海外に行くと気になるのがチップ制度。
欧米では当たり前とされていますが、日本人にはあまり馴染みがない文化ですよね。
- どんな時に払えばいいの?
- どれくらい払うのが普通なの?
と、海外が初めての人にとってはいろいろ疑問があるかと思います。
オーストラリアのチップ事情と、知っておきたいお金のことについて現地在住者からお届けします。
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オーストラリアのチップ制度って?
イギリス系の文化のオーストラリアですが、実はオーストラリアではチップは原則不要です。ほとんどないと思ってもらって大丈夫です。
飲食店などでは、サービス料込の値段が表記されているので、その額払えばOKです。
ホテルでも、掃除をしてくれる人に対して枕元にチップを置くなど言われますが、1泊など短い滞在の場合でも律儀に置いてくのは日本人くらいと聞いたことがあります。
タクシーの運転手やホテルのポーターにも基本的には払う必要がありません。
オーストラリアは物価も高いのですが、賃金も日本と比べてとても良いです。
地域にもよりますが、筆者の住んでいる地域ではカフェの店員でも時給AU$20以上します。土日祝日になるとAU$30以上なんてこともあります。(税金が引かれるので、手取りでは若干少なくなります)
逆に大都市のシドニーなんかはもう少し安いようです。
ですので、チップを生活費の当てにしている労働者はオーストラリアにはいません。
「あげないといけないかな?」
「どれくらいが妥当なのかな?」
と迷った場合は、渡さなくても全く問題ありません。
オーストラリアでチップを払う場面はどんな時?
基本的にはチップはなくて良いと言っておりますが、シドニーやメルボルンなど大都市の高級ホテルや高級レストランを利用した時に、特別なサービスを受けたり、良い印象だった場合にはチップを渡すのが一般的とされています。
ホテルのルームサービスを頼んだ時にAU$2、レストランでは合計金額の約10%程度です。
レストランで、伝票の合計金額が空欄の場合はチップが必要ということなので、チップを上乗せした金額を支払うのがベターです。
しかし、サービスが悪かった時などはもちろん支払う必要はありません。
タクシーでも、大きな荷物を運ぶのを手伝ってくれて親切だったなと感じた時に、おつりをもらわないでチップ替わりにする人もいます。カフェなどでは日本の募金箱のように、レジの所にチップ入れが置いてあるので、余った硬貨を入れると喜ばれます。
筆者はオーストラリアで生活しており、そんなに高級なレストランやホテルには行かないし、移動も自家用車でタクシーを使う機会はないのでチップを払ったことはありません。
普通に生活している分にはチップを払うことはほとんどないです。
ワーキングホリデーや留学で来る方はチップが必要になる場面はあまりないと思います。
チップを払わないからといって嫌な顔をされることはまずありませんので安心してください。
1セント硬貨は存在しない!?
オーストラリアの通貨はオーストラリアドルです。
$100、$50、$20、$10、$5までが紙幣で、$2、$1、50¢、20¢、10¢、5¢の硬貨があります。
1¢硬貨は存在しません。
しかし、お店ではよく$3.99など1¢単位まで値段が表記されています。
現金で支払う場合、え?どうしら良いの?払えないじゃん!と戸惑う人がいます。筆者も来たばかりの頃、焦りました。
以前は2¢、1¢硬貨が存在していたそうですが、廃止されたそうです。
ではどうやって現金で支払うのか?合計金額の端数が、
- 1¢、2¢の場合は切り捨てて端数を0に
- 3¢、4¢の場合は切り上げて端数を5に
- 6¢、7¢の場合は切り捨てて端数を5に
- 8¢、9¢の場合は切り上げて端数を0に
しています。
1¢硬貨がないのでそうせざるを得ないのです。
金額を流通している硬貨に合わせているんですね。
レシートを確認してみるとよくわかります。おおざっぱというか、合理的というか、ですね。
カードで支払う場合はこのようにはならず、きちんと1¢単位で清算されます。
現金で支払った際に、おつりが足りない!と思わないように気をつけてくださいね。
また、$100紙幣は日常では滅多に使いません。
例えばATMで$300現金を下ろしても、$50紙幣が6枚出てきます。タクシーなどで$100紙幣なんか使うとお釣りがないと言われます。
現金で生活する方はできるだけ細かい紙幣を持ち歩くことをおすすめします。
また、オーストラリアに来たばかりのころ、日本人の知り合いの方から、お店とかでもらったお釣りはきちんと確認した方が良いよ!と念を押されました。
間違いが多いのです。
日本のコンビニなんか行くとみんなスピーディーに正確にお会計してくれますが、こちらでは店員さん同士が喋りながら会計、なんてこともあったりします。それでは、間違い増えますよね。
あとは、教育の制度が違うので、アジア諸国に比べて計算が苦手という話も聞きます。
こっちの小学校に子どもを通わせているお母さんからは、九九とかやらないから家で自分で教えているという話も聞きました。
九九くらい簡単、と思っているかもしれませんが、それは小さい頃の教育で私たちの頭に染みついているから言えること。
計算のスピードも効率も正確性も変わってくるみたいです。
文化やシステムで違う点が日本とはたくさんあることを知って快適なーストラリア生活を送りましょう。
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