フランスの食事と聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?
朝食にはカフェオレとクロワッサン、昼食には香ばしいバゲットにハムやチーズを挟んで食べ歩くフランス人。そしてディナーには程よくソテーされたお肉にバターの香ばしい香りが広がる濃厚なクリームソース・・
美食の国と言われるフランス、和食に比べカロリーが高い食事が多いのも事実です。
しかし、そんな濃厚な食事が多いのにもかかわらず、実はほかの欧米諸国に比べてフランスは肥満率が低いのです。
街を颯爽と歩くフランス人女性たち。
彼女たちがあまり太っていないのはなぜなのでしょうか?そこで、今回は彼女たちの食生活・10の秘密を紹介します!
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1.旬なものや品質がよいものを食べる
フランスでは週2、3回、それぞれの街で決まった曜日に「マルシェ」と呼ばれる市場が立ちます。
そこにはたくさんの野菜や果物、魚介類、肉、チーズやバター、ハムやソーセージ、蜂蜜やオリーブオイルなどありとあらゆる新鮮な食材が並びます。
そういった場所でフランス人の女性は季節の食べ物や地元生産のもの、品質の高いものを意識的に選びます。
あまりマルシェに行く時間がない働くフランス人女性たちは街の中のスーパーで、BIO(ビオ)と呼ばれるオーガニックの野菜や果物を買う傾向が多いです。
添加物がたくさん使われたものや工場で大量生産されたものを体に入れるのではなく、旬の食べ物や品質がよいものからよいエネルギーを取り入れることは太りにくい体質作りにはかかせません。
2. シンプルな味つけと天然の素材選び
フランス人女性たちは、マヨネーズやケチャップ、出来合いのドレッシングやソースをあまり使いません。
精製されていない天然の岩塩と黒胡椒、オリーブオイルにレモンや好みのお酢を混ぜるなど、味付けはいたってシンプル。
濃い味付けで紛らわすのではなく、新鮮な食材や旬の食べ物の素材そのものの味を楽しんで、満足感を得ることが大切だと考えています。
3. 食べる順番が重要!脂肪増加を抑制する
食事の文化でのフランスと日本とでの違う点は、食事の仕方にあります。
日本では食卓にサラダや主菜、副菜やご飯がずらりと並びますが、フランスでは前菜、メイン、そしてデザートと、一皿一皿食べていきます。
これはレストランに限られたことではなく、一般的な家庭でもこの順番で食卓に並びます。
多くのフランスの一般的な家庭では、前菜には簡単なサラダがほとんど。野菜を食事の最初に食べることで、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
血糖値が低く保たれることで、脂肪が増えるのを防ぐことができるのです。
それに加え、サラダを始めに食べることで、お腹が膨らみ、その後のメイン料理の食べ過ぎを防ぎます。
4. 食べる量に気をつける
フランス人女性は一皿に多く盛り付けることはせず、量に気をつけます。
味が違うものは混ぜたりせずに別々に、少量ずつ盛ります。
品質がよく美味しいものを少量に食べることで、体も気持ちも満足し、食べ過ぎを防ぐことができるのです。
5. 意外と質素!夕食は少量
こってりのお肉の煮込みに香ばしいパンの組み合わせ、前菜からデザートまでのフルコース、なんてイメージがあるフランスの夕食ですが、実はこれはレストランでの食事、もしくは年に数回の家族の大きな集まりの食事の時に限ります。
フランス家庭では夕食にはサラダと昼食の残り物や、スープとパンだけというような、いたって質素な食事が一般的です。
日本に比べて食事の時間が20時か21時と遅めですが、その分内容や食事量が軽めです。
6.外食は歩いて
フランス人女性はほとんどの人がよく歩きます。(交通機関にストや問題が頻繁に起こるというせいもありますが…)、バス停の二、三駅はもちろん、行けるところは歩いていきます。
そしてフランスは古いアパルトマンが多く、エレベーターがないところが多くあります。
スポーツジムで走ったりするよりも、よく歩いたり、エレベーターを使わずに階段を登り降りしたりと、日常的に体を動かすことが好きです。
食事にでかけるときも、歩いてでかけることが多いです。
7. おやつには果物や高カカオのショコラ
フランス人女性の鞄の中にはりんごや洋梨などの果物が入っていることも少なくありません。
朝食時にはもちろん、ちょっと小腹が空いた時や食後のデザートに果物を食べます。
そして、もちろん美味しいチョコレートも大好き。中でもフランス人女性には「ショコラノワール」(ビターチョコレート)と呼ばれる70パーセント以上の高カカオのチョコレートが大人気です。
高カカオのチョコレートには、病気や老化の原因となる活性酵素を身体から取り除く効果があるといいわれるポリフェノールが豊富に入っています。
オレンジピールやフワンボワーズ、胡桃やミントなど好みの風味で、少量を楽しみます。
8. フランス人女性は好きなものは我慢しない
多くの女性はダイエットのために好きなデザートを我慢したりしますが、フランス人の女性はあまり制限をかけず、好きなものは我慢しません。
チョコレートもワインも楽しみます。その代わり、量を調節し、好きだからとたくさんの量を摂り過ぎることを控えます。
なんといっても、最初のひとくち、少量が一番美味しいことを彼女たちはよく知っているのです。
体重を気にするあまり好きなものを食べないなんて、結局ストレスを貯めてしまうのだと、フランス人女性はいつだってダイエットよりもライフスタイルを大切にしています。
9. 自然派ワインが人気!上質なものを選ぶ女性が急増
ワインの国と呼ばれるフランスですが、十年前あたりから自然派ワインの勢いはとどまることがありません。
自然派ワインとはぶどうの育成から収穫までのすべてを有機農法で栽培し、ワインの醸造や瓶詰めの過程でも人工的な添加物の使用を使わず、天然酵母を使用し、濾過をしない等の自然な行程のみで作られるワインのことです。
フランス人女性もワインが大好き。
人工的な添加物を控え、できる限り自然なものを取り入れる考え方はワインにも共通し、年々増え続ける自然派ワインを取り扱うワインバーなどはとても人気があります。
そして飲むといっても、毎日飲み続けたり一度に大量に飲むことはせずに、1、2杯程度食事に合わせて楽しみます。
10. 脂肪代謝を高め、満腹感を感じるナチュラルチーズが秘訣
ワインに続いて、フランスの食事でかかせないもの、チーズ。
世界の中でもチーズ消費量NO.1のフランス。もちろん、フランス人女性もチーズを好んで食べます。
チーズは乳製品なのでダイエットなどには不向きなイメージがあるかもしれませんが、実はチーズに含まれるビタミンB群が糖質、脂肪の代謝を高めてくれる働きがあるのです。
さらにチーズには少し食べるだけで満腹感を感じさせるホルモンの分泌を促進させる効果があるそう。
これも大量に食べるのではなく、食後に少量のチーズを楽しみます。
ただし、スーパーなどで売っている工場生産の加工されたチーズは高脂質のものが多いので、ナチュラルチーズを選びましょう。
最後に…
食事は楽しむもの。
フランスでは、食事はお腹を満たすためというよりも、家族や友人と喋りながら楽しむものという考えた方が強くあります。
そのためフランスは一般的に食事の時間が長くなります。家族でテレビを見ながら無言で食べるということはありません。
食べた先からお喋りでカロリーを消費しているのでは?なんて思ってしまうほど、食事はとても楽しい時間なのです。
フランス人女性の美しさの秘密はこんな食生活にあります。
好きなものを我慢せずに、食べ過ぎを控え、楽しい時間を過ごすこと!みなさんも一度フランス人女性の食生活を真似してみてください。
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