アメリカの高校生の1日〜登下校、校則から授業スタイルまで〜

アメリカの高校に進学・留学する予定がある方にとって、その実情は知っておきたいものですよね。

現地の高校生の登下校事情から授業の流れ、一日の過ごし方まで、実際に公立高校に通った筆者を例にご紹介します。

登下校はマイカー?スクールバス?

アメリカでは、ニューヨークなどの一部大都市を除いて、電車などの公共交通機関が発達していません。

その広大な国土も相まって、徒歩や自転車では通うことができない場所に学校があることもしばしばです。

主な3つの通学方法ついて見ていきます。

・親の送迎

まず1つ目は親御さんによる車での送迎です。

高校生にもなって送り迎え!?と驚く方もいらっしゃるかと思いますが、現地では当たり前の光景です。

・マイカー

続いてマイカー。こちらも日本では驚きとして捉えられるかもしれません。

多くの州で16歳から運転免許を取得できるアメリカでは、マイカーを持っている高校生も少なくありません。

ザ・車社会ですね。

しかし、多くの高校生がピカピカの新車を持っているわけではありません。

アメリカでは、多くの州で車検の検査項目が日本よりかなり少なく、とても古い車が走っているのを見ることもしばしば。

免許を取り立ての高校生たちも、中古車や、兄弟のお下がりの車を使うことが多いようです。

・スクールバス

そして最後がスクールバス。

映画やドラマなどでよく目にする、黄色いバスですね。

各地域にバス停があり、そこで乗り込み学校へ向かいます。

同じ高校に通うホストシスター・ブラザーがいない留学生にとって、これが一番メジャーな方法かもしれません。

また、近所の学生が同じバス停に集まるので、会話のきっかけを作るチャンスでもありますよ!

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服装に決まりはある?ドレスコードについて

アメリカの高校では、一部の私立高校を除いて制服がありません。

全員が私服で通うわけですが、大抵の高校でドレスコードが決まっています。

例えば、

  • おへそが見える服はNG
  • 膝上○○センチより短いショートパンツ・スカートはNG
  • ダメージの入ったデニムはNG
  • ビーチサンダルはNG

などです。

いくつか挙げてみたものの、「学校に通うのにふさわしい格好」を意識すれば、どれも難しいものではありません。

日本で売られている洋服は、アメリカの高校生が着る服よりも手が込んでいることが多く、「どこで買ったの?」と声を掛けられることもしばしば。

外見も個性の一部なので、おしゃれが好きな方はこだわってみると、友達の輪が広がりますよ。

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ホームルームがない?教室のシステム

日本の高校生がアメリカに行って驚くことの一つに、ホームルームがないことが挙げられます。

どこで授業を受けるの?と疑問を持たれる方もいるかも知れません。

アメリカでは、それぞれの先生が自分の教室を持っています。

例えば、

  • 英語のMrs. Coffmanは A-1教室
  • 生物のMr. DeleonはB-2教室、

といった具合です。

生徒たちは、自分の時間割を見て次の授業が行われる教室へ向かいます。

お気づきの方もいるかも知れませんが、アメリカにはクラスが存在しません。

なので、常に自分と同じ授業をとっている生徒はおらず、自分の時間割に沿って行動をします。

日本では必修授業は同じクラスの生徒と取ることが大半なので、これは友達作りのハードルになるかもしれません。

厚さ10センチの教科書に、手作りサンドイッチ!毎日の必需品

ここまででも、かなり日本の高校とはシステムが異なることをおわかり頂けたかと思います。

続いては、アメリカの高校生の持ち物事情について大きく2つに分けてご説明します。

・教科書

アメリカの教科書は、日本のものとは大きく異なります。

各教科ごとに、厚さ10センチ前後でハードカバーの教科書が存在するのです。

内容は各学年で区切られていないことが多く、その科目を全てカバーしているような格好です。

例えば化学の教科書は、freshmanが取る授業からseniorが取る授業まで、全ての内容をカバーしています。

また、生徒は原則教科書を購入する必要がありません。

学期の初めに時間割が確定すると、それぞれの教科から本が貸し出され、学期末に返却する仕組みです。

また、かなりの重さがある本なので、テスト前以外は家に持ち帰らない生徒がほとんどです。

学校内のロッカーエリアに一人ひとつロッカーが与えられているので、そこで管理するのが主流です。

・ランチ

アメリカの学校の殆どには、カフェテリアや売店が存在します。

そこで昼食を買うことも可能ですが、半数以上の生徒は家からランチを持参します。

日本のようにおかずのあるお弁当を作る文化は無く、ほとんどの生徒がサンドイッチ、ポテトチップス、りんご、チーズというようなものを持参します。

サンドイッチもとても簡単なもので、ピーナッツバターとジャム(Peanut butter and jellyと呼びます)や、ハムとチーズなどです。筆者の経験上、カフェテリアのランチが美味しいことはあまりありません。

