アメリカの中西部の西側に位置し、ロッキー山脈に囲まれたコロラド州。
自然の豊かな恵みに囲まれながらも、洗練された都会的でヒップな賑わいも持ち合わせ、その魅力は訪れた人なら必ず体感できるはず。
アメリカ国民が最も住みたい街No1. に選ばれたほど、今話題のコロラド州です。
実際に移住した現地在住者から7つの魅力を紹介します。
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1. 日照時間がアメリカ国内で一番長い
アメリカ国内のどこの州よりも、コロラドが日照時間が一番長いです。
コロラド州自体が、他州に比べ標高が約1.5キロ高く、その分日照時間も長く、日差しはかなり強め。
なんと年間で約300日、お日さまが出ています。(部分的、一時的晴れというのも含まれてます)
一時的な晴れの日が含まれているとは言え、300日間は晴れているって何ともうらやましい限り。
他州からの移住者が急増している理由の1つが、この「晴れてる日が多いから」なんですって。
たしかに、これ、わかります。
太陽の光って、私たちが思っている以上に人間の体や脳に大きな影響を与えているのですよね。
筆者は過去6年間、イリノイ州のシカゴに住んでて体感したことですが、シカゴの冬は1日中、ダークで灰色の日が2・3日続くこともよくあります。
それがシカゴらしい冬と言えばそうなんですけど……太陽の光をあまりにも長い間浴びる事ができなかったせいで、気分が沈んできたりしたこともあったんです。
これは私だけに限らず、友人や同僚からも同じような経験をしたと話を聞きました。
コロラドは季節に限らず、太陽の光がさんさんと降り注ぐ。そんなところに目を付けて移り住んでくる人が後を絶たないのです。
2. 天候が理想的
「コロラドは天候が良い」というのも、前述で話した日照時間のことに続き州民からよく聞く話です。
雨の日は、一日中しとしと降り続くことはほとんどなく、例えば、午前中に強い雨が降っても集中的なことが多く、午後にはすぐに晴れてしまうんだとか。
夏は気温が高い日もありますが、比較的乾燥しているため湿気がなく、日陰はとても涼しいです。
乾燥している理由の1つは、西隣りのユタ州に広がる砂漠地帯の影響を受けているから。
そのほどよい乾燥のおかげで、とても心地の良い快適な夏を過ごせるのです。
じっとしてても汗が湧き出てくる、ジメジメした日本のような夏とは大違いです。
冬は、ウィンタースポーツが盛んな州なだけに、もちろん山にはたくさん雪が積もります。
雪が降っても、降った後はカラット晴れて気温の低さが続くことがありません。
冬でも晴れの日が多く太陽の日差しも強いコロラドでは、冬の寒さもさほど厳しくないのです。
3. 遊びがたくさん、アクティブな州
年間を通してみてもコロラドでは遊びが尽きません。オールシーズン何かしら楽しめてしまう場所。
冬はもちろん、スノーボード、スキーですよね。 スキーのシーズンは11月から4月までです。
雪が少なくなった春頃からは、山、川、湖の自然に囲まれた中で、ラフティング、カヤック、ロッククライミング、ハングライディング、ジップライニングなどが人気です。
ハイキングやサイクリングなど、お金をかけず楽しめる遊びも盛りだくさん。
夏場のスキーリゾート地ってどんなものかと思ったら、ガラッと姿を変えて夏のアクティビティでにぎわっています。
人気スキーリゾート地の1つ、Winter Park(ウィンター・パーク)のApline Slide(アルパイン・スライド)はアメリカ国内でも一番長いことで有名です。
山の上までリフトで登って、スライドで上から滑り降りてくるんです。そのほか、マウンテンバイクをリフトに乗せて上まで送り、バイクで降りてくることもできたりします。
パットパットゴルフ、バウンスハウス、迷路など、子供が楽しめるアトラクションもあるので家族旅行にも最適です。
このAlpine Slideは1回$20。何度も滑りたい人には一日パスが絶対にお得です。大人$55、子供$15で、どのアトラクションも何回でもできます。
コロラドでは、年中いろんな遊びでパラダイス感を味わえるのです。
4. ロッキー山脈の絶景、大自然の恵み
これは言うまでもないですね。
ロッキー山脈のワインディングロードをくねくねと車で走り、山の奥へ行けば行くほど、美しいいろんな景色に出会うことができます。
山から少し離れた、デンバー周辺の街からの遠くに見えるロッキー山脈もまた絶景。
山の中の景色、都会の街中から見える山、どちらも楽しめてしまうのがコロラドならではの魅力です。
5. なんといっても温泉!
