「フランス留学したいけどそんなお金の余裕ない!」そう思っている方、諦めないでください。
そもそも学費が安いフランス。奨学金もいろいろあります。たくさんお金をかけなくても留学はできますし、工夫をすれば留学資金を得ることも可能です!
うまくすれば実質全額無料で留学することも不可能ではないのです。
また生活スタイルを少し工夫すれば生活費をかなり安く済ませることもできます。そんな、安く留学したい方必見の5つのコツをご紹介します。
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奨学金を利用する
奨学金というと「頭のいい人しかもらえない」「所得制限があるのでは?」と思いがちです。
日本には返済不要の奨学金が少なく、あったとしても成績や所得制限があることが多いです。そのため、奨学金を使って勉強する人は「秀才」または「低所得者」のイメージがあります。
しかし、フランスでは奨学金はほとんどが返済不要で、奨学金を利用している学生がかなりたくさんいます。
フランス人向けの奨学金が多いですが、中には海外留学生向けの奨学金や、大学ごとにその学校に通っている生徒を対象にした奨学金もあります。
たくさん種類があるので調べるのが大変ですが、根気強く調べてみると自分の条件にピッタリ!なんて奨学金が見つかるかもしれません。
フランス国内の奨学金はキャンパスフランスのホームページ※で検索することができます。(※1 参考サイトは最下部に記載)
また、日本からの留学生を対象にしたフランス政府の奨学金もあります。
フランス政府給費留学生制度※と呼ばれるもので、これは主に修士号や博士号をフランスで取ろうとする人が対象です。当てはまる場合は応募してみると良いでしょう。(※2 参考サイトは最下部に記載)
書類選考と面接の二つの選考を経て受給者が決定されます。
学費、生活費、保険、住居手当など、生活費や留学に必要な費用を負担してくれるため、実質無料で留学することが可能です。
また、給付がもらえるだけでなく、ビザ申請での優遇や手厚いサポート、アクティビティー活動など、様々な面で充実している奨学金です。
また日本の大学に所属しているのであれば日本政府の奨学金であるトビタテ奨学金に応募することも可能です。(※3 参考サイトは最下部に記載)
これは日本政府が日本人学生の留学を推進するために作った奨学金で、年々有名になってきています。これもとても充実した奨学金で、もらえれば留学資金繰りが一気に楽になるはずです。
この奨学金は大学での勉強に限らず、インターンや語学研修など幅広い形の留学を受け入れているので、当てはまるものがあれば応募してみるとよいでしょう。
シェアハウスや大学の寮に住む
フランス留学で滞在費用を安くしたいなら、シェアハウスか大学の寮に住みましょう。
一人でアパートに住むと、家賃は月に大体9万~4万円ほどしますし、個人的にアパートを借りると住民税を払わなくてはならないこともあります。
しかし、シェアハウスに住めば、シェア人数にもよりますが月2万~1万円前後で済みます。家賃の高いパリに住む場合でも、4万円程度に抑えることができると思います。
また、大学の寮であれば住民税を払わなくていいことがほとんどです。フランスは税金が高いことで有名。住民税もけっこう高いので、払わなくて済むとなるとだいぶ節約できます。
特にCrous と呼ばれる大学の寮は月に1万円ほどで個人部屋に住むことができます。
「Crous ○○(住んでいる町の名前)」と検索すればその街のCrousのホームページが出てきます。問い合わせをして、もしも入居できるようであれば部屋を予約しましょう。
また、家賃を安くするうえで忘れてはならないのがCAFという制度です。
これはフランス政府がくれる住居手当で、オンライン手続きと郵便での書類投函で手当てを受けることができるようになります。
もらえる金額は家賃や住居の形態によりますが、もらえることでかなりの節約になるため、申請は必須です!
