自転車大国オランダは、自転車環境が整備されていて、利用者に優しい国ということはよく知られています。
しかし、オランダの自転車事情はそれだけではありません。
自転車に乗ったところから見えてくるオランダが他にも沢山有ります。
ここでは、
- オランダにおける自転車文化と魅力
- 種類や価格
- レンタル自転車の利用方法
- 運転の際の注意点
など、ついて詳しくお伝えしたいと思います。
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価格から見るオランダ人の自転車愛
筆者の知り合いのオランダ人は最近自転車を電動アシスト式自転車に新調しました。
「自転車を新しくしたら、職場まで10分くらいで着けるようになっちゃった!」なんて言っていたのですが、彼女の職場へは車でも20分くらいかかる場所です。
でも、どこまでも平坦な道のオランダで電動自転車を使えば、あり得ることなのかもしれません。
最近はこのような電動アシスト式自転車も日本と同じように人気があり、特に子供を乗せて走る方や年配者に人気があるようです。
それでも
- 新品で1000ユーロ以上
- 中古でも200ユーロ
するので、誰でも簡単に手に入れられるような自転車ではありません。
オランダの写真やテレビなどで、子供を乗せるための大きな木のBOXが前に付いている自転車がよく出てきますが、そのような自転車も高価なものです。
Bakfiets(バックフィッツ)と言います。
だいたい1700ユーロはします。中古でも500ユーロ。(かなりボロボロでも)
こんなに高価でも、毎日使うもの、必要があればそこに投資するのは当たり前のこと。
それがオランダ人の自転車への考え方のようです。
そして、とにかく個人のライフスタイルの中に自転車が溶け込んでいます。
自転車を使うことが、毎日食事をすることと同じくらいの感覚なのかもしれません。
日本でも最近ではスタイリッシュな自転車を見かけるようになりましたが、オシャレで乗ると言う感覚はオランダ人にはほとんど無いようです。
レーシングスタイルの自転車に乗っている方もたくさんいますが、スポーツとして乗っています。
こんなに自転車に乗る人が多くても、価格は日本人の感覚からは驚くような価格です。
オランダでは自転車の乗車技術が凄すぎる
日本人の私が見ていて凄いと感じることは、1歳を過ぎれば、もう自転車のベビーシートに乗せて一緒にサイクリングを楽しんでしまうこと。(正確には0歳から乗っている子も。自転車にチャイルドシート専用のアダプターを付けてシートごと乗せてしまう)
無人の自転車を一台片手で支えながら走らせ、自分は別の自転車に乗り、その自転車と併走しながら走っている人。
小さな子供の運転する自転車を親が併走しながら支えて走っていること。
手無し運転でしっかりこぎながら走っていること。(オランダ人は本当にこのスタイルの人が多いです)
そして、オランダ人は大体足が地面に付かないほどのサイズの自転車に乗っています。子供もです。(これが一番の驚きです)
信号が少ないので止まることも少ないというのが一つの理由のように言われています。
自転車の運転技術がとにかく凄いのです。これはやっぱり自転車に乗り始める年齢や頻度が影響しているのだと感じています。
生活に根付いているものに勝るものはないのです。
オリンピックの自転車競技はオランダも強いですが、強さの秘訣は練習や実力だけでなく、こうした背景が大きく影響していると感じています。
まずは、レンタル自転車!メリットを紹介します。
自転車購入に迷ったら…
先ほども少し触れましたが、自転車の価格は日本人の感覚からすると少し驚くような価格です。
普通の「ママチャリ」なんて日本では呼ばれているような自転車でも、新品で300ユーロはします。
私はオランダに来てすぐに
「車が無いから自転車は買わなくては。」
と意気込んで家族4人分の自転車を買い、全部で1700ユーロ支払うことになりました。
最初からそんなにお金を遣ってしまって良いのかとドキドキする前に、まずは自分のオランダ生活に自転車が本当に必要なのかを見極めることから始める方が賢いです。
そして自転車を使いたい場合は、「レンタル自転車」を活用してみることをお勧めします。
旅行者ならレンタル自転車!
