ニュージーランドに長期滞在の場合、ホームステイや学生寮を除きほとんどの人がフラットを探します。
また家族で移住の場合も家、アパートを探します。
ここでは、ニュージーランド来てから約3年の間に、
- 日本人同士とフラット
- アジア人女子とのフラット
- ニュージーランド人とのフラット
- アジア人以外とのフラット
など、4-5回ほど引っ越ししたNZ在住者の経験から、家を探し方をお伝えしたいと思います。
日本では3年の間に4-5回引っ越したと聞くと、転勤などを除いて、回数が多いと感じる方もいるでしょうが、ニュージーランドでは、この回数は多くありません。
同じ地域に住んでいても、特にフラットは簡単に引っ越しができるので、引っ越してみて気に入らなければ次のフラットを探すというスタンスもあります。
日本とは異なる賃貸フラット/家探しについて、紹介いたします。
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フラットって何?
近年、日本でも東京や大阪など都市部を中心に外国人や見ず知らずの者同士が一緒に暮らすシェアハウスが流行していますが、そのずっと前からニュージーランドでは若者や独身の地元の人はもちろん、海外からの留学生などフラットでの共同生活が基本です。
フラットは、一軒家とアパートがあります。
主に街中ではアパートタイプのフラットが多く、郊外や田舎では一軒家のフラットが多いです。
- フラットは、各自が個室を持っており、シャワーやキッチンを共同で使用
- 家賃節約のため一部屋に2人住んでいる
- ペットがいる
- 各部屋にシャワーが付いている
- 男女混合のフラット
- 女子または男子だけのフラット
など各フラットによっても特徴があります。
こちらの写真のようなアパートがいくつもあります。
住んでいる人はさまざまですが、海外からの移民者や留学生など長期滞在の外国人が多いです。
ニュージーランドに1人暮らしの部屋、家はないの?
ニュージーランドにもオークランドの街中を中心に1人暮らし用のアパートや郊外には小さい一軒家などあります。
しかし地元の人を除いて、家賃が高いため、海外から来た方はほとんどの方がシェアハウスに住んでいます。
家族で移住、恋人などと一緒に住む用の小さめのアパートや一軒家はありますが、シェアハウスと比べて値段が高いため、恋人同士でもフラットで暮らしている人も多くいます。
フラットの探し方
1. 友人や知人からの紹介
日本ではあまり考えられませんが、ニュージーランドではフラット探しにおいて友人からの紹介が多いです。
また、語学学校やスーパーマーケットなどにもフラット募集の記事を見かけます。
2. インターネットでのフラットの探し方
インターネットにもたくさんフラットの募集があり、無料で閲覧し、気に入ればオーナーと直接連絡をとることが可能です。
ニュージーランドに住んでいる日本人が、主にフラット探すときに利用しているサイトが2つあるので、紹介いたします。
ニュージーランド大好き:
ニュージーランド長期滞在用の日本人向けコミュニティサイトです。
家や仕事探し、ニュージーランドに生活する上で役立つ情報がたくさん掲載されています。
ニュージーランドで長期滞在しているほぼ全ての日本人がこのサイトを知っています。
このサイトにフラットは主にオークランドを中心に掲載されています。数は少ないですが観光地や地方などのフラット募集も掲載されています。
トレードミィ:
地元の人も使うサイトで、仕事、家探し、個人から物を売ったり買ったりすることができるサイトです。
全て英語ですが、フラット探しにおいて場所や家賃など分かりやすく項目ごとに記載されているため、好みのフラットを探しやすいです。
またニュージーランド国内全体的にフラット募集を掲載しており、特に地方や田舎でフラットを探している人や、家族で移住するために一軒家を探している人にお勧めです。
フラット/一軒家の家賃はどれくらい?相場を紹介
特にオークランドの都市部やその周辺地域において移民や海外からの留学生などが増加しているため、家賃は毎年のように値上がりしています。
ニュージーランド国内における平均的な家賃は、
オークランドシティー内
- フラット個室:週200~250ドル前後
- フラット相部屋:週150~200ドル前後
- 1人用1DK:週350~450ドル前後
※オークランドシティー内に一軒家はありません
オークランド郊外
- フラット個室:週150~200ドル前後
- フラット相部屋:週100~180ドル前後
- 一軒家をまるごと借りた場合:週700~1000ドル前後
オークランド以外の地域
- フラット個室:150ドル前後
- フラット相部屋:100ドル前後
- 一軒家:週500~800ドル前後
フラットを見に行こう※日本とは異なる点などを中心に
日本から申し込む以外、フラットは見学をしてから決める場合がほとんどです。
見学に行った際見ておきたいポイント、または日本とは異なるフラット環境などを紹介致します。
1. 家賃などインターネットに掲載されている金額で間違いないか
インターネット上に掲載されている家賃と実際は違ったなどよくあることです。特に家賃には電機や水道代が含まれていない所も多く、毎月の請求金額によって、フラットメイト全員で割った金額を支払いするところも多いです。
2. 学校/職場からどれくらい時間がかかるか
フラットから徒歩で学校や職場に通う場合、実際にどれくらいかかるか歩いてみることをお勧めします
3. 近くにバス停などはあるか
バスで通学/通勤する場合、朝などどれくらいの頻度でバスがあるか、夜または週末はどれくらいの本数があるかの確認。
4. 夜は安全か
シティー内は夜でも明るいところが多いですが、郊外や田舎では夜は街灯もついてない地域もあります。
特に、仕事などで夜遅く帰宅される方は見学に行った際、オーナーに確認してみるとよいです。
