皆さんこんにちは、原田慎太郎です。
僕の住むコロラドスプリングスは夏が終われば冬が来る、そんな季節を向かえています。
秋の風情漂う涼しさや、汗もあっという間に乾いてしまうような秋晴れも中々感じることなくいきなり冬の訪れを感じさせるここコロラドです。
そして冬も深まり、いよいよ冬本番の大雪に備えなければなりません。
しかしアメリカではそんな寒さもどこ吹く風、昨年から続く激しく熱い大統領選がつい先日まで繰り広げられておりました。そしてそれもとうとう2016年11月8日に決着しました。
第45代アメリカ大統領はドナルド・トランプ氏が就任し、この熱い選挙戦に終止符を打ちました。
前評判とは異なり大逆転勝利とされているこの大統領選。
様々な公約を掲げてそれを国民に披露してきた2人の候補者、3回に渡り行われた実質の直接対決でもある討論会(Presidential Debate)。
今回はスキャンダラスなものが多かったものの本当に見ていて面白く、日本でもこのようなものがあればなぁと思うようなアメリカならではのイベントであります。
そんな話題に事欠かないアメリカに住んで10年目の僕ですが、今日皆さんにお届けしたいものはここに住むのに知っておきたい、知って得する「お役立ち情報」です。
ここアメリカはより「自由」でより「個人主義」な国だと言えます。
集団やグループよりも、個人がより尊重される国(国民性)です。
そんなアメリカで生活するために知っておきたい情報や制度をお伝えしようかと思います。ここでそういった情報を少しでも皆様に、海外へでる前に知って頂ければと思うのです。
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快適な海外生活を送るための必要な情報
ソーシャルセキュリティナンバー(SSN)は移住者には必須
アメリカに渡ってからすぐに必要な物を様々そろえたことは以前のコラムでも書きましたが、その中でも一番早く取り掛かったことが「ソーシャルセキュリティナンバー(SSN)」取得でした。
これはアメリカで働くため、そしてお給料をもらうために必要なもので、これがなければ働けませんし、給料ももらえないというとても大切なものなのです。
これは一度とってしまえばずっと持ち続けられるものですので、更新したりする必要はありません。
ビザがありこのSSNがあればアメリカで働けるのです。
ちなみに学生(留学生)としてくる場合は、このSSNはとる必要は特にはありません。
もしバイトなどをしたいということであれば取れるようですが、取得には時間もかかるそうです。なので学生は学生で本分どおり勉強に励めばよいということです(笑)。
保険 健康だから安全は危険!必要な保険を探そう
そしてなんと言ってもやはり「保険」はどこへ行っても大変大切なものです。
日本では「国民健康保険」があり、国民がそれに加入することを義務付けられています。
しかしアメリカではそういったものはなく、個々人が任意で保険に加入するという仕組みになっております。
オバマ大統領が「オバマケア(医療保険制度改革)」なるものを2008年の大統領選で公約に掲げ実際2014年以降から完全実施した、低所得者向けのわりと低価格な保険です。
今までアメリカ国民が使ってきた保険はわりと高いため、オバマ大統領はこうしたものを低所得者向けに作ったわけです。
賛否両論はあったものの今でも続く保険制度です。
しかし日本人の留学生や短いスパンでこちらにこられる方々は日本にある「海外保険」があります。
これを海外に来る前に買ってからこちらに来ればいいのです。
保険は期間やカバーするものによっても値段が変わりますが、どの会社の保険も良く優れているものだと思います。僕も来る前に日本の海外保険を買い昨年ほどまで使っていました。
海外保険によって、現地にある指定の病院というのがあって、その指定された病院に行けば保険証を持っていきさえすればお金を立て替えたりせず保険会社が直接病院とやり取りを行い支払いを済ませてくれるシステムがあります。
