ニュージーランドに移住や留学、ワーホリなどの長期滞在が決まったら、早めに銀行口座開設をすると何かと便利です。
仕事はもちろんですが、生活をするうえでも必要不可欠だと思います。
ニュージーランドでは現金を持ち歩く習慣がほとんどありません。
エフトポス(EFTPOS)と呼ばれるデビットカードのようなものを使用します。
現金を持ち歩かない事は安全上とても大切だとおもいます。銀行口座を開設すれば普段の生活がより快適で安全になります。
今回は、ニュージーランド在住者である筆者から現地の銀行について、口座開設について、その体験談も一緒にご紹介します。
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ニュージーランドにはどんな銀行がある?
ニュージーランドには様々な銀行がありますが、日本人に比較的人気のある銀行は以下の主要銀行です。
筆者はANZ銀行に口座を開設しました。
・ANZ(Australia and New Zealand bank)/オーストラリア・ニュージーランド銀行
Ph:0800-269-296 / www.anz.co.nz
・ASB/エースビー銀行
Ph:080-803-804 / www.asbbank.co.nz
・Kiwi Bank/キーウィ銀行
Ph:0800-113-355 / www.kiwibank.co.nz
・BNZ(Bank of NewZealand)/ニュージーランド銀行
Ph: 0800-240-000 / www.bnz.co.nz
・Westpac/ウエストパック銀行
Ph:0800-400-600 / www.westpac.co.nz
現地の友人のお勧め銀行は、ニュージーランド国営銀行のキーウィバンクという回答が多いです。(ゆうちょ銀行のような銀行、郵便局に併設されている。)
上にはありませんがTSBという銀行も現地の人には人気が高い銀行です。こちらもニュージーランド資本の銀行です。
各銀行で手数料などは多少違いますが、お金の出し入れとして使用するにはどこも大差はないように感じます。
日本人が開設できる銀行はどんなところがある?口座開設の条件
日本人だからと言って開設できない銀行はありません。
ニュージーランド長期滞在者の場合、身分証明書があり、住所さえ証明できれば問題ないでしょう。
銀行口座開設の条件
近年、ニュージーランドのは銀行の口座開設が難しくなっています。
一昔前は観光ビザでも口座は開設できたようですが、現在はワーキングホリデービザでも開設が難しいのが現状です。
ただ、長期滞在のビザを保持していて、必要書類さえ準備出来さえすれば誰でも口座を開設できます。
特に厳しい条件はありません。
口座開設に必要な書類
口座開設に必要な書類は
- 身分証明書が2種類
- 住所を証明できる書類が1種類
- 納税者番号(日本のマイナンバー)
- 貯金する現金
が必要になります。
1. 身分証明書2種類:
- パスポート原本
- ビザのコピー(銀行でコピーしてくれる場合もあります)
- 運転免許所
など2種類。
2. 住所証明ができるもの:
ニュージーランドには住民票のようなものがないため、住所と名前が記載してある書類が1通必要になります。
公共機関が発行した書類。光熱費、水道料金・税金・各種保険など(※名前と住所が記載あるもの)
3. 納税者番号:
2017年7月からの改正に伴って、日本のマイナンバーが必要になってきます。
日本から住民票を抜いた場合も必要になります。
原本がなくても番号さえわかれば問題ありません。
手元にマイナンバーカードがない場合、住民票などを持ってきていれば記載があります(取得時にマイナンバー記載でもらってある場合)。
どうしてもわからない場合はその理由が必要になります。その後の判断は銀行により異なると思います。
4. 入金する現金:
銀行によって金額に決まりがある場合も。
ニュージーランドの銀行口座を持つメリット・デメリット
ニュージーランドの銀行口座を持つメリットはやはり安全にお金の管理ができることです。
持ち歩かなければ盗まれない、無くさないで済みます。
公共料金などの支払いも窓口で行うと手数料がかかります。
銀行口座があり、オンラインバンキングを使えばそういった振り込みも無料で24時間できます。また家賃や公共料金の支払いもオンラインバンキングで行えば、支払いの有無の記録にもなります。
一番おすすめの銀行口座&口座開設の詳細
個人的に一番のおススメはANZ銀行です。ANZ銀行は現地の日本人にも人気がある銀行です。
私もここで口座を作りましたよ。知り合いに話を聞くと、オークランドのクイーンストリートにあるオフィスには日本語のできるスタッフもいるようです。