5. 車を持っている場合、駐車場の有無
街中に住む場合、アパートの駐車場は月どれくらいするか、空きがあるかの確認。
郊外の場合、家の中に車を止めるスペースがあるか、路上に止められる場合も24時間いつでも止められるか、スペースは十分にあるかの確認。
6. 特に街中の場合は夜うるさくないか
街中に住む場合、週末などは夜中までうるさい場合があるので、気になる方はオーナーやそのフラットに住んでいる人に確認することをお勧めします。
7. どんな住人と一緒に住むか
日本人だけのフラットか、どんな国籍の人と一緒に住むのか、男女混合やある程度の年代など。
インターネットの掲示板である程度のフラットメイト情報が記載されています。
8. 家具など個室に最低限生活をスタートできるようなものがそろっているか
ベッドや机などすぐに新生活をスタートできるような家具はあるか、服などの荷物が多い場合は十分なスペースがあるかの確認。
街中のアパートはほとんどの場合、必要最低限の家具はありますが、特に地方や田舎の場合家具がない場合もあります。
9. 各個室に鍵はあるか
フラットによっては各部屋に鍵がある場合もあります。
鍵が付いていない場合、多くの人は鍵付きのスーツケースにパスポートなどの貴重品を入れています。
10. 猫や犬などのペットは飼っているか
インターネットに掲載されているフラット募集にも書いていますが、特にアレルギー体質の方はチェックしておくことをお勧めします。
また日本と比べて、大きめの犬でも室内に自由に出入りしているところも多いです。
12. 洗濯物などの干し方、洗濯機は自由に使えるか
特に街中のアパートには洗濯機がないところもあります。街中には、大きいアパートならアパート内にコインランドリーがあり、アパート周辺にも24時間空いているコインランドリーがあります。
洗濯機が付いているところは、自由に使えるのか、週に1回など使ってよい回数が決まっているかの確認が必要です。
13.トイレ、シャワーは綺麗か
日本ではあまり考えられませんが、特に多国籍のフラットの場合汚いところがたくさんあります。特に綺麗好きの方はチェックしてください。
14. リビングは綺麗か
リビングもキッチンと同じくあまりきれいではない所があります。
また、冷蔵庫などの共同スペースはどの様に使えばよいか、食器などは自由に使えるかの確認も必要です。
15. 掃除当番などはあるか
フラットの場合、ごみ捨てやキッチンの掃除など掃除当番が決められているところもあります。
またはオーナーが一緒に住んでいる場合、リビングなどの共同スペースはオーナー自身で掃除する場合や、アパートメントホテルの場合はホテルの掃除係が定期的に掃除してくれるところもあります。
16. 退去前は何週間前に伝えればよいか
ほとんどのフラットでは最低でも退去する2週間前に伝える必要があります。場所によっては3週間前のところもあるため、契約をする前にオーナーに直接確認してください。
17. ボンド※敷金はどれくらいか
何か壊した時などのために、家賃の2-3週間分をボンドとしてオーナーに引っ越す前に振り込む必要があります。ほとんどのフラットでボンドがあります。
何も壊したりしていなかったら、退去時に全て返金されます。
18. 家賃はどのようにして支払うのか
ほとんどのフラットは毎週もしくは2週間に一度、オーナーの銀行口座か指定された口座に振り込みます。まれに、現金支払いの場合があるので、見学に行った際、直接オーナーに確認してみてください。
19. 契約書の有/無
※無いところもありますが、特に外国人オーナーの場合契約書は交わした方が良いと思います。
20. フラット独自の決め事はあるか
フラットによっては、
- 友人などを連れてきてはいけない
- 友人など勝手に泊めてはいけない
- 子どもがいるため、10時以降は静かにする
- シャワーは朝禁止
- 洗濯は週2回まで
- 掃除の担当制
- 食材は各自で買い、調味料などは共同で使用する
- 週に1回など定期的にフラットメイト同士が集まりご飯を一緒に食べる
など、各フラットによってルールがあり、そこまで細かいことはインターネット上に書いていないため、見学に行った際、口頭で確認してください。
賃貸物件契約までの8つの手順
各フラットによっても多少異なります。
❶フラット/家をインターネットや学校の掲示板等で探す
❷オーナーに連絡する
※連絡先はインターネットに、この記事を見て興味があれば●●へ連絡してくださいという風にどの記事も書いており、メール/電話で連絡します。
❸オーナーから見学日、その他質問事項について返信が来る
❹フラット/家の見学へ行く
※インターネットで見て即決断した場合や日本からフラットを決めた場合は見学なしで契約する人もいます。
❺気に入れば契約へ
❻入居する日時をオーナーと一緒に決める
❼ボンド、最初の週の家賃を振り込む
※ほとんどがオーナーの銀行口座へ入金し、入居前、入居当日までに支払いを済ませます。
❽引っ越し
※荷物が多い時など、車を持っているオーナーはほとんど無料で手伝ってくれます。
街中と比べて小さめのアパートが多いです。
まとめ
日本ではずっと実家暮らしで家族以外の人と過ごしたことはありませんでした。
ニュージーランドに来てからは、フラットが自分の家となりました。
特に慣れない頃や、多国籍のフラットでは、週末は夜中までうるさい、夜中でもイヤホンを付けず音楽を聴いているなど、日本では考えられないようなことがありました。
しかし、一言伝えるだけでずっと続くようなことはありませんでした。
日本では当たり前のことが他の国では当たり前でないことは、環境や文化の違いから当然です。
それをお互いに理解し尊重しあうことで、さらにフラットメイトとの仲が深まりました。
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