私はうん十年前に、日本から折りたたみ自転車を持参して、オランダ旅行をした経験があります。
その当時はまだ便利な最新式の自転車などがオランダのレンタルではなく、真っ黒でとにかく大きな自転車がレンタル自転車として駅の近くなどにあったことを覚えています。
オランダ人は世界でも平均身長が高いことで知られている国民です。
「日本人の私の足など、ペダルに届くはずもない。」一目で分かるくらいに大きな自転車です。
ですから、かなりの荷物になるものの、自転車を持参してのオランダ入りは、それ以降の旅を快適にするためには良い選択でした。
旅行である場合の滞在時間は限られていますから、移動時間などはできるだけ短縮したいですよね。
自転車と地図さえ持っていれば、目的地の最寄り駅まで自転車をもって列車で移動して、駅に到着したら自転車で目的地まで移動すればOKです。
列車以外の時間を気にする必要がないことで楽に旅行を楽しめます。
バスやトラムを待っている時間なども短縮されますし、何より移動しながらオランダでサイクリングという「体験」ができるのです。
おしゃれなショップやカフェなども、自転車での移動だからこそ見つかるものも少なくはありません。バスやトラムでは簡単に寄り道はできませんから。
オランダ在住者なら急がず、使用頻度を確認してからで大丈夫
レンタル自転車は現地に住んでいる人にも助かるシステムです。
何より、
- 高い投資をして自転車を購入する必要がないこと
- 自転車のメンテナンスをする必要がないこと
- 自転車を保管しておく場所を確保する必要がないこと
など、メリットを挙げればたくさん出てきます。
オランダは自転車大国ですから、自転車の種類もとにかく多いのです。
日本ではテーマパークなどでしか見かけないような自転車も普通に公道を走っています。
そして、もちろん自転車の値段もピンからキリまであります。
私のように、みんな持っているからとりあえず買おう!なんて思って買ってしまうことはお勧めできません。
まずは自分の生活の中で自転車の使用頻度がどの程度なのか把握してからでも、購入するのは遅くはありません。
そんな時に、レンタル自転車を利用するというのはとても賢い選択だといえます。
自転車はどこでレンタルできる?OV-fiets(オーフェイフィッツ)を利用しよう
在住者が利用できるレンタル・OV-fiets
現在は日本人でもジャストサイズなレンタル自転車がたくさんありますので、ご安心下さい。
オランダで一番分かりやすいレンタル自転車は、「OV-fiets」(オーフェイフィッツ)でしょう。
黄色と青の、NS列車と同じカラーリングの自転車です。
こちらは公共交通機関のNSがサービスの一環として行なっているレンタル自転車です。
OV-fietsは主要駅であればたいていレンタルする場所があります。
レンタルできる場所を事前に確認するには、NSのサイト内のOV-fietsについて書かれている場所から検索が可能です。
レンタル料金:
- 72時間までは24時間あたり3.85ユーロ
- 72時間を過ぎると24時間あたり5ユーロの手数料
レンタル場所とは違うOV-fietsのレンタル場所で返却をする場合には10ユーロがかかります。
料金はNSのサイトに登録されている、OVチップカールト(列車に乗車するためのカード)のアカウントから自動的に引き落とされます。
参考記事:かなりお得!オランダの鉄道料金が40%割引になる方法。OVチップカードを使おう!