ですので、節約も兼ねて持参しても良いですね。

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どんな授業?時間や科目、注意するポイントなど

ほとんどの高校で1コマ90分制を採用しているアメリカ。

こちらでは科目や注意するべきポイントを見ていきます。

どのような科目がある?

日本の高校と比べた際の大きな違いとして、非常に選択科目数が多いことが挙げられます。

例えば数学でもAlgebra(代数)やGeometry(幾何学)など取り扱うテーマによって科目が異なります。

また、多くの生徒にとって楽しみになるのが、美術系の選択科目です。

日本での美術に近いクラスはもちろん、演技のクラスや、映画鑑賞のクラスなどもあります。

〇〇はXXでの単位を取得した生徒しか受けられないなど、縛りもありますが、基本的に時間割の作成は非常に自由です。

アメリカで取得した単位を利用して、日本の学校でも進級したい場合は、指定された項目をクリアする必要があるかもしれません。

筆者は言語から〇単位、数学系から〇単位などの条件がありました。

それ以外は、自分の興味関心にあった授業を取れるよう、時間割を工夫してみましょう!

一日の流れ

筆者が通ったカリフォルニア州の学校の一日の流れは下記のとおりです。

  • 8時半始業
  • 午前中に90分×2コマ
  • 11時半-ランチ
  • 12時半- 90分×2コマ
  • その後、各々部活動、もしくは帰宅

多くの部活動が2-3時間程度で、18時には人がまばらになります。

授業終了後に直帰する生徒もいますし、アルバイトに向かう生徒もいます。

しかし留学生の観点から考えると、校外で何らかのコミュニティに属していない限り、部活動への参加をおすすめします。交友の輪が広がるチャンスです!

注意するポイント

アメリカの高校と日本の高校では、成績の基準に大きな差があります。

日本ではテストの点数が成績に占める割合が大きい一方で、アメリカでは頑張った姿勢がとても評価されます。

姿勢、というと漠然としていますが、出席率や、課題の提出率、授業での発言回数などがそれに当たります。とにかく、「ベストを尽くしました」ということを先生に伝わるようにするのが、良い成績を取るコツです。

渡米したばかりの方だと、授業中の発言はかなり勇気がいるかもしれません。

そこで、覚えておいてほしい点が2つあります。

1.アメリカは移民国家である

まずひとつ目は、アメリカは移民国家であること。

そのクラス内には英語が母国語の生徒ばかりかもしれません。

しかし、アメリカに住んでいる以上、英語が第2・第3言語である人と会話をすることは日常茶飯事です。

ですからクラスメイトたちにとって、「英語をアメリカ人と同じレベルで話せる」ことはさほど重要なことではないのです。

伝わらない可能性はあまり気にせず、トライしましょう。

2.授業後の時間を活用する

そうは言っても、初めは緊張して手を挙げられないかもしれません。

その場合は授業後の時間を活用しましょう。

先生のもとに行き、自分が留学生であること、英語のハードルがあるものの勉強をする意思があるということを伝えるのです。

基本的に、教師陣はそうして自分から行動を起こす生徒を応援してくれます。

苦手な教科ではこのような方法も検討してみてくださいね。

授業で躓くポイントは、教え合いができる友達がいれば一番です。

英語が苦手なのに、、と悲観的にならないでください。

あなたが中学校までを日本で卒業した方であれば、まず数学科目は好成績を収められる可能性が高いです。

カリキュラムの違いで、少しアメリカの方が進むスピードが遅いのです。

特にAlgebraは日本人留学生にとっては朝飯前であることが多いようです。

そういった科目で周囲のクラスメイトを助けるように心がけていれば、例えば英語(アメリカの高校生にとっての国語)などで手を貸してもらえる可能性大です。

良いギブアンドテイクで、勉強も交友関係も、ポジティブなサイクルを作ってくださいね。

さいごに

入学・留学前は心が不安でいっぱいかもしれません。

しかし、事前に知ることができる情報を集め、何事にもオープンでいる姿勢さえ忘れなければ、かけがえのない経験となること間違いなしです。

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