英語に不安のある人には心強いですよね。
しかもATMは日本語対応しているので便利です。
また、ANZは東京と大阪に支店があるので急な帰国や、日本からの送金などの面でも何かと安心できそうですよね。
実際に口座を開設するにはどのような流れなのでしょうか
口座開設には1人30分から1時間ほど時間がかかるため、突然支店にいっても予約を取るように言われる事がほとんどですが、その場でできる場合もあります。
1. 予約をとる
2. 口座開設をお願いする
3. 必要書類を提出する
4. 口座開設
私の場合、窓口で相談し、2つの口座を開設しました。
- Go Account(Ceque) 普通口座のようなもの。利息なし。
- Online Acount(Saving) 貯蓄口座のようなもの。利息あり。
の2種類です。
同時にオンラインバンキングに開設します。
5. カードの種類はを決める
- Visa Debit
- エフトポス
の2種類があります。
エフトポスは日常生活で必要不可欠です、Visa Debitは年間10ドルかかりますが、オンラインで旅行の予約、ショッピングなどするためには必要になるので作るのをおすすめします。
Visa Debitにもエフトポス機能はついています。
カードはその場で渡してもらえる場合もあり(エフトポス)Visaは後日取りに行くか郵送かを確認。
6. PINナンバーを決める
4ケタのATM使用時のパスワードです。あらかじめ決めて聞くといいですよ!
7. オンラインバンキングのログイン番号
8文字~16文字です。
以上が口座開設の流れになります。
ANZ銀行は2つの口座を作ることで口座維持費は無料、ATMも24時間手数料がかかりません。
しかもANZはニュージーランドで規模が一番大きいので、ATMの数も一番多いので安心です。
また、オンラインバンキングを使うとお金の管理がすべて手元でできます。窓口で振り込みなどを行う場合は1件3ドル程かかりますが、オンラインバンキングなら全て無料。
私も家賃、公共料金などすべてオンラインで支払いしています。
最後にANZ銀行は日本で口座開設をすることも可能です。手数料が9,000円程かかるそうですが、英語に自信がない人、現地入りしてからバタバタしたくない人にはお勧めです。
エフトポスとは?
エストポスというのはデビットカードと同じ機能のカードです。
普通口座から即時支払いを行い、口座に残高がないと使用できない仕組みになっています。
ニュージーランドでは現金を持ち歩く人はほとんど見かけません。国民のほとんどが使用している方法でもあります。
初めはあまり慣れませんが、とにかく現金を持ち歩かなく良いので便利です。
ニュージーランドの銀行の金利は?日本よりは高金利
ニュージーランドの定期貯金の金利は日本に比べてとても高いと言えます。
それでも昔に比べたらかなり低くなったようですが、国の経済を保つために外国からの投資に頼っている為、投資家達を引き付けるためには高金利でなければいけないようです。
その為、ニュージーランドの各銀行は定期貯金のプランが種類豊富で充実しています。
オプションなどもたくさんあるので、自分のあったプランを探すのも楽しいかもしれません。
銀行口座開設の注意点や知っておくべきこと
ニュージーランドに長期滞在でくる場合仕事をする人も多くいると思います。
仕事をする場合、納税者番号(IRD番号)を取得しなければいけません。
IRDとは日本の国税局のような組織です。
IRD番号を取得するには銀行口座開設が必要になります。
ニュージーランドでは銀行の貯金者の貯金利息に対して課税、そしてIRD番号を取得しておかないと、最高税率の税金が利息から引かれてしまいます。
必ず銀行口座を開設したらIRD番号を取得し、銀行に知らせるようにしてください。
※働かない場合も銀行口座がある場合は取得することをおすすめします。
ニュージーランドの銀行口座開設まとめ
ニュージーランドに長期滞在する場合は早いうちに銀行口座を取得しておきたいですね。
ANZ銀行は日本で口座開設が可能だといいましたが、他の銀行でも日本からもオンラインで口座だけ作っておくことは可能です。
現地についてから必要書類を持参すれば口座をすぐに有効化できるので便利ですよ。
(※インターネットでの入力は英語になります。)
銀行口座を開設して、エフトポスで現金を持たない生活を始めると、あなたもキーウィ(ニュージーランド人の事)です!
是非自分にあった銀行を探してニュージーランド生活を楽しんでください。
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