コロラドではミネラル豊富な天然温泉を楽しめるリゾート地がたくさんあります。
体を使って楽しめるアクティビティも多いうえに、更には、日中遊び過ぎて疲れた体を夜はゆったり温泉で癒せてしまう。贅沢ですよね。
そんな旅がしたいなら、ぜひ行ってみたい町を2つほどご紹介します。
Steamboat Springsスティームボート・スプリングス
デンバーから車で約3時間。
この町で人気なのが、家族で楽しめる、Old Town Hot Springs です。ダウンタウンの近くにあります。
Spent afternoon at Old Town Hot Springs in #steamboatsprings #Colorado . Fun for whole family! #travel #familytravel pic.twitter.com/USYwLrPGJx
— Corey | Fifi + Hop travel (@fifiandhop) 2015年8月18日
70メートルのウォータースライド、温水のなかからよじ登っていくクライミングウォール、そして大人用にはスパプール。
「静かでゆったり」といった雰囲気とは少し違いますが、水遊びしたい子供は大喜び間違いなしです。
大人も十分、アメリカならではの温泉をエンジョイできることでしょう。
温度もぬるくもなく熱くもなく、ゆったりと長い時間つかっていられますよ。
Glenwood Springs グレンウッド・スプリングス
デンバーから車で約2時間半。
Glenwood Hot Springs Pool ではロッキー山脈に囲まれた、巨大な温泉プールの中から山の絶景を楽しめます。
Glenwood Springs pool in Colorado is the world’s largest hot springs pool. Soaking up the mineral waters is the perfect way to end the evening.#Glenwood #springs #pool #colorado #large #hot #waters #swimming #hotel #visit #tour #trip
Check it here >>> https://t.co/yN9D3Y8KvV pic.twitter.com/AoNI2aZpB2— Glenwood Springs Inn (@BestInnGlenwood) 2018年9月16日
1888年に作られたという温泉プール&ロッジが長年親しまれているのは、「古き良きアメリカ」の名残をかもしだしながらも、時代とともに新しさも加わっているからです。
子供が大好きなウォータスライドはもちろんのこと、ロッジ内には、スパ、マッサージ、ヨガクラスなど大人用にもさまざまなサービスが完備されていて、夏冬に限らず温泉を楽しみたい観光客で大賑わい。
このようなリゾート地で過ごす1日は思い出深いものとなるでしょう。
ちなみに、アメリカではどこの温泉に行くにも水着は必需品となります!
6. 州民が健康的
肥満大国とも言われてるアメリカですが、コロラドは肥満率の低さも一番で、州民の自慢でもあります。
これだけ体を使っての遊びが多いところであれば、健康的な人が集まる理由もなんとなくわかる気がします。
スキーや、スノボーをしたいから、体を鍛えるためにジムに通ったりして普段の健康を維持している人もいれば、体を使っての遊びに尽きないから、自然に体も鍛えられて健康になってしまうのか……。
どちらにしても、心身共に健康的な人が多いという印象を受けました。
7. Red Rocks Amphitheater (レッド・ロックス野外劇場)
レッドロックス抜きにコロラドのことは語れません。
コロラドに行くのなら必ず行きたい場所、レッドロックス。
その名の通り巨大な赤い岩に囲まれた、野外コンサート会場。大自然の迫力に誰もが圧倒されます!
この巨大な岩の自然を使って造られた天然の音響システムは最高の音楽環境で、アメリカNo.1の野外コンサート会場にもランク付けされるというほどです。
昨年、私も初めてレッドロックスでライブ演奏を堪能してきました。その時の隣に座った粋なお兄さんが熱くこう語っていましたが、実際に行ってみると納得です。
「コロラド観光するなら、まずはレッドロックスに来なきゃだよ!演奏するアーティストは誰だっていいんだよ。とりあえずここの大自然の夜景と音楽でここの雰囲気を堪能しなきゃ」
夏場のレッドロックスでの様子はというと、コンサートがない時は日中は会場を観光できたり、グループヨガのレッスンを楽しんだり、夜は映画鑑賞、周辺のハイキングコースも充実しています。
コロラドならではの場所で、ここでも何かと活動的です。演奏するアーティストが誰であれ、どんなコンサートであれ、レッドロックスで過ごす時間(特に夜!)は期待を絶対に裏切りません。
コロラド州の魅力まとめ
大自然の中に都会的で現代的なスパイスが加わり、いい具合にバランスが取れてるデンバー近郊は、毎年何千もの人が移住してきているという人気の街です。
観光でも十分に楽しめるのは間違いなし。住めば住むほど好きになり、離れられなくなるというコロラド州の魅力は尽きません。
一度と言わず何度でも行きたい!贅沢言うなら移住したい、そんな気持ちにさせるコロラド州についてでした。
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