タイ移住を検討しているとき、一番気がかりなのがお金の話。
移住前の準備にかかる費用、タイ生活の初期費用、最初のお給料がもらえるまで果たしていくら必要なのかは、準備期間中の貯金計画にも影響します。
2007年にひとりでタイへ移住した在住者が、かかった費用をまとめてくれました。
※参考の費用です。最新の情報は常に入手するよう心がけてください。
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就職活動に必要な費用について
私は最短・最安で活動したケースだと思います。下記、参考までに当時のことをまとめました。
まずはタイのフリーペーパー(タイ料理屋さんなどでもおいています)やネットなどで求人情報を見て、給与相場・待遇・企業の所在地など大体の目星をつけます。
次に、定期的に日本での登録会を開催しているJACリクルートメントタイランドの登録会へ参加し、職種・勤務地(バンコク市内か郊外かなど)など希望条件を出し、タイへ面接に行ける期間を決めました。
この10日後にはいくつかの求人をご紹介いただきましたので、予定通りタイへ向かいました。ここまでにかかった費用は登録会への交通費のみです。
タイでの面接には、ホテルと航空券が一緒になっているパッケージツアーを利用しました。確か1週間のツアーで8万円ほどと記憶しています。1週間の間に5件の面接を行い、帰国前日には内定をいただきました。
タイにいる間、連絡手段確保のため携帯電話を購入しました。
当時はスマホなどありませんでしたので、通話とSMSだけが使える(英語・中国語・タイ語のみ)携帯とSIMを買いました。携帯が1,000バーツほど、SIMも100バーツほどで、通話料として最初に300バーツほどチャージしておきました。
バンコク市内の移動は基本的にBTSかMRTのみを使いました。
通勤を想定し、駅から徒歩圏内の企業を希望していたので練習を兼ねてのことです。交通費は総額でも300バーツかかるかかからないかだったと思います。
そのほか、食費やお土産代などを入れても滞在期間中は2万円も使っていません。
タイ移住の準備編
パスポート代
私はすでにパスポートを所持していたので、これらの費用はかかっていません。
10年用16,000円
5年用11,000円(12才未満は6,000円)
※取得に必要な書類(戸籍謄本、住民票写しなど)の発行費用や写真代は別途
ビザの申請費用
私は先に仕事を決めてからの移住でしたので、渡航前に日本にあるタイ大使館でノンイミグラントB(就労ビザ)を取得しました。
費用は下記のとおりで、大使館の方の勧めでマルチプルにしました。
ただし、後日勤務先が払い戻してくれましたので、自己負担は0円でした。
シングルエントリー 9,000円
マルチプルエントリー 22,000円
タイでかかる費用
一時滞在先の費用(3600バーツ)
最初に住むところが決まるまではホテルに仮住まいとなります。
私は日本でネットで探した1泊1,200バーツほどの小さなホテルに3日ほど宿泊しました。
寝るだけとはいえ、慣れない土地で体調を崩してもいけないので、プライバシーとスペースを確保するためにゲストハウスではなくホテルに泊まりました。
住まい探し(24,000バーツ)
駐在員向けには会社で不動産屋を紹介してくれますが、私は現地採用なので自分で住まいを探す必要がありました。
私の勤務先には現地採用は1名しかおらず、会社としてのサポート体制がなかったので、まずはネットで情報を収集。
それでも実際の契約にはタイ語ができないと大変なことも多いということで、バンコク在住の知人(日本人)を紹介してもらい部屋探しを手伝ってもらいました。
生活サイクルが決まっていないこと、通勤の負担を軽減するため、会社の近くにある知人のツテで探してもらったアパートに決めました。
一般的なタイの単身者用アパートで、STUDIOと呼ばれるワンルームタイプ。温水シャワーと家具つき(テレビ含む)、さらに最寄り駅まで徒歩5分という物件でした。
オーナーは中華系タイ人ファミリーで、契約時はタイ語でやりとりをしましたが、家族の中に英語ができる方がいたのでその後のやりとりは英語で済ませることができました。
契約書も英語のものを用意してもらいました。