海外に渡る前に自分の行く州にそういった指定された病院がどこにあるかを調べておき、症状が出ていざ病院が必要となればすぐそこへ行き支払いなど面倒なことはせずに行って診断、治療を行い、良ければすぐに帰ってこれるというわけです。
なんと言っても海外の違う土地、文化の中へ行くわけですからより一層「体・健康」が大切になってきます。そんな体を守ってくれるのは日本でも海外でも「保険」です。
皆さんどの方も安心して海外生活を送りたいでしょう。
僕自身渡米前には「まあ体も丈夫だしほぼ保険は使わないだろう」なんて考えておりましたが、気付いてみれば大変海外保険にはお世話になったものです。
病気の怖さを体験した瞬間
今でも思い出すのは渡米1年目、アメリカ生活にもどんどん慣れて行きようやく楽しくなってきたかなというときのこと。
渡米してから半年ほど経っていたでしょうか、原因不明の強烈な胃痛に悩まされていた僕はトレーニングするのはおろか呼吸すら苦しくなるほどの痛みに襲われてしまいました。
それを毎日抱えながら「何でこんな傷みを抱えなきゃいけないんだ…」と、せっかく楽しくなってきたアメリカ生活だったのに落胆したことを今でも鮮明に思い出します。
それを知り合いに伝えたところ、すぐに病院がこういったところにあると、NYにいる日本人の先生を紹介した頂き、すぐにそこへ向かいました。
そうするとその先生、病院は大変丁寧でそういった日本人の患者を扱うことに慣れており、大変スムーズに様々対応して頂きました。
今考えると、この保険の大切さをしみじみと感じます。
皆さんも海外へ飛ぶ前にどの海外保険へ加入しどういった病院があるのか、あるいは長く海外へ住むと決まっているのなら地元の保険をしっかり調べておくなど、そういった「下準備」が必要不可欠だといえます。
州によって違う運転免許証
生活する中で、欠かせないものまだまだありますよね。移動手段です。
こちらアメリカは「車社会」。
NYやLAなどそういった大都会を除き生活するにも車がないと相当大変だといえます。
こちらは日本のようにバスや電車がいたる所に張り巡らされているわけではなく、土地は広大で、スーパーに行くにも車で行かなければなりません。
ちょっと買い物したからといって自分の母に「トマトないから買って来て!!」と頼まれ「ハーイ!!」と2,3分自転車こいで買い物に行くなんてことはありません(笑)。車は本当に必需品だといえます。
そこで必要なものが「運転免許証」です。
「インターナショナル・ドライビングライセンス」というどの国でも使える国際運転免許証があるのですが、これは日本国内で取得でき海外で使えるというもの。
しかしアメリカではこの免許が州によって試用期間が異なり、3ヶ月間使える州もあれば、1,2週しか使えないところもあるそうで、すぐさまドライブしてどこかへ行くという方にはお勧めかもしれませんが、長いスパンでこちらにこられるという方には現地のドライビングライセンス(運転免許証)取得をお勧めします。
これを取得するには、良くも悪くも1日しかかかりません(笑)。
日本の運転免許センターのように、何十クラスもの講義を受けて、何十クラスもの実車をこなし、最後にテストをして受かれば合格…などという長いプロセスがないのです。
ただし、もちろんそれぞれ15分ほどではありますがペーパーテストや実車のテストもあり、それに合格して免許取得という運びになります。
免許を取得すれば車にも乗れますし、それをアメリカ国内では一番効力のあるID(身分証明書)として使えることにもなりますので、
お財布の中に入れておけばいつまでもパスポートを持ち歩かなければならないなんてことにもならず、IDが必要な場所であるならそれを提示し、21歳以上であれば大抵どこでも行くことができ問題なく過ごすことができます。
アメリカでは車と免許証の取得が自分の行動範囲を広げ、豊かに楽しく暮らせる近道なのは言うまでもありません。
快適な海外生活を送るための必要な情報
どこでもほぼ無料の高速道路
さぁ、アメリカで免許証を取得し車を運転できさえすれば学校でも職場でも車で移動できますし、その後自分の行きたいところへいって存分に楽しんでください!!
