タイでの電気、ガス、家賃、水道、通信にかかる費用は?
タイと聞けば、大部分の人が「物価の安い国」と認識しているでしょう。確かに欧米、日本などの先進諸国に比べれば、生活費は安くなります。
しかし、日本から数万円持っていけば、もう悠々自適に1か月・・・という時代は終わり、ここ数年の物価上昇に、タイ=物価の安い国とは言えなくなってきています。
この生活費について、タイ・チェンマイに在住し、せかいじゅうサポーターのたあこさんにお聞きしました。
実際1か月どのくらいかかるのか、検証、計算(多め見積もり、どんぶり勘定)していきます。
※以下、1バーツ=3円で計算しています。
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住居は大切!気になる家賃は?
一人暮らしで部屋を借りるのであれば、アパートかコンドミニアムのワンルームですね。
アパートは、築年数の古いものもありますが、新しいものは、コンドミニアムとほとんど変わりません。学生街に多いです。
コンドミニアムも、近年建設ラッシュが続いていて、素敵なものが増えています。
アパート(家具付き): 5,000バーツ(約15,000円)~10,000バーツ(約30,000円)
コンドミニアム(家具付き): 10,000バーツ(約30,000円)~25,000バーツ(約75,000円)
ベッド、クローゼット、テレビ、冷蔵庫は、大体設置されていると思っておいていいでしょう。助かりますよね。
また、短期滞在をうけつけているコンドミニアムも多いです。
短期滞在コンドミニアム:約 15,000バーツ(約45,000円)
エアコン、お風呂の使い方による電気代はどうでしょう?
電気代は、月600バーツ(約1,800円)〜1,500バーツ(約4,500円)です。
幅があるのは、エアコンを使うか使わないか、バスタブに湯をためるか、シャワーですごすのかなどで変わってきます。
1年の約半分は、雨季と乾季で、気温20度台と過ごしやすいのは、チェンマイのいいところです。
一つ、少し驚いたのが、2DKのコンドミニアムで、月20,000バーツ(約60,000円)かかった人がいたそうです。それは、その建物は、一般の電気会社でなく、特別なシステムの電気会社を使っていたようです。そんな別のシステムがあるのに、大変驚きました。
コンドミニアムによっては、家賃が安い代わりに、諸経費を高くとるところもあり、見学のときなどに、そこはしっかり話を聞いたほうがいいでしょう。
洗濯機はないところも多く、コンドミニアムにあるクリーニング屋さんを使い、毎日こまめにお願いすれば、約300バーツ(約900円)です。
コインランドリーもありますが、個人が経営しているクリーニング屋というのは、普通の洗濯機が数台あり、自分の代わりに洗濯もアイロンもしてくれるというお店です。
電気代+洗濯代 1ヶ月:約1,000バーツ+約300バーツ=約1,300バーツ(約3,900円)
アパート、コンドミニアムでは、ガスは使えないところが多い?
火災の恐れがあるので、集合住宅では、ガスを使えないところが多いです。IHヒーターで自炊することが多いようです。
たまにガスが使えるところがあります。タイはまだ公共ガスが普及していないので、プロパンガスです。
大きいプロパンガス(16.5kg)で、約400バーツ(約1,200円)です。我が家はこれを使っているのですが、ほぼ毎日朝夕調理に使って、2か月程度使えます。
その半分の大きさのプロパンガスもあります。
それか、カセットコンロでもいいかもしれませんね。カセットコンロは、ホームセンターで売っています。
飲食料には使えない水道。気になる費用の水道代。飲料水はいくら?
