インターネットの発展にとともに、タイ移住を希望するノマドワーカーが増えてきました。また、トレーダーや富裕層など、日本を出てタイへ居住する方も年々増えています。
彼らは日本に非居住者届けを出し、年間183日以上タイに住み、タイの居住者となっています。
タイに拠点を移して日本の非居住者になることによって、
- 日本の住民税の支払いを休止できる
- 社会保険、国民保険の支払いを休止できる
- 所得税の計算方法も変わってくる(日本国内で支払われたものは除外)
のようなメリットを享受できるからです。
※海外居住者としての定義は関係諸官庁の判断となります。
そんななか、ここで紹介する「タイの長期滞在ビザ・タイランドエリート」を取得する人々が年々増加しています。
ここでは、そのビザの真相に迫りながら、実際に考えられるデメリットやメリットなど、紹介したいと思います。
なぜ、タイはノマドや富裕層にとっての天国なのか?
主な理由は
1)タイは進んだネット環境
タイはインターネット接続料金も安く、街中にWIFIスポットも多く、バンコク市内ではとても快適なネット環境です。
例えば、
- 旅行者用SIM:AIS社の8日間のトラベルSIMはTHB299(約千円)
- 家庭用:AIS社の家庭用ネット接続は月額THB295(約千円)
からと、安く利用することができます。
また、バンコクではいたるところにフリーWIFIスポットがあります。
2)安い住宅費。3万円代〜
バンコクの中心部でも賃貸は安く、ワンルームの賃貸コンドミニアムでも1万バーツ前後から物件が探せます。しかも、賃貸物件は家具家電付きが一般的ですので引っ越しはいたって簡単です。
・少ない賃貸初期費用
賃貸初期費用も敷金・権利金などで膨らむことは少なく、日本と比べるとはるかに少ない費用で賃貸を始められます。
また、日本では考えられないハイクォリティな賃貸となっており、多くのコンドミニアムは共有部分が充実していて、プール、ジム付きは普通です。
3)コワーキングスペース
街中には低料金で利用できるコワーキングスペースも多く、仕事しやすい環境も整っています。
4)不動産投資家にとってのメリット
近年、タイでコンドミニアムに投資する日本人投資家が増えています。
その理由をあげるうえで、日本とタイとの不動産投資で大きく違う点がいくつかあります。
- タイでは固定資産税がない
- タイのコンドミニアムでは修繕積立金、管理費が格安
- 中古でも価値は下がりにく(むしろ人気物件ではキャピタルゲインも)
- 譲渡益税も格安
- 所得税も低い
日本の不動産投資の場合諸費用が大きく、表面利回りと実質利回りの差が大きいのが実際のところですが、タイの不動産投資では実質利回りが表面利回りと大差ないところが大きな特徴です。
つまり、同じような表面利回りでも、タイの方が利益が大きいということになります。
また、日本では不動産は買った瞬間から中古となり、価格は下がりますが、タイでは中古=安いという感覚はなく、人気物件は価格が上昇するのも大きな特徴です。
タイ長期滞在者を悩ませるビザ問題の“現実”
タイ移住の大きな前提となってくるのがビザの問題です。
通常、観光ビザでは60日までの滞在となっており、繰り返し取得しても、実は年間180日を超える場合はビザの申請を却下されます。
語学学校などに通学するという名目で留学ビザをとる方もいますが、その調査も厳しくなっており、留学ビザを持ちながら入国審査で入国を拒否されるケースも出ています。
なお、長期滞在ビザとして一般的なものとして、
- Non-Immigrant B(ノンイミ-B)ビジネスの’B’:ビジネスビザ
- Non-Immigrant ED(ノンイミ-ED)教育の’ED’:教育ビザ
- Non-Immigrant O(ノンイミ-O)Others の’O’:リタイヤメントビザ、家族ビザ等
などが挙げられますが、それぞれのビザ取得要件、維持要件はさまざまです。
例えば、リタイアメントビザの条件
年齢要件 | 50歳以上の退職者対象 |
資金力証明 | タイの銀行の80万バーツ以上の預金残高証明。年金受給証明。月収6万5千バーツ以上 |
必要書類 | 無犯罪証明書、健康診断書 |