事実こちらではあまりにも土地が広いため高速道路があらゆる場所に張り巡らされており、どこへ行くにもほぼ高速道路を使いますが高速道路は無料(税金に一部高速道路使用料金が含まれますが)。
そしてガソリンもかなり安い価格で売られております。日本と比べてもかなり安いと感じます。アメリカには“ターンパイク(有料道路)”があったりしますが、それもけして高くはありません。
そしてなんと言ってもアメリカの国土は巨大で広大であります。
ドライブ好きな方は、どこまでも続く広大なアメリカの高速道路を州から州へと走り続け、大自然の中を駆け抜ける…なんて旅も悪くはありません。
僕もオフシーズンなどで時間があるときによく走ったものです。4,5時間走ってもまだ隣の州についていない…、なんてこともアメリカではありますので、運転して楽しむのにも体力は要りますが、高速料金は要らないといったところです(笑)。
アメリカへ来たらぜひ自分の住むところにどのようなものがあるかチェックしてぜひそこまでドライブをして楽しんでみてください。
無料で楽しめる大自然や公共施設がたくさん
先にも述べましたが、アメリカは国土が広大で多くの国立公園などがあり少し足を伸ばせば大自然が楽しめます。
もちろんその国立公園なども無料で行けます。
このコロラド州だけでもその国立公園が4つもあり、細かく分類してゆけばさらに多くの大自然を楽しめるところがあります。行くまでにもまさにドライブをして大自然を楽しめる環境が整っております。
僕もこの10年でたくさんの国立公園に行ったものです。
以前僕の住んでいたピッツバーグ(ペンシルバニア州)は、アメリカでも東海岸で緯度も北にあるところです。
そこからずっと北上し国境を越えればカナダのオンタリオ州、ナイアガラの滝のあるところまで4,5時間で行くこともできます。少し足を伸ばせば国境を越えて、大自然を楽しめるなんてことも可能なのです。
そしてこちらでは公共のもの、例えば、図書館は無料、博物館や美術館も(場所によるがほぼ)無料。日本のものと比べても楽しめる場所が多く、そしてお金をかけずに安く楽しめるというようになっており、後はルールさえ守れば規制もそれほどなく思う存分楽しめます。
僕自身も今まで様々な美術館や博物館に足を運びました。
ニューヨークにあるものなどはもちろん大きく様々なものが展示されており、どれも素晴らしいものです。
国は違えどイギリスのロンドンに住んでいたとき、そういった美術館や博物館も無料で入館できました。
僕が行った事のあるいわずと知れた「大英博物館」や「ナショナルギャラリー」などはまさに“圧巻”の一言。そしてとても中が広く一日あっても周りきれないほどの大きさ。ヨーロッパの歴史を多く知ることのできるところです。
安く通えるフィットネスジム
アメリカはご存知の通り、スポーツ大国。
ここに人々はスポーツが好きで、体を動かすことが大好きです。そのためジムなどの運動やワークアウト施設もかなり充実しており、学校や仕事終わりでいきたい方にはもってこいといった具合です。
そしてジムの月額料金も日本のそれと比較しても大変安くなっており、どのジムも広く施設自体が充実しており人が多すぎて使いたいものが使えず並ぶなどということはめったにありません。
その使用方法などの規制もほぼなく毎日その安い料金でどのジムも時間内で行きたい放題です。
より個人が尊重される国・アメリカ
僕が過ごしてきたアメリカ生活の中で出会う日本人の方々の多くは言うのです。
「もう快適でアメリカから出られないね」。
出会う日本人の皆さんが快適にアメリカ(海外)生活を過ごしており、そのライフスタイルに満足して家族とともに健康で幸せな生活を送っております。
それもそのはずです、アメリカは上述しましたように個人がより尊重されよりしがらみのない生活が送られているからです。
そして何よりも個々人の「自己責任」の元、生活が成り立っております。それこそがアメリカです。
前述しましたとおり「自由」で「個人主義」それがアメリカですが、なぜこれだけ多くのこちらに住む日本人の方々がもうアメリカから離れられないというのでしょうか。
アメリカの広大な土地におけるより良い暮らしや様々なものにおける制度(システム)、風土や人の気質などそういったもの全てが肌に合い、好きであるという理由になるかと思いますが、その理由全てはこの「自己責任」という言葉の上に成り立っているということに他なりません。
皆この風土や気質が好きなのです。そしてさらには、このアメリカの暮らしを知った上で帰る日本がまた素晴らしいのです。
アメリカから見る日本がより素晴らしく思える、これこそが海外に行く前に「1番知っておきたいお役立ち情報」なのかも知れませんね。
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