通常、契約時にデポジット2か月分と初月の家賃(1か月分)を前納します。
このアパートは月額6,000バーツでしたので、初期費用として24,000バーツを支払いました。
家財道具をそろえる(10,900バーツ)
タイの住まいは基本的に家電・家具付きです。
一軒家やコンドミニアムでは家具や温水シャワーなどがついていないこともありますが、いつまでタイに住むかもわからないし、最初にあまりお金をかけたくなかったこともあって、私は家具付きのアパートを探しました。
キッチンはありませんので、必要ならカセットコンロや鍋を買えばいいのですが、最初はタイ料理を満喫したかったこともあり、冷蔵庫(10,000バーツ)とオーブントースター(900バーツ)だけを購入しました。
生活雑貨を買う(5,000バーツ)
シャンプーやせっけん、桶や洗剤、残り物を入れるタッパーやお皿やコップなどを購入するのには、このくらいの予算をみておけば最初は充分。
食器はチャトゥチャックウィークエンドマーケットのB級品から気に入ったものを探しました。
マグカップ20バーツなんていう値段のものを、優先順位をつけて少しずつ買いそろえていきました。
パソコンを買う(15,000バーツ)
近所にネットカフェはありましたが、やはりゆっくりと自宅でネットを楽しみたい。
親兄弟や友達とSkypeなどもしたい、ということでパソコンを購入しました。
Compaqのライトユーザー向けのモデルで、15,000バーツほどだったと記憶しています。
インターネットをひく(380バーツ)
多くのアパートにはインターネットサービスがついています。
1か月300~700バーツほどの費用で使い放題です。
私が最初に住んだアパートでも月額380バーツでネットが使い放題でしたので、それを利用しました。
ビザ延長と労働許可証の取得費用
健康診断書と写真(820バーツ)
すでに取得しているノンイミグラントBは3か月しか有効ではありませんので、その期間に延長手続きをタイ国内で行う必要があります。
その際に必要なのは、下記2点です。
- 健康診断書(血液検査、レントゲン写真必須)
- 写真(4.5㎝×3.5㎝、2枚)
健康診断については、大手私立病院で「労働許可証取得用パッケージ」があります。
700バーツで必要な検査をすべて行ってもらえますので、これを利用しました。写真は街中の写真屋さんで、サイズを提示して背景色の指定をしたら即日受け取れます。
費用は120バーツほどでした。
ビザと労働許可証(8,800バーツ)
これらに加えて、会社で準備してもらった書類をもって移民局/ワンストップサービスでビザの延長手続きと労働許可証の申請を行います。
これらの費用負担も企業によって異なりますが、私は健康診断も写真撮影料もビザ・労働許可証の申請費用もすべて会社負担でした。
ビザ 5700バーツ
労働許可証 3100バーツ
まとめ
就職活動費用は、就職まで短期決戦でいくのか、長期的にじっくり準備するのかでも変わってきます。
先にタイにわたって就職活動をする場合は、仮住まい期間を短くしてアパートを借りるのがベストですが、ノンイミグラントBを取得するためには周辺国へ一度出国しなくてはいけませんので、結局その分の航空券やホテル代などがかかります。
勤務先で負担してもらえなければ、その分持ち出しが増えてしまいます。
私はかなり短期間で、コストをかけずに移住したケースだと思います。そして移住の際に持っていったのは現金で30万円ほど。クレジットカードもありましたが、それは日本においてきた貯金が減るので使わないと決めていました。
締日の関係で最初のお給料をいただけるまで約1か月半ほどかかりましたが、30万円すべてを使い切ることはありませんでした。最初のうちは友だちもいませんし、外食する機会が少なかったのもよかったのだと思います。
タイにわたってしまえば食費は安くすませられますが、住居費や通信費はある程度必要経費としてかかってきます。
自分の中で譲れないこと・優先順位を決めてお金をかけていくのが初期費用をおさえるコツだと思います。
上を見たらキリがないのが、格差社会のタイ生活ですから。
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