そのため、こちらのレンタル自転車は個人用の顔写真入りのOVチップカールトを持っている方しかレンタルすることができません。
なので、必然的にIDを持っている在住者が利用可能なレンタル自転車と言えます。
OV-fietsはペナルティもあるので、簡単に紹介します:
- 自転車に普通に乗っていたにもかかわらず壊してしまった場合、鍵を紛失した場合:20ユーロの支払い
- 自転車を盗難され、盗難レポートと鍵を持っている場合:50ユーロの支払い
- 自転車を盗難された、盗難レポートのみを持っている場合:250ユーロの支払 い
※サイトにはレンタル中の注意事項なども細かく表示されているのですが、鍵がないということは、注意事項の「駐車時に必ずロックをかける」ということに違反するからです
- 自分の不注意で自転車を壊してしまった場合:修理費用を全額負担
当たり前のことですが、お借りしたものは責任を持って大切に使いましょう。
在住者も旅行者も利用できるレンタル・Easy Fiets
このレンタル店は、Leiden(ライデン)にある、「Easy Fiets」(イージーフィッツ)というレンタル店です。
オランダでも有名レンタル自転車店なのですが、それはこのお店の取り組みにあります。
オランダでは現在、自転車大国ならではの問題も起きています。
それは、不法投棄自転車の数が年々増えてしまっているということです。
こちらでレンタルできる自転車は、使えなくなった自転車や修理が必要な自転車を、リサイクル工場で部品単位で分解し、または修理して組み立てられ生まれ変わった自転車です。
イージーフィッツではレンタル自転車をしているだけでなく、使えなくなった自転車の個人、企業、自治体からの回収や、リサイクル工場では自転車修理の技術などを職業にするために学んでいる学生と、その道のプロが一緒になって働くことで、更なるプロフェッショナルを生み出すという持続可能な取り組みをしています。
壊れてしまった自転車などがある場合は、イージーフィッツのサイトに登録しておくことで、いつでも回収してもらうことができます。
ライデンに店舗があり、デン・ハーフにはリペア工場があります。
クラウドファウンディングで50,000ユーロを集めることに成功したお店です。
レンタルできる自転車も種類豊富で、さすがプロ集団の集まった会社と頷けます。
基本の自転車ならば1日10ユーロで自転車をレンタルできるようになっており、さらに指定の駐車場に車を駐車した場合には20%の割引を受けることができるそうです。
返却は24時までに行えば大丈夫。
自転車の種類と料金:
- 基本の自転車(手ブレーキの一人乗り自転車):1日10ユーロ
※オランダは足ブレーキの自転車が多いです。手ブレーキやギア付きは少し高価なものになります
- 電動アシスト付き自転車:1日20ユーロ
※こちらは営業時間以内の返却となります
- Bak Fiets(貨物BOX搭載自転車):1日20ユーロ
※2人~4人の子供を乗せることができます。ヘルメットも用意されています。
- タンデム(二人乗り用自転車) 1日20ユーロ
その他に、盗難保険はレンタル料金の10%、チャイルドチェアは1日5ユーロ、指定駐車場の料金は、1日12.5ユーロ、1時間あたり2ユーロ。
お子様を連れての旅行者でも安心して自転車に乗せることができます。
しかもバックフィッツのレンタルもあるので、オランダならではの体験ができます。
在住者でバックフィッツの購入を検討しているのであれば、まずはレンタルしてみてから決めるのでも遅くはないと思います。かなり大きいものなので。
予約は事前にイージーフィッツのサイトからできます。
支払いはクレジットカードもVISAカードとマスターカードが利用可能。その他PayPalも利用できます。
在住者の方はPINカードももちろん使えます。
Easy Fietsのもう一つの利用の仕方
ライデンのイージーフィッツでは、月単位のリースも行なっています。
ですから、自転車を買いたいけれど駐車スペースがない場合や、メンテナンスが面倒な方などにはありがたいものです。
しかも、料金は月に10ユーロから。
フットブレーキ・1段ギアの自転車が10ユーロ、ハンドブレーキ・3段ギアのものが15ユーロでリースできます。
パンクやチェーンが外れてしまうなどのトラブルがあれば1週間以内に限り30分までにできる修理を無料で行ってくれます。
30分を超える修理である時は、新しい自転車に無料で交換してくれます。
手続きも簡単です。
- 好きな自転車を選んで、イージーフィッツの会員になります。
- 自転車の1ヶ月のリース料金と最初だけ40ユーロのデポジットを支払います。
これで手続きは完了です。
自転車を買いたくなったら
オランダ生活にも慣れて、やっぱり自転車が必要になった時には自分のお気に入りを見つけましょう。
オランダで自転車を買う方法はいろいろあります。
- チェーン店
