平均年収を調査したり、正確なデータを求めたりすることは実際には困難なことのようです。

そこで、現地(バンコク)で見られる求人情報などを基にして、上に見た以外の職業のおおまかな年収を想定してみたいと思います。

  • 通信会社DTAC(お客様問い合わせセンター)勤務:月給10,000~12,000バーツ
  • 運送会社DHL(配送倉庫勤務)管理作業:月給9,000~12,000バーツ
  • 大手スーパーマーケットBig-C 勤務: 月給7,000~8,000バーツ

上記の情報を基にしてボーナス除外で考えると、だいたい84,000バーツから144,000バーツの年収となるようです。

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アルバイト、その他

タイ人は頻繁に転職をします。

一つの会社で働く事について、それ程のこだわりを持たないタイ人の中には、特に定職に就かずアルバイトを掛け持つなどして“その日暮らし”的な生活を送っている人も多いようです。

最後にアルバイトの時給を紹介したいと思います。

  • スターバックスコーヒー ショップ店員アルバイト:時給50バーツ程度
  • セブンイレブン コンビニ店員アルバイト:時給40バーツ程度

その他、友人のバイクタクシー・ドライバーによれば一日の平均売り上げは約500~600バーツ程度、本気で頑張れば月に20.000バーツ以上は稼げるようです。

年収にすると200.000バーツ程度は得ていることになります。

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