水道代は、1ヶ月200-300バーツ(約600円〜900円)。飲料には使えないので、気をつけてください。
調理や飲料に欠かせない水は、2種類あります。
大手飲料会社が製造する飲料水。コンビニなどで1本(500ml)7バーツ。
2Ⅼの水は、一本12バーツ程度。大型スーパーなどで、小12本で50バーツ程度、大6本で同じく50バーツ程度で売っています。
町の水業者が、自家工場で浄水製造した飲料水。一般家庭では、これを配送してもらって、使うことが多いです。
アパート、コンドミニアムなら、契約している水業者があるはずです。1本(900ml)2,3バーツ程度。大きい20Lのもあります。安いですが、水質の信頼性は低く、我が家は沸騰させる調理には、この白ペットボトルを使い、直に飲むのには、透明ペットボトル水を飲むようにしています。
白ペットボトルは、絶対使わない方もいらっしゃいます。
では、一人暮らしで、一日透明ペットボトル大2本使ったとして、
12バーツ×30日=360バーツ。
平均生活水道代 約200バーツ
水代 (水道代+飲料水代) 1か月 :合計560バーツ(約1,680円)
欠かせないインターネット、電話代
多分、今から海外に移住しようとされている方は、現在使っているスマホを海外に持ってこられるのではないでしょうか?
現地でプリペイドSIMを購入し、使うことになりますが、インターネットのスピードや容量により、値段が1か月約500バーツ~1,000バーツ(約1,500円~3000円)になります。
真ん中をとり、通信費 1か月 約700バーツ(約2,100円)
やっぱり安い!チェンマイの食費
日本の情報テレビ番組で、レポーターがタイの屋台を食べ歩きする風景をよく見かけますが、タイ現地の人が利用する一般食堂などは、本当に安いです。
そして、おいしいと評判の店は、本当においしい。
一皿料理40-80バーツ(約120円―240円)程度で、とりあえずはお腹がふくらみます。
その後のコーヒーが、店にもよりますが、40-80バーツ(約120円ー240円)ほどで、ご飯と同じくらいか、高いです。
飲みに行ったり、友達と外食したり、ちょっとおしゃれなレストランに入ったりとなると、ホテルランチビュッフェなら200バーツ~500バーツ(600円~1,500円)。夜アルコールが入るとなると、店にもよりますが、500バーツ(約1,500円)以上と計算したらいいでしょう。
ちなみに自炊の場合、豚肉1キロ 約150バーツ(約450円) 鶏肉1キロ100バーツ(約300円)です。100グラムから買えます。
牛肉は、日本の、柔らかく甘みのあるいい肉はないと考えたほうがよく、あっても1キロ1000バーツ以上(3000円)します。豚肉は安くて、おいしいですよ。
野菜は、1人分なら、1週間100バーツ〜200バーツ分で、充分足りるでしょう。
もちろんですが、オーガニック野菜なら、割高になります。
乳製品、日本食品などの輸入食品もスーパーで手に入ります。値段も手ごろになってきましたが、やはり少々お高いです。
日本のスーパーよりも高めに考えたほうがいいです。
では、朝食、昼食、夕食をすべて外食またはお持ち帰りするとして、
1回約100バーツ×3回=300バーツ(約900円)
食費1か月 300バーツ×30日=9,000バーツ(約27,000円)
ちなみに 食堂の食事が安くて、その感覚でスーパーに行くと、シャンプー、ティッシュなどの日用品を高く感じてしまいます。
日用品は、日本と同じくらいの値段と考えればいいでしょう。
まとめ
どんぶり勘定でチェンマイ生活1か月を計算してみました。あくまでも目安にしてくださいね。
(2016年8月時点)
家賃:15,000バーツ(約4,5000円)
電気代+洗濯代:約1,300バーツ(約3,900円)
水代 (水道代+飲料水代): 560バーツ(約1,680円)
通信費: 700バーツ(約2,100円)
食費: 9,000バーツ(約27,000円)
その他(衣服、美容、趣味、し好品、日用品、旅行、習い事、交際費など):約10,000バーツ(約30,000円)
—————–
合計:35,860バーツ(約109,680円)
自分に合ったライフスタイルで、上の数字を自分なりに調整したら、快適に豊かに過ごせるのではないでしょうか。
【記事提供】たあこさん
たあこさんが提供するサポートはこちら:
https://sekai-ju.com/plan/tha/chiangmai001/
https://sekai-ju.com/plan/tha/chiangmai002/
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