- 個人店
- インターネット販売
などですが、自分に合ったお店を見つけることが一番です。
安く買うならチェーン店やネット販売:
「こんな自転車に乗ってみたい。」という理想があるのであれば、最初に個人店をのぞいてみると良いかもしれません。
その理由は、やはり個人店は個性的な自転車を扱っているからです。
その代わり、割引セールなどは滅多なことが無い限り行っていませんので、少しでも安い物をと考えるのであれば、チェーン店やインターネット販売をお勧めします。
お店探しはGoogleマップ!:
お店を探す際には、Googleマップに「Fiets」と入れてみると近所の自転車屋さんや自転車に関係する施設が出てきます。
すぐには買わない!?購入の注意点:
お店を訪ねてみて良い商品と出会えても、まだ購入してはいけません。
まずお店で自転車に乗らせてもらい、感覚も確かめましょう。
そして、その商品のメーカー名や商品名を控えておきましょう。
価格が書かれている札などに商品名が書かれていますが、もし表記が無い場合は店員さんに聞いておきましょう。
そして、とりあえず「また来ます。」とお店を出ましょう。
なぜすぐに買ってはいけないのかというと、他のお店で同じ商品がどれぐらいで販売されているのか確かめるためです。
オランダ人も、商品をその場ですぐ買うことはあまりしません。
セールの時期をしっかりと待ったり、他の店舗と比べたりすることを必ずしています。
こういった購入の仕方は自転車だけではありませんが、オランダで生活するには大切なことですから覚えておきましょう。
セール時期:
ちなみに大きなセール時期は
- バカンス前
- クリスマス前
- お正月時期
- 4月27日(国王の誕生日)付近の週
になります。
大きな買い物はこの時期に狙ってみると良いでしょう。
中古自転車という選択肢:
新品にこだわらないのであれば、中古の自転車屋などもあります。
そして、最近ではフェイスブックの売ります買いますページでも自転車を売っている方がたくさんいます。
オランダでは有名な中古のサイト「Marktplaats」でも、自宅からの距離や価格帯を絞って検索をかけ、中古自転車を探すこともできます。
本当に壊れそうなボロボロな自転車や、新品のようにメンテナンスされて販売されているものまでありますが、そこから掘り出し物を見つける楽しみがあります。
店舗であれば直接見に行けば良いですし、中古サイトの場合は、出展者と直接やり取りをして、商品購入までを行ないます。
中古サイトは私も利用したことがありますが、オランダ人は基本とっても正直です。
ですから、悪い部分ははっきりと教えてくれますし、自分が求めているものを話すと、それに見合わない商品である場合には、はっきりと「これはやめておいた方が良いよ。」と言ってくれます。
とても親切なことです。
これは自転車に限らず、オランダでは中古商品を利用する人も多いので、こういったやり取りに慣れているという背景があると思います。
売りつけるのではなく、本当に必要な人が買えば良いというスタンスなのです。
たいてい英語が通じるので英語でのやり取りで大丈夫です。
オランダでよく走っている自転車メーカー
よく見かける自転車メーカーと言えば
「Vogoeu」(フォグー)
です。
学生が乗っているのをよく目にします。
うちの子供達もここの自転車に乗っているのですが、クラシカルな雰囲気の学生がよく乗っているタイプの自転車はとにかくペダルが重いのです。子供達には「何でこんな自転車買ったの~。」と、いまだに叱られます。
形や色味がすてきなんです。でも、本当に重たい。そして、フットブレーキです。
ハンドブレーキに慣れている日本人は、慣れるまでブレーキをかける距離の感覚に戸惑うことでしょう。
オランダの子供たちはこの自転車を上手に乗りこなすだけでなく、前かごを取り付ける用に付いているL字の部分に友達を乗せて運転しています。
と言っても、クラシカルなものだけでなく、流行の電動アシスト付き自転車や、通常のお母さんたちが乗る自転車も出ています。
そして、中古サイトなどで本当によく見かけるのが、
「Gazelu」(ガゼル)
というメーカーの自転車。
こちらも通常のものから、電動アシスト自転車まで幅広く扱っています。
ちなみに、オランダの自転車はかごが付いているものはほとんどありません。
必要であれば後付けでビール瓶ケースの様なカゴや、籐でできたカゴなどを取り付けます。
でも荷物などは、やはり後付けで付ける、後部座席に取り付けるバッグに入れることが多いです。オランダ人は買い物したものは、全部この中に直接入れてしまいます。
カゴやバッグはどうしてもこれが欲しいと言うのがなければ、「市場」で買いましょう。
自転車屋の半額程度で買うことができます。
オランダの自転車事情・豆知識
オランダの自転車事情はまだまだありますが、最後に豆知識を少しだけお伝えしたいと思います。
・二人乗りOK!