初回はまず3ヶ月のビザを受給し、その後に1年ビザを取得するようになります。
メリット:
- 毎回入国のたびに90日の滞在ができる
- 最長1年までの居住は可能
デメリット:
- 50歳以上の退職者に限定されています
- タイの銀行の80万バーツは一定期間維持しなければならない
- 出国のたびにリエントリーパーミット(※)が必要(※は後述します)
- 申請手続きが煩雑
- シングルビザ
ご自身の目的にあわせたビザを取得することが一番ですが、ここでは上記ノンイミグラントビザでは実現できない、大きなメリットのあるビザに触れたいと思います。
取得費用はかかるものの、ノンイミビザより簡単取得でき、メンバーは大きなメリットを受け取ることができる長期滞在ビザがタイには存在します。
なぜタイでは最強?タイランドエリートの正体
タイの国家プログラム【タイランドエリート】は長期滞在できるプログラムになっています。
メンバーはタイの大切な友人として、ビザの発給を受けられるだけでなく、各種の特典を享受でき、年齢に関係なく最長20年タイに滞在できるという大きな特典もあります。
これから、このタイランドエリートの詳細に迫っていきたいと思いますが、まず最初にこのビザ取得に
- 不向きな方
- このビザのデメリット
を先に紹介しておきたいと思います。
タイランドエリートが不向きな方、取得できない方
- 50才以上なので、リタイアメントビザで十分と考えている方
- タイで就職したい方
- オーバーステイなどで入国禁止処分を受けている方
最初に知るべきデメリットはこれ
- タイランドエリートは有料のメンバーシップですので、入会金は預託金ではなく、返金されません。
- タイランドエリートビザはスペシャルツーリストビザという範疇に入ります。
- このビザで就労する(会社などに勤める)ことはできません。
これらタイランドエリートの特徴を踏まえたうえで、それでも大きなメリットとなる方にとっては、貴重なビザとなりますので、ここからその特徴やメリットを具体的に踏み込んでご紹介したいと思います。
大使館では扱わない特別なビザ「タイランドエリート」とは
一番大きな特徴は「年齢に関係なく取得できる」という点。
50歳未満には長期滞在用のビザが存在せず、年間180日以上の滞在が難しくなってきている昨今、タイランドエリートビザは50歳未満でもタイに長期滞在が可能になる貴重なビザです。
また、大使館では扱っていない特別なビザになります。タイランドエリートのメンバーには、通常は発行されない5年マルチプルビザが発給されます。
取得費用は一番お手軽なイージーアクセスを選択した場合、5年でマルチプルビザで50万バーツ。(日本円で約170〜180万円)
また、10年、20年の居住が可能になるプランもあります。メンバー期間に応じて5年マルチプルビザが更新する形です。
- 5年メンバーは5年マルチプルビザを1回
- 10年メンバーは2回
- 20年メンバーは4回
受給できます。
では、このタイランドエリートにはどんな特典やメリットがあるのか?次に見てみましょう。
メンバーになると得られる大きな特典やメリット
毎回入国ごとに1年間の滞在許可
1年後に手続きをする事で滞在延長もできます。
年間何回でも入出国が可能
再入国のためのリエントリーパーミットは不要です。
※リエントリーパーミットとは:ビザがシングルの場合は、期限内でも出国するとビザは無効になってしまいます。出国前に、リエントリーパーミットを取得する事でビザの有効期限は据え置きとなります。
ビザ申請は無料で簡単
メンバーのビザ申請は無料です。
タイランドエリートに入会しても、ビザは不要という方もいます。そのためビザの受給は任意です。
通常、ビザはタイ王国大使館や領事館にて申請しますが、タイランドエリートメンバーがタイランドエリートビザを申請する場合は、タイランドエリートのカスタマーコンタクトセンターに連絡するだけで申請できます。
メールで、入国予定の便名と日程を連絡すると同時にビザの受給希望と伝えれば、5営業日以降に空港にて入国時にビザを受け取りできます。この申請には申請書類も申請料金も不要です。