パリに住まない
フランス留学といえばパリ!と考える人も多いかもしれませんが、パリは家賃も物価も高く、パリ以外で留学する場合と比べると何倍ものお金がかかります。
そのためパリに特別なこだわりがないのであればパリ以外の街を留学先として選ぶことをおすすめします。
例えばパリに住む場合、一か月の家賃で9万円ほどかかりますが、パリ以外なら4万円ほどで済みます。
生活費もパリだと10万円ほどが平均のようですが、パリ以外なら4万円もあればかなり楽しく暮らせるでしょう。
一年間留学した場合、その差は歴然です。パリ以外に住めば家賃で60万円ほど、生活費で70万円ほど、合計130万円ほど節約することができるのです。
たしかにパリにはたくさんの語学学校がありますが、パリ以外の都市にも有名で質の良い語学学校はたくさんあります。
パリの街並みは美しいですが、リヨンやマルセイユなどパリ以外でも観光で有名な街はたくさんあります。田舎の小さな街も、パリでは味わえないのんびりとしていて美しい自然が楽しめます。
また田舎の町に住めば、おいしい地元のワインやチーズを簡単に格安で買うこともできる醍醐味もあります。パリ以外の留学でも十分、もしかしたらパリ以上にフランスを楽しめるかもしれません。
パリは観光で楽しむ、留学先はパリ以外。そうすれば格安で留学することができます!
働きながら勉強する
留学しているのであれば労働可能な学生ビザを持っている人が多いはずです。
そのビザを使って働きながら勉強をすれば、留学中の生活費として貯金をたくさん切り崩す必要はなくなります。
月6万円ほどの労働であれば、勉強との両立も可能ですし、パリ以外の街であれば十分生活できる金額です。
平日の授業後にベビーシッター、週末に数時間のレストランデのバイトなど、勉強と両立できるような自分に合ったスタイルを見つけると良いでしょう。
近所に自分でもできる仕事がないか探してみれば、案外割のいい仕事が見つかるかもしれません。
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ナニーシステムを利用する
ナニーシステムをご存知ですか?
これはフランス人の家族と一緒に暮らし、その家族の子供の世話をする代わりに、学費や滞在費をすべてフランス人の家族に負担してもらえるという制度です。
つまりベビーシッターをする代わりに留学が実質無料でできるのです。
日本ではあまり知られていない制度ですが、ヨーロッパでは利用する家族も多く有名なシステムです。
ナニーシステムを利用する多くの家庭が富裕層のブルジョワであるため、とても良い条件で働きながら勉強することができます。
フランス人の家族と一緒に暮らす中でフランス語も上達しますし、フランスの文化を知る貴重な経験にもなります。ビザや語学学校探しも手伝ってくれるので、心強いサポートが得られ、安心して留学することができます。
しかし当然、ただのベビーシッターとは違い、家族と生活を共にし、住み込みで留学することになるため、信頼関係がとても大切です。
毎日の子供の送り迎えは当然、人としても責任のある行動が求められます。
自分の好きなように生活したい、自由なライフスタイルが好き!という人には向いていないかもしれません。
それでも日本ではできない貴重な経験であることは間違いありません。子供が好き!フランス人家族と暮らしてみたい!という人はナニーを募集しているフランス人家族を探してみると良いでしょう。
ネットなどで募集していることが多く、募集している家族を見つけたらすかさず連絡してみましょう。
最後に
格安でフランス留学する5つの方法、いかがでしたでしょうか。
奨学金であれ、バイトの求人であれ、シェアハウスであれ、ここに書いていない方法であれ、目の前に留学を安くできそうな手段が転がっているときは迷わず試してみることをおすすめします。
その一つ一つの節約の積み重ねで、かなり安く留学できるようになるはずです。
お金がないからといって留学をあきらめる必要はありません。
諦めずにいろいろな節約方法を探してみましょう、うまくすれば無料でフランス留学できちゃうかもしれませんよ!
参考サイト:
- ※1 キャンパスフランス
- ※2 フランス政府給費留学生制度
- ※3 トビタテ奨学金
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