オランダの公道(自転車専用道路)では、タンデム(二人乗り自転車)でも法律違反ではなく、楽しんで乗ることができます。
日本ではまだ数県しか許可されていませんが、オランダでは心配なくどこでも乗ることができます。
前後の二人乗りだけでなく、並列のタンデムもあり、スーパーまで仲良くご夫婦で乗られている光景もよく目にします。
通常の一人乗り自転車の二人乗りも違法ではありません。
・スクーターも走ってくる
自転車専用道路ではスクーターも走ってきます。
これは子供連れだったり、最初の慣れないうちはびっくりします。
冗談抜きで、飛ばしてきますので気を付けて右端に寄って走行するようにして下さい。
・右側通行
常に右側通行です。
お子さん連れの方は、最初に注意事項として話してあげておくと良いかもしれません。
・運転のルール。罰金になってしまう行為とは
簡単なルールとしては、曲がりたい場合は、曲がりたい方向をしっかりと指さして示し、後方に居る人にしっかりと意思が伝わるようにしなければいけません。
これをしっかりしていないと、たまにオランダ人の方に大きな声で注意されます。
前方の白い電灯、後方の赤い電灯は切れていないことをチェックして下さい。
スイッチでオンオフが切り替えられ、日本の自転車のように電灯をオンにしてペダルが重くなることはありません。
電灯が切れていると違法で、厳しく取り締まられます。罰金刑です。
夜間に自転車に乗る際には、反射板の付いている衣服などを着衣することも定められています。
子供たちは黄色のベストが売られていて、安全のため着衣を求められます。
こちらは小学校などでも自転車登校している子が多く、遠足などもびっくりするような距離を自転車で出かけます。その際に、学年が低い場合はかなりの確率でこのベストの着衣がいるはずです。
このベストは反射板が付いているもので、オランダでは自動車の故障などで車外に出る場合などにも着衣しなければいけないことになっているので、家族分を購入しておくとよいです。
オランダのIKEAにも売っています。
信号無視は、正直なところオランダ人はとても多いです。でも立派な法律違反となりますから、見つかれば罰金です。
信号機のボタンを強めに押して、自転車マークの信号が青に変わったのを確認してから出発しましょう。
・列車へ自転車持ち込みOK
オランダのNS列車には、通勤ラッシュ時を除いた時間であれば、自転車を持ち込んで乗車することができます。
平日は9時から16時、18時30分以降。
NSの自転車マークの付いた車両から乗車して下さい。
7月、8月、週末は制限されません。
そして、折りたたみ自転車を折り畳んで乗車する場合は時間に関係なく乗車できるそうです。
・トラブル時の対応
私の住んでいるライデン周辺では、故障してしまった自転車を修理できるスポットが指定されています。
建物の外にオランダ語で書かれており、チェーンが外れてしまったなどのトラブルが起きた場合にはとりあえず訪ねてみると良いようです。
私は先日近所のレストランへ出かけて、そのレストランが指定場所になっていることを初めて知りました。
まとめ
オランダ人の自転車へのこだわり、愛情…伝わったでしょうか?
この感覚を日本人の私たちが身に付けることはとっても難しいですが、そのルールの中で生活したり、楽しむためにも、自転車のことは知っておくべきものだと強く感じています。
自転車好きの方にとってはオランダはまさしく天国です。
走る環境、アイテムまで、どれをとっても目新しいことでしょう。
でもそれは全て、オランダ人の文化であるということを頭の片隅に置いておいて下さい。
オランダ人が日々の生活を充実させるための大切な道具であるということを。
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