ビザ受け取りは入国時にスワンナプーム空港で
メンバーは、タイ入出国の予定が決まると、カスタマーコンタクトセンターに便名と日時を伝えて、空港サービスの予約を行い、メンバーの乗った飛行機が空港に到着すると、EPA(エリートパーソナルアシスタント)が出迎えをし、空港内をフルアテンドします。
メンバーがビザを希望する場合は、事前にカスタマーコンタクトセンターにビザ受け取り希望と伝えていただくと、お迎えに出るEPAが、空港内でビザを受取る入国管理事務所へとご案内し、手続きを代行いたします。
※タイ国内の入国管理事務所で受け取る方法、日本のタイ国政府大使館または領事館で受け取る方法もあります。
90日レポートもメンバーサポートが代行してくれる
タイに滞在する全ての外国人は入国後90日毎に入国管理事務所に居住場所の届け出をしなければなりません。
バンコクではチェーンワタナにある入国管理事務所の90日レポートはいつも長蛇の列で、レポートの提出に1日を費やすことも・・。
タイランドエリートメンバーは、90日レポートのために入国管理事務所に出向く必要はなく、メンバーサポートが代行されます。
入出国時にも国際空港で特別待遇がある
タイの国際空港は混み合うことで有名ですが、タイランドエリートメンバーには入出国時に特別待遇が用意されます。
入国審査ブースもメンバー専用です。
タイランドエリートが受けられる待遇の例:
- 飛行機到着時にはEPA(エリートパーソナルアシスタント)が飛行機を降りたところで出 迎えます。
- 広い空港内を専用のエレクトロカートで移動します。
- タイランドエリート専用入国審査ブースで待たずに入国審査を受けられます。
- 入国ラウンジでくつろいで荷物の到着を待ちます。
- 無料の高級リムジン送迎があります。(メンバーパッケージによります)
その他の特典
- 銀行口座が開設できます。
通常タイでは旅行者は銀行口座を開設できませんが、タイランドエリートメンバーはバンコク銀行とカシコン銀行で口座を開設できます。(オンラインバンキングとクレジットカード解説も可) - 運転免許証の書き換え
- 有名デパート・レストランでの優待割引
- 無料健康診断(パッケージによる)
- 無料ゴルフ(パッケージによる)
- 無料スパ(パッケージによる)
50万バーツの費用はかかるが、メリットは大きい
エリートイージーアクセスの入会金は50万バーツ。(年会費なし)
このメンバーになることでしか得られない長期滞在が可能になるのが一番のメリットですね。
50歳以上のリタイアメントビザを除くと、90日以上のビザは出ないタイ。しかも180日以上はビザ申請すら却下される厳しい状況というなか、タイ移住をしたい方、タイに長期滞在をしている方にとってはありがたいビザです。
このタイランドエリートは、2003年に海外富裕層向けにタイでの特別な時間を過ごしてもらうためにスタートしたもの。
タイの長期居住を実現できる特別なビザが受給できる長期滞在プログラムとしての側面が世界各国の若者に歓迎されるようになっているようです。
旅行でタイを訪れ、何度か通ううちにタイの良さに惹かれ、長期滞在を希望する若者は増えています。
その一方で、海外旅行者が年間4000万人に到達しようとしているタイ王国では、ビザランなどの方法で長期滞在し、不法就労するような若者を帰省する動きもあり、タイの入国は年々厳しくなっています。
世界各国では居住権を高額で販売する国も増えている中、タイの国家長期滞在プログラムはかなりリーズナブルに長期滞在ができるものとなっています。
タイランドエリートを取得希望の方はこちら
以前は日本人はビザなしで年間何度でもタイに入国できましたが、2014年にタイでビザラン規制法が制定されてからは、タイの入国審査も厳しいものとなり、ビザ申請も長期滞在のビザ申請を排除するな動きが見られます。
そんな中、タイランドエリートビザは、タイのビザの中で唯一長期滞在を可能にするビザといえます。
ある程度の金銭的余裕のある方は、タイランドエリートで移住を検討されてみてはいかがでしょうか。
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