オーストラリア人との国際結婚で移住しようと考えている方。
国際結婚のための手続きなどいろいろとやることがたくさんで何から始めればいいの?と感じていると思います。
オーストラリア人との国際結婚前に知っておきたいことをお伝えしていきます。
【オーストラリアの関連記事はこちら】
- 忘れないで!オーストラリア生活の前にやっておきたい手続き
- オーストラリアのビザ5分野21種類を徹底比較します
- オーストラリア技術独立永住権取得に必要な職業や申請・審査基準を解説
- オーストラリア移住にかかる費用まとめ
↑オーストラリア滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去の記事一覧はこちら
1. オーストラリアの結婚式ってどんな感じ?
国際結婚の場合は日本式で籍を入れるのか、オーストラリア式で籍を入れるのかで準備のやり方が変わってきます。
オーストラリア式で正式に結婚する場合は、神父さんか牧師さん、または結婚執行者(Marriage Celebrant)の立ち合いが必要になります。
この結婚執行者は電話帳などでも探せますが、知り合いの紹介が一般的なようです。
結婚式の様式は、教会での結婚式、登記所での結婚式、人前での結婚式の3つです。
・教会
神父さんや牧師さんが立ち会います。
教会によっては、信徒しか使用できない場合もあるので、事前に教会に問い合わせて確認した方が良いでしょう。
・登記所
日本人に馴染みがないのはこの言葉。
日本では役所で婚姻届けを提出し、受理されれば結婚式をしなくても結婚できます。
しかし、オーストラリアではどれだけ簡単に済ませたくても、結婚登記所に出向いて登録式を行う必要があります。
家族や友人の立ち合いも希望すれば可能です。
・人前式
日本の式場でも取り入れている所がありますね。
結婚執行者が立ち会えば、いつでもどこでも結婚式が行えます。ビーチや公園、レストランなど場所を選ばずに結婚式を挙げることが可能です。
どの場合も、結婚証明書にサインをし、この書類が役所に登録されることで正式に結婚したことになります。
ご祝儀ってあるの?
オーストラリアの結婚式ではご祝儀という制度はありません。
招待された人はプレゼントとカードを持参します。
プレゼントは一緒にレシートを包みます。日本ではプレゼントと一緒にレシートを包むのは考えられませんよね。
しかし、こうすることでもらった人が後日お店に行って好きなものと交換できるように、このような習慣があります。
2. 名字はどうなるの?
日本では夫婦別性が認められていないため、結婚すると夫、または妻の姓に合わせなければいけません。
しかし、国際結婚の場合は日本に住んでいても、夫婦別性が認められます。
もちろんオーストラリアに住む場合、オーストラリアには戸籍というものが存在しないので、夫婦別性でも、結婚相手の姓に変えても大丈夫です。
しかし、オーストラリアの姓に変えるとなると、移住のためのビザ申請手続き(旧姓と新姓が申請している期間をまたぐと、書類がややこしくなることがあります)やパスポートの名義変更、日本の戸籍の変更など大変なことは増えるようです。
オーストラリアの国籍に変えるつもりという方も、国籍を変えるためには結婚してから数年の期間を要するので、日本の戸籍の変更は必要です。
子どもが生まれた時に同じ姓になるようにという理由で姓を変更する方もいます。
永住権のままなのか、国籍も変えるのかという問題と同じように、パートナーとしっかり話し合って決めたいですね。
3. 子どもの国籍はどうなる?
子どもが生まれるとなると気になるのが子どもの国籍。
日本は「父母両系血統主義」なので、国際結婚をしても、父親または母親どちらかが日本人であれば日本国籍を取得する権利が生じます。
しかし、オーストラリア人と結婚して、オーストラリア国籍を取得した後に生まれた子どもには日本国籍を得る権利は生まれません。
オーストラリアは「両系血統主義ですが、条件付きで生地主義」を採用しています。
父親か母親のどちらかがオーストラリア国籍を有していれば子どもはオーストラリア国籍を取得することができます。
しかし、日本では多重国籍が認められていません。
子どものうちは自分で選ぶことができないので父親の国籍と母親の国籍を取得し、多重国籍となった場合は22歳までに国籍を選ばなければいけません。
生地主義って?
両親の国籍に関係なく、自国の領域内で生まれた子どもはその国の国籍を取得できるというものです。
よくアメリカで生まれたらアメリカ国籍が取得できる、と聞きますよね。アメリカはこの生地主義を採用しているためです。
アメリカのように移民を多く受け入れてきた多民族国家ではこの方法を取っている所が多いです。
オーストラリアでは条件付きでこの生地主義となっています。
オーストラリア国内に定住していること、などがその条件となります。
そのため、長年オーストラリアに住んでいる日本人の家族などは、父母姉は日本国籍だけど、弟のみオーストラリア国籍という方もいます。
日本人の感覚からすると同じ家族で国籍は違うのはなんとも不思議な感じですね。
4. オーストラリア人の家計管理は妻?夫?
日本人同士の結婚後でも話題になるのが家計管理の方法。
日本では、妻がお金を管理し、お小遣い制という家庭も少なくありません。
オーストラリアでは共働きであれば、各自で管理してそれぞれ決めた割合で生活費を出し合うのが一般的。
例えば、収入の多い夫が家賃を出して、妻は主に食費など。
オーストラリアは男女平等の社会なので、こういったスタイルが普通です。
片方が働いていれば、働いている方が家計の管理をすることが多いです。
とは言っても、考え方は人それぞれなので結婚する前にしっかり話し合うことが必要です。お金の問題は国際結婚でも離婚に発展しやすいそうです。
お互いの価値観を知っておくことも大切ですね。
最後に
国際結婚となると、手続きから何から知らないことばかりで大変なことも多いと思います。
日本とは違った土地で安心して新生活をスタートさせるためにも、パートナーとの十分なコミュニケーションは必要不可欠です。
多くのことを二人で乗り越えて幸せな新婚生活を送ってくださいね。
【オーストラリアの関連記事はこちら】
- オーストラリア移住に備えてすべき4つの準備。配偶者ビザ→永住権取得へ向けて
- オーストラリア永住権の取得体験記(技術系独立永住権ビザ編)
- オーストラリアの出産事情。日本との違いを知っておこう
- オーストラリア長期就労ビザ、サブクラス457の意外な魅力
↑オーストラリア滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去の記事一覧はこちら
世界中の日本人が参加する「せかいじゅうサロン」
世界へ広がる海外移住コミュニティ
世界中の日本人同士が繋がり、情報提供したり、チャレンジしたり、互助できるコミュニティ「せかいじゅうサロン」
参加無料。気軽に繋がってください。(2022年6月時点:参加者3600名超えました)
“【特別公開】世界で自由にひとりIT起業”
WEBマーケティングスキルは「世界どこでも働けるワークスタイル」を可能に。
1年で海外居住資金も作れるWEBスキル講座を無料配布中↓